カッペリーニとは？夏に最適なさっぱり食べる冷製パスタのおすすめレシピ

通常のパスタよりも細く、茹で時間も短いことで知られるカッペリーニ。日本ではカッペリーニという表記が用いられているものの、イタリア語での発音では、“カペッリーニ”です。イタリア語発音での“カッペリーニ”とは全く違う意味のため注意が必要です。

また、カッペリーニは麺が細いことから茹で時間が短く、オイルパスタの要領で料理するとちぎれてしまうため、冷製パスタに利用されることが多いことでも有名です。ナポリでは、パスタとしてだけではなくパイにも用いられることでも知られています。

カッペリーニの別名として有名なのは、『天使の髪の毛』です。髪の毛のように細いその麺の細さからそのように呼ばれており、英語名でエンジェルヘア―・パスタ（Angel hair pasta）とも呼ばれています。

カッペリーニの別名として知られる『天使の髪の毛』ですが、それを意味するのがカッペリ・ダンジェロ（Capelli d'angelo）という言葉です。しかし、製造元によっては、カッペリ・ダンジェロをカッペリーニよりも細いパスタを指す呼称としており、カッペリーニとカッペリ・ダンジェロを別の製品として発売しているところもあるのだそうです。

パスタよりも細い麺で茹で時間も短く、通常のパスタと比較すると食べやすいカッペリーニ。カッペリーニの麺の細さは製造元によって違うものの、ほとんど日本の素麺と同じくらいで、だいたい直径1.3mm未満と言われています。では、細さ以外の観点から見るとカッペリーニと素麺の違いとは一体何なのでしょうか?調べてみました。さっそく見ていきましょう。

カッペリーニと素麺の違いとして、まずその原料があげられます。まず、素麺は小麦を主な原料としており、塩や水が生地に加えられています。一方でカッペリーニは、デュラム小麦から出来るセモリナ粉が原料となっています。また、素麺と比較するとカッペリーニは少し黄色がかっているという見た目の違いもあります。

カッペリーニと素麺の違いとして、次にあげられるのは製造法です。素麺は、小麦を主な原料とした生地を薄く手で伸ばして乾燥させたものです。一方でカッペリーニは、セモリナ粉を原料とした生地を細く切ったものです。同じくらいの細さである素麺とカッペリーニですが、生地から麺に至るまでの製造法は全く異なります。

麺が細く、茹で時間が短いという特徴を持つことから、冷製パスタとして料理されることが多いカッペリーニ。そのため、食欲の落ちやすい夏にはさっぱりとしていて食べやすい料理として人気です。ここからは、そんなカッペリーニのおすすめレシピを厳選して紹介していきます。

カッペリーニのおすすめレシピ一つ目は『トマトとモッツァレラチーズのカッペリーニ』です。まず、みじん切りにした玉ねぎを5分ほど水にさらした後に水気をきり、トマトとチーズは1cm角に切ります。オリーブ油大さじ1に対して3ｇのレモン汁をボウルに混ぜ合わせておき、そこに茹で上がったカッペリーニを入れ、塩で味を整えます。皿に盛りつけ、トマト・チーズを加えて完成です。仕上げに粗びき胡椒やバジルもおすすめです。

カッペリーニのおすすめレシピ二つ目は『きゅうりの冷たいカッペリーニ』です。まず、きゅうり1本・大葉10枚・にんにくスライス・アンチョビフィレ・オリーブ油・水・レモン汁を全てミキサーにかけピューレを作ります。なめらかになったらピューレは冷蔵庫で冷やします。そして、茹で上がったカッペリーニと冷やしておいたピューレを合わせ角切りのきゅうりをトッピングして塩で味を整えた後、ヴァージンオイルをかけて完成です。

カッペリーニのおすすめレシピ三つ目は『カッペリーニの和風スープパスタ』です。まず、大根・生姜をお好みの量ですりおろし、梅干しは種を取り除いた後にみじん切りをします。カッペリーニを茹でるお湯とは別に、鍋を用意し、3倍濃縮の麺つゆ100㏄に2カップの水を加えスープを作ります。茹で上がったカッペリーニとスープを器に盛り、すりおろしておいた大根や生姜をのせて完成です。

カッペリーニのおすすめレシピ四つ目は『梅納豆ポン酢パスタ』です。まず、梅干しの種を取り除いて細かくたたき、青ネギを小口切りにしておきます。それらをボウルに移し、よく混ぜた納豆とポン酢・水を加えてよく混ぜます。そして、さらに茹で上がったカッペリーニとオリーブオイルを加えてよく混ぜると完成です。パスタを茹でる以外は日も使わず、自宅にあるもので簡単にできてしまうという魅力的な一品です。

カッペリーニのおすすめレシピ最後の一つは『桃とトマトの冷製カッペリーニ』です。まず、玉ねぎ・ニンニクをみじん切りにし、オリーブオイルで炒めます。桃は1cm角に切っておき、トマトを皮ごとすりおろしておきます。炒めた玉ねぎに、桃・トマトを加え顆粒コンソメと塩で味付けした後は冷蔵庫で冷やします。冷えたら、茹で上がったカッペリーニにソースとしてかけ、仕上げにレモンオイルをかけると完成です。

おすすめレシピの中でも紹介したように、カッペリーニは野菜などだけではなく、フルーツとの相性も抜群です。ここからは、カッペリーニによく合うフルーツを紹介していきたいと思います。さっそく、見ていきましょう。

カッペリーニに合うフルーツの中でも有名なのが、いちごです。カッペリーニといちごは、飲食店などでも多く用いられる組み合わせで、さっぱりとしていて食べやすく、さらに見た目も可愛いということから女性人気の高い一品です。

カッペリーニによく合うフルーツとして、次に有名なのが桃です。こちらも、いちご同様に飲食店などで多く用いられている組み合わせで、桃のほんのり香る甘みとカッペリーニが特に美味しいと話題です。その他にも、その時期に旬な果物を使ってフルーツとカッペリーニを合わせたメニューを出す飲食店も多くあるようです。

忙しい主婦や働く女性などの間で、とても人気の高いカッペリーニ。特にこれからの暑い夏には、冷製パスタにすることで食欲がなくても食べやすく健康的であるとして注目度も上がります。また、ヘルシーでダイエットにも適しているとして注目を集めています。ここからはカッペリーニに対する人々の声を見ていきたいと思います。

暑い季節が近づくと、カッペリーニが食べたいと感じる女性も多いようです。あっさりしていて、なおかつ夏の暑さも逃してくれる冷製パスタ。夏と言えば冷製のカッぺリーニとも言えるほど、今や人気のある料理として有名なのが分かります。

食欲のない夏、なんとか体のためにとカッペリーニを用いて冷製パスタを作ったという方も多くいました。麺も細くて食べやすいだけではなく、短時間で調理できるというのも大きなメリットのようです。食欲がない時はもちろん、体調がよくない時や料理をする気力もないといった時もいいかもしれません。

また、仕事中の遅めのランチタイムにカッペリーニを食べる女性も多くいました。暑い季節はもちろん、食欲があまりないときも、冷製パスタだと喉を通りやすいと人気のようです。同様に、簡単に作ることもできるため、主婦の自宅ランチなどでも好まれているようです。

また、素麺でカッペリーニ風の料理を作る方もいました。カッペリーニ同様に、幅広アレンジが可能な素麺。カッペリーニはまだ使ったことがないという方でも、まず素麺で試してみるというのもありではないでしょうか?

中には、カッペリーニと素麺の明確な違いについて述べる方もいました。製造工程の中で、生地の中に塩や水を加えている素麺。塩分に注意しなくてはいけない高血圧症や腎不全の患者には、そうした素麺よりも塩分が含まれていないカッペリーニのほうが良いという魅力もあるようです。カッペリーニは健康のためにも良さそうです。

今や幅広い人々に人気のあるカッペリーニ。お洒落なレストランから自宅での簡単料理まで、どのような食卓にも選ばれているカッペリーニですが、そんなカッペリーニを料理する際のコツなどはあるのでしょうか?短時間で茹で上がるというカッペリーニの茹で時間や、そんなカッペリーニに合うソースなども気になります。さっそく、カッペリーニを用いる際のコツを見ていきましょう。

まず、カッペリーニの基本的な茹で時間は商品によっても多少は前後しますが、2分前後とされています。麺がとても細いため、茹ですぎるとちぎれたりドロドロになってしまったりするため注意が必要です。主に冷製パスタで食べるカッペリーニですが、オイルパスタ同様に炒める際や、スープパスタなどにする際には規定の時間より少し短めに茹でるのがおすすめです。

野菜はもちろん、果物などどのような食材とも合うカッペリーニ。しかし、特によく合うと言われているのが、トマトソースです。トマトを使うことで難しいソースを作る手間も省けるだけではなく、夏の旬な野菜とも言えるトマトを加えて冷製パスタにすることで、夏バテ対策にもなりヘルシーでとてもおすすめです。

短時間で調理することができるということもあり、人気の高いカッペリーニ。そんなカッペリーニの魅力とは、やはりその手軽さにあると言えるのではないでしょうか?パスタよりも短時間でゆで上げることができ、トッピングを変えることで色々な味を楽しむこともできます。また、飲食店などでも比較的早く調理できるため、注文後すぐに食べることができるというのも魅力です。

さらに、暑い夏には素麺同様に食べやすいことでも人気が高いカッペリーニ。夏野菜などを上手に使うことで、ヘルシーでなおかつ夏バテ対策にもなります。また、パスタよりも細く柔らかいため、固めのパスタが苦手な小さな子供でも食べやすいと言えます。こうした点を踏まえると、カッペリーニは外食だけではなく簡単に済ませたいときのお家ご飯などにも最適と言えます。

アレンジやトッピングも豊富で、どのような料理やお酒にも合うことで知られるカッペリーニ。そんなカッペリーニですが、最近ではパーティーなどにも合うということで注目を集めています。それが、ワンスプーンで作るカッペリーニです。

ワンスプーンで作るカッペリーニは、作り方や材料もシンプルで、なおかつワンスプーンということから女性も食べやすく、上品なパーティーなどの人目を気にしがちな場でも好まれる料理の一つとして知名度を上げています。一口で食べられるというのも魅力的です。

また、自宅で友人を招いて食事をする際などにも、ちょっとした一工夫であっという間にお洒落になるため、おすすめの一品と言えるのではないでしょうか?トッピングやソースはもちろん、お洒落なスプーンを利用することでさらにカッぺリーニが美味しく感じられるかもしれません。

簡単に短時間にできる冷製パスタとして、素麺同様に人気の高いカッペリーニ。パスタ料理で有名のチェーン店“ジョリーパスタ”でも昨年度、夏のパスタフェアということでカッペリーニが発売されていました。

夏野菜はもちろん、ウニ・カニ・ホタテなどをたっぷりと使った冷製カッぺリーニは、女性だけではなく働く男性などの間でも人気が高かったようです。ヘルシーさだけではなく、海の幸などの栄養満点の冷製パスタでとてもおいしそうです。

普通のパスタだと、量や食べ応えなどから中々食欲がわかないという際にも、カッペリーニであれば麺が細く喉を通りやすいというのもあります。そこに、贅沢でさっぱりとした海の幸を合わせて食べることができるというのも魅力的です。今年も色々な店舗でカッペリーニが発売されるのではないでしょうか?期待大です。

夏に最適の料理ということで、大人気の冷製パスタ“カッぺリーニ”。自宅での簡単料理としてだけではなく、飲食店などでもこだわりの商品として取り扱われることも多く、そのアレンジ方法は無限に広がっています。

野菜やフルーツと合わせることで、色々な楽しみ方ができるカッペリーニ。今年はどのような食べ方が人気を集めるのでしょうか?これからのカッペリーニ人気にも注目です。また、ますます暑くなるこれからの時期の夏バテ対策としても欠かせそうにありません。