さつまいもは電子レンジでチンが簡単!蒸し・焼き芋の加熱方法と時間は何分?
さつまいもが収穫される秋になると、さつまいもを使ったケーキや和菓子などがお店に並びます。老若男女を問わず、さつまいもは好まれているので、調理のバリエーションも豊富な野菜です。特に石焼き芋は冬の風物詩と言えるほど、あの匂いと声に多くの人が魅了されます。しかし、自分ではなかなか作れないし道具をそろえるのも大変です。そこで、さつまいもを電子レンジで簡単に美味しく調理するために、加熱方法と加熱時間が何分かまとめました。蒸し芋・焼き芋を電子レンジで簡単に美味しく作れます。ぜひ、チャレンジしてみてください!
目次
美味しく簡単にさつまいもを調理するには?
バルミューダのトースターで
— n a m i 𓂃 𓈒𓏸𑁍 (@nami_no_kurashi) December 17, 2019
焼いた焼き芋🍠
美味しい( ◜௰◝ ) pic.twitter.com/KTAcB52IiZ
さつまいもを美味しく簡単に調理するために、今回は電子レンジを使う方法をまとめてみました。これまでは、電子レンジでは美味しくさつまいもが焼けないと考えられていました。最近は、電子レンジで簡単に美味しい焼き芋や蒸し芋ができると評判です。まずは、さつまいもの種類をまとめました。
さつまいもの種類
さつまいもといっても、現在たくさんの品種が作られています。野菜の中でもイモ類に分類されます。昔から食糧難の時にも重宝されているさつまいもは、美容と健康にもおすすめです。まずは、野菜として生食用に流通しているさつまいもの種類をまとめました。
さつまいもの万能選手「紅あずま」
現在最も多く流通しているさつまいもの種類が「紅あずま」です。青果用や加工用、でんぷん用のさつまいもの生産量の30%ほどを占めています。関東ではさつまいもといえば「紅あずま」です。出始める10月頃は、ほっこりしていますが、まだ甘みが少ないので加工用です。12~2月頃になると、甘みがまして、焼き芋向きです。
さつまいもの王道「鳴門金時」
見かけは紅あずまに比べると、皮の紫色も少し薄めで、芋の色も白めですが、味は抜群!「高系14号」の中でも、徳島県内で栽培されたもののみ、「鳴門金時」と名乗れるブランドです。火を通すと黄金色で、焼き芋に最適の品種です。出始めの時期でも、甘く美味しいのですが、11~2月に出回るものが、最も美味しくなります。
ねっとり系のさつまいも「安納芋」
安納芋は、種子島の名産で、一般的なさつまいもの3倍の甘さとなっとり感が特徴です。安納ゴールド・安納芋・安納紫の3種類をまとめて、安納芋と呼んでいます。また、とても甘くクリーミーなことから「みついも」とも呼ばれています。最近、大人気の品種で、アイスやケーキなど様々な商品にも使われています。何分でも何時間でも並んで食べたい焼き芋やスイーツにも、安納芋が一番人気です。
まるでスウィーツなさつまいも「紅はるか」
ホクホクしたさつまいもと最近人気のねっとり系のさつまいもの中間の「紅はるか」。しっとり甘くなめらかで、ホクホク感も残している今、注目の品種です。焼き芋がおすすめです。
今までにない食感のさつまいも「シルクスイート」
最近話題のさつまいもが「シルクスイート」です。その名の通り、しっとりなめらかで絹のような繊細さが特徴です。まだ、あまり流通していないの、今までにない感動ものの食感を楽しみたい方におすすめです。ねっとり系で焼き芋に適しています。何分、何時間も行列のできる焼き芋屋さんに、幻のさつまいもとして売り出されるのもうすぐです。
さつまいもの伝統的な調理方法
さつまいもの調理方法は、焼き芋と蒸し芋、ふかしイモが一般的です。それぞれの特徴と注意点をまとめました。
焼き芋
焼き芋した。
— 悪魔Lv.33(ミク) (@AKUMA0110) December 17, 2019
美味かった。
マヨネーズつけたら
悶絶レベルで美味しかった(( ˘ω ˘ *)) pic.twitter.com/HBUqcEtBtN
秋に収穫されたさつまいもを、秋から冬にかけて落ち葉や枯れ木を集めた焚き火で焼き芋を作るイベントもあります。その場合、気をつけることは、焚き火の火が強すぎると、さつまいもがすぐ炭になってしまいます。必ず、火が下火になってからさつまいもを入れてください。
さつまいもを濡れた新聞紙で包み、それをアルミホイルでしっかりと包むと、ちょうどいい感じで火が当たり、炭になりにくくなります。落ち着いた火の中で、じっくり1時間程度加熱すると、甘く美味しい焼き芋が出来あがります。
焚き火だけでなく、バーベキューの炭の上でも、焼き芋が作れますので、チャレンジしてみてください。その場合も、濡れた新聞紙で包み、アルミホイルでしっかりと包んどかないと、炭になるので注意して下さい。
蒸し芋やふかしイモ
蒸し芋やふかしイモは、昔から蒸し器で作るのが、一般的でしたが、最近では、フライパンや電子レンジでも簡単にできます。便利な道具を利用して、簡単に美味しいさつまいもを蒸してみてください。
さつまいもの美味しい調理方法は?電子レンジがないときは?
昔から美味しいさつまいもの調理方法は、石焼芋ではないでしょうか?かなり高くても、石焼き芋は美味しいので買って食べる方が多いと思います。実は家庭でも、石を鍋に入れて焼けば、石焼き芋が作れます。何分ぐらい焼けばいいか分からないという方もいますが、さつまいもの焼ける匂いが少ししてきたら、上下をひっくり返してください。触ってみて柔らかくなっていれば大丈夫です。
鉄なべやダッチオーブンなどで焼くと、石焼き芋と同じように美味しく焼けます。また、炊飯器で簡単に美味しいふかし芋ができます。焼き芋用の鉄鍋「芋次郎」は、さつまいもだけではなく、ジャガイモや人参、玉ねぎなどの野菜を丸ごと焼くこともできるので、重宝します。
さつまいもは電子レンジで簡単調理!
今、一番簡単にさつまいもを調理できると人気がある調理器具が、電子レンジです。さつまいもだけではなく、野菜全般に利用できます。
さつまいもをそのままレンジで蒸すと、パサつきます。きれいに洗ってキッチンペーパーで包みます。さらに水をかけてラップで包みます。竹ぐしが通るくらい加熱し、電子レンジから取り出して、4~5分放置します。こんなに簡単にさつまいもをふかすことができるとは、信じられないという方も多いと思います。動画で丁寧に説明してあるので、ご覧ください。
蒸し芋は電子レンジの加熱時間は何分?
家庭の電子レンジにより若干異なりますが、目安は次の通りです。600wの場合は、100gにつき2分加熱後、200w(弱または解凍モード)で、100gにつき6分加熱します。さつまいも200gの場合、600wで2分加熱後、200wで6分程度加熱します。さつまいも300gの場合、600wで2分加熱後、200wで12分程度加熱します。
さつまいもだけではなく、同じ野菜のじゃがいもも電子レンジで簡単にふかすことができます。専用の容器に入れるとさらに簡単です。水で茹でるよりも栄養成分が抜け出すことが少ないので、レンジで蒸した野菜の栄養価も高くなりますので、おすすめです。栄養価だけでなく、色もきれいに見た目の美味しそうな蒸し野菜も電子レンジを利用してできます。
電子レンジで失敗しないさつまいもの調理方法は?
さつまいもを電子レンジで調理する場合に失敗しないためには加熱の仕組みを知ることが大切です。ポイントは、水分と低温加熱の2つです。
電子レンジで加熱するときの注意点①水分量
電子レンジで加熱する場合、食べ物に含まれている水の分子を電磁波で振動させることで熱を発生させ、食べ物が温まります。さつまいもを電子レンジで加熱すると「固くなる」「乾燥する」などの失敗をするのは、さつまいもに含まれている水分だけでは、水の分子が足りないからです。それを防ぐには、さつまいもに水分を加えることが必要です。他の野菜でも同様です。
電子レンジで加熱するときの注意点②加熱温度と時間
電子レンジの加熱は通常の設定の場合、強すぎて一気に加熱されてしまいます。さつまいもに含まれるでんぷん質は60~70度の低温を長時間維持することでアミラーゼが活発になり、でんぷん質が糖に変化して甘くなります。そのため、一気に加熱してしまうと、甘みを十分に出すことが出来なくなります。温度設定を低めにして、10分~12分位、じっくり加熱するようにしてください。
電子レンジで焼き芋を作る方法
さつまいもは中くらいの大きさ1本を洗い、キッチンペーパー2枚で包みます。キッチンペーパーごと、水でひたひたに濡らします。それを、電子レンジに入れ、500wで2分加熱します。さらに、解凍モードで20分加熱したら、出来上がりです。
焼き芋の電子レンジでの加熱時間は何分?
一般的な電子レンジの使い方で、サツマイモを加熱すると、硬くて甘みに欠けた焼き芋になってしまいます。でも、水で濡らして「解凍モード」で長時間かけて加熱すると、レンジで加熱したとは思えないくらい、甘みが強く、中がしっとりとした焼き芋が出来ます。「解凍モード」でサツマイモを加熱すると、サツマイモの内部温度が、ちょうど70度くらいになります。
電子レンジで焼き芋の便利アイテム「万古焼」は何分加熱?
最近は電子レンジで簡単焼き芋ができる「万古焼」もあります。専用の石と耐熱陶器の遠赤外線効果で、焼き芋の水分を調節してくれて、ホクホクした美味しい焼き芋ができます。500wで10分温めたあと、5分そのままにしておくだけでOK。これまでの電子レンジよりも加熱時間が半分以下です。美味しさは2倍以上でおすすめです。
この「万古焼」は、さつまいもだけではなく、トウモロコシやジャガイモ、サトイモなどの野菜にも使えて、大変便利な調理器具です。今まで料亭の宴会料理に、万古焼として出てくることはあっても、家庭で野菜を焼くことは無かったと思います。新しい万古焼の利用方法として、注目しています。
電子レンジ以外で蒸し芋や焼き芋を作る方法
一般的には、蒸し器で蒸し芋、焼き芋はオーブンでと考えられます。何分ぐらい加熱するのか、時間はさつまいもの大きさによって異なるので、焼き加減、蒸かし加減を見ながら作って下さい。竹ぐしを刺してみて、スーッと中に通れば大丈夫です。
蒸し器でふかしいもの加熱時間は何分?
蒸し器でじっくりと30分ほど蒸すと、さつまいもの甘みが出てきます。昔からふかしイモをおやつにしている保育園もあるように、母乳と同じ栄養価があるさつまいもは、おやつにもぴったりです。蒸したり、ふかしたりするだけで、生の野菜に砂糖が入っているような甘みが出てきます。この甘みこそ、さつまいもの人気のヒミツです。
石油ストーブ・オーブン・炊飯器で焼き芋は何分?
昔から重宝されている調理方法が、石油ストーブの上です。アルミホイルに包んださつまいもを直接置いて焼いても良いし、焼き芋用の鍋やフライパンに入れてフタをして、ストーブの上にのせてもOK。1時間以上かかりますが、時々転がしながら、気長に焼いてみてください。焼き芋モード付きのオーブンで加熱しても、おいしい焼き芋ができます。また、炊飯器に水(1/2カップ強)を入れて炊飯モードで加熱してもOK。
電子レンジ焼き芋や蒸し芋を使った料理
電子レンジで簡単に調理した焼き芋や蒸し芋を使った、さつまいも料理を紹介します。昔懐かしいさつまいもの定番料理から、新しいスタイルのメニューも紹介します。
さつまいもドリンク
紫芋と普通のさつまいもを使ったさつまいものシャイクは、色のコントラストもとてもきれいです。着色料ではなく、天然の色素だけで、これほどきれいな紫色が出る野菜は、珍しいです。さつまいもに牛乳や豆乳を加えた栄養満点ドリンクは、食欲のないときにおすすめです。
さつまいもで低カロリーの「芋ようかん」
いもようかんも、紫芋と普通のさつまいもの色がとてもきれいです。紫芋のアントシアンが鮮やかな紫色を作り出しています。さつまいもは、栄養価も高く、食物繊維も豊富で、しっかり摂り入れたい野菜です。健康志向の高い方や自然食品を好む方にも、大変喜ばれています。また、食物アレルギーのある方にも、卵やバター、牛乳などを使わない芋ようかんは、体に優しいおやつとして、好まれています。
おせち料理の定番「栗きんとん」
日本のおせち料理に欠かせないさつまいもを使った栗きんとん。糖分濃度が高く、粘り気の強い金時を使うことが多く、クチナシで黄色を鮮やかにしています。見た目の美しい色合いから金運を運ぶものとして、正月などのめでたい席で食べられるようになりました。今では、焼き芋と栗の甘露煮があれば、すぐにできます。
さつまいもといえば「スイートポテト」
さつまいもを使った日本の洋菓子の定番といえば、やはりスイートポテトです。明治時代から作られている洋菓子なので、日本人には懐かしい味のお菓子です。最近では、形もバリエーションに富み、カロリーを抑えるために原材料を工夫したり、食物アレルギーで市販のスイートポテトが食べられない方のために開発されたスイートポテトもあります。
さつまいもの保存の定番「干し芋」
生のさつまいもをそのまま保存すると、保存状態が悪い場合、味が劣化してしまいます。そのため、一番美味しい状態で保存するために考えられた方法のひとつが、干し芋です。今では茨城県の特産とまで言われるほどの生産量があります。生のさつまいもを茹でたり蒸したりした後、スライスして天日に干します。丸のまま干す干し芋もあります。ダイエット中の間食に最適と言われ、今では若い女性にも人気が出ています。
野菜の王様さつまいもを使った定番料理
昔から食べられていた「大学芋」
大学芋は、油で揚げたさつまいもに、蜜をかけたお菓子(料理)です。家庭でも簡単にできて、栄養価も高く、甘さと食べ応えがあるので、おやつとして人気が高いメニューです。大正時代、東京の学生が好んで食べていたので、この名前が付けられました。明治時代にはさつまいもにゴマを合わせることが一般的だったそうです。
いもかりんとう
芋ケンピともいわれる芋かりんとうは、フライドポテトのさつまいも版です。さつまいもを短冊に切って、油で揚げたスナック系の和菓子です。高知県の名産でもあります。フライドポテトよりもほっこりとした甘みが特徴で、子どもからお年寄りまで人気です。
昔懐かしい芋ご飯
秋の味覚、さつまいもをご飯と一緒に炊き込んだ芋ご飯。さつまいもの甘みとピカピカのご飯とのコラボが絶品。芸術品のようなさつまいもの炊き込みご飯を、秋の味覚として堪能する日本人は、ココロも身体も大満足。
さつまいもは電子レンジで簡単・美味しい!
さつまいもの種類や味、調理方法も、どんどん進化しています。日本人が昔から食べていたさつまいもが、現代の日本人にとって、もっとおいしく、もっと簡単に食べることができるように、日々変化しています。今のところ、さつまいもを美味しく簡単に調理できる最高の道具は、電子レンジです。何分もかからずに、おいしい石焼き芋ができる電子レンジが開発されるのも、もうすぐでしょう!