ピーマンが赤くなるのは完熟の印?赤く変色するまで育てるのが正解?
ピーマンが赤く変色する理由や完熟の印を解説していきます。ピーマンは赤くなることで甘みを増すので、ピーマンが苦手な方でも食べやすくなるでしょう。ピーマンは赤くなるまで育てるのが正解なのでしょうか?変色したピーマンのレシピも併せて紹介します。
ピーマンが赤く変色しても大丈夫?
冷蔵庫に入れていたピーマンが赤く変色した経験をした方は多いのではないでしょうか?緑が印象的なピーマンが変色してしまうと、もう食べられないと廃棄してしまう方も少なくないでしょう。ですが、ピーマンが赤くなるのには理由があります。メリットも多いピーマンの変色を利用して、活用してみてください。
ピーマンが赤くなる理由
ピーマンが赤くなると、驚く方も多いことでしょう。では、なぜピーマンは赤く変色するのかを解説していきます。ピーマンは赤色になっても食べることは可能です。緑色が印象的なピーマンが赤くなる過程や理由を解明していきましょう。
赤くなる理由①冷蔵庫で赤くなるのは追熟
冷蔵庫に入れておいたピーマンが赤色に変色をしてしまうと、購入してきた緑との色の違いに驚くことでしょう。結論からいうとピーマンは赤くなっても食べることが可能です。冷蔵庫の中に入れておくことで、追熟されて赤色に変化するとされています。
ピーマンは収穫されてからも熟成が進んでいく野菜になり、消費者が購入した後も熟していきます。そのため、熟成の進んだピーマンが赤くなるのは、不思議なことではありません。追熟されていくことで苦みの強いピーマンは、甘みが増すとされています。
冷蔵庫の中に入れていたピーマンが鮮やかな赤色になると、触った感触も普段のピーマンより柔らかさを増します。そのため、「腐ってしまった」と判断する方は少なくありません。追熟を経て色が変わり、触ったときの感触も柔らかくなっているので廃棄することなく料理に使用するのがおすすめです。
赤くなる理由②緑・オレンジ・赤・茶色の順で変色
ピーマンの色を聞かれたときに緑色と答える方は、90%以上でしょう。ピーマンの緑色は未完熟の状態です。そのため、緑色の状態から別の色に変色するのは決して間違いではないのです。ピーマンの色の変化は緑を筆頭に、オレンジ、赤、茶色の順番で変色していきます。
赤色は完熟の状態になるので、茶色まで変色している場合は食べずに廃棄するのが好ましいです。緑からオレンジに変色していく過程で早めに使用するのも良いですし、中には「赤色まで変色してから食べるのが好み」という方も少なくありません。
ピーマンが緑という概念を一度捨てることで、本当のピーマンを見ることができるでしょう。赤色に変色している状態のピーマンは、健康にも良い栄養素が豊富に含まれているのも魅力です。
赤くなる理由③栽培中に赤くなるのは完熟
冷蔵庫の中でピーマンが赤色になるのは追熟と紹介をしましたが、栽培をしているピーマンが赤色になったときは完熟とされています。実った状態で赤色になったのであれば、甘みを感じられる完熟状態といえるでしょう。
ピーマンの栽培は手軽に行なえることもあり、多くの方が家庭菜園としてピーマンを取り入れています。緑の状態で収穫するのも良いですが、完熟状態のピーマンを収穫してみてください。味の違いに驚くことでしょう。
ピーマンは赤くなるまで育てるのが正解?
野菜の多くは完熟している方が美味しいといわれており、野菜のみならず果物等もそのような定義があります。ですが、なぜピーマンは未成熟の状態でスーパーなどの店頭に並んでいることが多いのでしょうか?完熟をしたピーマンが販売されているのは、あまり見かけることがないことでしょう。
自宅の家庭菜園などでピーマンを育てるときには、赤くなるまで育てるのが正解なのでしょうか?赤いピーマンについて詳しく解説していきます。
緑色は未熟果
ピーマンが緑色の状態は熟していない未熟果です。ピーマンの味わいの特徴でもある、苦みを感じるために熟していない状態で収穫されて販売まで行きつきます。ピーマンが苦いと感じて食べられないとう方も少なくないですが、実は完熟した赤いピーマンであれば苦みは少なく甘みを感じられます。
子どもの苦手な野菜でも1位に輝くピーマンですが、赤く熟したピーマンであれば食べられる子どもが多いのも事実です。ピーマンの苦みをより感じたいのであれば、青々とした緑色のピーマンを購入するのがおすすめでしょう。熟してくると苦みが物足りないと感じる方も多いといいます。
また、味わいが変わることで料理に使用できるジャンルも変わってくるので、赤いピーマンのレシピを覚えておくのもおすすめでしょう。
赤くなると甘く栄養価もアップ
おはようございます☀️🌈
— 🌸🌼さらママ🌼🌸 (@srmm_ayk) September 28, 2019
こないだの赤ピーマンですが
オーブンで焼いて味付けは
何にもせずに食べました😊❤️
主人と半分こして
全然苦味無いしむしろ甘い❣️
美味しかったです😋✨
今日も宜しくお願いします☺️
DMこーい❤️❤️ pic.twitter.com/Pusmcrw8RB
ピーマンは赤くなることで甘みを増します。ピーマンは苦いという印象を持っている方は、その甘くなった味わいに驚くことでしょう。苦みと青臭さがなくなるので、料理に使用しても主張が強くないのでおすすめです。また、完熟したピーマンは栄養価も緑のピーマンより上がるとされています。
これはピーマンに限られたことではなく、その他の野菜や果物も完熟した方が栄養価が上がるのは知られていることです。ピーマンに含まれている魅力的な栄養素でもある、ビタミンCやカロテンはおよそ3倍までアップします。赤くなることで緑のピーマンには含まれないカプサンチンという成分が増えます。
カプサンチンは抗酸化作用があるので、赤いピーマンは女性におすすめされています。その他の栄養素も健康と美容に効果のあるものばかりで、緑のピーマンよりも豊富に含まれるので、完熟しているピーマンはとてもおすすめされている野菜の一つです。
完熟させると株が弱る
甘みを感じられて、栄養価もアップする赤く完熟したピーマンが市場に出回らないのはなぜなのでしょうか?ピーマンは完熟させることで株が弱る可能性が高いといわれており、完熟するまで育てるのにコストがかかるといわれています。そのため、市場に出回っているピーマンは青々とした未熟果のものばかりなのです。
また、赤くなったピーマンは腐るまでの期間もとても早くなります。赤色まで育ったピーマンはすぐに茶色くなり、腐る可能性が高いとされています。そのような点を防ぐためにも、緑色の状態で販売した方が長く日持ちして、追熟まで愉しむことができるでしょう。
自宅の家庭菜園で育てているピーマンの場合は、食べるタイミングを見極めることができるので、完熟まで育ててみるのもおすすめです。その際の注意点として、ピーマンがしわしわになっていない、種部分が変色していないことを確認した上で調理するようにしてください。
完熟ピーマンを使ったおすすめレシピ
完熟したピーマンは甘みが肝になります。その甘みを活かしたレシピで堪能するのがおすすめとされており、緑のピーマンとは違った美味しさを感じられます。ここでは完熟したピーマンのおすすめレシピを紹介しましょう。
赤ピーマンの肉詰め
【材料】
- 完熟した赤ピーマン
- 鶏ひき肉
- A生姜
- A醤油
- Aパン粉
- A卵
- 片栗粉
【作り方】
- 赤ピーマンは半分にカットして、ヘタと種を取り除きましょう。
- 鶏ひき肉にAの材料を入れて混ぜ合わせます。
- 赤ピーマンの内側に片栗粉をまぶして、2の材料を詰めていきます。
- 熱したフライパンに油を敷き、肉面から焼いていきましょう。
- 蓋をして蒸し焼きにすることで、中までしっかり火が通ります。
- 焼きあがったらお皿に取り出し、好みのソースをかけたら完成です。
赤ピーマンとツナのサラダ
【材料】
- 赤ピーマン
- ツナ缶
- レタスもしくはサニーレタス
- オイル系ドレッシング
【作り方】
- 赤ピーマンは一口大に切ります。
- 葉物系も食べやすいサイズに切って、ツナ缶はオイルを捨てます。
- 全ての材料を混ぜ合わせて、ドレッシングで和えましょう。
- 材料を変更することでレパートリーも増えます。
赤ピーマンの酢の物
【材料】
- 赤ピーマン
- A砂糖
- A酢
- A塩
【作り方】
- 赤ピーマンは適度な大きさに縦カットしておきます。
- Aの材料はボウルの中で混ぜ合わせておきましょう。
- 赤ピーマンはフライパンや網で焼き目をつけておきます。
- 焼き目がついたら2のボウルの中に入れて味を馴染ませたら完成です。
ピーマンが赤くなるのは完熟のサインだった
ピーマンが赤くなるのは完熟をしている証拠です。苦みがなくなりフルーツのような甘さが印象的で、栄養価も高くなります。緑のピーマンよりも日持ちしないので、赤くなったのを確認したらすぐに食べ切るのが賢明でしょう。普段のピーマンとは違う美味しさを感じられる赤いピーマンを、食卓の彩りとして並べてみてください。