ピーマンのカロリーは低い!栄養効果が高い低カロリーレシピ5選
ピーマンにはいろいろな高い栄養効果があります。しかも低カロリーの野菜になっていて、料理の材料に加えるのにもおすすめの食材です。今回、ピーマンの1個当たりのカロリーや糖質、ピーマンを食べるうえでおすすめの食べ方やレシピなどを交えながら詳しく紹介します。ピーマンは油と炒めることで栄養の吸収力が上がることや切り方によって苦味を抑えことができるなど、知れば知るほど、料理に活用しやすい野菜なのでピーマンを詳しく知って、いろいろな料理を作りましょう。
ピーマンのカロリーは低い
ピーマンのカロリーは低いと言われていますが、どれぐらいのカロリーになるのでしょうか?ピーマン1個当たりのカロリーと糖質、また、ピーマンの切り方によってのカロリーなどについて詳しく紹介します。カロリーや糖質の量を知ることで、食べる際にも役立ちます。
ピーマン1個あたりのカロリー
ピーマンの1個当たりのカロリーとはどれぐらいになるのでしょうか?ピーマンは大きさによってもグラム数が変わってきますが、中ぐらいのピーマン1個40gと考えて、ヘタや種などを取り除くとだいたい1個当たり34gぐらいが食べられる部分となります。食べられる部分でのカロリーを考えると、1個当たりのカロリーは7kcalになります。
また、ピーマンは色によってもカロリーが変わります。糖度が高いとして知られる赤ピーマンのカロリーは1個あたり10kcalになり、黄色ピーマンの1個あたりのカロリーは9kcalになります。緑色のピーマンと比べるとやはり糖度が高い分カロリーも少し高くなります。
ピーマン1個あたりの糖質量
ピーマンの1個当たりの糖質量とはどれぐらいなのでしょうか?中くらいの大きさのピーマン1個約40gとしいて、食べられる部分が約34gぐらいになります。その時の1個当たりの糖質量は約1.0gになります。野菜の中では、ピーマンは低い糖質量になっています。
ピーマンの色によってカロリーも異なりましたが、糖質量も色によって異なります。赤色のピーマンの糖質量は1個当たり約1.5gになり、黄色ピーマンの糖質量は1個当たり約1.4gになります。赤色や黄色のピーマンは糖質量も緑色に比べると高いですが、それが、赤色や黄色のピーマンの甘みを感じる特徴になっています。
ピーマンの切り方ごとのカロリー一覧
ピーマンにはいろいろな切り方があります。縦切り、横切り、みじん切り、細切り、色紙切り、乱切り、輪切りなどのいろいろな方法があり、料理によってピーマンの切り方が異なってきます。また、切り方によって、ピーマンの苦味の成分が出やすかったりする場合もあります。では、ピーマンは、切り方によってカロリーは変わってくるのでしょうか?
輪切りにしたピーマンの場合のカロリーは、7gで2kcalになります。縦にスライスした場合のカロリーは、10gで2kcalになります。みじん切りにした場合のカロリーも、10gで2kcalになります。切り方によって若干ですがカロリーも変わってきます。カロリーを気にしている方は、切り方にも注意してみると良いかもしれません。
ピーマンは低カロリーでも栄養豊富
ピーマンは低カロリーで栄養が豊富な野菜の1つです。では、ピーマンにはどのような栄養が豊富に含まれているのでしょうか?ピーマンに含まれている栄養1つ1つを効果とともに紹介します。また、赤色ピーマンとの違いについても詳しく紹介します。ピーマンに含まれる栄養を知ることで、レシピなどにも活用しやすくなります。
ビタミンC
ピーマンは低カロリーで栄養が豊富と言われていますが、その中でも、ビタミンCを豊富に含んでいます。熱に弱いビタミンCですが、ピーマンに含まれるビタミンCは熱に強いと言われています。それは、ビタミンCが加熱により成分が壊れてしまうのを、ビタミンPが助けてくれるからです。
また、ビーマンは肉厚な野菜なので、ビタミンCが流れ出てしまうのを防いでくれるそうです。1個当たりのピーマンに含まれるビタミンCは、レモン1個分と同じぐらいのビタミンCが含まれています。ピーマンに含まれるビタミンCを取って風邪予防や肌の修復などに役立てましょう。
ビタミンP
ピーマンに含まれる栄養の中で、ビタミンCと同じぐらいビタミンPも豊富に含まれています。ビタミンPにはピーマンを加熱するときに、ビタミンCが壊れてしまうのを防いでくれたり、その他に細網血管を丈夫にする働きがあります。その他にも、コレステロール値を抑えたり、高血圧や動脈硬化にも役立ちます。
βカロテン
ピーマンに含まれる栄養素の中にはβ-カロテンも豊富に含まれています。β-カロテンは体内でビタミンAに変わり、目の疲れに効果があったり、免疫力を高めてくれたりする効果があります。β-カロテンが不足してしまうと、爪や髪の毛、肌などの艶がなくなってしまうので、なるべくβ-カロテンを摂取できるピーマンを食べるようにしましょう。
その他の栄養価
ピーマンに含まれる栄養価の中でその他に、老化予防の効果があるビタミンEや利尿作用や便秘効果がありピーマンの苦み成分の1つでもあるクエルシトリンが含まれています。
赤いピーマンでも栄養は同じ?
緑色のピーマンと赤色のピーマンの栄養は違いがあるのでしょうか?実は、緑色と赤色のピーマンには栄養の違いがあります。まず1つめに、緑色のピーマンより赤色のピーマンの方が苦味がなく、糖度が高くなり、子供も食べやすくなります。カロリーや糖質量も異なってきます。やはり赤色ピーマンの方がカロリーや糖質も高くなります。
その他の栄養を比較してみると、1個当たりのピーマンでビタミンAは緑色が67μgに対して赤色が180μg、ビタミンCは緑色が76mgに対して赤色が170mg、ビタミンEは緑色0.8mgに対して赤色4.3mg、カロテンは緑色400μgに対して赤色1100μgになります。緑色より赤色の方が栄養価が高くなります。
ピーマンのおすすめの食べ方
ピーマンのおすすめの食べ方とはどんな食べ方なのでしょうか?ピーマン特有の苦みを緩和する方法や生での食べ方、栄養吸収力を高める食べ方などを食わしく紹介します。
青臭さ苦手な人は縦切りがおすすめ
ピーマンのおすすめの食べ方で、1つめに青臭さ苦手な人は縦切りがおすすめになります。縦に切ることでピーマンの繊維に沿って切ることができ、青臭い成分や苦味の元となる細胞を傷つけずに切ることができます。また、繊維に沿って切ることとでシャキシャキとした食感で味わうことができます。
輪切りや横切りをしてしまうと、ピーマンに含まれる細胞を切ってしまうことになるので、ピーマン独特の青臭さや苦味が出てしまいます。
新鮮なら生で食べるのもおすすめ
ピーマンと言うと加熱して食べることが多いと思いますが、新鮮なピーマンは生で食べるものおすすめの野菜になっています。新鮮なピーマンは生で食べることで青臭さも感じることなく美味しく食べることができます。また、ピーマンについている種などを取り除いていることが多いと思いますが、種なども食べることができます。
種には豊富にピラジンという栄養が豊富に含ませた成分も含まれてます。ただ、独特な香りや苦味があるので、苦手な方は無理して食べないようにしましょう。
油で炒めると栄養吸収がアップする
ピーマンのおすすめの食べ方の1つで、ピーマンを油で炒めると栄養の吸収が良くなります。ピーマンは加熱することで栄養価が変わります。加熱をしても栄養価は失うことはありません。ピーマンに含まれる水溶性のビタミンCは加熱に強いビタミンPを含んでいます。また、β-カロテンは油に溶けやすく、油で炒めることで体に吸収しやすくなります。
また、炒めることでピーマンに含まれる水分がなくなるので、量も少なくなりさらに食べやすくなるのも特徴です。苦味を抑えるポイントの1つとしては、一度ピーマンを軽く湯がいてから調理することで苦味を抑えることができます。苦味の苦手な方は下処理をしてから調理しましょう。
ピーマンの低カロリーレシピ5選
ピーマンを使った低カロリーのおすすめのレシピを紹介します。ピーマンが苦手な方でも食べやすいレシピになっています。ピーマンのおすすめのレシピを参考にして、食卓の一品として並べましょう。
ピーマンの煮浸し
- ピーマン4~5個
- サラダ油少々
- Aしょう油大さじ1
- Aみりん大さじ1
- A料理酒大さじ1
- A和風だしの素小さじ1
- A水50cc
- かつお節少々
- じゃこ適量
- ピーマンを軽く洗って、食べやすい大きさにカットします。縦に切り込んで、お好みでだいたい4~8等分にしましょう。種とヘタも取ります。
- Aの材料を混ぜてたれを作ります。
- フライパンなどにサラダ油をしいて熱して、ピーマンを入れて中火で焼いて、軽く焦げ目がついてきたら、2で調味料を合わせたたれを入れます。
- 3分程にやすにに立てて、ピーマンがくたっとなったら火を止めます。お皿に盛って、かつお節とじゃこをかけたら完成です。
ピーマンの代表的な料理の1つでもありますが、一番食べやすいレシピでもあります。ピーマンの苦みが抑えられ、苦手な方でも美味しく食べることができたり、おつまみなどにもおすすめの一品です。
ピーマンとエリンギのカレー炒め
- エリンギ2本
- ピーマン1個
- Aしょう油小さじ2
- Aみりん小さじ2
- A水小さじ2
- Aカレー粉小さじ1/2
- オリーブオイル大さじ1/2
- エリンギは長さを半分に切って手で6等分ぐらいに割ります。ピーマンは半分に切ってからさらに縦1cm幅に切ります。
- フライパンにオリーブオイルを入れて大さじ1/2を熱して、エリンギ、ピーマンを加えて炒めます。油が回ったらAの調味料を加えて、全体がしんなりするまで炒め煮にしたら完成です。
水気が少ないレシピなのでお弁当の1品としても、おつまみとしてもおすすめのレシピになります。また、エリンギ以外のキノコ類と組み合わせても美味しく作ることができます。
ピーマンともやしの中華和え
- ピーマン2個
- もやし100g
- A白いりごま小さじ1
- Aしょう油小さじ2
- A酢小さじ1
- Aごま油小さじ1
- A塩小さじ1/4
- ピーマンは半分に切って縦に細切りにします。もやしは水をさっとさらして、ザルにあげて水気を切ります。
- 耐熱容器にペーパータオルを敷いて1を入れて、ふんわりとラップをかけます。電子レンジで約2分ぐらい加熱します。ラップをはずして粗熱を取り、粗熱が取れたらペーパータオルを取り除きます。
- 最後にAの調味料をを加えて和えたら完成です。
もやしのシャキシャキとした食感にピーマンが加わることでさらに食感を楽しむことができます。もやしもカロリーの低い野菜なので、1人分のカロリーが46kcalと例カロリーレシピなもの嬉しい一品になります。
ピーマンそぼろ
- ピーマン4個
- ひき肉50g
- かつお節少々
- ごま油小さじ2
- Aしょう油小さじ2
- A砂糖小さじ1
- A酒大さじ1
- ピーマンは縦半分に切って、ヘタや種を取り、1cm角に切ります。
- フライパンにごま油小さじ2を入れて熱します。ひき肉を入れて炒めて、色が変わってきたら1を加えて2~3分程炒めます。
- Aの調味料とかつお節を加えて、汁気が飛ぶまで強火で炒め合わせたら完成です。
濃いめの味付けのピーマンそぼろのレシピは、ご飯にとっても合い、ご飯がよく進みおかわりをしたくなるほどです。ぜひ、おかずの1品として作ってみましょう。
ピーマン入りマカロニサラダ
- ロースハム2枚
- ピーマン1個
- マカロニ60g
- 塩適量
- マヨネーズ大さじ2
- 粒マスタード粒マスタード1/2
- ピーマンは縦半分に切ってから横切りにします。ハムは1.5cm角に切ります。
- マカロニは塩を適量入れて、熱湯でゆでます。マカロニが茹で上がる1分前にピーマンを加えて茹でます。ザルにあげて湯切りして粗熱を取ります。
- ボウルにマヨネーズと粒マスタードを入れて混ぜ合わせて、茹でたマカロニとピーマンにハムも入れて全部混ぜ合わせたら完成です。
マカロニサラダの緑というときゅうりを入れることが多いかもしれませんが、ピーマンもとても合います。マヨネーズと言うとカロリーが高く感じるかもしれませんが、粒マスタードを加え、マヨネーズの量を控えめにして、ピーマンを加えることで、普通のマカロニサラダよりカロリーが低くなるレシピになります。
ピーマンは低カロリーで栄養豊富な優秀食材!
ピーマンについて詳しく紹介しましたが役に立てたでしょうか?ピーマンは野菜の中でもカロリーや糖質が低い野菜となっています。また、栄養も豊富で、いろいろな料理にも活用したい食材の1つでもあります。
ピーマンの苦みを抑える切り方や栄養の吸収を良くする方法として油で炒めることなど、ピーマンの栄養をより良く摂る方法や美味しく食べる方法などを知ることで、活用しやすくなるので、ぜひ参考にして、ピーマンを使った料理を食卓へ並べましょう。