卵は栄養価が高い!卵の栄養は加熱時間で効果効能が変わる?

卵が栄養価が高いということは知っていましたか?卵は1日に1個は食べようということを聞いたことがあるという方もいるかもしれません。それだけでなく、卵が生なのか、半熟なのか、完熟の固ゆで卵なのかということによって栄養の状態も変わってきます。今回は卵の加熱時間の状態による栄養の違いから食べ方の注意点を調べてみました。保存方法にも注意しながら、卵の状態による栄養や効果の違いを知って上手に生活に取り入れてみましょう。

卵は栄養価が高い!卵の栄養は加熱時間で効果効能が変わる?のイメージ

目次

  1. 1卵の栄養は食べ方で栄養効果が違う?
  2. 2卵の栄養素
  3. 3卵の栄養効果
  4. 4卵の栄養の加熱時間による効果効能の違いや特徴【生卵】
  5. 5卵の栄養の加熱時間による効果効能の違いや特徴【半熟卵】
  6. 6卵の栄養の加熱時間による効果効能の違いや特徴【完熟卵】
  7. 7卵の1日の摂取量や保存方法
  8. 8卵のおすすめの食べ方
  9. 9卵の注意点
  10. 10卵の加熱時間による特徴を活かして効果的に食べよう!

卵の栄養は食べ方で栄養効果が違う?

朝食

卵は、生卵や半熟卵や完熟卵で栄養が異なってきます。今回は卵の加熱具合によってどのような栄養があるのか調べてみました。

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卵の栄養素

卵に含まれている栄養を見ていきましょう。卵には多くの栄養が含まれていますので、毎日食べたい食品です。

タンパク質

卵にはとても多くのたんぱく質が含まれています。たんぱく質は人体に欠かすことのできない栄養素になり、卵は1日に必要なたんぱく質の3分の1程度が摂れると言われています。

たんぱく質は筋肉や皮膚、髪や骨をつくる元になる栄養になります。筋肉をつくりたい方には積極的に摂りたい栄養です。ダイエットをしている方も筋肉がないと脂肪を燃焼することができませんので、たんぱく質は大切にしたい栄養です。

卵を固ゆでゆで卵にして食べれば手軽に食べることができます。卵2つを食べると1日に必要なたんぱく質の3分の1を摂ることができます。

必須アミノ酸

卵には必須アミノ酸も含まれています。卵に含まれている必須アミノ酸は抗酸化作用のあるメチオニンという成分になります。メチオニンをもとにしてつくられた抗酸化物質は、代謝を高めて老廃物の排出を促進させます。

抗酸化作用は老化を防止してくれますので生活習慣病の予防も期待できます。卵の卵黄にも強い抗酸化作用のあるカロチノイドがはいっています。

コリン

卵にはコリンも含まれています。コリンは体をつくる細胞で、リン脂質の大切な成分になります。コリンは記憶や勉強に関わりが強く、コリンをたくさん摂取すると勉強能力がアップするという実験結果もあるようです。

コリンは神経伝達物質になり、高血圧の予防も期待できます。血管を広げて血圧を下げる働きがあるためです。

ビタミンB群

卵にはビタミンB群も豊富に含まれています。ビタミンB群は疲労回復や身体の代謝を促進します。ビタミンB群は、生卵で食べたほうがいいでしょう。

固ゆでの卵などで加熱すると、ビタミンB群は熱に弱いので加熱しない生卵の方がビタミンB群が効率的に摂ることができます。

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卵の栄養効果

卵に含まれている栄養効果を見ていきましょう。卵は栄養が豊富で手軽に食べることができますので毎日の食生活に取り入れたい食品です。

抗酸化作用

卵には抗酸化作用がありますので、老化を防止効果が期待できます。生活習慣病の予防も期待できますので、毎日卵を食べて栄養を摂取すると健康に嬉しい効果が期待できます。

タンパク質で身体を作る

たんぱく質は身体をつくるのに欠かすことのできない栄養素になります。卵には多くのたんぱく質が含まれていますので、筋肉をつくりたい方やダイエットをしている方は積極的に摂りたい栄養になります。

記憶や学習能力の向上

勉強をしている女子高生

卵に含まれているコリンは記憶や勉強に関わりが強いです。コリンをたくさん摂取すると勉強能力がアップするという実験結果もあります。

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卵の栄養の加熱時間による効果効能の違いや特徴【生卵】

卵の栄養の加熱時間による効果効能の違いや特徴、まずは生卵について見ていきましょう。

ビタミンB群がそのままで皮膚や髪の健康にいい

コットンを顔にあてている女性

生卵はビタミンB群をそのまま摂取することができます。ビタミンB群は皮膚や髪の健康にいい栄養で、ビタミンB群は加熱に弱いので生卵なら効率よく栄養を摂取できます。

疲労回復の効果

肩に手をあててつらそうな男性

生卵に含まれているビタミンB群は疲労回復効果も期待できる栄養成分になります。加熱に弱いので生卵なら栄養を効率よく摂取できます。

卵の栄養の加熱時間による効果効能の違いや特徴【半熟卵】

卵の栄養の加熱時間による効果効能の違いや特徴、続いては半熟卵について見ていきましょう。

吸収率が最も良い

半熟卵は卵の栄養の吸収が最もいい状態になります。半熟卵は身体へ96%吸収されていきます。半熟卵は卵白に火を通しているので、アビジンの影響もなくなります。

生の卵白に含まれるアビジンは、皮膚や髪の健康を維持するのに大切なビオチンが吸収されるのを邪魔してしまいます。半熟卵なら卵白に火が通っているのでアビジンの影響がなくなります。

生卵を毎日食べるには卵白のアビジンが気になりますが、半熟卵なら栄養をしっかりと吸収することができますし、アビジンの影響も気になりません。

胃の負担が少ない

両手に手をあてて痛そうな女性

半熟卵は消化もいいので、胃の負担も少なくなります。栄養もしっかりと吸収できる上に消化もいいので、体調不良のときの栄養を補うのにもぴったりです。毎日卵を摂取するには半熟卵が向いています。

卵の栄養の加熱時間による効果効能の違いや特徴【完熟卵】

卵の栄養の加熱時間による効果効能の違いや特徴、最後は完熟卵について見ていきましょう。

食感が増して腹持ちがいい

OKマークをしている女性

完熟卵は固ゆでされているので、お腹の持ちもいい食べ方になります。ただ、完熟卵は固ゆでされているので、たんぱく質もかたくなっています。

そのため完熟卵は消化が悪くなります。完熟卵は消化が悪いので胃腸が弱っているときには完熟卵は多く食べないようにしましょう。

菌の繁殖も少ない

完熟卵は卵白にも卵黄にも火が通っているので菌の繁殖も少なくなります。ですが、胃腸が弱っているときには完熟卵は食べすぎないように注意したほうがいいでしょう。

卵の1日の摂取量や保存方法

卵は1日にどのくらい食べてもいいのか、保存方法を簡単に見ていきましょう。卵は手軽に取り入れることのできる食材です。

1日の適切な摂取量は?

卵は栄養が多く含まれているとしても1日にたくさん食べていいというわけではありません。1日に食べれる卵の量は、1日に1個がいいと言われていました。ですが、現在では1日1個以上食べてもいいと言われています。

全国鶏卵消費促進協議会によると、1日2個食べることが推奨されています。

生卵の保存方法

小麦粉の上に割られた生卵

生卵は冷蔵庫で保存するようにしましょう。冷蔵庫で保存した生卵は賞味期限内に食べるようにしましょう。

半熟卵の保存方法

半熟卵の保存は注意が必要です。半熟卵は長時間保存ができませんので、保存はしないようにしましょう。保存を目的とするのなら固ゆでにするようにしてください。半熟卵の長時間の保存はできないので注意です。

固ゆで卵の保存方法

固ゆでの卵を保存するのら、常温なら殻はそのままで涼しい場所に保存すると長時間保存ができます。冬場ならさらに長時間保存ができますので、保存がしやすいです。ですが、夏場の保存には注意が必要です。
 

卵のおすすめの食べ方

卵を使った食べ方にはいろいろとありますが、手軽に作ることのできるおすすめの食べ方を紹介していきます。

卵黄の醤油漬け

卵黄の醤油漬けで卵かけご飯を食べると、絶品の卵かけご飯ができます。作り方も簡単で、卵を卵黄だけにしてから醤油につけるだけになります。卵黄だけなので、生の卵白に含まれている害になる成分も気になりません。

味付け卵

味付け卵は美味しい煮玉子になります。手軽につくれるものから、出汁にこだわった本格的なものまであります。半熟卵で作った味付け卵は絶品です。

プリン

プリンも意外と簡単に作ることができます。本格的なものもありますが、卵・牛乳・砂糖・バターだけでつくることができるお手軽なレシピもあります。

卵の注意点

卵は栄養豊富な嬉しい食材ですが、注意点もあります。卵の注意点を知って食生活に取り入れましょう。

食べ過ぎはカロリーオーバーに

卵は栄養がありますが、食べ方には注意が必要です。たくさん食べるとカロリーオーバーになります。Lサイズの卵は1個84kcal程度のカロリーがあります。

栄養がありますが、カロリーもありますので食べすぎないように注意しましょう。

生卵はビオチンに注意

生卵はビタミンB群があるので栄養がしっかりとありますが、ビオチンを邪魔するアビジンが含まれています。生卵を食べすぎるとアビジンで邪魔されてしまいますので、卵かけご飯にするには卵黄だけにする食べ方がおすすめです。

固ゆで卵は消化が悪い

固ゆでの卵は、卵白も卵黄も火が通っているので消化が悪いです。胃腸が弱っているときには食べ過ぎないように注意しましょう。

卵の加熱時間による特徴を活かして効果的に食べよう!

卵焼きと白ごはん

今回は卵について紹介していきました。卵は栄養が豊富で手軽に取り入れることができますので、食生活に取り入れてみてください。

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