ゆで卵はどれだけ日持ちする?ゆで卵の賞味期限や生卵との比較も

ゆで卵がどのくらい日持ちするのか知っていますか?ゆで卵の保存期間は生卵よりも短く日持ちしにくいのが特徴です。常温や冷蔵庫での日持ち期間は僅か数日です。生卵と比べて日持ち期間がかなり短いのが特徴です。冷凍庫での保存方法もありますが、そのまま保存することはおすすめできず、加工して保存すると日持ち期間を一ヶ月程度に伸ばすことができます。ゆで卵の賞味期限や日持ち期間について紹介します。生卵や半熟卵の日持ち期間も比較して紹介します。

ゆで卵はどれだけ日持ちする?ゆで卵の賞味期限や生卵との比較ものイメージ

目次

  1. 1ゆで卵の日持ちする保存方法が知りたい!
  2. 2ゆで卵の賞味期限と保存期間【常温編】
  3. 3ゆで卵の賞味期限と保存期間【冷蔵庫編】
  4. 4ゆで卵は冷凍庫で保存できる?
  5. 5ゆで卵と生卵はどちらが日持ちする?
  6. 6生卵や半熟卵の賞味期限
  7. 7ゆで卵の日持ちは保存方法で変わる!

ゆで卵の日持ちする保存方法が知りたい!

簡単そして手軽に調理できて、しかも美味しい卵料理の一つがゆで卵です。朝食に食べたり、お弁当にも使えます。大人から子供まで人気の卵料理であるゆで卵はどの程度日持ちするか知っていますか?ゆで卵の保存方法や日持ち期間などを紹介します。

ゆで卵の賞味期限と保存期間【常温編】

スーパーで販売している生卵には賞味期限や消費期限が記されています。おおよそ1週間程度が消費期限です。生卵を茹でればゆで卵になります。ゆで卵の保存期限は生卵よりも短くなり日持ちしなくなります。

殻を剥く前

ゆで卵を一番長く保存する方法はゆで卵の殻を剥かないで保存する方法です。殻の中の卵は守られています。殻にひびが入ったり剥かれたりしている状態では菌が侵入してしまいます。殻に覆われているゆで卵が一番保存期間が長いのですが、それでも常温の場合には最大3日です。

最大3日の常温保存が可能なのは、殻がしっかり中身を覆っていることに加えて冬、冷暗所にて保存した場合です。夏の高温多湿の環境下で常温保存した場合には、日持ちせず半日も持ちません。お弁当として朝作って昼に食べる程度が限界です。

殻にヒビが入った状態

ゆで卵の殻にヒビが入った状態は、ひび割れた部分がむき出しになっていることと相違ありません。ヒビが入っている部分から雑菌が侵入します。夏の高温多湿の環境下での保存はできないと考えるのが無難です。数時間常温で放置するだけで既に食べるのが危険な状態になります。

ゆで卵の殻にヒビが入った状態で放置したものを食べると食中毒になる可能性もあります。素早く食べてしまうか別の保存方法にすることを検討することが大事です。

殻を剥いた後

ゆで卵の殻を剥いた状態は、常温保存はできません。冬の冷暗所での保存でも雑菌の侵入を防止することができない為、安全とは言えません。殻をむいたゆで卵はすぐに食べるのが無難です。

ゆで卵の賞味期限と保存期間【冷蔵庫編】

一般的に食品を保存するには冷蔵庫が無難です。冷蔵庫では常温で保存できなかった食品でもある程度の期間保存し、日持ちさせることができます。

殻を剥く前

殻を剥く前のゆで卵を日持ちさせるには冷蔵庫保存がおすすめです。殻付きの雑菌の侵入を防止できる状態であれば、3日は冷蔵庫で保存することが可能です。殻がついている状態は中身をしっかりと保護している状態でもあるため、ラップをかけたり密封する必要はありません。そのままの状態で保存できます。

殻にヒビが入った状態

殻にヒビが入った状態のゆで卵も冷蔵庫の中であれば、ある程度雑菌の侵入を防ぐことができます。常温で保存するよりも日持ちさせることが可能です。冷蔵庫の中での保存期限は2日程度です。殻がついている状態よりはやや短くなります。

殻を剥いた後

殻を剥いたゆで卵の場合、冷蔵庫で保存しても日持ちはしません。24時間が保存期間の限界です。殻を剥いたゆで卵の場合、殻で守られていない状態であるため、水分保持などの工夫が必要です。密封された容器やジップロックなどを活用して水分保持をするように保存するのがおすすめです。

ゆで卵は冷凍庫で保存できる?

食品の長期保存方法として有効なのが冷凍保存です。一週間程度の保存期間の食品も一ヶ月程度保存ができるのが冷凍の魅力です。しかし、ゆで卵をそのまま冷凍庫で保存すると味の劣化に直結するためおすすめできません。ゆで卵を加工して冷凍庫で保存するのがおすすめの保存方法です。

味の劣化

ゆで卵をそのまま冷凍庫で保存すると白身の部分の食感が変化します。白身の部分は水分が抜けてスカスカした状態になります。せっかくのゆで卵の歯ごたえを冷凍庫で保存する事で失われてしまいます。ゆで卵を冷凍保存すると約一ヶ月日持ちさせることができます。冷蔵庫や常温保存とは比べものにならないほどの日持ち期間です。

ゆで卵をそのまま冷凍する場合、殻は取ることがポイントです。凍ったままで殻を上手に取ることはできません。また、解凍後に殻を取ろうとしても白身がスカスカの状態であるため、上手に殻を剥くことができません。殻を取った状態で密封して保存します。

解凍方法

ゆで卵を冷凍庫で保存した場合に注意しなければならないのは解凍方法です。冷凍保存されたゆで卵の解凍方法は自然解凍がおすすめです。そして一度解凍された状態ではすぐに食べる必要があります。解凍後のゆで卵は当日中に食べきることが大事なポイントです。

冷凍ゆで卵を美味しく食べる方法

冷凍したゆで卵は黄身の部分だけを食べるのであれば、何ら他の保存方法と変わりませんが、白身は味がかなり変化します。これを防止し、冷凍したゆで卵でも美味しく食べる方法はフィリングやタルタルソースなどに加工して保存する方法です。風味を損なわず、解凍後も美味しいゆで卵として利用できます。

フィリングは、固めに茹でたゆで卵を細かく潰します。その後、マヨネーズや塩コショウで味付けをしたのちに冷凍庫で保存します。密封して保存するのがコツです。

賞味期限と保存期間

冷凍庫で保存したゆで卵は約一ヶ月の保存期間です。フィリング加工したゆで卵でもそのままのゆで卵の状態でも保存期間は同じです。そして解凍後の賞味期限は当日限りです。再冷凍することもできない為、必要な分だけ解凍して調理に使ったり食べたりするようにします。

ゆで卵と生卵はどちらが日持ちする?

ゆで卵と生卵では、生卵の方が日持ちします。スーパーで販売している生卵は常温で販売されていることが多く、約1週間の消費期限があります。その理由は生卵に含まれるリゾチームです。

生卵が日持ちする

生卵とゆで卵では生卵の方が日持ちします。スーパーで販売されている生卵の消費期限は約一週間です。これは生卵を生食できる期間です。常温での保存も可能ですが、夏の高温多湿の環境下では傷みやすいため、できる限り冷蔵庫で保存するのがおすすめです。また熱を通して食べるのが安全策です。

一方ゆで卵の場合、一度調理すると常温では日持ちはしません。夏場では半日が限界です。冷蔵庫に入れても2~3日程度です。

理由はリゾチーム

生卵の方が調理後のゆで卵より保存期間が長いのは、リゾチームという成分の影響です。リゾチームは生卵に含まれる成分で、菌の繁殖を防止する酵素です。ゆで卵に調理すると熱が加わります。リゾチームは熱によって破壊されるため、ゆで卵の中ではリゾチームの働きがありません。菌が繁殖しやすい環境になっているのです。

生卵や半熟卵の賞味期限

生卵の賞味期限はおおよそ一週間程度です。卵の保存としては生卵が一番日持ちします。一方半熟卵はゆで卵より日持ちしません。常温ではもちろん、冷蔵庫に入れても最長翌日までです。

常温保存の賞味期限

生卵の消費期限として記載されているのは生食をすることを前提とされています。スーパーでは生卵は常温で販売されている為、そのまま常温での保存も可能です。常温での保存は保存環境が日持ち期間に大きく影響します。

冬場の低温環境での常温保存は約二ヶ月間です。消費期限を超える期間に関しては熱を加えて食べることが前提となります。夏場の高温多湿の環境では日持ち期間は極端に短くなり二週間程度です。また、半熟卵は常温で保存することができません。冷蔵庫保存しか方法はありません。

冷蔵保存の賞味期限

生卵を冷蔵保存しているケースは一般的です。冷蔵保存すると常温環境下よりも保存状態が良くなるため日持ちします。冷蔵庫で生卵を保存する場合には、冬季の常温保存と同じく約二ヶ月間保存する事が可能です。

半熟卵の場合、生卵やゆで卵よりも保存期間は短くなり、一番日持ちしない状態です。冷蔵庫で保存しても当日から長くても翌日までしか日持ちしません。リゾチームが存在しない状態且つ生の状態であるため、一番菌が繁殖しやすい状態にあるためです。

生卵と半熟卵の保存の注意点

冷蔵庫で保存する際の注意点は温度変化が少なくすることです。ドアポケットに卵専用の保管ケースがついているのが一般的ですが、ドアポケットは温度変化が大きいため、冷蔵庫の奥で保存するのがおすすめです。また、卵は尖った方を下にして保存するようにします。

半熟卵を冷蔵庫で保存する場合には、殻を剥かずにそのまま保存します。半熟卵の殻を剥くとさらに賞味期限が短くなり冷蔵庫のなかでも当日中に食べる必要があります。

ゆで卵の日持ちは保存方法で変わる!

卵は調理状態によって保存期間が大きく変わります。一番日持ちするのは生卵で常温でも保存可能です。調理後のゆで卵や半熟卵は常温ではほとんど保存は不可能です。冷蔵庫で保存しても数日間が限界です。ゆで卵も工夫して冷凍保存すれば、約一ヶ月保存することも可能です。

卵の特売などでたくさんある時には、できる限り生卵で保存することをおすすめします。調理は食べる時に行うのがベストです。ゆで卵の日持ち期間を知って、安全に美味しくゆで卵を食べましょう。

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