ミントのおすすめの使い方7選!ミントを使ったレシピや洗い方は?
ミントは爽やかな清涼感が魅力的な、私たちにも馴染み深いハーブです。ミントは育て方が簡単で初心者にもおすすめのハーブです。その使い方は多岐にわたり、料理にはもちろん入浴剤や虫除けにも利用できます。今回はさまざまな使い方ができるミントの育て方やレシピ、洗い方から保存方法まで詳しく紹介していきます。洗い方や育て方の注意点、効果効能も併せて見ていきましょう。ミントの爽やかな香りを、ぜひ生活の中に取り入れてみませんか?
目次
ミントの使い方は豊富で便利!
ミントはさまざまな使い方ができる万能ハーブで、私たち日本人にとっても馴染み深い存在です。その爽やかな香りと爽快感を活かし、入浴剤や虫除け剤、制汗剤や化粧品などでよく目にするのではないでしょうか?
料理でもミントの使い方は多岐にわたります。ドリンクやハーブティー、ガムやキャンディー、チョコミントアイス、ドレッシング、デザートのトッピング、エスミック料理など、レシピは数多くあります。
ミントの魅力は何と言っても、その爽やかな味と香りにあります。口に入れたり、入浴剤などで肌に触れるとひんやり冷たい爽快感を感じることができます。その爽快感を活かして色々な使い方がされてきました。爽快感だけでなく、殺菌効果やリラックス効果もあります。
今回は、昔から色々な使い方で親しまれてきたミントの魅力に迫っていきます。その爽やかな香りに秘められた効果効能、おすすめのレシピや使い方は要チェックです。洗い方や保存方法と育て方の注意点も併せてご覧ください。
ミントのおすすめの使い方7選
ミントの使い方といえば、デザートの上のトッピングを思い浮かべる人も多いでしょう。それ以外の使い方がいまいちわからない、という方にぜひ知ってもらいたいミントの便利な使い方7選を紹介します。
入浴剤にする
ミントは爽快感を活かして入浴剤によく使われています。夏になるとミントの入浴剤を店頭でも見かけます。入浴剤にすると、暑い夏でもさっぱりとお風呂に入れます。ミントを刻んで鍋で煮出し、お風呂に入れるだけでフレッシュミントの入浴剤の出来上がりです。
乾燥させたミントの葉や、生の葉を不織布の袋に入れて揉むだけでも簡単な入浴剤になります。その爽やかな香りにはリラックス効果もあります。ミントの入浴剤で暑い夏でもしっかり湯船に浸かりましょう。湯上りもさっぱりとできる、夏の暑い日におすすめの使い方です。
石鹸に混ぜる
石鹸が小さくなったら捨てずにとっておくと、ミントの香りが爽やかな石鹸が作れます。小さくなった石鹸を細かく刻んでちぎったミントを加えて、また固めておきます。
そうすることでミントの葉の香りと、爽快感を感じることができる石鹸になります。ミントには抗菌作用もあるので汗をかく季節にもおすすめの使い方です。
虫除けスプレー
虫除けはミントの使い方でもおなじみです。ミントには虫が嫌う成分が含まれているので、虫除け効果があるのです。ミントの虫除けスプレーは小さい子供や肌が弱い人にもおすすめできます。
作り方はとても簡単で、洗ったミントの葉を大きい入れ物に入れてタオルをかけておきます。その上から熱湯をかけたら冷めるまで待ってください。これで超簡単虫除け液の出来上がりです。この虫除け液を霧吹きに入れれば、虫除けスプレーになります。
ラベンダーやバジルなど虫除け効果のある他のハーブと合せてもOKです。注意点としては、保存が効かないというところです。虫除け液は保存できないのでその都度作る必要がありますが、それだけ自然で余計なものが入っていない、ともいえます。
芳香剤にする
爽やかな香りを活かした芳香剤はミントのおすすめの使い方です。ミントをちぎってボウルに入れて熱湯をかけます。そのまま部屋に置いておくだけで芳香剤になります。強い香りが苦手な方や、人工的な匂いに敏感な人でも楽しめる芳香剤です。ミントを縛って吊るしたり、花瓶に生けても香りを楽しめます。
ミントの葉の芳香剤を置いておくだけで部屋の空気が浄化されるような気持ちになれます。注意点は、ミントの液は保存ができないこととこぼさないよう気をつけるということです。自然の香りに癒されるリラックス効果もある使い方です。
ハーブティーで楽しむ
ミントの使い方で人気が高いのがハーブティーです。ミントの爽やかな味と香りを楽しめる使い方です。ミントのハーブティーにはさまざまな効能があります。
肉料理の後、口をさっぱりさせたり、鼻詰まりを和らげる効果があります。そのほかには、リラックス効果があります。ミント以外にお好みのハーブをブレンドしても楽しめます。
料理に加える
ミントは、その爽やかさを活かして料理でもおなじみです。可愛らしい葉っぱは料理のトッピングとして人気ですし、肉料理をさっぱりと仕上げる効果もあります。
フレッシュなミント以外にも、乾燥させることでまたレシピの幅が広がります。デザートから料理まで色々なレシピがあるので、ミントを料理に加えてみてはいかがでしょう。
乾燥させて使う
ミントの葉はフレッシュな状態で使うのはもちろんですが、乾燥させることでさらに使い方の幅は広がります。ざるなどにミントの葉を広げ、直射日光が当たらない風通しの良い場所でカラカラになるまで乾燥させます。そうすることで保存も効き、使い方の幅も広がります。
先ほど紹介した、入浴剤やせっけん、ハーブティーはどれも乾燥したものでも利用できます。料理では乾燥させたものを、肉料理や魚料理の下味に使ったり、塩と混ぜてミント塩にして使うこともできます。
乾燥させることで長期間保存でき、好きな時に使えます。大量に余った時は乾燥させて保存しておきましょう。
ミントを使ったおすすめレシピ
色々な使い方で楽しめるミントですが料理やドリンクとして取り入れてみませんか?簡単に楽しめるレシピを紹介します。
いろいろ使えるミントシロップ
- ミント20g
- 砂糖150g
- 水100cc
- ミントは優しく洗って綺麗にします。
- 鍋に砂糖と水を入れて火にかけたら、砂糖を煮溶かします。
- 砂糖が完全に溶けたら鍋にミントを入れて蓋をします。
- そのまま10分ほど蒸らしたら、ミントを取り出して冷まします。
- 清潔な瓶などに入れて保存しておきます。
ミントは砂糖との相性がいいハーブです。このレシピで作ったシロップは、市販のものより自然な美味しさです。使い方はお菓子の材料に混ぜたり、アイスにかけたり、炭酸で割ったりと使い方は無限大です。
ミントソーダ
- たっぷりのミント
- りんごジュース
- ソーダ水
- 洗ったミントをコップにちぎりながら入れます。
- りんごジュースをコップ半分ほど注ぎます。
- すりこぎなどで叩くよう潰します(10回ほど)
- りんごジュースとソーダ水が1:1になるよう注ぎます。
- 氷を入れてかき混ぜたら出来上がりです。
少ない材料でミントドリンクがあっという間にできるレシピです。りんごジュースは白濁したものより、クリアタイプの方が見た目が綺麗です。ミントの緑と爽やかな香りがりんごジュースと炭酸によく合います。
ミント入り海老ともやしの生春巻き風
- ミント適量
- もやし1/2袋
- 海老4尾
- 春巻きの皮2枚
- あさつき2本
- サニーレタス2枚
- もやしはざるに入れ、熱湯をかけて冷ましておきます。
- 海老は熱湯で2分茹で、半分の厚さに切っておきます。
- 春巻きの皮は水で濡らして、ラップをかけレンジで1分加熱しておきます。
- ミントの葉、あさつき、サニーレタスもやし、海老を乗せて端からクルクル巻きます。
- ラップに包んで落ち着かせておきます。
- お好みのタレでいただきます。
このレシピはミントの葉を具材として使っています。葉の量はお好みの量を入れましょう。ミントの葉が爽やかで、おもてなし料理にもぴったりです。
ミントの洗い方
ミントを料理などに取り入れる場合の洗い方や保存方法、注意点をみていきましょう。特に難しいことはありませんが、扱い方は覚えておいて損はありません。
洗い方
ミントは汚れを落とすために必ず洗って使いましょう。洗い方は優しくが基本です。ミントは繊細で傷がつくとそこから傷んでしまいます。ボウルに水を張って、優しくミントを洗います。こすったり揉んだりせず、優しく押し洗いするだけで十分です。洗い方は優しく、傷つけないようにと覚えておきましょう。
下処理
洗ったミントはざるにあげ、水気を切ったらキッチンペーパーやふきんの上に広げます。水気が多くついていても痛む原因になるので注意しましょう。枝から葉を丁寧にとっておきましょう。
保存方法
丁寧な洗い方と下処理をしたら、保存方法にも一手間加えましょう。ポリ袋か密閉容器に入れて保存するとき、軽く湿らせたキッチンペーパーで包んで保存します。こうすることで乾燥を防ぎます。
洗い方と下処理は優しく、保存の際は軽く湿らせたキッチンペーパーに包むと覚えておきましょう。
ミントの特徴
洗い方や下処理の注意点を覚えたら、ミントの特徴についてもみていきましょう。色々な使い方で私たちの身近にありながら、あまり知らないミントの世界をちょっとのぞいてみましょう。
原産地や名前の由来
ミントはアジア東部、地中海沿岸、ヨーロッパが原産です。しかし、ミントは古くから世界各地で使われてきた歴史があり、詳しい原産地を特定することは難しいといわれています。
ミントの名前は、ギリシャ神話の出てくる妖精「ミント」(メンタ)に由来します。日本では「はっか」のほか、疲れ目にも効果があったことから「めぐさ」「めはりぐさ」とも呼ばれています。
味や香りの特徴
ミントはその種類によって味や香りが違います。香りが強く刺激があるもの、甘い香りがするものもあります。しかしどのミントも、鼻に抜けるような清涼感がある爽やかさが特徴的です。
使うのは葉だけ?
ミントの枝には独特のえぐみがあります。そのため料理に使うには葉の部分がおすすめです。入浴剤や芳香剤などの場合は枝ごと使っても問題ありません。また、精油は葉だけではなく枝からも作られます。
ミントの主な種類
一口にミントといっても実は500もの種類がある、といわれています。その中でも私たちに馴染み深い、3種類のミントを紹介します。
スペアミント
欧米で特に親しまれているのがスペアミントです。スペアミントは刺激が控えめでほのかな甘みと独特の苦味があります。スペアミントは葉がギザギザしているのが特徴で、その形がスペア(槍)に見えることから、そう呼ばれています。デザートのトッピングで使われることが多いので、見かけることが多いでしょう。
ペパーミント
ペパーミントはミントの中でも代表的なものなので、ハーブに詳しくなくても名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?爽やかな味と香りが強くて、清涼感があるので歯磨き粉やガム、エッセンシャルオイルなどでもおなじみです。
ニホンハッカ
ニホンハッカは日本在来で「ワシュハッカ」「ハッカ」ともいわれています。ハッカ精油やハッカ飴でおなじみです。ハッカの葉は他のミントより尖って細長いのが特徴です。
ニホンハッカは北海道で栽培され、世界一ともいわれるハッカ工場がありました。しかし、海外製の安価なミントが輸入されるなどしたため昭和58年に工場閉鎖となりました。工場は閉鎖されましたが、今でも工場があった北見市はハッカの街としてその歴史を垣間見ることができます。
ミントの育て方
ミントに興味があったら、ぜひ自宅で育ててみましょう。ミントは育て方が非常に簡単なハーブです。生命力が強く、初心者でも簡単に育てることができます。ミントの育て方を注意点と併せて紹介します。栽培すれば色々な使い方ができるので、ぜひ挑戦してみませんか?
鉢植えがおすすめ
ミントは鉢植えでの栽培がおすすめです。ミントは生命力が非常に高い植物として知られています。生命力が強いので育てやすい反面、地植えだとどんどん繁殖し手に負えないことがあるのです。その生命力は凄まじく、他の植物を枯らしてしまうほどです。その点からも、自宅で育てる場合はまず鉢植えで楽しむのがおすすめです。
水やりや肥料
ミントは乾燥が苦手です。土の表面が乾いたらたっぷり水をあげてください。しかし、水のあげすぎも根腐れの原因になります。土の様子をみてあげるようにしましょう。
簡単に株分けできる
ミントは簡単に株分けできます。枝を切って土にさすだけで根付きます。水の入ったコップに挿して、根が出てから土に植えてもいいでしょう。生命力が強いのでとても簡単に株分けできます。
花や芽を摘もう
出典: https://horti.jp
葉が茂ってきたら蒸れる原因になるので、収穫も兼ねて定期的に剪定しましょう。新しい葉が出てきた節の少し上をハサミで切ります。
6月から9月にはミントの花が咲きます。花から種ができると栄養が取られて葉の繁殖が衰えます。葉を楽しみたい場合は花は摘みましょう。花も可愛いので切ったら飾って楽しみましょう。
栽培での注意点
育て方の注意点はやはりミントの繁殖力です。地植えするときは、その繁殖力に注意しないと、あっという間に増えてしまいます。
もし他の植物も植えている場合は、その影響も考えなければいけません。根は地下で繋がっているので、抜く場合もかなり大変です。育て方自体は簡単なので、この注意点さえ守れば楽しく育てることができます。
植物を育てる上での注意点は、害虫ですがミントは害虫被害が少なくその点でも育てやすいでしょう。しかし、全くつかない訳ではないのでもし見かけたら速やかに駆除しましょう。
ミントの効果効能
ミントは爽快感や香りを楽しむだけではありません。ハーブの1種として優れた効果効能があるのです。美容や健康に良いミントの効果効能をみていきましょう。
美容効果
ミントにはビタミンCが含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、紫外線によるシミやシワに効果があります。夏の紫外線に負けない肌作りを助けてくれます。ポリフェノールの1種であるフラボノイド、タンニンも含まれているので、細胞の老化防止にも効果が期待できます。
健康効果
ミントに含まれるメントールは、消化促進効果があります。そのため胃のトラブルに効果があると言われています。また、メントールには鎮痛作用、殺菌作用もあります。
ミントには花粉症などの辛い鼻詰まりを緩和する効果もあります。また、ビタミンCが豊富なため風邪薬として古来から利用されてきました。風邪気味かな?と思ったらミントティーで温まって体調を整えてみましょう。
リラックス効果
ミントの爽やかな香りにはリラックス効果や気分をリフレッシュさせてくれる効果があります。そのため、古来からミントの香りは化粧品や入浴剤などに利用されてきました。
もちろん温かいハーブティーや冷たいミントウォーターにもリラックス効果があります。ホッと一息つきたい時に、ぜひミントを活用してください。
抗菌作用
ミントには抗菌作用があります。中世ヨーロッパでは長い航海で古くなった水を浄化するために使われていました。ミントが入った水で口をうがいすると、口臭にも効果があります。また、ミントの葉が入った入浴剤や石鹸を使うと体臭にも効果があるようです。
ミントは観賞や料理など使い方が様々!
古来よりミントは薬や料理など、さまざまな使い方で愛されてきたハーブです。生命力は強く、育て方も簡単なので初心者にも取り入れやすいハーブです。注意点さえ守れば楽しんで、自宅でミントを取り入れることができます。
様々な使い方で楽しむことができる、ミントのレシピはどれも簡単です。デザートのトッピング以外のミントの使い方で観賞用としてはもちろん、料理や入浴剤などにぜひ利用して、ミントパワーを感じてください。爽やかな香りに癒されることでしょう。