ジンとウォッカの味や原料の違いとは?4大スピリッツやカクテルを紹介!

ジンとウォッカの違いについて、詳しく知っていますか?似ていて違いや原料などはよく分からないという方も多いかと思います。今回の記事では、同じく4大スピリッツである、蒸留酒のジンとウォッカはどのような味の特徴があり、どう違いがあるのかや度数などを紹介していきます。それぞれの比較や、おすすめのカクテルを紹介していきます。同じく4大スピリッツのラムやテキーラにの違いについても一緒にチェックしていきましょう。

ジンとウォッカの味や原料の違いとは?4大スピリッツやカクテルを紹介!のイメージ

目次

  1. 1ジンとウォッカの違いを比較!
  2. 2ジンの主な特徴
  3. 3ウォッカの主な特徴
  4. 4ジン・ウォッカ以外の4大スピリッツ【テキーラ編】
  5. 5ジン・ウォッカ以外の4大スピリッツ【ラム編】
  6. 64大スピリッツのジンとウォッカの違いを覚えよう!

ジンとウォッカの違いを比較!

世界4大スピリッツにも数えられているジンとウォッカですが、その違いとはいったい何なのでしょうか?今回は、知っているようで意外と詳しくは知らない、ジンとウォッカの特徴や度数、それぞれの違いなどについて比較していきます。同じく4大スピリッツに数えられている、ラムやテキーラについてもそれぞれの違いなどを紹介していますので、是非チェックや、比較を行ってみてください。

風味の違い

それでは、まずはジンとウォッカの風味の違いから見て比較していきましょう。ジンは薬草成分を加えて造られる特徴があり、薬草成分のような風味を楽しむことが出来ます。また、ウォッカの方は水のようにまろやかな味わいとなっており、ジンと比較してクセのない風味を楽しむことが出来ます。似ているようで、ジンとウォッカの風味はかなり違いのあるものとなっているようです。

どちらも蒸留酒?

疑問に思う画像

それでは、ジンとウォッカというのはどちらも蒸留酒なのでしょうか?ジンは、大麦やじゃがいも、ライムギなどを原料としている蒸留酒となっており、ウォッカも同じく同様の蒸留酒となっています。同じような蒸留酒なのになぜ味わいに違いがあるのかは、下の項目でチェックしてみて下さい。

味のクセ

透明なお酒の画像

先ほど紹介した通り、ジンは薬草成分のような味わいを楽しむことが出来る蒸留酒となっており、味のクセは他のお酒と比較しても、かなり強いといえるかもしれません。また、ウォッカの方では薬草成分のような風味を楽しめるジンとは違い、比較的味の癖は少なく、カクテルの材料としても使用されることが多くなっています。

原料

続いてはジンとウォッカの原料について見ていきましょう。ジンは先ほど紹介した通り、ジャガイモや大麦、ライムギなどを原料として造られる蒸留酒となっているのですが、蒸留する時に、原料の他にジェニパーベリーなどの薬草成分が加えられるのが特徴です

また、ウォッカの原料も大麦やライムギなどとなっており原料はほぼ同じに思えるのですが、蒸留したときに原酒を白樺の炭でろ過させているという特徴があります。ですので、原料は同じでも味わいはジンのものとは違い、比較的クセのない味わいとなるそうです。

カクテルの違い

原料に続いては、カクテルの違いを見てみましょう。ジンもウォッカも、多くのカクテルに使用されている蒸留酒となっており、ジンはジントニックや、マティーニなどの定番で人気のカクテルに良く使用される蒸留酒となっています。また、ウォッカもジンと同様に多くのカクテルに使用される蒸留酒となっており、モスコミュールや、コスモポリタンなどの有名カクテルのベースとして使用されているのだそうです。

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ジンの主な特徴

ジンとウォッカの違いを簡単に紹介してきましたが、ここからはジンの特徴などについて詳しく見ていきましょう。詳しいことは知らなくてもお酒は美味しく楽しむことが出来ますが、度数や生産地、特徴などを詳しく知ればもっと美味しく楽しむことが出来るかもしれません。

度数

数字と本の画像

それでは、早速ジンの特徴を見てみましょう。最初に紹介するのは、ジンの度数です。度数は40度から50度くらいの度数が一般的となっているようです。一般的なビールの度数が約5度程度、日本酒でも度数は15度ほどとなっていますので、かなり高めの度数となっていることが分かります。色々なカクテルで楽しむことが出来るお酒ですから、度数を下げて飲みやすくして楽しみましょう。

主な生産地

ジンを生産している国は多くあり、それぞれの国、または蒸留所によって違った味わいに違いのあるジンを楽しむことが出来ます。主な生産地となるのはイタリアやオーストリア、スウェーデン、フィンランド、ニュージーランドやデンマークなどとなっています。ニュージーランド産のジンでは、ニュージーランド産のネイティブボタニカルが使用されていたりと、それぞれの特徴や違いを比較してみるのもおすすめです。

味と風味

それでは、続いてはジンの特徴や味わいについて見ていきましょう。先ほども紹介したとおり、ジンは薬草成分のような風味が特徴となっている、ボタニカルな香りを楽しむことが出来る蒸留酒となっています。味わいも、やはりその薬草のような味わいを楽しむことが出来るので、果物の皮を感じさせるような苦みを楽しむことが出来るようです。

おすすめカクテル

続いては、ジンを使用したおすすめのカクテルを見ていきましょう。まず最初に紹介するのは、「マティーニ」です。マティーニは「カクテルの王様」とも呼ばれており、ジンとドライ・ベルモット、オリーブを材料にするカクテルです。辛口が好きな方におすすめです。

また、「トムコリンズ」も、知っている方も多いかと思います。オールド・トム・ジン、レモンジュース、シュガーシロップ、ソーダを材料としたカクテルとなっており、辛口なマティーニとは違い、比較的飲みやすいカクテルとなっています。

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ウォッカの主な特徴

度数

読書をする女性

続いては、ウォッカについて詳しく見ていきましょう。ウォッカも先ほど紹介したジン同様に、アルコール度数が高いお酒となっています。大体のウォッカのアルコール度数は40度ほどとなっているのですが、ウオッカの種類によってはなんと90度を超えるものもあるのだそうです。ウォッカもカクテルとして楽しまれることも多いお酒となっていますので、おすすめのものは後程紹介していきます。

主な生産地

ウォッカと聞くと、ロシアを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?ウオッカは元々はロシアの地酒であったようで、やはりウォッカというとロシアのイメージは強いです。しかし、ウオッカはロシア以外でも多く作られています。アメリカやスゥエーデンなど、ロシア同様に寒い国で造られることが多いようです。また、96度とかなりの度数のウオッカとなっている「スピリタス」はポーランドで造られています。

味と風味

それでは、続いてはウォッカの味や風味について見ていきましょう。さきほど、ウォッカはすっきりと飲みやすい味と紹介したのですが、ウォッカはボタニカルな味を楽しめるジンとは違い、基本的には無味無臭となっています。ウォッカは活性炭でろ過して作る蒸留酒となってるのですが、どんな白樺の木を使用したかで味わいに大きく違いが出てくるのだそうです。

おすすめカクテル

それでは、続いてはウォッカを使用したおすすめカクテルを紹介していきます。有名なところでは、「ソルティドッグ」がおすすめです。ウォッカ、グレープフルーツを混ぜたグラスの淵に、塩や砂糖で装飾をしたというカクテルで、飲みやすい一杯となっています。

また、爽快感のあるカクテルを楽しみたいという方には、「カミカゼ」がおすすめです。ウォッカ、ホワイトキュラソー、レモンジュースを使用して作るカクテルとなっており、爽快感を感じることが出来るカクテルになっています。日本の戦闘機にちなんで名づけられたカクテルとなっていますが、誕生はアメリカだそうです。

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ジン・ウォッカ以外の4大スピリッツ【テキーラ編】

ジン・ウオッカについて紹介してきましたが、残りの4大スピリッツについても少し紹介していきましょう。まずは、テキーラの特徴やおすすめカクテルなどについて紹介します。

度数

まずは度数から見てみましょう。テキーラは度数が高いというイメージを持つ方も多いかと思いますが、実は40%ほどとジンやウォッカなどと同程度の度数となっています。確かにお酒としては高い度数となるのですが、イメージとは違い、思ったよりも低いと思った方も多いのではないでしょうか?ウオッカは一気飲みのイメージから特別強いイメージがありますが、実はそのようなことはないようです。

主な生産地

テキーラのイメージというとメキシコを思い浮かべる方が多いかと思いますが、それもそのはずでテキーラの使用が許されているのは、メキシコだけで、その中でもテキーラ5州と呼ばれる地域だけだそうです。

味と風味

テキーラ5州の中でも、産地によって味や風味は異なるようでバジェスさんのテキーラはスパイシーでビターな味わい、ロスアルトス産のテキーラは甘めの味わいになっているのだそうです。一気飲みのイメージが強いですが、きちんと味わえば美味しく楽しむことが出来るお酒となっています。

定番のテキーラ

それでは、定番のテキーラにはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。まず有名なのが「クエルボ」です。バジェス産の代表銘柄で、スパイシーな味わいです。また、「エラドゥーラ」は日本でも有名です。香りが強いものでありながら、スパイシーなクエルボとは少し違い、比較的穏やかなテキーラだそうです。

おすすめカクテル

それでは、テキーラを使用したおすすめカクテルを紹介していきます。まずは「テキーラサンライズ」を紹介します。テキーラとオレンジジュース、そしてグレナデンシロップが材料で、朝焼けのような色合いを楽しめます。オレンジジュースやレモンジュースなどで作る「シクラメン」は女性にもおすすめです。

ジン・ウォッカ以外の4大スピリッツ【ラム編】

最後に、4大スピリッツの一つであるラムについて紹介していきます。ラムレーズンなどでおなじみのお酒であるラムですが、どのような特徴があるのでしょうか?度数や、生産地などをチェックしてみましょう。

度数

まずは度数から見ていきましょう。ラムの平均的な度数は40%から50%ほどとなっており、高い度数のものですと75%もの度数があるのだそうです。しかし、度数が75%もある様なラムは「151プループ」と呼ばれ、少し特別なものとなっているのだそうです。

主な生産地

ラムも色々な国で生産されているのですが、各国を植民地支配していたヨーロッパ諸国の文化が反映されているのだそうです。旧スペイン領であったキューバやプエルトリコ、旧イギリス領であったジャマイカやガイアナ、トリニダード・トバゴ、そしてフランス領のマルティニーク島で主に生産されています。

味と風味

ラムの味と風味は、先ほど紹介した通り生産地によって異なっています。キューバなどではシェリー酒のような軽い口当たりを楽しむことが出来、ジャマイカなどではウイスキーのような重厚な味わいが、そしてマルティニーク島のラムでは気品のある香りを楽しむことが出来、まるでブランデーのような味わいを楽しむことが出来ます。

定番のラム

それでは、続いて定番のラムにはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。定番のラムにも有名な銘柄のものから、あまり知られていない銘柄までいろいろなものがあります。日本でもなじみのあるのは「バカルディ」などですし、高級ラムでは黄金郷という名前を持つ「エル・ドラド」という銘柄のラムもあります。

おすすめカクテル

それでは、最後にラムを使用したおすすめカクテルについてチェックしてみましょう。最近特に人気となっているのが「モヒート」です。ライムやソーダなどが材料となっていますので、夏にもおすすめの清涼感抜群のカクテルとなっています。また、「ブルーハワイ」はパイナップルジュースやレモンジュースが入っており、酸味の効いた味わいを楽しむことが出来るカクテルとなっています。

4大スピリッツのジンとウォッカの違いを覚えよう!

いかがでしたでしょうか?4大スピリッツのジンとウォッカは原料や作り方がよく似ており違いが分かりにくい蒸留酒となっていますが、ジンは薬草成分のような味わいを楽しむことが出来、ウォッカの方は無味無臭でスムースな飲み心地となっており、すっきりとしているのがおすすめです。ジンとウォッカは似ているようで飲んでみると違いがよく分かる蒸留酒となっていますから、是非飲み比べてみて下さい。

また、4大スピリッツにはジンとウォッカの他にもテキーラ、そしてウォッカもあります。この二つもまた異なった違いを楽しむことが出来る蒸留酒となっていますので、こちらの二つも興味がある方は、是非試してみて下さい。ジンとウォッカの違いを覚えて、より美味しく楽しみましょう!

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