焼き芋の簡単レシピを紹介！レンジ・オーブンでの焼き方も解説！

焼き芋の簡単なレシピを知っていますか？秋の定番おやつと言えば焼き芋を連想する人も少なくないと思います。しかし、家庭の電子レンジやオーブンでは焼き芋が上手く焼けないこともあります。この記事では、焼き芋の簡単なレシピについてまとめています。家庭の電子レンジやオーブンでの作り方、焼き方についてもまとめているので、家庭で美味しい焼き芋を作りたい方はぜひチェックしてみてください。

まず、焼き芋について知っておきましょう。焼き芋は秋になると軽トラックなどで売られていることが多く、最近ではスーパーでも石焼き芋を売っています。焼き芋専門店などもあり、焼き芋が人気であることが分かります。

焼き芋に使う芋と言えば、さつまいもです。さつまいもには安納芋やシルクスイートなど様々な品種があるので、焼き芋を買う際に品種にこだわってみるのもオススメです。芋の品種によってホクホクしたものとねっとりしたものがあり、芋によってレシピを変えることでより一層美味しい焼き芋を作ることができます。ぜひ自分の好みに合ったさつまいもを探してみてください。

さつまいもの収穫時期は、8月の終わりから11月です。しかし、採れたての芋が一番美味しいという訳ではありません。さつまいもは2か月から3か月ほど保存して、余計な水分を逃がした方が甘みが強く美味しい焼き芋になります。その為、さつまいもの旬は10月から11月とされています。

スーパーなどでは夏が終わるとすぐに焼き芋を売り始めますが、これは貯蔵していた前年の芋や収穫したばかりで水分の多い芋であることが多いので、この時期に買うのはあまりオススメできません。焼き芋をもっと美味しく楽しむ為に、10月から11月頃の旬を迎えるまで、もう少し我慢しましょう。

次に、美味しいさつまいもの見分け方です。同じ品種の芋でも、より美味しい芋を選んだ方が当然焼き芋にした時も美味しく仕上がります。美味しいさつまいもは見た目で分かるので、スーパーで買う時などはよく注意して選んでみてください。

美味しいさつまいもを見分けるコツは、4つあります。1つ目は、皮の色が濃くてツヤのあるものを選ぶこと。2つ目は、適度に大きくて紡錘形（レモンのような形）を選ぶこと。3つ目は、表面のくぼみが浅いものを選ぶこと。4つ目は、両端など芋の切り口に蜜があるものを選ぶことです。

さつまいもは品種にもよりますが、紫色の皮が特徴です。この紫色が濃くてツヤのあるものは、甘く美味しく育っています。レモンのような紡錘形も、芋が上手に育っている証拠です。あまり大きいと味が薄いので、適度なものを選びましょう。表面のくぼみが浅いものは、繊維が目立たず柔らかく美味しいです。逆にくぼみが深いと繊維質が強く、口当たりの悪い芋になってしまいます。切り口の蜜ですが、芋が甘い証拠です。

美味しい芋があれば、当然少し育ちの悪い芋もあります。これらも見た目で分かるので、売り場でよくさつまいもを観察し、美味しい芋に当てはまるものを買うようにしましょう。

選ばない方が良いさつまいもの特徴は3つあります。1つ目は、芽が出ていること。2つ目は、黒い斑点や傷があること。3つ目は、表面のくぼみが深いことです。

さつまいもは芽を出す為にデンプンを使います。デンプンは甘さの素なので、デンプンを使って芽を出しているさつまいもは味が落ちています。じゃがいもと違い毒はありませんが、味は悪いので選ばない方が良いでしょう。表面に黒い斑点や傷があるものは、流通や保管の際に低温障害を起こし味が落ちています。くぼみが深い物は繊維質で口当たりが悪く、あまり美味しくありません。

ここで、焼き芋の簡単なレシピを紹介します。焼き芋は電子レンジやオーブンを使った簡単な焼き方や作り方もありますが、一手間加えることでより甘くホクホクとした焼き芋に仕上げることができるので、焼き芋のレシピはぜひ覚えておきましょう。

焼き芋のレシピの多くはアルミホイルを使います。アルミホイルで包むことで熱伝導が良くなり、さつまいもをムラなく焼くことができるので、アルミホイルを使ったレシピを試すことをオススメします。また、調理器具や焼き方によってはアルミホイルを使わずに美味しく焼けるレシピもあります。

レシピサイトによっては、焼き芋を作る際にアルミホイルを使わない方が良いと紹介するレシピも多くあります。実際、アルミホイルを使わず焼いてもホクホクの焼き芋を作ることはできるので、色々なレシピを試して自分に合った焼き芋のレシピを見付けてみてください。

焼き芋の簡単な作り方といえば電子レンジやオーブンを連想する方が多いと思います。実は、魚焼きグリルでも本格的な焼き芋を作ることができます。レシピも簡単なので、ぜひ試してみてください。

用意するものは、さつまいもとアルミホイルだけです。さつまいもは皮を剥かずによく洗って、アルミホイルで包みましょう。アルミホイルで包んださつまいもを魚焼きグリルに入れて弱火30分ほど焼き、10分ほどグリルの中で冷まします。

アルミホイルで包まなくても焼き芋は作れますが、包んだ方が熱伝導が良くなるので全体をムラ無く焼くことができます。魚焼きグリルが片面焼きの場合は、途中で芋をひっくり返しましょう。また、芋の大きさやグリルの機種によって焼き時間を調整してください。

フライパンを使った簡単な焼き方でも、ねっとりとした焼き芋を作ることができます。時間はオーブンや電子レンジ同様にかかりますが、とても簡単なレシピなのでぜひ試してみてください。

用意する者はさつまいもとキッチンペーパー、新聞紙、アルミホイルです。それぞれ、芋1本に対して1枚用意しましょう。さつまいもは皮を剥かずに洗っておいてください。

作り方ですが、まず洗ったさつまいもをビショビショに濡らしたキッチンペーパーで包みます。それを新聞紙で包んで、更にアルミホイルで包みます。こうすることで、フライパンでも簡単に芋を蒸し焼きにできます。フライパンに包んだ芋を入れて蓋をして、弱火30分焼きましょう。30分経ったら芋をひっくり返し、もう一度30分焼いて完成です。

焼き芋は簡単なレシピや焼き方から本格的な焼き方をするレシピまで様々です。アウトドア好きの方の間では定番の調理器具、ダッチオーブンで本格的な焼き芋を作ることもできます。焼き方を工夫するだけで石焼き芋を作ることができます。

用意するものはさつまいもと、焼き芋用の小石です。川原なので拾った小石も使えますが、形が不揃いな上に焼いている途中で割れてしまうこともあります。ホームセンターやスーパーでも焼き芋用の石は販売されているので、そちらを使ってみてください。

作り方ですが、さつまいもを皮を剥かずによく洗います。ダッチオーブンに3センチほどの厚さで小石を敷き、そこにさつまいもを並べます。その上から更に、芋が充分に隠れるぐらいまで石を入れていきましょう。下火のみで50分ほど焼いて、竹串や割りばしがすっと入るようになれば完成です。石で焼いているので、他の焼き方よりも甘くホクホクとしています。

焼き芋用の石を使うレシピを紹介しましたが、ホームセンターやスーパーによっては焼き芋用の石を販売していないこともあります。その為、石を使わずにダッチオーブンで焼き芋を作るレシピも、合わせて紹介します。

レシピは石を使う時よりも簡単なので、石を用意するのが面倒な時はぜひこちらのレシピを試してみてください。用意するものはさつまいもだけです。また、ダッチオーブンをグリルに入れて焼くレシピなので、グリルに入るかどうか確認してからこちらのレシピを試してみてください。

作り方ですが、洗ったさつまいもをそのままダッチオーブンに入れます。ダッチオーブンをグリルに入れて、20分焼きましょう。焼き上がったら20分以上放置して、竹串がすっと入るようになれば完成です。大きめの芋を使う場合は、30分以上焼いて20分以上放置しましょう。アルミホイルで包む必要も無いので、とても簡単なレシピです。

ストウブを使うことで、とろけるような焼き芋を作ることができます。作り方も簡単で、焼き時間も他の焼き方より短く便利です。ストウブを使った焼き芋のレシピは、ぜひ覚えておくことをオススメします。

用意するものはさつまいもと水、クッキングシートまたはアルミホイルです。水はさつまいも1個に対し大匙2杯使います。クッキングシートかアルミホイルを適当な大きさに切って、芋の数だけ準備しておきましょう。

作り方ですが、まず芋を洗ってキッチンペーパーかアルミホイルの上に乗せてストウブに入れましょう。さつまいも1個につき大匙1杯の水をかけて蓋をし、加熱します。強めの中火で15分焼いて、弱火にして更に15分ほど焼きましょう。皮が焦げ始めたら芋をひっくり返し、もう一度大匙1杯の水をかけて、更に弱火で15分以上焼きましょう。竹串などがすっと入るようになれば出来上がりです。

家庭用のオーブンでも、長時間ゆっくり焼くことで焼き芋を甘くホクホクに仕上げることができます。作り方も簡単なので、オーブンで作る焼き芋のレシピはぜひ覚えておきましょう。

用意するものはさつまいもとアルミホイルです。熱伝導を良くする為にアルミホイルを使うのは、焼き芋レシピの基本です。直火で焼くのではなく、アルミホイルを使うようにしましょう。芋は皮を剥かずに洗って、アルミホイルで包んでおきましょう。もし芋がオーブンに入らない場合は縦に切って、切り口にクッキングペーパーを当ててからアルミホイルで包んでおいてください。

作り方ですが、アルミホイルで包んだ芋をオーブンに入れて焼くだけです。焼き方は、まず160度のオーブンで90分、竹串がすっと入るようになるまで焼きましょう。予熱がいらないので、思い立ってすぐに作れるレシピです。もし竹串が入らないようであれば焼き時間を延長しましょう。時間があるようなら、オーブンのドアを開けずしばらく放置することで余熱で火を入れることもできます。

炊飯器でさつまいもを蒸すことにより、しっとりもっちりとした焼き芋を作ることができます。他のレシピと違い皮が焦げる心配も無いので、頻繁に芋の様子を見ることができない方にもオススメのレシピです。

用意するものは、さつまいもと水、塩麹です。塩麹は大匙1杯使いますが、無ければ食塩を小匙1杯でも構いません。さつまいもは皮を剥かずに洗っておきましょう。

洗った芋を炊飯器に入れます。複数個作る場合は、芋が重ならないように注意してください。芋の半分の高さまで水を入れ、塩麹を入れます。炊き込みコースで炊飯しましょう。炊飯が終わっても、蓋を開けずに1時間以上保温して出来上がりです。しっとりとした食感なので、ほくほくとした焼き芋が好きな方は他のレシピで焼き芋を作ってみてください。

ここで、オーブントースターを使った焼き芋のレシピを紹介します。家庭用のオーブンでも、焼き方を工夫すれば美味しい焼き芋を作ることができるので、オーブンを使った焼き芋のレシピは、ぜひ覚えておきましょう。

焼き芋のレシピの多くはアルミホイルを使いますが、中にはアルミホイルを使わず芋をそのまま焼くレシピもあります。焼き時間や調理器具によってはアルミホイルを使わなくても美味しい焼き芋を作ることができるので、アルミホイルの有無を含めて色々なレシピを試してみてください。

用意するものはさつまいもだけです。丸ごとの状態で皮を剥かずに洗っておきましょう。オーブンは850ワットで使用するので、設定できる数値かどうか確認しておいてください。機種によっては100ワット刻みで、850ワットにすることができないものもあります。

作り方ですが、洗ったさつまいもをそのままオーブンに入れて850ワットで20分焼きます。20分経ったら芋をひっくり返し、更に20分焼きましょう。竹串がすっと入るようになれば完成です。もしさつまいもが硬くて竹串が入らないのであれば、少しずつ焼き時間を延ばしてください。

オーブンだけで簡単に売り物のようなねっとりとした焼き芋が楽しめるとして、クックパッドで人気になったレシピを紹介します。芋は安納芋を使うことで、家庭用のオーブンでも甘くねっとりとした食感を簡単に作ることができます。

材料は、安納芋とアルミホイルだけです。このレシピでは安納芋を使っていますが、安納芋が手に入らなければ普通のさつまいもでも作ることができます。芋は皮を剥かずに水で洗っておきましょう。

作り方ですが、洗った芋をアルミホイルで包みます。芋は濡れたままで、蜜が漏れないようぴっちりと包みましょう。オーブン用の角皿に芋を置き、余熱なしの160度のオーブンで70分から90分焼いていきます。焼き時間は芋の大きさによって調節しましょう。焼き上がってもオーブンのドアを開けず、30分以上冷ましましょう。冷めたらアルミホイルを外し、食べやすく切り分けて完成です。

焼き芋の皮を食べる人はいませんか？どうせ皮も食べるなら、皮をパリッと仕上げるレシピを試してみてください。蒸し器とオーブンを併用することで、皮はパリッと中はねっとりとした焼き芋を作ることができます。

用意するものは、さつまいもと水です。水は、鍋に2センチほどの深さで敷く為に使います。鍋の大きさに合わせ、分量を調節してください。さつまいもは皮を剥かずに洗っておきましょう。

まず、深めの鍋にさつまいもを入れて水を2センチほど張って蓋をし、火にかけます。中の水が沸騰するギリギリの火力で火を通し、竹串が通るまで芋を蒸します。鍋の水が無くならないよう、注意してください。芋が蒸せたら、オーブンで焼いていきます。130度のオーブンで30分焼いて、芋をひっくり返して更に20分焼いて完成です。

焼き芋は70度ほどで長時間加熱することで甘く美味しくなります。その為、電子レンジでの調理はあまり向いていませんが、加熱時間と焼き方を工夫すれば電子レンジで焼き芋を作ることもできます。電子レンジを使った焼き芋のレシピも紹介しますので、レンジで簡単に作れるレシピも、ぜひ試してみてください。

電子レンジでチンすると、どうしてもさつまいもの水分が飛んでパサパサとした焼き芋になってしまいます。このレシピでは極力水分を保ったまま芋を加熱することで、蒸かし芋のようなしっとりとした焼き芋を作ります。

用意するものは、さつまいもとキッチンペーパー、サランラップです。キッチンペーパーは芋1個に対して2枚用意しましょう。キッチンペーパーとサランラップを使うことで、水分を飛ばさずに焼き芋を作ることができます。

さつまいもを洗い、キッチンペーパー2枚で包みましょう。キッチンペーパーごと水で濡らし、サランラップで包んで耐熱皿へ乗せます。150ワットに設定したレンジで10分加熱して、芋をひっくり返しましょう。その後更に10分加熱すれば出来上がりです。

本来、電子レンジで焼き芋を作るのはあまり得策ではありません。芋の甘みを出すには長時間の加熱が必要ですが、電子レンジは長時間の加熱に向いていない上に水分を飛ばしてしまうからです。しかし、このレシピでは水分をできるだけ飛ばさずに電子レンジで焼き芋を作ることができます。

用意するものはさつまいもとキッチンペーパーです。キッチンペーパーはさつまいも1個に対して2枚使います。また、電子レンジを使うので耐熱皿を用意しておきましょう。

さつまいもを洗って、キッチンペーパー2枚で包みます。キッチンペーパーごと水で濡らし、耐熱皿に乗せてラップをせず電子レンジに入れましょう。500ワットで2分加熱して、芋をひっくり返しましょう。更に解凍モードか150ワットの電子レンジで20分加熱して完成です。10分加熱したところで芋をひっくり返すと、より均等に熱が入ります。

さつまいもを短時間で蒸すことで、簡単な焼き芋を作ることができます。しかし、短時間で一気に加熱するのでさつまいもの甘みは出づらく、他のレシピに比べると味は落ちます。どうしてもすぐにさつまいもが食べたい、さつまいもを使った料理を作りたい場合にはオススメです。

用意するものはさつまいもとラップ、少量の水です。さつまいもは洗って、食べやすい大きさに切っておきましょう。食べやすい大きさに切っておく方が、加熱ムラが少なくなります。

切り分けたさつまいもを耐熱皿に乗せて、水を少し入れましょう。ラップをしたら電子レンジに入れて、500ワットで6分加熱しましょう。芋が固いようであれば、加熱時間を延ばして調整してください。また、このレシピは非常に簡単な上に時短にもなりますが、短時間で蒸しているので他のレシピに比べると味は落ちます。時間があるのであれば、他のレシピで甘みをしっかり引き出しましょう。

いかがでしたか？焼き芋は、秋の定番のおやつです。最近では焼き芋専門店が増えるなど、とても人気のある焼き芋ですが、簡単なレシピで焼き方を工夫すれば家庭でも作ることができます。作り方はどれも簡単ですが、焼き方を変えることで芋の味も大きく変わります。ぜひ色んな焼き芋のレシピを試し、自分に合った焼き芋の作り方を探してみてください。