刻みネギの切り方を解説!賞味期限や冷蔵・冷凍保存方法も紹介!
どんな料理にも合い、なおかつ彩りも豊かにしてくれる刻みネギ。そんな刻みネギの切り方を徹底紹介していきたいと思います。切り方や部位によって変わるネギの魅力はもちろん、その賞味期限や冷蔵・冷凍保存方法についても紹介します。また、刻みネギをパラパラの状態で冷凍するコツも必見です。意外と知らない刻みネギの下準備や切り方はもちろん、ちょっとした切り方のコツも見ていきましょう。
目次
刻みネギの切り方や保存を詳しく知りたい!
普段の食卓をより美味しく、彩り豊かにしてくれる存在とも言える刻みネギ。日本では古くから薬味としても親しまれ、切り方によってはより多くの味わい方を楽しむことができます。そんな刻みネギの切り方や保存方法はもちろん、ネギの部分によって異なる味の違いや、その他の下準備について紹介していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。
刻みネギの切り方をマスターしよう!
ネギと言えば刻みネギとも言えるほど、刻んで利用されることが多いネギ。スーパーなどでは、すでに刻まれた刻みネギのパックなどが売られていたりもします。それだけ需要が高いとも言える刻みネギ。お味噌汁に入れたり、炒め物や様々な料理の付け合わせにしたりと、普段の食生活で何気なく活用しているという方も多いのではないでしょうか?
まずは、そんなネギの切り分け方と下準備の方法、その後の刻みネギのおすすめの保存方法について紹介していきたいと思います。気になる賞味期限などについての情報にも注目です。
刻みネギはいろいろな料理で大活躍!
刻みネギは色々な料理で大活躍しています。例えば、卵焼きです。ネギなしの卵焼きも美味しいですが、刻みネギの入っている卵焼きは、また違う魅力がありとても美味しいと幅広い世代からの人気を得ています。同様に、チャーハンなどの炒め物にもよく合うことで知られています。冷奴に付け合わせたり、お味噌汁に入れるという方も多いのではないでしょうか?
また、その他にもネギ焼きやネギラーメンなど、刻みネギをたっぷりと利用したメニューなども多く、刻みネギが多くの方に親しまれている証拠だとも言えます。美味しくなるだけではなく、彩りも豊かになるため食卓を華やかにしてくれるという役割も兼ね備えている刻みネギ。ネギが私たち日本人の食生活にいかに身近であるかが伝わってきます。
刻みネギに最適なのは長ネギ
どんな料理にも合い、薬味から付け合わせなどで大活躍の刻みネギ。そんな刻みネギに最適と言えるネギの種類は「長ネギ」です。その理由は、青ネギなどと比較すると、長ネギの方が香りが強く、薬味などに適しているからと言われています。スーパーなどでは、青ネギの方が比較的に安く、彩りも豊かなため手に取りやすいですが、料理をより美味しくするという意味では長ネギの方が適していると言えそうです。
中華料理店などで多く使われている長ネギ。関東では長ネギや白ネギが主流で、関西では青ネギが主流だというように日本の中でも地域などによって違いもあるようです。では、さっそく、長ネギの切り分け方について見ていきたいと思います。
まずは長ネギを青い部分と白い部分に切り分けて刻もう
長ネギは青い部分と白い部分に分かれています。これらは、部分ごとによって味が異なるため、長ネギを利用する際は使い分けるといいでしょう。まず、長ネギの青い部分と白い部分を二つに分けるように切ります。続いて、青い部分は枝分かれしている部分を境目に二つに切り分けます。一方の白い部分は真ん中部分で半分に切ります。
切り分ける部分によって、色々な切り方に挑戦することでより幅広い料理に活用することも可能です。切り分けた長ネギは部分ごとにより味が異なります。根っこに近い方の白い部分の方は甘みが強く、葉の青い部分に近づくにつれて辛味が強くなってくると言われています。料理に合わせて使い分けるのもいいでしょう。
長ネギは部分ごとに甘みや辛さの強弱があります。そのため、料理によって長ネギの使用する部分を変えることで、より長ネギの魅力を引き出すこともできます。また、それだけではなく、部分ごとの特徴に合わせて切り方を工夫することで、より旨味がアップするとも言われています。刻みネギに大活躍の長ネギの特徴を理解して、より刻みネギを活用していきましょう。
水にさらして辛みを抜こう
刻みネギと言えば、少し鼻がツンとするような辛味があるのも特徴の一つです。そんな刻みネギに必要な下準備は「水にさらす」ということです。水にさらすことで、ネギの辛味を抜くことができます。また、辛味を抜くだけではなく、同時にネギのぬめりなども一緒に落とすことができるため、刻みネギを利用する際には必ず水にさらすようにしましょう。
水にさらす際は、冷水に5~10分が良いと言われています。あまり長時間水にさらしておくと、ネギの成分である硫化アリルが水に溶けだしてしまうのです。この硫化アリルは血液をサラサラにする効果や、血液中の脂肪を減らす効果があり、糖尿病・高血圧・動脈硬化にも有効だと言われています。健康にも嬉しい成分が入っているネギ。より美味しく、効果効能を得るためにも水にさらす時間は5~10分程度にしましょう。
水分はしっかりときって保存しよう
続いて、水にさらした後の刻みネギの保存方法についてです。まず、水にさらして辛味とぬめりを取った刻みネギは、しっかりと水分をきるようにしましょう。そうすることで、刻みネギが傷みにくくなり、保存する際にも良好な保存状態が保てます。
ザルなどで水分をしっかりときった刻みネギは、キッチンペーパーなどで水分をしっかりと吸収させるのがおすすめです。長く保存したい場合は、保存容器の下にキッチンペーパーを敷くなどの一工夫をしておくと冷蔵保存でも3~4日程度の日持ちが可能です。ネギを購入した後は、刻みネギにし、まとめて保存しておくと普段の料理の際にもさっと使えて便利でしょう。
刻みネギの切り方を種類別に知っておこう
刻みネギと一言に言っても、薬味や料理に合わせて色々な切り方や楽しみ方があります。実際に、切り方を工夫しているという方や、料理によっていろいろな切り方の刻みネギを見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?ここからは具体的に、刻みネギの切り方について紹介していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。
上品な大きさが魅力の薬味ねぎの切り方
中華料理はもちろん、和食から洋食、どのような料理にも大活躍の刻みネギ。上品な大きさは、料理の味わいだけではなく彩りをも豊かにしてくれます。そんな刻みネギの定番とも言える薬味ネギの切り方について、二種類紹介します。
刻みネギは、その切り方で味わいも変わってくると言われています。まず、薬味ネギの基本の切り方とも言える小口切り。ネギの繊維を断って横に切ることで、ネギの辛みや香りが引きたちます。包丁を入れる際にはネギの上に刃を置き、奥に滑らすようにして切るのがポイントです。その際には、なるべく細かく等間隔で切るようにするのもポイントの一つです。
続いて紹介する薬味ネギの切り方は、引き切りです。包丁を奥から手前に引くようにして切ることで、ネギの甘みを出すことができます。こちらは小口切りとは違って少し幅を持たせて等間隔に切るのがポイントです。それぞれの切り方や、ネギの部分ごとの特徴などを理解し、料理に合わせて刻みネギを活用してみるのもおすすめです。
九条ネギ切り方も知っておこう!
長ネギの基本的な切り方について紹介してきましたが、九条ネギの切り方についても紹介したいと思います。九条ネギは長ネギと比べると細めで、青みが多く、繊維がしっかりとしているという特徴を持ちます。
青ネギなどと同様に少し細めの九条ネギ。刻みネギにする際には、輪ゴムなどで一つにまとめるなどしてから切るようにすると、切りやすくなります。辛みを抜く際には水にさらし、保存する際にはしっかりと水をきるという点は長ネギと同様です。
薬味として生のまま刻みネギを利用する場合には、水にさらして辛みを抜くことは必要ですが、鍋などにして火を通すという際には、自然に辛みが抜けるため、水にさらさずに利用することも可能です。
刻みネギをマスターしたら他の切り方にもチャンレジしよう!
刻みネギの切り方だけではなく、続いては長ネギのみじん切りの方法や意外と簡単にできる白髪ネギの切り方について紹介していきたいと思います。さっそく見ていきましょう。
長ネギをみじん切りにしてみよう
まずは、長ネギのみじん切りの方法です。長ネギのみじん切りは、麻婆豆腐やエビチリなど多くの中華料理に使われています。家庭で中華料理を作るという際には、効率よく長ネギをみじん切りしたいものです。
出典: https://dime.jp
その方法は、まず長ネギに斜めに包丁で切り込みを入れていきます。最後まで切ってしまわずに、長ネギが完全に切れてしまわないぎりぎりのところまで切り込みを入れるのがポイントとなります。なるべく細く切り込みをいれることで、より細かいみじん切りが出来ます。
長ネギに斜めに切り込みを入れることが出来たら、あとは小口切りをした際と同様にネギを横に断つようにして細かく切っていきます。そうすると、簡単に長ネギをみじん切りすることができます。手間がかかるようにも思える長ネギのみじん切りですが、少し工夫することで簡単に作ることができ、お店のような料理やその見た目を楽しむことも可能です。
白髪ねぎの簡単な切り方
和食はもちろん洋食の付け合わせなどにも最適な白髪ねぎ。魚料理やサラダ、ラーメンなど本当に幅広い料理で大活躍しています。そんな白髪ねぎですが、一見とても切るのが難しそうに見えます。しかし、少し工夫することで簡単に切ることも可能です。さっそく、白髪ねぎの簡単な切り方について見ていきましょう。
まず、白髪ねぎを作る際には、長ネギの白い部分を使うようにします。3~4センチ程度に切ったら、縦に切り込みを入れ、ネギを開きハリのある外側の部分を使うのが適しています。ネギを開くと、四角形になるため、それを丁寧に細かく縦に切ることで簡単に白髪ねぎを作ることが可能です。
この際に、なるべく丁寧に細かく切るようにすると、より綺麗な白髪ねぎが完成します。長ネギを開いた際の芯の部分は白髪ねぎには適さないため、違う料理に加えるなどして活用しましょう。続いては、この方法よりも簡単にできる白髪ねぎの作り方を紹介します。
それは、家庭に必ずあると言っても過言ではないフォークを活用した白髪ねぎの作り方です。長ネギの白い部分にフォークを入れ、繊維に沿って手前に引くようにしながら切り込みを入れていきます。この動作を何度か繰り返し、十分に細かくなったら白髪ねぎの完成です。包丁を使うよりも簡単にできますし、身近なアイテムで出来るというのも嬉しいポイントの一つです。
最近では、白髪ねぎを作る専用のネギカッターというものが、100円ショップなどでも販売されているため、こうしたアイテムを活用して白髪ねぎを作るのもおすすめです。薬味や付け合わせなどには欠かせないネギ。そんな中でも、一見作るのが難しそうな白髪ねぎを活用することで普段の食卓がより華やかになることは間違いありません。ぜひ、自宅でも活用してみましょう。
長ネギの辛味抜きは必ず必要?
刻みネギを利用する際の下準備として、水にさらして辛み抜きをするというものがありますが、決して必須というわけではありません。薬味として生のまま食べる際に、辛さが気になるという場合はあらかじめ水にさらすのがおすすめですが、その辛さが良いという場合や火を通して調理する場合には辛み抜きは不要です。特に、風邪などで体調を崩している際には、むしろその辛みが大切とも言えます。
ネギには、辛味成分とも言われる「アリシン」・「ネギオール」が含まれています。これからは、殺菌・抗菌効果が強く、風邪などのウイルスから体を守り、免疫力を高めてくれるとも言われています。そのため、風邪などで体調を崩している際などには、むしろ辛みのあるネギを薬味に使った料理を食べるのがおすすめです。
刻みネギの保存期限や保存方法について紹介
幅広い料理に大活躍の刻みネギ。しかし、長ネギを刻みネギにしたものの一度の料理で使い切れないという方も多いのではないでしょうか?長ネギの白い部分だけ使いたいのに、青い部分が残ってしまうということもあるかと思います。
ここからは、そうした場合に嬉しい刻みネギの保存方法について紹介していきたいと思います。同時に、保存期限や冷凍保存・冷蔵保存時での賞味期限の違いなどについても見ていきましょう。冷凍保存するメリットやその方法にも注目です。
刻みネギは冷凍保存がおすすめ
一度刻んでしまった刻みネギは、冷蔵保存することも可能です。もちろん、その際にはしっかりと水気を切る必要があります。しかし、それ以上におすすめなのは冷凍保存です。冷蔵保存だと、3~4日程度で賞味期限が来てしまいますが、冷凍保存の場合はおよそ1カ月程度は賞味期限に問題がないと言われています。きちんと冷凍保存しておくことで、賞味期限を1カ月に延ばすことができるというのは魅力的です。
冷蔵保存の場合は、いくらきちんと水気をきったとしても、ネギそのものから水分が出てきてしまうため、長く置いていると水分が出てぬめりなどが発生してしまいます。そして、次第に傷んできてしまうのです。それが賞味期限を短くしてしまう原因とも言えます。
しかし、冷凍保存の場合だとそうした水分もしっかりと冷凍されているので安心です。ネギの栄養や水分を逃がさず、賞味期限を延ばすためにも冷凍保存はとてもおすすめだと言えます。しかし、ネギは冷凍保存したとしても日が経つにつれて、栄養素は落ち、状態も悪くなります。そのため、冷凍保存したから賞味期限は1カ月だと思い過ぎずに、なるべく早く使い切るように意識しておきましょう。
スーパーなどで売られている刻みネギのパックでは、賞味期限ではなく消費期限が設定されていることがほとんどです。賞味期限は食品がその日までは美味しく食べることができるという期限であり、賞味期限を過ぎても食べることができないというわけではありません。しかし、消費期限はその日が食べることのできる期限であり、その後は傷みが進んで食べることが難しい状態となります。
そうした観点から見ても分かるように、やはり刻みネギはある程度の賞味期限は参考にしながらも早めに食べるというのが良さそうです。どうしても、食べきることが出来ないという場合は冷凍保存し、賞味期限を少しだけ延ばしつつ、はやめに使い切るように努力するのがいいのかもしれません。そうすることで、ネギ本来の栄養や味わいを楽しむことにもつながります。
刻みネギの上手な保存方法を紹介
ネギの冷凍保存とその際の賞味期限について紹介しましたが、さっそく刻みネギの上手な保存方法を具体的に紹介していきたいと思います。まず、刻んだ状態のネギの水分をしっかりと切っておくというのは基本であり、重要なポイントとなります。そうしておくことで、ネギの傷みを抑えることはもちろん、パラパラの状態でネギを冷凍保存しておくことが可能となります。
刻みネギを冷凍保存する際には、保存容器でも可能ですが、専用のフリーザーバッグなどに入れて保存する方法がおすすめです。その際には、ネギの部分ごとに冷凍保存しておくと料理や使う場面に合わせて取り出しやすいため、試してみるのもいいでしょう。続いては、よりパラパラな状態で冷凍保存するコツについてです。
せっかく冷凍保存しても、いざ使うときに固まっていて取れないということや、使いたい分だけ上手に取り出せないということを避けるためにも、刻みネギはパラパラの状態で冷凍保存するのが最適です。まず、専用のフリーザーバッグに刻みネギを入れ、冷凍庫に入れます。少し冷凍されたと思うタイミングで一度冷凍庫から取り出し、フリーザーバッグの中に空気を入れ、ネギをパラパラになるように振ります。
そして、その後再び冷凍保存します。そうすることで、パラパラの状態で刻みネギを冷凍保存することが出来ます。空気は後からきちんと抜き、形を整えて保存しておくと冷凍庫のスペースも取りません。使いたい部分ごとに冷凍しておくと、料理に合わせてサッと使えるのもおすすめのポイントです。鍋などに入れる際は、冷凍のまま入れることで自然と解凍されますし、冷水にさらすだけでもさっと解凍できて便利です。
また、普段の料理でお味噌汁や炒め物などに、よく刻みネギを使うという場合には、使用分量ごとに冷凍保存しておくのもおすすめです。そうしておくことで、使いたい時に使いたい分だけサッと取り出すことができるので、時間短縮にもつながります。朝の忙しい時間などでも、時間をかけることなく美味しい料理を作ることもでき、栄養も得ることができるので嬉しいポイントとも言えます。
刻みネギの切り方と保存方法をマスターしよう!
その切り方によって様々な味わいや、彩りを与えてくれる刻みネギ。中華料理や和食、洋食と本当に幅広い料理で大活躍している刻みネギの切り方は、ぜひマスターしておきたいものです。同時に、賞味期限や保存方法を十分に理解しておくことで、より上手に刻みネギを活用することができるのではないでしょうか。
また、薬味ネギとしてだけではなく、ネギそのものでも料理として味わうことができるという魅力もあります。同時に、風邪予防などの栄養素も豊富に含んでいるネギ。日常生活に上手に取り入れることで、丈夫な体を作ることもできます。
今や、私たちの食生活には欠かせない存在とも言える刻みネギ。料理に合った切り方や、その保存方法をマスターし、普段の食生活に上手に取り入れて、どんどん活用していきましょう。