2018年08月16日公開
2024年07月29日更新
にんにくの芽の栄養と効果効能は?選び方とおすすめレシピも!
みなさんは、にんにくの芽を意識して食べていますか?にんにくの芽は、栄養価が高く、元気になれる食品だと知っていましたか?にんにくの芽の詳しい栄養素と、効果や効能について紹介します。にんにくの芽を選ぶときのポイントや、今日の献立から使える、おすすめのにんにくの芽レシピもあります。にんにくの芽の正しい選び方も解説します。にんにくの芽を、普段の料理に取り入れて、美味しく元気な毎日を送りましょう。
目次
にんにくの芽とは?
みなさんは、にんにくの芽を日常的に食べていますか?にんにく自体は、パスタなどの洋食や、焼き肉のときなどに食べたりします。にんにくの芽は、どういったときに食べているでしょうか?
にんにくの芽は、中華料理の炒め物などに入っていたりします。にんにくの芽が、日常的に、食卓に上がることは珍しいことかもしれません。そもそも、にんにくの芽は、にんにくとはどのような違いがあり、どのように栽培されているのでしょうか?
にんにくとにんにくの芽の違い
実は、にんにくの芽の栄養成分は、にんにく自体とさほど変わりません。にんにくは元気がでる食品のイメージがあると思います。にんにくの芽も、にんにくと同じく、元気になりたいときにぴったりの食品なのです。
にんにくの芽は、にんにくと比べると、脂質が低く、カロリーも低い食材です。これは、ダイエット中や、脂質やカロリーが気になっているときには活躍してくれそうです。にんにくの芽とにんにくの成分を詳しく比較してみたいと思います。
にんにくの芽とにんにくを、実際に食べる部分100グラムで、気になる栄養素をピックアップして比べてみます。100グラムあたりのカロリーは、にんにくの芽が45キロカロリーで、にんにくは136キロカロリーになります。にんにくの栄養と変わらず、低カロリーなら、ぜひ、にんにくの芽を取り入れたいものです。
100グラムあたりの脂質は、にんにくの芽が0.3グラムなのに対し、にんにくは0.9グラムになります。脂質もカロリーもにんにくの芽の方が低いのです。これは特に、女性には嬉しい事実です。にんにくより脂質が低く、低カロリーなら、積極的ににんにくの芽を取り入れていきたいものです。
にんにくの芽の栽培について
にんにくの芽は、どのように栽培され、出荷されているのでしょうか?にんにくの芽は、別名茎にんにくと呼ばれています。その名のとおり、にんにくの茎の部分になるからです。
野菜の分類としては、にんにくは淡色野菜に分類されますが、にんにくの芽は、緑黄色野菜に分類されます。現在日本国内で栽培されているにんにくは、茎の部分が伸びない品種なのだそうです。また、茎が伸びる品種を作っていても、農薬などの関係で出荷できないものが多いのです。そのため、日本で売られているにんにくの芽のほとんどは中国産になります。
にんにくの芽は、ほとんどが中国産のものになりますが、国産のにんにくやにんにくの芽が売られている場合もあります。国産にんにくの芽は、かなりレアなので、ぜひ購入したいものです。野菜の直売所や地域密着の直売スーパー、道の駅などで売られていることもあるそうです。国産にんにくの芽を見かけたらチャンスです。
にんにくの芽の栄養
にんにくの芽とにんにくの栄養は、ほとんど変わらないと言われています。では、にんにくの芽には、どのような栄養が含まれているのでしょうか?ここでは、にんにくの芽の栄養について、詳しく紹介します。
アリシン
にんにくやにんにくの芽は、強い匂いが独特の野菜です。この匂いは、アリシンという栄養素が原因です。このアリシンという栄養は、抗酸化作用が期待できます。また、殺菌効果もあると言われています。
にんにくやにんにくの芽の元気になる成分も、このアリシンに含まれています。アリシンは、ビタミンB1と合わさることで、滋養強壮の効果や、疲労回復効果が期待できます。つまり、ビタミンB1が含まれている食品と合わせて摂取すると、にんにくの芽のよりよい効果効能が期待できるのです。
食物繊維
にんにくの芽には、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。にんにくの芽には、この不要性食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維に関しては、にんにくよりにんにくの芽の方が多く含まれています。
不溶性食物繊維は、腸内環境を整えてくれる効果が期待できると言われています。また、腸内環境を整えてくれることで、デトックス効果もあります。また、にんにくに多く含まれている水溶性食物繊維は、血糖値が急に上昇することを防ぐ効果があると言われています。
にんにく、にんにくの芽に含まれている栄養と効果に合わせる選び方もあります。にんにくとにんにくの芽の選び方の参考にしてください。にんにくの芽ならではの栄養で、腸内を健康に導きましょう。
βカロテン
前項で、にんにくの芽は緑黄色野菜に分類されていると紹介しました。緑黄色野菜であるにんにくの芽には、βカロテンが豊富に含まれています。これは、にんにくには含まれていない栄養です。βカロテンは、体内に入ると、ビタミンAになります。
ビタミンAは、目や粘膜、皮膚の健康に繋がる成分となります。疲れ目などの疲労回復や、美肌効果が期待できる成分です。目や肌の健康のために、にんにくの芽を選んで取り入れていきたいものです。
葉酸
葉酸は、にんにくよりにんにくの芽に多く含まれている栄養です。葉酸は、血を作るビタミンと言われています。特に妊娠中の女性は、充分摂取することを推奨されている栄養成分になります。
葉酸は、新鮮な緑黄色野菜や果物、レバーに含まれている栄養です。現在はサプリなどもありますが、食材から摂取できるのは嬉しいです。葉酸は、貧血対策のみならず、健康維持に関するさまざまな効果が期待できる栄養になります。
ビタミンC
ビタミンCも、にんにくよりにんにくの芽に多く含まれている栄養になります。ビタミンCは、美肌や風邪の予防には欠かせない栄養であることは有名です。このほかに、にんにくの芽にはビタミンEも含まれています。ビタミンEも、にんにくより、にんにくの芽に多く含まれている栄養です。
にんにくと比較すると、にんにくの芽に多く含まれている栄養はたくさんあることが分かりました。βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、この他にも、カルシウムもにんにくの芽の方が多く含まれている栄養になります。
栄養のあるにんにくの芽の効果効能
にんにくと比較すると、にんにくの芽には多くの栄養が含まれていることが分かりました。栄養豊富なにんにくの芽は、どのような効果効能が期待できるのでしょうか?にんにくの芽の効果効能に関してまとめました。
前項で紹介したように、にんにくの芽には、たくさんの栄養素がふくまれており、さまざまな効果効能が期待できます。にんにくの芽は、殺菌効果、疲労回復効果、腸内の環境の改善効果、目や粘膜や肌の回復効果、歯や骨を丈夫にする効果効能があります。
栄養のあるにんにくの芽の選び方
栄養が豊富なにんにくの芽ですが、選び方が気になります。ここでは、新鮮なにんにくの芽の選び方を紹介します。まず、にんにくの芽の色ですが、緑が鮮やかで、変色していないものを選ぶようにしましょう。例えば、黄色くなっているものは、鮮度が落ちている証拠です。
にんにくの芽を触ったときに、柔かさを感じるものを選ぶことも重要です。弾力があるものを選ぶのが良いにんにくの芽の選び方です。にんにくの芽は、保存の際は、冷蔵庫で保管し、乾燥しないようにすることがポイントです。正しい選び方で、栄養を逃さないようにしましょう。
栄養のあるにんにくの芽のおすすめレシピ
にんにくの芽を使ったおすすめレシピを紹介します。にんにくの芽と組み合わせることで、更なる効果が期待できる食材を選ぶことがレシピのポイントです。自宅でにんにくの芽の献立を作るときの参考レシピにしてください。
にんにくの芽と豚肉のオイスターソース炒めのレシピを紹介します。材料は、茹でたにんにくの芽、豚肉(醤油で下味を付け片栗粉をまぶしておく)、しょうが、オイスターソース、醤油、酒、サラダ油になります。作り方は、フライパンにサラダ油を熱し、しょうがを入れます。豚肉を加え、火が通るまで炒めます。
にんにくの芽に火が通ったら、調味料を加えてよく混ぜ、器に盛りつけたら出来上がりです。にんにくの芽とビタミン豊富な豚肉を組み合わせたレシピで、美肌効果や疲労回復効果が期待できます。
にんにくの芽の匂いが気になる場合
にんにくやにんにくの芽が栄養豊富でたくさんの効果効能が期待できることが分かりました。でも、にんにくって匂いが気になります。こんなときに、食べ物の匂いを消す方法があったら、気にせず思いっきり食べられるのに…と思いませんか?
市販されているブレスケア商品も良いのですが、お口の匂いがきになる場合は、りんごジュースと牛乳を試してみてください。りんごジュースに含まれる、ポリフェノールやリンゴ酸は、にんにくを食べた直後に効果を発揮するようです。
翌日の匂いを消したい場合は、にんにくを食べた後に牛乳を飲むのが良いとされているようです。牛乳の、胃に膜を張る効果が影響しているようです。匂いが気になる場合は、試してみてください。
さまざまな栄養と効果効能があるにんにくの芽を食べよう!
いかがでしたか?にんにくの芽には、たくさんの栄養が含まれていて、たくさんの効果効能があることが分かりました。にんにくの芽とにんにくを比較しても、にんにくの芽の方が、栄養がたくさん含まれていることが明らかです。
にんにくの芽は、特に国産のものは手に入りにくいという難点がありますが、旬の時期にあたる夏頃は、にんにくの芽が出回るチャンスです。また、国産でなくても、鮮度の高いものを正しく選んで、元気な毎日のために取り入れてみてください。