ジャック・オ・ランタンとは?由来や作り方などを詳しく紹介!
最近はすっかり日本でも定着したハロウィンですが、ハロウィンと言えばかぼちゃのおばけであるジャック・オ・ランタンを思い出す方も多いのではないでしょうか。しかしなぜハロウィンにジャック・オ・ランタンを灯すようになったのか、その由来までご存知の方は多くないと思います。ここではそんな方のために由来をはじめ、ジャック・オ・ランタンの作り方、すてきな飾り方まで広く紹介します。今年のハロウィンは、ぜひジャック・オ・ランタンを手作りしてみませんか?
目次
- 1ハロウィンにはなぜジャック・オ・ランタンを飾るの?
- 2ジャック・オ・ランタンとは?
- 3本当は怖いジャック・オ・ランタンの由来
- 4ジャック・オ・ランタンの由来になったと言われる話
- 5初期のジャック・オ・ランタンとはカブだった
- 6閲覧注意!初期のジャック・オ・ランタンとは
- 7かぼちゃのジャック・オ・ランタンはアメリカ発祥
- 8ハロウィンの由来とは?
- 9ハロウィンの仮装は魔除けのため
- 10かぼちゃでジャック・オ・ランタンを作ろう
- 11基本のジャック・オ・ランタンの作り方
- 12牙付きジャック・オ・ランタンの作り方
- 13彫刻付きジャック・オ・ランタンの作り方
- 14ミニかぼちゃ付きジャック・オ・ランタンの作り方
- 15職人技!3Dジャック・オ・ランタンの作り方
- 16折り紙でジャック・オ・ランタンを作ろう
- 17折り紙で作るおばけ
- 18折り紙で作るこうもり
- 19折り紙で作るくもの巣
- 20ジャック・オ・ランタンをおしゃれに飾ろう
- 21ハロウィンはお部屋の飾りもすてきに
- 22今年のハロウインはジャック・オ・ランタンを飾ろう!
ハロウィンにはなぜジャック・オ・ランタンを飾るの?
いまやハロウィンは、10月のイベントとして日本でもすっかり定着しました。この季節になると街中にはハロウィンらしいオレンジや黒色のデコレーションで飾られ、楽しいお祭りムードでうきうきします。ご家庭でも、かぼちゃやおばけをモチーフにした雑貨を飾ったり、かぼちゃ料理を作るという方も多いのではないでしょうか?
お子さんがいるご家庭では子供たち同士集まってお菓子の交換をしたり、若い人たちの間では仮装パーティーに参加するなど、それぞれの世代で色々な楽しみがある、秋を代表するイベントになっています。しかしそもそも日本の伝統的な行事ではないため、ハロウィンの由来などについては知らない方も多いかもしれません。今回はそんなハロウィンについて紹介していきます。
ジャック・オ・ランタンとは?
ここではそんな方のためにハロウィンの起源をはじめ、ハロウィンに飾るかぼちゃの灯りのジャック・オ・ランタンとは、その由来にまつわる伝承について詳しく説明します。日本では可愛らしいおばけがモチーフにされることの多いハロウィンですが、本場のハロウィンには、かなり恐ろしい言い伝えがありることを知っていますか?
なぜハロウィンの日には仮装をするのか、なぜかぼちゃをくり抜いて灯りを灯すのか、ジャック・オ・ランタンとはそもそも何なのか、ジャックとは一体何者なのか、どれにも可愛くてポップなハロウィンとは全く違う、怖い由来が隠されています。特に実際に作られた初期のジャック・オ・ランタンの姿には、ぞっとすること間違いありません。
さらに、かぼちゃを使った本格的なジャック・オ・ランタンの作り方や、お子様にもできる折り紙などで簡単にできるジャック・オ・ランタンの作り方、ハロウィンパーティーのアイデアまで広く紹介します。今年のハロウィンはお家でも手作りのジャック・オ・ランタンを飾ってみませんか?
本当は怖いジャック・オ・ランタンの由来
ハロウィンと言えば一番に思い出すのが、かぼちゃをくり抜いて作ったジャック・オ・ランタンではないでしょうか。ジャック・オ・ランタンとは日本語に訳せば、「ジャックの灯り」という意味になります。ジャックとは誰で、ジャック・オ・ランタンとはいったい何なのでしょうか。はじめに、ジャック・オ・ランタンの由来となる、アイルランドとスコットランドに伝わる恐ろしい言い伝えについて紹介します。
ジャック・オ・ランタンの由来になったと言われる話
昔々、大酒のみで犯罪ばかりを犯すジャックという男がいました。ある日ジャックはいつものように酒を飲んで酒場から出てくると、そこで悪魔に出会いました。悪魔はジャックの魂を奪い取ろうとしますが、ずる賢いジャックは考え、「魂はあげるから、最後に酒を飲ませてくれ」と悪魔に頼みます。悪魔はその願いを聞き入れ、酒代にするためにコインに変身します。
するとジャックはすかさずコインを十字架で押さえつけ、財布にしまい込みます。すっかり身動きが取れなくなった悪魔は、この先10年間ジャックの魂を取らないことを条件に開放してもらいます。約束の10年後、再び悪魔はジャックの前に姿を現します。ここでもジャックは悪知恵を働かせ、「魂はあげるから、最後にあの木になっているリンゴが食べたい」と悪魔に頼みます。
今度こそ最後だと思った悪魔はジャックの願いどおり、リンゴを取るために木に登ります。するとジャックはすかさずナイフで木に十字架の印を付けました。十字架が彫り込まれた木から降りられなくなった悪魔は、二度とジャックの魂は取らないことと引き換えに、木から降ろしてもらいました。
ここまでなら、悪魔との知恵合戦に勝ったジャックの武勇伝で終わりますが、お話はまだ続きます。悪魔に魂を取られる心配がなくなったジャックも、やがて寿命で命尽きます。しかし生前に悪事ばかり働いていたジャックは天国に行くことができません。そこで地獄に行きますが、そこであの悪魔に出会います。悪魔はジャックに、魂を取らない約束をしたから、地獄に連れていくことはできないと告げます。
天国にも地獄にも行けないジャックは、それではどこに行ったらいいのか悪魔に尋ねます。悪魔は元にいた場所に戻るように告げますが、すでに肉体のないジャックは生き返ることもできません。ジャックは仕方なく暗く冷たい道をとぼとぼと歩き出しますが、道があまりに暗いので、悪魔に灯りを分けてくれと頼みます。悪魔は地獄の炎を少しジャックに分けてくれました。
ジャックは真っ暗な中でこの火を絶やしてはならないと、道端に転がっていたカブを拾ってくり抜き、その中に火を入れます。そしてジャックはカブで作ったランタンを手に、あの世とこの世を永遠にさまようことになるのでした。
初期のジャック・オ・ランタンとはカブだった
ジャック・オ・ランタンの由来となる、アイルランドとスコットランドに伝わるお話を紹介しました。ジャック・オ・ランタンとはそもそもどういうものか、分かったのではないかと思います。また、最初のジャック・オ・ランタンとはかぼちゃではなくカブだったのも、驚きです。現在でもスコットランドでは、ジャック・オ・ランタンはカブを使って作られているそうです。
また、ジャック・オ・ランタンとは善霊を呼び込み、悪霊を遠ざけると信じられており、魔除けの意味としても使われています。ところで、伝統的なカブのジャック・オ・ランタンとは、現在私たちがイメージするかぼちゃのジャック・オ・ランタンとは全く違う形をしています。次にその初期のカブでできたジャック・オ・ランタンを紹介します。
閲覧注意!初期のジャック・オ・ランタンとは
20世紀初頭に実際に作られたカブのジャック・オ・ランタンとは、こんな衝撃的な姿をしていました。それがこちらの画像です。
現在のジャック・オ・ランタンとは全く違う、ものすごく不気味で恐ろしい姿です。ジャック・オ・ランタンというより、ミイラ男のようです。こんなランタンが火を灯されて夜道に飾られているところを想像するとぞっとします。これ自体が悪魔のようですが、魔除けの意味合いがあるようです。
かぼちゃのジャック・オ・ランタンはアメリカ発祥
アイルランドやスコットランドでカブを使って作られていたジャック・オ・ランタンが、どうしてかぼちゃで作られるようになったのでしょうか?それには歴史的な背景があります。1845年から1849年の4年間にわたり、ヨーロッパ全域で、じゃがいもの疫病が大発生する、いわゆるじゃがいも飢饉が起きました。島国のアイルランドでもこの疫病の被害を受け、深刻な飢饉に見舞われました。
アイルランドでは多くの人がじゃがいもに依存する生活を送っていたことや、適切な救済が行われなかったことにより、最終的に人口の2割の人が命を落としました。また、人口の1割から2割に当たる人が、国外へ脱出しました。このとき多くのアイルランド人がアメリカへ脱出し、アメリカにジャック・オ・ランタンをはじめとする、ハロウィンの習慣がもたらされました。
アメリカに渡ったジャック・オ・ランタン
このとき、アメリカにはカブが栽培されておらず、アメリカにわたったアイルランド人は、身近で簡単に手に入れることができたかぼちゃを使って、ジャック・オ・ランタンを作り、それが今日のかぼちゃでできたジャック・オ・ランタンのルーツとなりました。今日本でなじみのあるかぼちゃ製のジャック・オ・ランタンとは、アメリカにわたったアイルランド人の発祥なのです。
ハロウィンの由来とは?
ジャック・オ・ランタンとは何か分かったところで、ハロウィンの由来についても説明します。誤解されていることが多いのですが、ハロウィンはそもそもキリスト教のお祭りではありません。ハロウィンの由来は古代ケルト人にあると言われています。ケルト人は紀元前にヨーロッパに広く進出した民族で、先ほどジャック・オ・ランタンの由来で紹介したアイルランドやスコットランドに、その民族や言語が現存しています。
ハロウィンの由来となるケルト人の儀式
古代ケルトの暦では、一年の終わりは10月31日、始まりは11月1日でした。そのため、10月31日の夜はかがり火を焚き、収穫した作物や動物を捧げるという儀式がありました。またこの日は、この世とあの世の間を隔てる門が開き、死霊が帰ってくるとも信じられていました。ちょうど日本でいうところの大みそかと、収穫祭である秋祭りと、死んだ人が帰ってくるお盆がいっぺんに来ているような形です。
ただ日本と違うところは、日本のお盆では亡くなった家族やご先祖様が帰ってくるのに対し、ケルト人のハロウィンでは、死んだ人と一緒に悪霊も帰ってくるという点です。そのため、家に悪霊を入れないように、悪霊に取りつかれないように、様々な悪霊除けのまじないをすることになりました。先ほど紹介したジャック・オ・ランタンも、悪霊除けの効果があると信じられています。今に残る悪霊除けのまじないを紹介します。
ハロウィンの仮装は魔除けのため
ハロウィンでの楽しみの一つに仮装がありますが、ハロウィンでの仮装には一つルールがあります。それは悪魔や魔女、ドラキュラ、ミイラ男、黒猫など、一般的に恐ろしいと思われるものをモチーフとするということです。これには理由があり、そもそもハロウィンの仮装が魔除けために行われていたからです。悪魔や悪霊と同じ格好をすることで自分は仲間だと思わせ、悪霊に連れ去られるのを防ぐ、魔除けの意味があるのです。
ハロウィンでお菓子を配るのは魔除けのため
子供たちにとってハロウィンは「トリック・オア・トリート」の掛け声とともに、お菓子をもらえる楽しいイベントなのではないでしょうか。トリック・オア・トリートは訳せば「お菓子をくれなきゃ、いたずらしちゃうぞ」という意味ですが、これも元々はお菓子などの捧げものを家の前に置いて、悪霊が家の中に入ってこないように、悪霊に悪さをされる前にお帰りいただくというのが由来です。
かぼちゃでジャック・オ・ランタンを作ろう
ジャック・オ・ランタンとは何かや、ハロウィンの由来について詳しく紹介しましたが、現在の可愛らしいイメージのジャック・オ・ランタンとは全く違う姿や由来に驚かれたのではないでしょうか。
ここからは、お家で飾れるジャック・オ・ランタンの作り方を紹介します。まずはじめに、かぼちゃで作る本格的なジャック・オ・ランタンの作り方です。固いかぼちゃをくり抜くのは少し手間ですが、一度は作ってみたいジャック・オ・ランタンです。
ジャック・オ・ランタンに向いているかぼちゃ
まず、ジャック・オ・ランタン作りに適したかぼちゃを入手しましょう。日本で一般的に食用として売られているのは、緑色のかぼちゃです。しかしこのかぼちゃは、料理するときに包丁で切ったことがある方は分かると思いますが、皮が非常に固く、これを顔の形にくり抜くのはとても大変でおすすめしません。
ジャック・オ・ランタン作りに適しているかぼちゃは、次の画像のようなオレンジ色のかぼちゃです。こちらの方が色合い的にもハロウィンらしくてぴったりです。また、この品種は皮が柔らかく、瓜ぐらいの固さで、比較的簡単にくり抜いたり彫刻することができます。このかぼちゃはシーズンになると大型スーパーやホームセンター、ネット販売などで購入することができます。
このようなハロウィン用に市販されているかぼちゃは購入できる時期が短く、またちょうどよい大きさで形のきれいなものほど、早く売り切れてしまいます。かぼちゃは涼しい場所に置けば1か月ほどもちますので、見かけたら購入しておきましょう。ただし、切るとすぐに腐ってしまいますので、実際にジャック・オ・ランタンに加工するのは飾る直前です。
ジャック・オ・ランタン専用ナイフ
ジャック・オ・ランタンを作るときにぜひ揃えたい専用ツールについても紹介します。それがこちらの、かぼちゃ用のカービングナイフです。こちらの専用のナイフを使えば、果物ナイフやのこぎりよりも、もっと簡単にかぼちゃを好きな形にくり抜くことができます。
左のキットでは、かぼちゃに切り込みを入れるのこぎりナイフや、細かい部分を彫る小さいのこぎりナイフ、かぼちゃの中の種などをすくい出すへらなどがセットになっています。ナイフが小さくてちゃんと切れるか心配になりますが、果物ナイフよりもずっとスムーズに切れる優れものです。アメリカ製ですが、ネットなどで購入することができます。
基本のジャック・オ・ランタンの作り方
それでは、基本となるジャック・オ・ランタンの作り方を動画で紹介します。細かい部分のないシンプルな形なので、初めて作る方におすすめの作り方です。ここで大まかな作り方の流れと、ジャック・オ・ランタン作りに必要な材料をおさえましょう。
ジャック・オ・ランタン作りに必要な材料
まず、ジャック・オ・ランタン作りに必要な材料と道具です。先ほど紹介した、ジャック・オ・ランタン用のオレンジ色のかぼちゃと、専用のナイフ、果物ナイフ、スプーン、型紙用の紙と鉛筆、はさみ、セロハンテープ、画鋲もしくはフォークです。かぼちゃと専用ナイフ以外はどこのご家庭にもあるものだと思います。
ジャック・オ・ランタンの簡単な作り方
はじめに、かぼちゃのヘタのある上部か底に丸い穴を開けます。切り取った部分は後で使いますので、余分なところをカットし、取っておきます。丸く開いた穴から、スプーンを使って中の種をかき出します。紙にジャック・オ・ランタンの顔を描いた型紙を作り、これをかぼちゃにセロハンテープで貼り付けます。型紙に沿って画鋲かフォークで小さな穴を開け、かぼちゃに型紙の絵を写し取ります。
型紙を写したら紙を外し、あとは専用ナイフを使ってラインに沿って切り抜いていきます。全部切り抜けたら、最後にキャンドルを入れ、火を灯して完成です。カットしたかぼちゃは1日から2日しかもちませんので、飾りたい日を決めて、当日か早くても前日に作るのがおすすめです。
ジャック・オ・ランタンの型紙はネットでも入手可能
絵が苦手で型紙を作るのが不安という方は、インターネットから無料で入手することが可能です。ネットで「ハロウィン 型紙」と検索すると、様々な型紙が出てきます。ぜひ利用してみましょう。逆に絵が得意な方は型紙なしで直接かぼちゃにマジックで顔を描き入れてカットしたり、下書きなしでいきなりカットする方もいます。作りやすい方法を試してみてください。
牙付きジャック・オ・ランタンの作り方
怖い顔のジャック・オ・ランタンを作りたいときには、牙をつけるのがおすすめです。牙をつける方法は2通りあります。一つ目は基本のジャック・オ・ランタンの作り方と同じように口を切り抜いたあと、切り抜いたかぼちゃで牙のパーツを作ります。これをつまようじ使って、口の部分に刺して固定する方法です。もう一つは、牙の形にギザギザに切り抜いたあと、かぼちゃの表面だけを口のラインに沿って、薄くはぎます。
こちらの動画ではかぼちゃのヘタを鼻に見立てる作り方など、様々なおしゃれなデザインのジャック・オ・ランタンの作り方が紹介されていますので、人とは違う個性的なジャック・オ・ランタンを作りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
彫刻付きジャック・オ・ランタンの作り方
基本的な顔型のジャック・オ・ランタンができたら、次は彫刻を施したジャック・オ・ランタンにも挑戦してみましょう。難しそうに見えますが、作り方は基本のジャック・オ・ランタンの作り方と全く同じです。先ほど紹介したジャック・オ・ランタン専用ナイフの中には、様々な型紙も入っています。難易度のレベルも表示されているので、作ってみたいものを自由に選ぶことができます。
ジャック・オ・ランタン専用ナイフの中に入っている型紙を使って、魔女の柄のジャック・オ・ランタンを作る作り方動画です。英語ですが、手順はよくわかると思います。こちらの動画の作り方では、型紙に霧吹きで水をかけ、その上からラップをして切り抜いていますが、もちろんセロハンテープなどで型紙を貼り付けても大丈夫です。少しぐらい失敗しても、キャンドルを入れれば、幻想的な絵が浮かび上がります。
ミニかぼちゃ付きジャック・オ・ランタンの作り方
大きなかぼちゃにかじられた小さなかぼちゃがユニークなデザインの、ジャック・オ・ランタンの作り方です。小さなかぼちゃの大きさに合わせて、口の大きさを決めます。かなりインパクトのあるデザインなので、ハロウィンパーティーの飾りなどにいかがでしょうか?みんなの注目を集めること間違いありません。
職人技!3Dジャック・オ・ランタンの作り方
もはや職人技の、立体的なジャック・オ・ランタンの作り方動画です。このレベルまでくるとジャック・オ・ランタンというより、かぼちゃが材料の彫刻です。ここまでできる人はなかなかいないと思いますが、素晴らしい出来栄えなので、ぜひ一度ご覧ください。
折り紙でジャック・オ・ランタンを作ろう
かぼちゃで作る本格的なジャック・オ・ランタンの作り方を紹介しましたが、もっと手軽にハロウィンの雰囲気を出したいときは、折り紙などで作るのもおすすめです。折り紙ならお子様と一緒に、楽しくパーティーの準備ができます。折り方さえわかれば子供でも作れますので、飾りつけは子供に任せて、大人は料理の準備をする時間も取れます。
折り紙で簡単なジャック・オ・ランタンの作り方
折り紙一枚で作る、ジャック・オ・ランタンの作り方です。とても簡単なので、お子様にもできます。折ったらマジックで可愛い顔を描き入れます。たくさん作ってガーランドのようにつなげたり、ハロウィンパーティーのそれぞれの席に飾ったり、お手紙と一緒にプレゼントしても喜ばれます。
折り紙で立体のジャック・オ・ランタンの作り方
こちらは立体になる、折り紙で作ったジャック・オ・ランタンの作り方動画です。この方法でも、折り紙一枚でできます。顔は最後にマジックで描き入れます。折り紙で作る風船のように、息を吹き込んで完成です。うまく膨らまないときは、穴からつまようじなどを差し込んで形を整えます。
折り紙で作るハロウィン帽子
ジャック・オ・ランタンのほかにも、折り紙でハロウィンのモチーフを手軽に作ることができます。こちらは、ハロウィンでおなじみの、黒い三角帽子の作り方動画です。完成したジャック・オ・ランタンの折り紙にかぶせてあげると、とても可愛らしい仕上がりになります。帽子用の黒い折り紙は、かぼちゃ用の折り紙より小さいものを用意します。
折り紙で作るおばけ
白い折り紙を使って、ハロウィンでおなじみのおばけを作ります。前にたらんと垂れ下がった両手と、長いくるくるしたしっぽがとても可愛らしいデザインです。顔は最後にマジックで描き入れます。こちらも簡単にできますので、ぜひお子様と一緒に作ってみてください。
折り紙で作るこうもり
こちらもハロウィンパーティーにぜひ使いたい、こうもりを折り紙で折る作り方です。黒色の折り紙一枚でできます。羽の波模様は最後にはさみでカットして表現します。立体的にできるので、紐をつけてぶら下げて飾ることもできます。一気にハロウィンらしい怪しげな雰囲気が出ますので、ぜひ作ってみてください。
折り紙で作るくもの巣
自分で作ろうとすると意外と難しいくもの巣モチーフも、やり方さえわかれば切り紙で簡単にできます。黒い折り紙や画用紙で作ると、さらに雰囲気が出ます。
ジャック・オ・ランタンをおしゃれに飾ろう
せっかく作ったジャック・オ・ランタンですので、おしゃれに印象的に飾りましょう。カットしたかぼちゃは1日から2日で痛んでしまい、きれいに見える時間がとても短い、期間限定の装飾です。だからこそ、すてきにディスプレイしたいものです。ここではそんなジャック・オ・ランタンをおしゃれに飾る、アイデアを紹介します。ぜひお家のディスプレイに取り入れてみてください。
おばけのマスコットや、かぼちゃのガーランド、魔女の家のオブジェなどを組み合わせた、これぞハロウィンと言えるディスプレイです。現在はアメリカで盛んなイベントですので、アメリカを思わせるモチーフである、自由の女神とも合います。カラフルなキャンディーなどのお菓子も、ぜひディスプレイに利用しましょう。ポップで楽しい装飾になります。
ハロウィンの由来のひとつに収穫祭がありますので、収穫祭をイメージしたディスプレイもおすすめです。根菜類などの野菜も一緒に飾れば、秋らしい豊かな実りを表現した飾りつけになります。かぼちゃも根菜類と一緒ならしっくりなじみます。
小さなジャック・オ・ランタンを鳥かごに飾れば、パリスタイルのフラワーアレンジメントを思わせる、こんなにすてきなディスプレイになります。大きなジャック・オ・ランタンを作るのが難しいときは、小さなかぼちゃで作って他の雑貨と組み合わせて飾るのも、すてきなアイデアです。
魔除けの由来を持つジャック・オ・ランタンは、悪魔が入ってこないように玄関前に置くのが一般的です。一つだけぽつんと置くのが寂しいときは、かかしも一緒に配置する飾り方をアメリカなどでよくみかけます。かかしも農業をイメージさせるので、ジャック・オ・ランタンによく合います。こちらの画像では、かかしを魔女に変身させて、さらにハロウィンのムードを盛り上げています。玄関前に吊るされた三角帽子もユニークです。
やはりジャック・オ・ランタンは火を灯してこそ、ぐっとムードがでてすてきなディスプレイになります。ジャック・オ・ランタンが一つしかなくて寂しいときは、こちらの画像のようにほかの市販のランタンと組み合わせると、一気に華やかになります。階段に一つずつ置かれたランタンが、とても印象的です。ハロウィンパーティーにゲストを招くときに、ぜひお手本にしたいアイデアです。
こちらはたくさんのジャック・オ・ランタンを配置した、ハイセンスなディスプレイです。ご家庭でこんなにたくさんのジャック・オ・ランタンを用意するのは大変ですが、小さいサイズの市販のオーナメントを利用すれば簡単に真似できます。その時は、高低差が出るようにランダムな配置を計算して作るのが、おしゃれに見せるコツです。
ハロウィンはお部屋の飾りもすてきに
ジャック・オ・ランタンで玄関まわりをおしゃれに飾ったら、お家の中も負けないぐらいすてきにディスプレイしたいものです。ここではそんなときに役に立つ、お部屋の飾りつけアイデアを紹介します。ハロウィンのイメージにぴったりのテーブルコーディネートも紹介しますので、自宅にゲストを招いてのパーティーを考えている方は、特に必見です。
ハロウィンのテーマカラーは、オレンジ、紫、黒の3色です。それが見事にバランスよく配置された、パーティーのコーディネートです。風船や、ガーランド、吊り下げるタイプのオーナメントをたくさん使って、空間を華やかに演出しているのが、お手本にしたいポイントです。食器は紙製のものを使っているので、お客様用の食器がそろわないご家庭や、小さなお子様がいるご家庭にぴったりです。
より大人数で手軽にハロウィンパーティーをしたいなら、立食パーティーもおすすめです。壁にテーブルを寄せて置き、壁を中心に飾り付ければ、簡単に華やかになります。先ほど紹介した折り紙で作るハロウィンモチーフを使って、ガーランドも手作りしてはいかがでしょうか。
こちらは風船を使った、見た目も楽しいハロウィンのディスプレイアイデアです。シンプルな飾りつけですが、窓辺にかかったくもの巣や、ベンチに置いた黒猫、マントルピースに吊るされたガーランドなど、細部にもさりげなくハロウィンのモチーフが散りばめられています。飾りつけに使った風船を、パーティーに来てくれたお子様へのお土産にしても喜ばれます。
着席タイプのハロウィンパーティーでは、こんなテーブルコーディネートはいかがでしょうか。オレンジと黒のサービングプレートに、オレンジ色のナフキンを置いて、まさに正統派のハロウィンのテーブルコーディネートです。ナフキンリングがクモになっていたり、ジャック・オ・ランタンの小さなキャンドルが可愛らしい雰囲気です。ここまではできなくても、黒いテーブルクロスを敷くだけでも、いつもと違う特別感がでます。
オレンジ色を一色減らすだけで、がらりと違う大人の雰囲気のハロウィンになります。こちらは黒と紫で構成された大人のテーブルコーディネートです。可愛らしいイメージのジャック・オ・ランタンもあえて置かず、骸骨をメインにディスプレイしているのも、とてもクールな印象です。
テーブルコーディネートで色を絞ってコーディネートしても、料理を盛りつけたら色がごちゃごちゃになってしまうともったいない印象です。ハイセンスなパーティーコーディネートを目指すなら、料理の色も計算に入れましょう。かぼちゃ料理ならハロウィンにぴったりの色ですし、ドリンクもこんなカラーなら、どこまでもぬかりなくコーディネートされたテーブルになります。
オレンジ色のかぼちゃが子供っぽいと感じる方にぜひおすすめしたいのが、こちらの白いかぼちゃです。テーブルが一気に厳かな大人の落ち着いた雰囲気になります。重量感のあるかぼちゃに合わせて、食器や雑貨はぼってりと厚みのあるものや、木でできたナチュラルなものを合わせるとうまく馴染みます。キャンドルを灯せば、より落ち着いた大人のパーティーテーブルになります。
今年のハロウインはジャック・オ・ランタンを飾ろう!
ジャック・オ・ランタンとはそもそも何のためにあったのか、ハロウィンの由来とはという疑問にお答えすべく、由来や歴史的な背景を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?ハロウィンについてより知識が深まったのではないかと思います。また、ご家庭でジャック・オ・ランタンを作る作り方や、ディスプレイのアイデアまで広く紹介しました。今年のハロウインは、ぜひお家でジャック・オ・ランタンを飾ってみましょう。