マカロニチーズのレシピまとめ！アメリカの家庭料理の美味しいアレンジ法

マカロニチーズというものを知っていますか？茹でたて熱々のマカロニにチェダーチーズとバター、牛乳を絡めて作る家庭料理です。シンプルなレシピながら、コクのあるチェダーチーズの味がくせになる料理です。各家庭でチーズの分量や味付けも違い、シンプルながら個性の出る家庭料理です。お肉やお魚の付け合わせに添えらえることも多いメニューですが、簡単で美味しいのでおやつや夜食にも食べられているレシピです。

マカロニチーズはマカロニ・アンド・チーズとも言われ、アメリカの昔からある家庭料理のひとつです。チーズ味があと引く美味しさで子供からも人気が高く、「マッケンチーズ」と愛称で呼ばれるほどです。アメリカでは、普段の食事の付け合わせによく出る人気の料理です。チーズの種類や量、中に入れる具材などによって味の個性が出るので、家庭ごとの味付けがありアメリカのおふくろの味ともいえる家庭料理です。

アメリカでは、マカロニチーズは家庭料理としてだけではなく、学校のカフェテリアでは定番メニューだったり、レストランでも提供されるほどのメニューです。パーティ料理の一品にも含まれているほど、普通に食べられている物です。マカロニチーズはアメリカの国民食と言えるほど、アメリカでは一般的な食べ物です。

マカロニと粉末のチーズの粉などがセットになったマカロニチーズキットもアメリカではスーパーでよく見かけます。冷凍のマカロニチーズの種類も多く、冷凍庫にストックしている家庭も多いようです。アメリカのファーストフード店やスーパーのお惣菜売り場にも、完成したマカロニチーズが販売していることはよくあるので、テイクアウトしたマカロニチーズを食べることも多くあります。

マカロニチーズのレシピは実にシンプルです。チーズとバター、牛乳を鍋で温めたところに茹でたマカロニを入れて絡めます。耐熱の器に盛りオーブンで焼いたら完成です。玉ねぎ小1個分、ベーコン2枚分をみじん切りにし、小麦粉大さじ1と一緒に炒め、マカロニ100ｇは固めに茹でます。鍋に牛乳400cc、バター50ｇを入れて火にかけ、温まったところに炒めた玉ねぎとベーコン、茹でたマカロニを入れてふつふつするまで煮詰めます。
 

少しトロリとしてきたら、刻んだチェダーチーズ100gを入れて溶かし混ぜていきます。ここで味見をして塩コショウで味を調えます。チーズを入れた後は弱火にしましょう。チーズが入ると、もったりとした感触で混ぜにくく焦げてしまうこともあるのでしっかり混ぜていきましょう。チーズがしっかりと絡んだら完成です。お皿に盛って、パセリや胡椒を振りましょう。いいアクセントになり、見た目も美味しくなります。

本場アメリカのマカロニチーズはオーブンで焼く場合もあります。耐熱皿に盛りつけ180℃のオーブンで5～6分焼きます。表面にパン粉、粉チーズを振って焼くと、表面が更にカリッと香ばしく焼きあがります。マカロニチーズはアメリカの家庭料理なので、焼く場合・焼かない場合と家庭ごとの味になるようです。出来上がったマカロニチーズの上に、更にチーズをのせて焼く家庭もあるようです。

マカロニチーズは、チェダーチーズを使うのが一般的なレシピですが、日本ではあまりチェダーチーズという名称ではなじみがありません。チェダーチーズは世界で一番、生産量の多いチーズになります。オレンジ色がきれいでしっかりとした固さを持つハードタイプのチーズです。くせの少ない味ですが、少し酸味が強いので好き嫌いが分かれるでしょう。熟成期間が長いものは特にコクがあり、美味しいチーズです。

チェダーチーズ以外に日本で普通に売られているプロセスチーズを使ってマカロニチーズを作ってもいいでしょう。プロセスチーズはチェダーチーズやゴーダチーズなど複数のチーズを原料に、加熱後乳化剤などを加えて再度固めて作ったチーズです。日本で流通しているプロセスチーズは、日本人好みにアレンジしているので、普段食べているプロセスチーズを使えば、食べやすい味のマカロニチーズになるのでおすすめです。

とろりとした絡まるチーズなので、とろけるチーズを使ってマカロニチーズを作ってもいいでしょう。とろけるチーズは、加熱するとすぐに柔らかくなってしまうので、火を止めてからチーズを加え混ぜていくことをおすすめします。とろけないタイプで作るよりもチーズがマカロニに絡まりやすくなるので、牛乳を少なめに入れ、焼かないレシピでも美味しいマカロニチーズになります。

とろけるチーズを使うなら、チーズがすぐに溶け絡まるので茹で上げたマカロニの余熱だけでも作る事ができます。大き目の器に牛乳とバター、とろけるチーズを入れて置き、茹でてすぐ水気を切っただけのマカロニを入れて混ぜます。牛乳、バターなどが冷たいとすぐに冷めてしまうので、室温に戻しておくかレンジで1分程度加熱しておくといいでしょう。火を使うのはマカロニを茹でるだけなので、簡単にできおすすめです。

円筒形のショートパスタがマカロニと言われるものですが、マカロニ以外にもショートパスタは色々な種類があります。日本ではマカロニはサラダやグラタンの具材に使われることがほとんどですが、パスタの本場ではクリームソースやトマトソースなど濃厚なソースに合わせて使われます。穴の中にもソースが絡むので濃厚なソースが合います。濃厚なチーズを絡めて食べるマカロニチーズはマカロニを生かしたレシピです。

ペンの先のように斜めにカットされているショートパスタのペンネは、大きさの違いはありますがマカロニと同じように使われます。サイズが大きく、表面にスジが付いていることの多いペンネはマカロニ以上にソースに絡みやすいパスタです。マカロニチーズを作る際にペンネで作ると、よくチーズが絡んで美味しいものになります。マカロニより大きいパスタなので、食べ応えもあり満足感が高いものになります。

リボンのような形をしたファルファッレというショートパスタを知っていますか？ファルファッレも表面積が大きいパスタなので濃厚なソースによく合います。中心部分は厚みがありモチッとした食感で、端の薄い部分は柔らかく食感が軽く、ひとつのパスタで色々な食感を味わえます。見た目も可愛らしいパスタなので、付け合わせとして使うにもおすすめです。乾燥ファルファッレは茹でるときに割れやすいので注意してください。

マカロニチーズのマカロニ自体を低カロリーのキノコに変更して作るアレンジもあります。ブナピーというシメジのような白いキノコならあまり見た目の違和感はありません。食感もプリっとした噛み心地で以外とマカロニに似ています。根元を切り、一本ずつになるようにほぐしてから使いましょう。キノコのうま味もあり、一味変わった美味しいマカロニチーズ風キノコチーズになります。

マカロニチーズなのでやはりマカロニは食べたいものです。そんな時にはマカロニの量を半分にして、ブナピーやエリンギ、シメジなど歯ごたえのいいキノコを追加することもできます。噛み応えのいいキノコを使うと食べ応えのボリュームはありつつ、カロリーは控えめのヘルシーな美味しいキノコマカロニチーズになります。

ひき肉を使ってミートグラタン風にアレンジするとメインおかずにもなるレシピになります。豚ひき肉100ｇと1個分の玉ねぎのみじん切りを炒めます。塩コショウで味を整えたら皿に出しておきます。牛乳とバターを火にかけ、温まったところにチーズと下茹でしたマカロニを加え加熱します。出来たマカロニチーズ耐熱皿に平らに敷き詰め、その上からひき肉を乗せてオーブンで表面がこんがりするまで焼きます。

ひき肉と一緒にナスも入れると美味しいグラタン風になります。先に輪切りにしたナスを両面焼いて取り出しておきます。ひき肉とみじん切りの玉ねぎを炒めたら、牛乳、バター、茹でたマカロニと一緒に混ぜます。牛乳が煮詰まってきたら、ナスとチーズを合わせて混ぜ完成です。茹でたほうれん草やブロッコリーなどの緑の野菜を加えると彩りもよく美味しいナスのマカロニチーズグラタンになります。

マカロニチーズをクッキングシートに一口大に平らに広げて焼くと、チーズの部分がカリッとこんがり美味しいスナックのようになります。マカロニチーズを作るときに牛乳の量を少なくして濃度を上げておくと、クッキングシートに乗せた時に流れにくくなり、焼いたときもよりしっかりとした食感になり美味しくでき上がります。焼きすぎるとマカロニが固くなるので、様子を見ながら焼いてください。

子供のおやつには、べたべたしないものの方がいいでしょう。茹でたマカロニに粉チーズをまぶしたら、変わり種のマカロニチーズになります。牛乳などの水分がない分、小さな子供がそのまま手でつかんで食べることもできます。熱いうちにチーズをまぶせばしっかりと味が絡まります。べたつくようなら、オーブントースターで軽く焼くとカリッとして食べやすくなります。

アメリカの家庭料理であるマカロニチーズは、まさにアメリカらしいしっかり濃厚な味付けで、その分カロリーが高いレシピです。たまに食べる分には、あまり気にしなくてもいいですが、家庭料理の一品として日常に出てくるメニューならカロリーを落として食べたくなります。そんな場合は材料を見直して作ってみるのもいいでしょう。色々アレンジすると、飽きることもなくなります。

マカロニチーズの牛乳を豆乳に変えるだけでもあっさりした味になり、ヘルシーなマカロニチーズになります。豆乳の素になる大豆には女性にうれしいイソフラボンも多く、健康にもいい食材です。更にバターを減らしたり、大さじ2杯程度のオリーブオイルで作ると濃厚さはありませんが、かなりカロリーは下がります。

大豆製品をもっと取り入れるなら、マカロニを厚揚げにすると更にヘルシーになります。厚揚げを1cm程度の細切りにします。フライパンですべての面を焼くか、オーブントースターに入れて焼きましょう。表面がカリッとして食感がマカロニに近くなります。マカロニに比べてかなりカロリーも落とせます。あまり混ぜると厚揚げが崩れるので、耐熱容器に並べたところに、チーズソースをかけて焼くといいでしょう。

野菜でカサ増ししたマカロニチーズなら、たくさん食べてもヘルシーで満足感も高く、野菜の栄養も美味しく食べられるので一石二鳥です。ブロッコリーやニンジンなどカラフルな野菜を一口大に切り下茹でしておいて、マカロニを混ぜるタイミングで一緒に入れて作ると彩りもすてきなマカロニチーズが出来上がります。ミックスベジタブルを使えば簡単でも、野菜もしっかりとることができます。

更にボリュームが出るのが、茹でたじゃがいもを一緒に混ぜて作るマカロニチーズです。じゃがいももチーズに絡むと美味しい食材です。くし形切りやスライスしたじゃがいもを塩ゆでして、マカロニを混ぜるタイミングで一緒に混ぜましょう。じゃがいもを入れる時には、ボリュームがかなり出るのでマカロニの量を半分にした方がいいでしょう。じゃがいものほくほく感を生かしたいなら、焼くことをおすすめします。

オムレツの中にマカロニチーズを入れてしまうのもありです。薄焼きタイプなら温めなおしたマカロニチーズをお皿にドーム型に整え、薄焼き卵を乗せて包みましょう。半熟タイプなら牛乳を加えた卵でトロトロオムレツを作り、ふんわりマカロニチーズの上にかけて、ナイフで割るとオムライスのようになります。最後にケチャップで飾れば完成です。中のマカロニチーズが味が濃いので卵は薄味に仕上げるとバランスがよくなります。

マカロニチーズを小分けカップに入れてお弁当に入れることもできます。パパっと作れて、お弁当箱の中が埋まらない時には便利なメニューです。小さい子供も好きな味なので、野菜を紛れ込ませても食べ残しも少なくおすすめです。お弁当用になら、水分を少なめレシピで作って焼かない方が、お弁当タイムに食べる際に食べやすいでしょう。

マカロニチーズに茹で卵を加えるとマイルドになります。茹で卵を刻んだり、炒り卵にしたものを入れると美味しいです。卵は小さく切ってしまうと混ぜた時に存在感が見えません。茹で卵なら大きめに刻んだり、炒るときにもあまりポロポロにならないようにすると、マカロニの存在感にも負けず美味しさが際立ちます。卵を入れることで、水分も調整するのでお弁当にぴったりです。

マカロニチーズを大量に作りすぎて、余ってしまった時には再度温めて食べてもいいですが、やはり味が落ちてしまいます。そんな時には、リメイクレシピでマカロニチーズを使いましょう。マカロニチーズのマカロニを小さめに切って小判型に丸めます。オリーブオイルを熱したフライパンで焼けば、カリッとした食感にリメイクできます。衣をつけてあげれば、マカロニチーズコロッケになります。

冷めてしまったマカロニチーズは、チーズが固まってしまい美味しくありません。余ったマカロニチーズを耐熱皿に広げて、上にトマト、ほうれん草、コーンなどの野菜を乗せてオーブンで焼きます。加熱されたトマトの酸味がちょうどよく、さっぱり美味しいマカロニチーズを食べることができます。食パンの上に広げて、そのまま焼いてマカロニチーズトーストにもできます。ケチャップをかけて焼いても美味しいです。

茹でて粗く潰したじゃがいもの中に、マカロニチーズを加えて混ぜるとチーズ味のマカロニポテトサラダになります。マカロニチーズが冷たいままだと混ざりにくいので、レンジで加熱してから加えましょう。混ざってから味を確認して、塩コショウやマヨネーズなどで味を整えてください。きゅうりやコーン、プチトマトなどの野菜も加えれば更に美味しく、ヘルシーなサラダになります。
 

アメリカのテレビや映画を見ると、子供がマカロニチーズキットの箱を持ってきて自分で作って食べるシーンなども見られます。それほどシンプルで簡単にできる料理です。小さいころから食べ慣れている家庭料理なので、アメリカのスーパーでは色々なマカロニチーズキットが売られています。マカロニと粉末のチーズ調味料がセットになっている商品が多くあります。混ぜるだけなので子供でも簡単に作る事ができます。

アメリカの定番家庭料理のマカロニチーズのセットは、実は日本でも購入することができます。輸入食材を扱うカルディや、アメリカの大型スーパーコストコなどではマカロニチーズのセットを売っています。アメリカで住んでいた人にとっては、懐かしい家庭料理の味なので、ついつい食べたくなるメニューです。日本に住んでいても国際カラーのある家庭ではマカロニチーズも日常の家庭料理として取り入れられています。

マカロニチーズキットには、マカロニとチーズ味の粉末の調味料が入っています。作り方はシンプルで、マカロニを茹で、粉末調味料と牛乳、バターかマーガリンを混ぜたものに絡めていくだけです。チーズ味もくどくなく食べやすい味でとても美味しいマカロニチーズです。茹でて混ぜるだけの簡単工程なので、子供でも簡単に美味しく出来ます。パパっと作れる上、アメリカの家庭料理らしく濃厚に美味しく食べられる商品です。

ただ、ひと箱がやはりアメリカサイズのため大きく、ホームパーティや、大家族ならいいですがひと箱すべてをシンプルなマカロニチーズで食べるには飽きてしまうことでしょう。少量ずつを作ってもいいですが、ひと箱にひと袋調味料が入っている状態なので、半分にするのは分量が分かりにくいので、一度に使い切ったほうが良いでしょう。そんな場合には、アレンジを加えて食べやすくすることをおすすめします。

炒めたハムやベーコンなどを一緒に混ぜると定番ですが美味しいマカロニチーズになります。一度にひと箱分を作った後に分けてから、それぞれに具材を混ぜると色々なアレンジマカロニチーズができます。説明書ではお皿に入れて混ぜるだけでいいようですが、フライパンなどで加熱しながら調理するとアレンジの幅が広がります。玉ねぎとキノコをスライスしたものを炒め、そこにマカロニと調味料を入れて更に炒めます。

カットトマトの水煮缶を鍋に入れ、茹でていないマカロニと一緒に加熱します。トマトの水分を吸いながら茹でるので、トマト味が染み込んだマカロニになります。牛乳とバターは好みですが加えなくてもいいでしょう。入れる場合は量を減らして入れましょう。ぐつぐつとしてきて、マカロニが柔らかくなったところでチーズ調味料を溶かします。トマトの酸味がしっかり効いた、お酒にもあう美味しいメニューになります。

マカロニチーズを作って食べてみると、チーズの風味が濃厚でアメリカの家庭料理というのが納得できる味付けです。材料も特別なもので出来ていなく、時間がない時にもパパっと作れて便利なメニューです。チーズの選択によってマカロニチーズの味はかなり変わるので、自分好みのチーズでマカロニチーズを作ってみてください。色々な具材を足したりアレンジすれば自分オリジナルの美味しいのマカロニチーズができます。