小麦粉のカロリーと糖質は?大さじ・カップ・グラムで調査!
毎日何気なく食べているものの材料に小麦粉が使われていることがとても多く、そのカロリーや糖質が気になったことはありませんか?小麦粉には様々な種類があり用途も違っていて、そのカロリーや糖質も少しづつ違っています。小麦粉はカロリー制限や糖質製制限をする際には食べることを控えるほうが良いとされる食品となっています。小麦粉にはどれくらいのカロリーや糖質が含まれているのか、いつも使うグラム表示はじめ、大さじや計量カップといった計量器でのそれぞれの値も紹介をします。
目次
小麦粉は毎日の食生活に欠かせない食品
朝食にパンを食べ、昼食にはパスタやうどんといった麺類、おやつにはクッキーやケーキを食べるなど、それらの食品には小麦粉が使われています。パンや麺類といったものは小麦粉が使われているとわかりやすいですが、、カレーやグラタン、シチューといった料理にも小麦粉は使われており、小麦粉は思っている以上に生活欠かせない食品の一つとなっています。
小麦粉のカロリーと糖質を紹介!
漠然と小麦粉はカロリーや糖質が高いと思っていても、実査にはどれくらいのカロリーや糖質なのかをはっきりと知っている人は少ないでしょう。生活には欠かせない食品であるからこそ、正しい数字を知り、カロリーコントロールや糖質コントロールに役立てる必要があります。ぜひこの記事を参考に小麦粉のカロリーや糖質を知ってカロリーや糖質のコントロールに役立ててください。
小麦粉の種類と違いについて
小麦粉にはいくつかの種類があり、それぞれ使い方の用途が違っています。小麦粉の成分は8割がデンプンで、タンパク質は1割程度となています。そのタンパク質はグリアジンとグルテニンと成分で、水分を吸収するとグルテンへと変わる性質を持っています。小麦の種類はこのタンパク質の保有率と、小麦粒のどの部分を引いたものによって分別をされます。今回はその中でも良く使われる薄力粉と中力粉、強力粉について紹介をします。
薄力粉の特徴とカロリーや糖質について
薄力粉とは、小麦粒の胚乳部分を挽いたもので、たんぱく質の割合が8.5%以下のものをいいます。粉はきめ細かくしっとりとしています。含まれているグルテンの量が少ないために粘性が弱く、モッチリとした食感をし必要とする物には用途としては向いていません。どちらかというと、サクッとした食感やふわふわとした食感を出すのに向いており、てんぷらやクッキー、ケーキなどに使われている種類になります。
タンパク質の含有量を抑えれば抑えるほど繊細な仕上がりなり、薄力粉の中でも特にタンパク質の含有量が少ない超薄力粉というものもあります。この超薄力粉は主に製菓に使われることが多くなっています。粒子が細かくしっとりとした薄力粉はどうしても塊ができやすく、ちいさい塊があるまま料理に使うとダマとなって美味しくなくなってしまいます。使う前にはふるいにかけるのがベターです。
この薄力粉のカロリーは100gあたり368kcalで、糖質は73.3gとなっています。やはり高カロリーで糖質も高いことが分かります。小麦粉を使ったケーキやうどんなどが太ると言われる理由がここに数字と表れています。しかし、小麦粉をしっかりと使ったケーキなどは太りやすいですが、例えばてんぷらやカレーと言った料理であれば小麦の摂取量はわずかとなり、必ずしもダイエットに不向きとは言えません。
中力粉の特徴とカロリーや糖質について
中力粉は実際に家庭に置いているという人は少ないのではないでしょうか?スーパーでも取り扱いが少なくあまり目にすることのない中力粉ですが、使われている食品はなじみの深いものになります。たんぱく質の含有率は9%となっていて、薄力粉と強力粉の中間の性質になります。性質は中間であっても本来の中力粉とは製法が違うため、薄力粉と強力粉を合わせて中力粉の代用にするには工夫が必要となります。
中力粉は別名うどん粉とも呼ばれ、腰のあるうどんを作るのに向いている小麦粉となります。また、お好み焼きやたこ焼きなどにも向いています。もし、何かで中力粉を使うことがあれば、残りはお好み焼やたこ焼きに使ってみると良いでしょう。この中力粉のカロリーは100gあたり368kcalと薄力粉と変わりません。糖質は100gあたり72gとこちらは薄力粉よりは少しだけ少なくなっています。
強力粉の特性とカロリーや糖質について
強力粉は「パンコムギ」と呼ばれる硬質の小麦を原料として作られています。たんぱく質の割合が12%前後の小麦粉を強力粉と呼び、タンパク質の含有率は薄力粉と中力粉の中でも一番多くなっています。粉の粒子がある程度粗くなっており、薄力粉と比べるとサラサラとしている特徴があります。歯ごたえのある仕上がりとなる為、パン作りに適した小麦粉となっています。その他、ピザ生地や餃子の皮づくりに使われています。
この強力粉のカロリーは100gあたり366kcalとなっています。3種類の中ではわずかながらカロリーが低めです。また糖質は100gあたり68.9gとなっていて、こちらも3種類の小麦粉の中では一番少ない数字であることが分かります。この3種類の小麦の栄養成分はあまり大きく変わりませんが、カリウムは薄力粉が一番多くなっており、亜鉛や鉄といったミネラルは強力粉が一番多いという特性があります。
小麦粉の大さじでのカロリーや糖質の計算方法
小麦粉はグラムで表示されることが多いのですが、少量である場合はレシピに大さじや小さじで表示されている場合もあります。その時のカロリーを紹介します。まず、大さじ1あたりの重さは薄力粉は9gとなっています。実はこの重さは薄力粉でも強力粉でも大さじ1は9gと変りがありません。小さじは大さじの1/3である為、小さじ1の重さを大さじの1/3にすると重さは3gであることが分かります。
ここまでが分かれば、カロリーの計算は簡単です。それぞれの小麦粉100gあたりのカロリーを100で割り、知りたい重さを掛ければ小麦粉のカロリー計算は簡単にすることができます。薄力粉であれば大さじ1のカロリーは「368kcal÷100×9」となり、そのカロリーは33.12kcalであることが分かります。同様に計算すると小麦粉大さじ1あたりの糖質は6.597gとなり、約6大さじ1あたりに約6.6gの糖質を含んでいることが分かります。
小麦粉のカップでのカロリーや糖質の計算方法
小麦粉カップ1でも同じように計算をすることができます。アメリカのお菓子のレシピなどはカップで表示されていることが多く戸惑うこともありますが、カップ1あたりの重さを知っていればすぐに対応することができます。200cc計量ができるカップで、小麦粉カップ1あたりの重さは110gとなっています。計算方法は100gのカロリーに1.1をかけて計算すればすぐに算出できまます。
例えば薄力粉カップ1のカロリーを計算する場合は「368×1.1」となり、カロリーは404.8kcalであることが分かります。また同様に糖質を計算すると80.63gの糖質量であることが分かります。普段、お料理する中ではカップで小麦粉を図るという場合が少ないですが、参考までに重さやカロリーを知っておくと良いでしょう。
小麦粉のグラムでのカロリーや糖質の計算方法
料理をするときに参考にするレシピで小麦粉の分量の表示はこのグラム表示が一番多いかと思います。小麦粉の100gあたりのカロリーは種類別に紹介をしていますので、簡単に算出が可能です。例えば150gの薄力粉のカロリーを知りたいのであれば150÷100で1.5となり、100gあたりのカロリーに1.5倍を掛ければよいことが分かります。
また、小麦粉1gあたりのカロリーと糖質を覚えておくのも良いでしょう。そうすると、知りたい重さ分の小麦のグラムを掛け算すれば算出が可能です。薄力粉1gあたりのカロリーは3.68kcalで糖質は0.733gです。同様に他の種類のグラム計算をするのであれば、1gあたりのカロリーを知ることで計算できます。中力粉は1gのカロリーは3.68kcalで糖質は0.72gとなり、強力粉は1gあたりのカロリーが3.66kcalで糖質は0.689gとなります。
小麦粉のカロリーが気になるときの代用品
小麦粉のカロリーや糖質が気になるといった場合に、おすすめの代用方法を紹介します。まず、パンなどを焼く場合に代用するおすすめは米粉です。米粉のカロリーは100gあたり362kcalとなっており、あまり変わらないと思うかもしれません。しかし、米粉は良質なアミノ酸を豊富に含んでいるので健康面ではとてもおすすめです。また、油の吸収を抑える効果があるので、結果的に摂取カロリーを抑えるのに役立ちます。
お好み焼きといった粉の料理には、豆腐を利用するのもおすすめです。パンやケーキなどには使うことが難しいですが、ホットケーキのようなものを焼くときにもカサを増すのに使え、結果的に小麦の使用を減らすことに役立ちます。ポイントはなめらかにすりつぶして使う事です。カロリーや糖質を制限中でもこれなら安心して粉物メニューを楽しむことが可能です。
小麦粉のカロリーや糖質は高め!ダイエット中は注意しよう
小麦粉のカロリーや糖質を紹介しました。小麦粉はグラムで計るほか、大さじやカップで計量をすることもあり、それぞれの重さやカロリーを算出する方法を知っておくと、健康管理に役立ちます。グラムで計算すると結構なカロリーや糖質を含む小麦粉も代用品を使うことでカロリーを抑えることも可能です。ぜひ、こちらの生地を参考にダイエットなどの健康管理に役立ててください。