バターの作り方は簡単!生クリームとペットボトルで失敗なしの自家製バター

料理やお菓子に大活躍のバター、最近も品薄状態が続いていて売り切れていることもあります。実はバターの作り方はとても簡単で、すぐに作れます。生クリームを混ぜるだけなので、作り方の手順が分かりやすく子供でも簡単に作ることができます。今回は、ボウルで作る作り方と、ペットボトルなどで作る簡単な作り方を紹介します。材料さえ間違えなければ失敗なしです。作りたてのバターはフレッシュでふわっと柔らかくとても美味しいのでぜひ一度試してみて下さい。

バターの作り方は簡単!生クリームとペットボトルで失敗なしの自家製バターのイメージ

目次

  1. 1バターは自分で作れる?
  2. 2バターの作り方は簡単!
  3. 3バターが出来るしくみ
  4. 4自家製バターの作り方
  5. 5ミキサーを使って簡単バターの作り方
  6. 6ペットポトルを使う簡単バターの作り方
  7. 7マヨネーズの空容器を使う簡単バターの作り方
  8. 8レーズンバターの作り方
  9. 9レモンバターの作り方
  10. 10ホイップバターの作り方
  11. 11発酵バターの作り方
  12. 12ガーリックバターの作り方
  13. 13ハーブバターの作り方
  14. 14簡単な作り方の自家製バターなら新鮮バターがいつでも!

バターは自分で作れる?

最近は乳製品が品薄化していて、特にバターは売り切れていたりすることもあります。どうしても使いたいタイミングでバターが売り切れているなら、バターを手作りすることもできます。自家製のバターはふわふわとした食感でフレッシュ感が強く、とても美味しいものです。更に、自分で味付けもできるので塩を入れても入れなくても作れ、ハーブやガーリックなどを入れて作る事も簡単にでき、いいこと尽くしです。

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バターの作り方は簡単!

手作りバターと言うと難しい気がしますが、バターの作り方の手順は実に簡単です。基本的には生クリームを混ぜるだけで、自家製バターは完成します。少し時間はかかりますが、火も使わず作り方がとても簡単なので小さな子供と一緒に作る事もできます。小学生程度なら、作り方の流れも理解できるので夏休みの自由研究に手作りバターを題材にすることも見受けられます。

バターはお菓子作りや料理に欠かせない材料です。バターも手作りのもので作るのなら、すべての工程において手作りのお菓子や料理を作る事も可能です。市販のバターはしっかりと密な状態で形成されて販売されています。自家製バターならふんわりとした感触で柔らかく、混ぜるときにも扱いやすいものです。トーストに塗るときに固くて使いにくいのでマーガリンにしている人も自家製バターなら柔らかく扱いやすいでしょう。

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バターが出来るしくみ

ケーキを作るときに生クリームを泡立てていて、泡立てすぎて固くなって分離してしまったことはないでしょうか?あの固まりを更に混ぜ続けるとバターになります。牛乳や生クリームには、膜に包まれた小さな粒状の乳脂肪があります。この乳脂肪は冷やしながら振動を与える事で粒を包んでいる膜が破れ、脂肪同士がくっついて固まります。どんどん水分も抜け、固まりが更にくっつき大きくなればバターになります。

牧場などで、取れたての牛乳からバターを作る体験もあります。ということは乳脂肪が含まれている牛乳からでも、長く混ぜ続ければバターはできます。ですが、市販されている牛乳は、製品の保存性を高めたり、味の均一化を図るために、乳脂肪を攪拌して細かく均一に処理をします。処理済みの牛乳では乳脂肪は固まらずバターにはなりません。「ノンホモ」と呼ばれる均一化処理をしていない牛乳なら可能です。

ですが、ノンホモ牛乳でも乳脂肪は生クリームに比べて少なく、多くのノンホモ牛乳を使ってわずかな量のバターが作れるだけになります。バターとは乳脂肪が固まっているものなので、バターを作る材料としては乳脂肪率の高い生クリームを使って作る事をおすすめします。

自家製バターの作り方

自家製バターの作り方は、生クリームに振動を与えることが必要なので基本的に混ぜるだけです。基本の作り方としては、ボウルに生クリームを入れて泡だて器で泡立てます。普通の泡だて器でも電動のハンドミキサーでも構いませんが、かなり長い時間泡立てることになるので電動のハンドミキサーの方がおすすめです。

自家製バターの作り方・材料

自家製バターの材料は生クリーム200ccと塩2gだけです。無塩バターを作るなら塩は入れなくて大丈夫です。生クリームは生乳を原料としたもので、乳脂肪分35%以上ある純生クリームを使用して下さい。出来れば40%以上の高脂肪のものを使いましょう。きれいに洗ってきちんと水気を切ったボウル、泡だて器を用意します。気温が高い時期なら冷やすために別の大き目のボウルに氷水を入れたものも用意しましょう。

自家製バターの作り方・手順

生クリームに塩を溶かし、泡だて器で混ぜます。最初は完全な液状なので、あまり強く混ぜすぎると生クリームがまわりに飛び散るので控えめに混ぜましょう。電動泡だて器を使うなら弱モードから開始します。ある程度空気を含んで生クリームがもったりとしてきたら、強めに泡立てても大丈夫です。ある瞬間に急に泡だて器が重くなり、固まりになってきます。ボウルに広がっている生クリームを集めて混ぜながらかき混ぜます。

ボウルの中のクリーム全体を一緒に混ぜていなかないと、固まり状の部分とクリーム状の部分が分かれてしまうので、分離し始めたら固まり状の部分にクリーム状の部分を混ぜ込むようにして、混ぜていきます。混ぜるほどに、泡だて器が重くなり水分が出てきて分離してくるので、いったん泡立てるのを止めて、出てきた水分を別の容器に取りだします。水分を取りだしたらまた同じように混ぜてくと更に水分が出てきます。

分離した水分が取り出したら、水分の少ない固まり状になってくるので大きく強く混ぜすぎると材料が飛び散ってしまいます。普通の泡だて器なら、スナップを効かせるようにして丸く混ぜるようにしましょう。電動ハンドミキサーを使うなら、弱モードに切り替え混ぜます。

2,3回程度水分を取りだし、混ぜるを繰り返すと水分の抜けた黄色い色のしっかりと固まりになったバターになります。ボウルの中のバターを集めて、サラシかキッチンペーパーを乗せたざるの上に出し、10分程度水分を切っておけば完成です。フレッシュな味わいの美味しいバターが簡単に作れます。ぜひ、作りたてのさわやかな味をお楽しみください。

自家製バターの作り方・注意点

バターを作る生クリームは必ず「種類別:クリーム(乳製品)」と表記されている生クリームを使用します。これは生乳や牛乳から分離して取り出した乳脂肪のみを原料とした、添加物が入っていないものを指します。乳化剤や安定剤の入っているものは「名称:乳又は乳製品を主要原料とする食品」と表記され、バターにするには不純物が入っていて固まりにくいので避けましょう。

価格が低めの植物性のクリームは、植物性油を原料に乳化剤を混ぜているもので、乳脂肪分が含まれないか含まれていても僅かな量なのでバターにはならないので使わないようにしましょう。そして、生クリームでも「乳脂肪分」の項目が35%以上のものを使いましょう。乳脂肪が固まったものがバターなので、乳脂肪分が多いほうが固まりやすくなります。パッケージを確認して乳脂肪率の高いものを購入しましょう。

バターを作る際はしっかりと冷やした生クリームを使いましょう。生クリームが温まっていると固まりにくくなるので、作っている間に時間がかかり温まってきたら、冷蔵庫に入れたり、ボウルなどの容器を氷水に当てて生クリームを冷やしてから再度混ぜるようにしましょう。気温が高い日に作る場合なら特に、冷やしながら作った方がいいでしょう。

自家製バターの作り方・出た水分「バターミルク」使い方

バターを作っている最中に出てきた水分を取り出しますが、この水分はヨーグルトのホエーと同じように栄養分の豊富な水分で「バターミルク」と呼ばれます。捨ててしまうにはもったいないので、別の容器に取っておいて使いましょう。あっさりした牛乳のような味でそのまま飲むこともできますが、砂糖やはちみつを入れてドリンクにする方法なら簡単で美味しく楽しめます。

海外ではバターミルクは普通に販売されていて、パンケーキやお菓子作りによく使われています。パンケーキに混ぜる方法がポピュラーで、ふんわりモチモチした食感になりおすすめです。パウンドケーキやパンなどに入れるとふくらみが良くなり美味しいものになります。スープやソースに混ぜるとうま味が増します。牛乳を入れる感覚で色々な料理に加えてもいいでしょう。

自家製バターの作り方・保存方法

自家製バターは市販のバターに比べて、水分も多く、空気も入っているので保存にはあまり向きません。一度に作る量を少なくし、出来るだけ2,3日以内に食べきるようにしたほうがいいでしょう。汚れたバターナイフを使ったり、水分が入ると痛みの原因になります。一度に使わない時には小分けにし、ラップにぴったり包んで出来るだけ空気に触れないように保管します。

自家製のバターも市販のバターでも、長期に保存したい場合には、ラップでぴったり包んで空気に触れないようにし冷凍すると長期保存できます。自家製バターの場合は、冷凍した場合でも1か月以内には使い切るようにしましょう。冷凍の時でも必要な分だけを小分けしておくと、使う分だけを解凍することができ便利です。冷蔵庫に入れるか、常温に置いて自然解凍してから使いましょう。保存性を高めるなら塩分を多くして作ります。

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ミキサーを使って簡単バターの作り方

電動の泡だて器、ハンドミキサーではなく、ジュースなどを作るときに使うスタンド式のミキサーを使ってもバターは簡単に作れます。大量にバターを作るときにはこちらの方が混ぜやすいのでおすすめです。下部の羽部分で混ぜるので下の方が固まってきても、上の方はまだドロドロとして全体が均一に混ざらない事もあります。全体の様子を見ながら、スプーンなどで上下の部分を混ぜて作りましょう。

ボウルで作るのと同じで、分離してきて水分が出てきたら別容器に水分を出し、再度混ぜていきます。2,3度繰り返せば完成します。ミキサーを使うと量によっては、ミキサー内に広がってしまい均一に混ざりにくい場合も出てきます。バターが固まってきてミキサー内部についてしまったら、固まりをスプーンなどで羽のある下側に落とすか、氷水を少し加えて材料全体が均一に混ざるようにしましょう。

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ペットポトルを使う簡単バターの作り方

もっと手軽に作りたい場合には、ペットボトルを使う作り方もあります。ペットボトルならきちんとキャップができ、混ぜている間に生クリームが漏れる心配がないので、上下に振るだけの簡単作業で生クリームに刺激を与え、脂肪分が固まりやすくバターにすることができます。子供と一緒に作る場合は、バターになっていく変化が分かりやすい、ペットボトルを使う作り方がおすすめです。

洗剤でしっかりと洗ったペットボトルは、水分が切れた後に口を上にして1日程度干し、中の水分をきちんと乾かしておきます。汚れや水分が残っているペットボトルを使うと、不純物が混ざりバターづくりの失敗の元になります。更にできたバターに不純物が混ざっていると傷みやすくなります。使うペットボトルは凹凸の少ないタイプを使う方がおすすめです。

ボウルで作る場合と同じように、冷蔵庫で冷やした生クリームと塩をペットボトルに入れます。ペットボトルのふたをしっかりと閉じたら、ただ振り続けます。生クリームが溜まっているペットボトルの下側を手で持つと、熱が加わりやすいので出来るだけ、ペットボトルの上部を持つようにしましょう。ペットボトルを振り続けていると、生クリームがどんどんクリーム化してきます。

それでも振り続けていると、パシャっという音がするようになり柔らかめの固まりと水分とに分離してきます。そうなったら一度ペットボトルのふたを開け、そっとペットボトルを傾けて固まりが出ないように、水分だけを別の容器に取りだします。その後、ふたをしてまたペットポトルを振ります。振っては水分を取りだしてを2、3回程度繰り返してください。

クリームから水分が抜けてくると、ペットボトルの内部にくっついてしまい振ってもあまり動かなくなってきます。その程度になれば、ペットボトルの上部をカッターで切り、スプーンなどで中身を取り出します。ボウルで作るのと同じようにサラシかキッチンペーパーで包み、ざるに置いて水気を切れば完成です。ペットボトルを切る際や、切った切り口で手を切らないように注意しましょう。

マヨネーズの空容器を使う簡単バターの作り方

ペットボトルを使う方法と同じ手順ですが、マヨネーズの空容器を使うとそのままチューブから使え、便利です。マヨネーズで汚れているので、しっかり食器用の洗剤などでチューブの中やふたを洗い、しっかり乾かして使います。マヨネーズのキャップはネジタイプなら、振っている間に外れることも少ないですが、ふたをするだけのキャップ式なら、振っている間はテープで止めるなどしてふたが外れないように工夫しましょう。

ペットボトルと同じような作り方が出来るマヨネーズの容器ですが、容器のまま使うなら、出来上がったバターを最後に取り出して水分を切ることができません。キャップを外してキッチンペーパーを容器の口に付け、逆さまにしておくと水分がキッチンペーパーに移り水分が抜けます。それでもやはり柔らかめのバターになります。水分が多いので特に早めに食べきりましょう。

レーズンバターの作り方

自家製バターなら、色々なアレンジを加えることができます。ドライレーズン50gにラム酒をひたひたに浸かる程度かけます。一晩ラム酒に漬けたレーズンは、しっとりと水分を吸っているので、水気を切ってを自家製バターに入れて混ぜ込みます。バランスよく混ざったらラップに取り出し、筒状にまとめてラップで包んで冷蔵庫で冷やします。一口サイズにカットしてお酒の肴におすすめです。

自家製のバターで作ったレーズンバターなら、レーズンサンドにするのも簡単です。子供やお酒が苦手な人が食べるならラム酒を加熱してアルコールを飛ばしたものか、砂糖と水で作ったシロップで漬け込みましょう。無塩バター100gに砂糖30gを混ぜ、砂糖がしっかり混ざったらレーズンを加え更に混ぜ、クッキーの間に挟みます。ラップでくるみ1時間程度冷蔵庫などで冷やすとバターがクッキーになじみ美味しいです。

子供と楽しくバターを作ったのなら、子供の好きなチョコ味のバターにすると更に満足度が上がります。出来立ての無塩バターに電子レンジ500wで30秒加熱して溶かした板チョコ50gを混ぜ込みます。チョコの甘さにバターのコクが加わりそのままパンに付けて食べても美味しいです。クッキーの間に挟んでチョコバタークッキーにするのもおすすめです。フルーツに付けて食べるのもいいでしょう。

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レモンバターの作り方

さっぱりとしたレモンを加えてレモンバターも作れます。無農薬のレモンの皮を千切りにします。バターにレモンの皮の千切りと、レモン汁大さじ1を加えて混ぜます。お肉やお魚を焼いたものに、ひとかけのレモンバターを乗せれば、それだけでリッチな味になります。カリッと焼いたバゲットに乗せて食べるなら、爽やかなトーストになります。塩を入れずに作り、レモンとはちみつを加えて混ぜればハニーレモンバターになります。

ホイップバターの作り方

ホイップバターというものをご存知ですか?柔らかくしたバターとホイップクリームを同量加えて、ホイップがつぶれないように混ぜ合わせたものがホイップバターです。自家製バターなら柔らかいので、混ざりやすく滑らかなホイップバターができます。ケーキやお菓子などに乗せて使うなら、塩を加えずにバターを作りホイップクリームと混ぜ合わせましょう。コクと滑らかさが美味しいホイップバターになります。

発酵バターの作り方

日本では馴染みの少ない発酵バターですが、ヨーロッパではポピュラーな発酵バターは風味もよく栄養価も高いバターです。バターにする前の生クリームを発酵させたものを使うと発酵バターになります。発酵さえできれば、通常のバターの作り方と同じで家庭でも簡単にできるので、一度試してもらいたいレシピです。電子レンジで30秒ほど温めた生クリーム200ccにヨーグルト大さじ1を加え発酵させます。

ヨーグルトを入れた生クリームを40℃程度の場所で5~6時間置きます。ヨーグルトメーカーがあれば簡単です。保温状態の炊飯器に容器ごと入れて発酵させてもいいでしょう。発酵した生クリームを同じように混ぜ続ければ発酵バターができます。爽やかな酸味と甘みがあり、一度食べると病みつきになる発酵バターです。販売されている発酵バターもありますが流通量も少ないのでぜひ自家製発酵バターをお試しください。

ガーリックバターの作り方

出来上がったバターに、ガーリックパウダーを入れて好みでパセリも加えスプーンで混ぜます。トーストに塗ったり、焼いたお肉に乗せたり、活用の幅は広いバターです。市販の乾燥したガーリックパウダーを加えると簡単です。ニンニクから作りたい場合は、みじん切りにして水分を飛ばしてから使います。キッチンペーパーにみじん切りにしたニンニクを広げて、電子レンジで10秒ごと様子を見ながら加熱します。

ハーブバターの作り方

自家製バターに乾燥ハーブを小さく刻んでバターに混ぜ込むだけなのでとても簡単です。バターに混ぜておけば、風味がバターに移り食欲を増すバターになります。ハーブバターを料理に使うとワンランクアップの味になります。焼いたお肉やお魚にハーブバターを乗せるだけでも、おしゃれな一皿になります。タイムやセージ、バジル、パセリなど特に変わったものでなくてもよく、通常使っているハーブを使えます。

簡単な作り方の自家製バターなら新鮮バターがいつでも!

バターを手作りするのは、ハードルが高いと思われがちですが、作り方は本当に簡単で、時間と根気が必要なだけです。電動に頼るならアッという間にできますし、ペットボトルなど中が見える状態で作るなら子供と楽しみながらも作る事ができます。出来立てのフレッシュなバターは美味しさも格別なので、使う分だけ使う時に作ることができ、こだわりのバターになります。簡単な手作りバターをぜひ一度試してみてください。

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