キャベツのスープは簡単！人気レシピとコンソメなしの作り方も！

キャベツはどこのスーパーでも手に入り、とても手軽で身近な野菜です。キャベツは年間を通して各地で生産されており安定した価格で手に入るので家計にも優しく、大体の家庭の冷蔵庫に入っている野菜の一つです。そんなキャベツは加熱すると甘みが増して美味しいのでスープにぴったりです。キャベツには茹でると溶け出てしまう栄養成分が多いので、溶け出た栄養ごと味わえるスープは栄養的に見てもおすすめの調理法です。

特に春キャベツは、甘く葉が柔らかいので特にスープにおすすめです。生で食べても甘い春キャベツは、加熱すると甘みが特に際立ちます。加熱しすぎるとトロトロになるので、サッと火を通すくらいでも美味しいスープになります。巻きのしっかりしている冬キャベツは葉がしっかりしていて破れにくいので、ロールキャベツスープなどにも向きます。

キャベツにはビタミンUというビタミンが含まれています。キャベツから見つかった栄養成分なので別名「キャベジン」とも言われています。胃腸の粘膜を修復する効果があり、胃薬にもこの成分が使われていたりします。胃の粘膜を活性化したり、胃酸が出すぎるのを防いだりと胃腸の調子を整えます。揚げ物にキャベツの千切りが付き物なのは、キャベツの成分が油物の消化を助けるので理にかなったことと言えます。

キャベツに含まれる栄養素として多いものはビタミンCで、淡色野菜の中ではトップクラスの含有量です。ビタミンCは水溶性のビタミンなので、キャベツを茹でると茹で汁に溶け出てしまいます。ですが、溶け出たビタミンCも一緒に食べることができるスープなら、栄養をしっかり摂る事ができおすすめです。ビタミンCは抗酸化作用に優れ、美肌効果も期待できます。特に外側の葉や芯の部分に多くのビタミンCが含まれています。

キャベツに含まれるビタミンKは血液を凝固する作用や骨の成長に必要なカルシウムの吸収を助ける効果があります。キャベツにはカルシウムも含まれているので、効率よくカルシウムを吸収するのに役立ちます。カロリーは100gあたり22Kcalと低めで、食物繊維も多く食べ応えがある食材なのでダイエット中にも役立ちます。

キャベツの切り方によって食感もかなり変わります。キャベツをしっかり煮込んで甘みを出したスープにしたいなら、ざく切りキャベツの方がいいでしょう。たっぷり煮込んでも形も残りつつ、とろっと柔らかく美味しいスープなります。千切りキャベツを使うならサッと加熱するだけでもよく、手早くスープにするときに向いています。

キャベツがトロトロになるまで煮込んだスープには、2～3cm程度の角切りがおすすめです。具だくさんのミネストローネスープなどなら、他の野菜も同じ大きさの角切りにすると食感がよく美味しさが増します。キャベツの香ばしさを取り入れたいときには、大きめに切ったキャベツを軽く焦げ目がつく程度焼いてから、スープにすると、キャベツの存在感を感じるものになるでしょう。

キャベツの芯は固くて捨ててしまいがちですが、実は芯の部分は甘みが強くビタミンCも豊富に含まれています。丸ごとのキャベツを保存する時には、芯の部分を取り除いて濡らしたキッチンペーパーを詰めておくと長持ちします。そんな取り除いたキャベツの芯はスープにする場合ならぜひ使ってもらいたい部位です。千切りにしてスープに入れると加熱も早く、甘みが引き立ちとても美味しくできあがります。

キャベツとコンソメスープはよく合います。シンプルに、キャベツをざく切りにしてコンソメスープに入れるだけで簡単に子供からも人気のスープになります。ベーコン2枚を一口大に切り、鍋で香りが出るまで炒めます。キャベツ5枚分をざく切りにしたものも加え少し炒めたら、水400cc、コンソメスープの素1個を加えてキャベツがしんなりするまで加熱すれば完成です。

キャベツのコンソメスープは王道のスープです。旬の野菜を一口大に切って、コンソメスープで煮込むだけでどんな材料を加えても美味しいスープになります。子供向けならベーコンをウインナーに変えて、コーンを加えるといいでしょう。器に盛りつけた後にとろけるチーズをかけると、こってり濃厚なスープに変わります。粗びきコショウをアクセントにするなら、薄味でも満足のコンソメスープになります。

キャベツを生かしたレシピと言えば、ロールキャベツです。スープごと食べると栄養を逃しません。キャベツの葉を破れないように剥がし、芯の部分は削ぎ塩ゆでします。豚ひき肉100gと1個分の玉ねぎと削いだ芯の部分をみじん切りにして、塩コショウをし混ぜ合わせます。俵型に形作り、茹でたキャベツの葉で巻いていきます。キャベツの葉を芯を下にして広げ、左右は中心、上下は下から1/3のところにひき肉を乗せます。

キャベツを下からくるっと肉ダネに巻き付けます。肉ダネが見えない程度に巻いたら、片方の葉を外から内側に折り込みます。折り込んだキャベツを抑え込むように上に巻き付けます。ひと巻きしたら反対側の葉もゆったりと折り込んで最後までくるっと巻き付けます。後から折った側のキャベツを中側に押し込むように、指で折り込んでいきます。最後に折ったパスタを巻き終わりに刺して止めれば、そのまま食べることができます。

健康を考えて野菜をたくさん取りたいならば、スープにすればかさも減るので食べやすく美味しいのでダイエット中でも人気です。毎日なら簡単にできる野菜スープがおすすめです。コンソメスープの素1個を水400ccに入れ、沸騰したころにキャベツはざく切り、玉ねぎ1cm幅のスライス、人参は拍子木切りにしたものを入れます。野菜に火が通ったら、スライスしたエリンギ、茹でたブロッコリーを加え、塩コショウで味を整えます。

とにかく野菜をたくさん食べたいためのスープなら、角切りにしたセロリ、レンコン、じゃがいもなどを入れるとボリュームが出ます。ベーコンやウインナーを入れるとうま味がアップしますが、油を控えるダイエット目的なら入れないか控え目に入れた方がいいでしょう。スープにショウガやトウガラシを加えると発汗作用も加わり、ダイエットには効果的です。

キャベツにはトマトもよく合う取り合わせです。缶詰のカットトマトなどを使うなら簡単にトマトスープができます。水300ccと缶詰のトマトを鍋に入れ、アク取りをしながら10分ほど煮込みます。キャベツ5枚分をざく切り、ウインナー5本分を一口大に切ったもの、コンソメスープの素1個を加え更に5分程度煮込みます。塩で味を整えたら完成です。トマトの甘みを出したいなら長めに加熱しましょう。

具だくさんのミネストローネもおすすめです。皮をむいたじゃがいも・人参・玉ねぎ、筋を取ったセロリ、キャベツはすべて1cm角に切ります。鍋に熱したオリーブオイルにみじん切りにしたにんにくを入れ弱火で香りが移るまで炒めます。切った野菜を加えしんなりとするまで炒めたら、缶詰のトマトを加えます。トマトの形を崩すように木べらで焦げないように混ぜ、弱火で10分程度炒めていきます。

水400ccとコンソメスープの素1個、ローリエの葉を入れ、中火にしアクを取りながら更に10分程度煮込み、塩コショウで味を整えます。お皿に盛りつけたら、好みで粉チーズを振って食べましょう。茹で大豆や市販の茹でミックスビーンズを入れると、豆入りのボリュームのあるミネストローネスープになります。茹でたスパゲティを入れるとスープパスタにもなります。豆やパスタを加えるとこれだけで食事になる一皿になります。

キャベツは肉との相性もいいので、スープなのにメインおかずになるスープもできます。豚バラ肉50gを5～6cm程度に切り鍋で炒めます。キャベツ1/4玉分、玉ねぎ1個を1cm程度のスライスにしたものも加えて炒めます。水400ccと麺つゆ大さじ5を加え加熱します。野菜がしんなりしてきたら、5cm分の大根おろしを加え沸騰直前まで加熱します。鍋のようですが薄味で作れば栄養の入ったスープも飲み干すことができます。

みそとキャベツは意外にも相性抜群です。シンプルにみそ汁の具にキャベツのざく切りを加えても、美味しい和食らしいみそ汁になります。ひき肉を使ってジューシーなみそスープにするとメイン料理にもなります。豚ひき肉50gを鍋で炒めます。ひき肉に火が通ったら水400ccと酒大さじ4を入れ沸いたところでキャベツを5～6cm程度の角切りにしたものを入れます。キャベツが柔らかくなったらみそ大さじ5を溶かします。

キャベツの甘みとみその香りが相まって、シンプルな具材で簡単なのにうま味たっぷりのスープになります。好みで卵を落とし入れ、半熟になったところで食べると絶品スープです。豚ひき肉を鶏ひき肉に変えて作ると、さっぱり風味になります。お椀に盛りつけた後、千切りショウガを散らすと更にさっぱりするのでおすすめです。

キャベツを中華味のスープにするなら、食欲をそそる香り高いスープになります。キャベツと玉ねぎは5～6cm程度の角切り、人参は薄くスライスした半月切りにします。薄くスライスした鶏むね肉50gと野菜をごま油で炒めたら、水400cc、中華スープの素大さじ1を加え煮込んでいきます。塩、醤油で味を整えたら火を止める直前にラー油を回しかけ、器に盛ってねぎを散らしたら完成です。

キャベツを手で大きめにちぎり、軽く焦げ目がつく程度にフライパンで炒め焼きします。キャベツの香ばしさが出てきたら、水400cc、中華スープの素大さじ1を沸かしておいた鍋に入れ、サッと煮ます。シンプルで簡単ですがとても美味しい中華スープになります。辛いのが好きな人はキャベツを豆板醤と一緒に炒めるのをおすすめします。

戻した春雨を加えて、中華スープにするのも美味しいです。水400cc、中華スープの素大さじ1を鍋で沸かし、1cm幅の千切りキャベツ、根っこを切ったエノキを加えます。3～4分加熱したら、水で戻した緑豆春雨を加えてさらに2,3分煮込みます。最後に、お酢大さじ1と醤油小さじ1、豆板醤大さじ1を加え火を止めます。マイルドな辛さにしたいなら、溶き卵を流しいれるとふんわり美味しいスープになります。

1人暮らしの人や、あまり料理をしない人なら冷蔵庫にキャベツの買い置きがある事は少ないかもしれません。ですが、最近は、スーパーやコンビニでも千切りのキャベツが販売されています。市販の千切りキャベツはかなり薄くスライスされているので加熱時間が短くても簡単にスープになります。時間がなくても野菜を食べたいときや、急に野菜スープが食べたくなったときにはぜひ使いたいアイテムです。

鍋に200ccの水とコンソメスープの素1個を入れ沸騰したら、キャベツの千切りを加えます。キャベツを菜箸でほぐしてしんなりしてきた所に溶き卵を細く流し入れれば、ふわふわの卵とキャベツの簡単スープの出来上がりです。あっという間に加熱されるので簡単にスープが完成します。コンソメスープの素の代わりに、ポン酢しょうゆや麺つゆで味付けしても美味しいスープになります。好みで粗びきコショウをかけて食べてください。

市販のスープの素を入れた器にキャベツの千切りを加え、熱湯を注ぎます。しっかりと混ぜて、1～2分蒸らしたら完成です。しんなりしたキャベツが好みならキャベツの千切りをレンジ加熱してからスープに入れましょう。市販のスープでもキャベツの甘みが加わって、美味しいスープになります。簡単で調理も必要ないのでカップ入りスープで作るなら職場ランチのスープにでも食べることができます。

キャベツをまるごと使ったスープならボリュームもインパクトもあります。ホームパーティなどで出すなら目を引くアイテムになること間違いなしです。ロールキャベツのように巻くなら手間がかかりますが、まるごと煮込むなら簡単に出来上がるのでインパクトの割に手軽なメニューです。ひと手間かけてキャベツの間に豚肉を挟むとキャベツに味が染みて美味しいですが、肉とキャベツを一緒に煮込むだけなら特に簡単にできます。

キャベツの芯は固い部分だけを取り、1/4に切り分けます。鍋に元の形になるようにキャベツを入れます。水200ccにコンソメスープの素2個を溶かし鍋に注ぎふたをして加熱します。最初はキャベツの高さがあってふたがきちんと出来なくても乗せておけば、柔らかくなってきてふたが出来るようになってきます。10分程度したらキャベツの周りに玉ねぎ1個分をくし形切り、人参をスティックに切ったものを加えさらに加熱します。

キャベツの上側までしんなりしてきたら、スープをキャベツの上に回しかけウインナー10本も加えて弱火にし、更に10分程度煮込んでいきます。しっかり煮込むとナイフですっと切れるほどの柔らかさになります。深めのスープ皿などに崩れないようにそっとキャベツを取り出し、バランスよく盛りつけしましょう。キャベツが入る程の大き目の土鍋があるなら、土鍋で煮込みそのまま食卓へ出すと更にインパクト大です。

少し手間はかかりますが、キャベツの葉の間にお肉を挟み込むと更にインパクトも味もよくなります。塩コショウした豚バラ肉をキャベツの葉に挟み込んできます。キャベツの葉2～3枚ごとにお肉を挟みましょう。豚の脂がキャベツにもしみ込み美味しくなります。スープもしっかり味わってください。

圧力なべを使えば、まるごとのキャベツもしっかり柔らかくなります。普通の鍋の時と同じように、キャベツを4分割し圧力なべに入れます。圧力なべを使う時にはふたにキャベツが当たるときちんと圧力がかからないので、キャベツをぐっと押してふたに触らないようにするか、落しぶたをして煮込み、ある程度キャベツの高さが減ってからふたをして圧力をかけましょう。

玉ねぎや人参など他の野菜は大き目に切って、水200cc、コンソメスープの素1個を一緒に鍋に入れます。圧力ピンが上がったら弱火にして10分程度煮込みます。ピンが下がったらふたを開け、ウインナーを加え5分程度加熱します。水を少なめにしていてもキャベツの水分がかなり出ていて美味しいスープが出ています。圧力なべを使うと野菜のうま味が出るので最初の味付けは薄くして、最後に調整しましょう。

キャベツを牛乳で煮込むとなめらかな美味しさのミルク風味のスープです。冷凍のシーフードミックスを使えば簡単に海鮮ミルクスープができます。水100cc、コンソメスープの素1個を沸かした鍋に解凍した冷凍シーフードミックスを加えます。シーフードに火が通ってきたら、牛乳200cc、5枚分のキャベツをざく切りにしたもの、1株分のシメジを小房に分けたものを入れ、沸騰しないように加熱します。

塩コショウで味を整えたら器に盛りつけ、最後にオリーブオイルをサッとかけましょう。牛乳を豆乳に変えると、さっぱりした美味しさのスープになります。濃厚なミルクスープにしたい場合は、牛乳100ccと生クリーム100ccに変更することもできます。牛乳を加えた後は沸騰させないように注意してください。

キャベツにはコンソメスープがよく合います。ですが、コンソメやスープの素を使わなくても美味しいスープができます。市販の調味料は添加物が入っているので避けている人にはおすすめのレシピです。調理手順としては簡単ですが、しっかり炒めてうま味を出すフランスの昔ながらのレシピです。一度は試してほしいレシピです。

オリーブオイルを熱した鍋に、細切りにした2枚分のベーコン、みじん切りのひとかけ分のニンニクを入れしっかりと香りが出るまで炒めます。オイルに香りが移ったら、1cm程度の幅に切った1/8分のキャベツを入れて更にしっかりと炒めていきます。キャベツがしんなりしてきたら水200ccを加え弱火にして30分程度ことこと煮ていきます。ふたを半分ずらして乗せておきましょう。

キャベツがくたくたになる程煮込まれたら、塩コショウで味を整え、じゃがいも1個分をすりおろしたものを加えます。しっかりと混ぜたら更に5分程度優しくかき混ぜつつ加熱します。スープ全体にとろみがついたら完成です。お好みで粉チーズを振って食べてください。シンプルな伝統の味を味わえます。

キャベツはどんな料理にも合う万能野菜です。火の通りが早いキャベツはスープにしても色々なレシピもあり簡単に出来上がります。ダイエット用のスープにも、お肉と一緒にボリュームアップスープも、子供の野菜不足解消スープにもキャベツは役立ちます。ぜひ、キャベツをスープに取り入れて美味しい食事を食べてください。