スキレットでハンバーグを作ろう！簡単で美味しい人気レシピ！アレンジも！

鋳鉄製で熱伝導がとてもよく、フライパンのように使うことができる人気の調理器具スキレット。蓄熱性もあるので、熱々のままテーブルに運ぶこともできますし、オーブンでも使えるので、レストランで味わうようなワンランク上の美味しいハンバーグも家でも簡単に焼くことができます。

スキレットは手入れが面倒そうと心配な人でも、スキレットがからこその手間いらずの部分もあります。添える野菜も一緒に加熱できますし、献立に迷うときにはワンプレートで副菜もできて、調理からお皿まで兼ねてくれるので洗い物の数は減ります。また保温性も高く、冷めることなく簡単で美味しいハンバーグを食べられます。

スキレット料理にはまっている人たちに人気のハンバーグは、タネはいつも通りのもので十分です。玉ねぎを入れるなら、玉ねぎを炒めるときにもスキレットを使うこと、フライパンよりもはやく炒めることができます。牛肉100％、ナツメグなどのスパイスを入れるなど様々ですが、買ってきた生ハンバーグを焼くという簡単で失敗のない方法もあります。

カフェなどで人気のハンバーグのように焼く方法は、スキレットを加熱して熱が全体に伝わったところで、ハンバーグを焼き始めること。スキレットの表面の温度が上がる前にハンバーグをのせると、焦げ付きやすくなり、はがそうとするときに形がくずれてしまいます。先ずスキレットを中火にかけて、うっすらと煙りがでたら油を薄くひいて、ハンバーグをのせる点だけ気にすれば後は簡単です。

2分くらい中火で焼き、焼き色がついていたら裏返し蓋をして火を少し弱めます。蓋がなければアルミホイルをかぶせて蓋代わりに。4～5分たって、ハンバーグがふっくらとして透明な汁がでていれば焼き上がりです。まだ汁が赤っぽい場合はもう少し蓋をして焼きます。これで、基本の美味しいハンバーグが焼きあがります。

スキレットの保温性を活かしてできることは、他の食材もあわせて加熱できること。この点が簡単でカフェのような人気のワンプレート献立にもなって、美味しいレシピにもつながっています。ハンバーグを焼くときに、玉ねぎのスライスを入れてしまえば、肉汁がしみこんだようになり、ハンバーグと一緒に食べられれます。蓋をする前に、玉子を割ってのせれば、目玉焼きのせも1枚のスキレットでできあがります。

パイナップルの輪切りもハンバーグとあわせて焼くと美味しいトッピングになります。マッシュポテトも蓋をする時にハンバーグの周りにいれておくと、熱々で少し焦げ目がついたマッシュポテトになります。焼きあがってからは、シソと大根おろしで和風ハンバーグという献立もおすすめです。

スキレットでふわっと焼けたハンバーグは、ソースを変えるだけでもたくさんのバリエーションが簡単に楽しめます。ケチャップとウスターソースを同量混ぜるだけでもコクのあるソースに。市販のステーキソースなどを使うのも簡単に本格的な味わいになり、大根おろしや玉ねぎのみじん切りを加えるだけで、ワンランク上のソースになります。

スキレットでハンバーグが焼きあがったら、そのままデミグラスソースもかけてしまいます。余熱でも十分にソースが温まります。チーズトッピングや、きのこを炒めてデミグラスソースとあわせることで、スキレット1つで贅沢な献立になります。

トマトソースも良く合います。スキレットでハンバーグを焼く時に、裏返したタイミングでトマトソースを入れてしまうと、簡単に煮込みハンバーグのようにもなります。きのこ類やほうれん草、コーンなどを追加すれば野菜も一緒に食べられ、子どもにも人気の献立になります。

ホワイトソースやチーズソースも、濃厚さが加わり小さめのハンバーグでも食べ応えがでてきます。市販のホワイトソースに溶けるタイプのチーズを混ぜるだけでも、濃厚さが加わり簡単で美味しいソースになります。

大人向きのソースには、いつもの家庭のレシピに、赤ワインやマスタードを加えたものなどがおすすめです。スパイスを効かせたカレーソースなどもあいます。家族分を作るなら、1人1枚のスキレットでハンバーグを焼いて、ソースだけは好みに分けて仕上げることもできます。ハンバーグという献立でも、ソースを変えるだけで、バリエーションを豊にしてくれます。

スキレットを使えば、ちょっと手の込んだハンバーグも美味しく焼くことができます。「チーズハンバーグ」のレシピは、ハンバーグのタネをつくったら、成型するときに、チーズを包んでしまうだけです。食べるときに中からチーズがとろりと溶け出すハンバーグになります。溶けるタイプのチーズでなくても、プロセスチーズやカマンベールチーズなどもおすすめです。

レストランでだされるような熱々なプレートにもなるスキレット。ハンバーグを焼いたところに、小さなココットなどの陶器に温めたソースをいれて、ハンバーグの横に添えれば、ハンバーグをカットしながら、好みのタイミングでソースをかけていただくこともできます。レシピは同じでも、「ハンバーグステーキ」という献立になって、豪華さを演出してくれます。

スキレットだから、ということではありませんが、ハンバーグのタネにレンコンを混ぜるのも美味しいと人気があります。カロリーダウンしながら、レンコンのシャキシャキっとした食感が加わります。シンプルに大根おろしと醤油でも食べられます。

ダイエット中なら、豆腐ハンバーグ、おからハンバーグも人気です。タネの食材が違ってもスキレットで同じようにやくことができ、基本の焼き方よりも短めで焼きあがります。ポン酢や市販のめんつゆなどをソースにするのもおすすめです。

ハンバーグを焼くときにスキレットだからこそ、一緒に焼くと美味しいものもあります。定番として、にんじんやブロッコリー、トマトなどが彩りもきれいです。少し変わったものでは、アボガドをくし切りにして、スキレットで一緒に焼きます。ほっこりとした食感になって美味しく楽しめます。

ジャガイモやカボチャを添えたいレシピでは、ハンバーグが焼きあがるまでに、中まで火が通らないこともありますので、電子レンジなどで下茹でしたものを、スキレットで焼くのがおすすめです。ナスやモヤシなどもスキレットで一緒に焼くと、ハンバーグからの油を程よく吸って、美味しくいただけます。

ハンバーグは、子どもにも人気の献立です。ただ、ハンバーグは食べてくれるけれど、添えた野菜を食べてくれないということもあります。そんな時こそスキレットをお皿にして、お子さまランチのように盛り付けて出せば喜んで食べてくれます。ただ、持ち手も蓄熱されているので、火傷の危険があるので、焼いたときのスキレットではなく、別のスキレットにハンバーグ移して盛り付けてあげてください。

離乳食を食べ始めた子どもには、豆腐やおからのハンバーグもおすすめです。ニンジンやピーマンなどを細かく切って混ぜると栄養バランスもよくなります。普通のハンバーグレシピでも、小さめに成型して、スキレットで焼いて子どものお弁当にいれてあげることもできます。

オーブンを使うと、丸く厚みのあるハンバーグもより美味しく、ふんわりと焼きあがります。コンロでスキレットを加熱してから、少量の油をいれて、ハンバーグをのせて2分。ひっくり返したら、1分ほど焼いて焦げ目をつけてから、200度に余熱したオーブンにいれて約10分。取り出すときには火傷に十分注意して、そのままテーブルに運べば、かなり長い時間熱々の状態を保ちます。

オーブンにハンバーグを焼いたスキレットをいれるタイミングで、好みのソースをいれておけば、煮込みハンバーグも簡単にできます。焼きあがる2～3分前にチーズをのせれば、トロリと溶けて焼きあがり。ホイルを使えば、2つの味を作り分けられます。ハンバーグをソースとあわせて包み、付けあわせの野菜には塩コショウだけをしてオーブンで焼けば、野菜のオーブン焼きとジューシーハンバーグといったレシピも簡単にできます。

オーブンではもちろん、直火で熱することのできるスキレットですが、IHでも安心して使えるものもあります。スキレット、IH調理器具の取扱説明書を確認して、活用してください。

強い炎にも耐えられるスキレットは、アウトドア料理でも重宝します。ハンバーグももちろん、焼くことができますが、外でひき肉をこねる作業は手間ですし、手も汚れますので、タネをこねて成型するまでは事前に準備しておき、1個ずつラップに包んで保冷して持って行けば、後は焼くだけになって、アウトドアにおすすめです。

ハンバーグも、家庭のコンロで焼くのと同じように焼けます。ただ火加減の調整が難しいので、表面には焦げ目がついて、中は火が通りにくいということがないように、小さめのハンバーグが簡単です。もし、表面が焦げ付くようなら、アルミホイルで蓋をして、直火からはおろして余熱で中心まで熱を通します。調理器具とお皿が1つですむのもアウトドア向きです。

アウトドア用品メーカーのスキレットは、より丈夫なものがありますが、価格もよいものになります。アウトドアで、初めてスキレット料理に挑戦するなら、ニトリのスキレット「ニトスキ」で先ずは挑戦してみるのもおすすめです。お安く、サイズも小さめなので、持ち運びも楽です。レシピ本も販売されています。

ハンバーグに添えるポテトも一手間かける「ハッセルバックポテト」の簡単レシピです。メークインを皮付きのままよく洗い、切り落とさないように注意しながら、切れ目をいれます。切れ目がくっついてしまわないように、切れ目のデンプン質を水で洗い流して、塩コショウをしラップで包んでレンジで3分ほど加熱。その後、ハンバーグと一緒にスキレットで焼きます。ポテトの間にチーズやハーブを入れるとよりおしゃれになります。

スキレット1枚に「ハンバーグ」と「ナポリタン」をあわせれば、それだけでお子さまランチのようにもなり、インスタ映えする献立になります。ハンバーグをスキレットの奥に寄せ、手前のあいたところで、ピーマンやウィンナーを炒めたら、かために茹でておいたパスタをトマトケチャップと塩コショウで味を調えてあえればできあがります。

ハンバーグのタネが多かった時には、小さく丸めてミートボールにしてしまいます。冷凍しておけば、お弁当のおかずが足りない、というときにも役立ちます。スキレットで調理するなら、玉ねぎを炒めて、カットトマトの缶詰をいれ、そこにミートボールもいれてしまいます。塩コショウで味を整え、蓋をしてクツクツと煮たててできあがりです。ブラウンシチューやホワイトシチューの具にもなります。

「キーマカレー」もハンバーグのタネで作れます。熱したスキレットに、バターをいれハンバーグのタネを炒めます。カレー粉を加えて、スープを加えて煮たてて、後は弱火で10分ほど煮込めばできあがりです。カレーをスキレットの片方に寄せて、ご飯を盛り付ければワンプレート献立に。ご飯の上に、キーマカレーを広げて、中央をくぼませ玉子を割り入れて、チーズをのせてオーブンで焼けば焼きカレーも簡単に作れます。

スキレットでハンバーグを焼いたら、そのままワンプレートランチにも変身させられます。ご飯を熱いスキレットに盛り付けて、ハンバーグには大根おろしとポン酢ソースなどをあわせれば、さっぱりとした和風のハンバーグランチになります。市販のハンバーグを焼くだけでも、カフェでのランチ風にみせてくれます。

ボリュームあるランチにしたい時には、スキレットにハンバーグ、デミグラスソースやカレーをかけて、玉子をおとして、チーズもトッピングしてはどうでしょう。アウトドアでも作れる上に、家で冷蔵庫に残っている食材をあわせたり、レトルトのカレーをかけるだけでもボリュームがでます。

スキレットを毎日の献立に役立てるためには、手入れも大切です。初めて使う時だけでなく、毎回使い終わったら、油をなじませるシーズニングをしてください。煮込みハンバーグやチーズなどで焦げ付きができたら、先ずはそれをはがします。はがれにくいようなら、水をいれて再度火にかけて、沸かすとはがれてきます。タワシを使っても大丈夫です。

その後は、水で洗いながします。この時、熱せられたスキレットに、冷水をかけると割れてしまうこともあるので、水道水かぬるま湯で、洗剤を使わずにすすぎ洗い。その後、もう一度火にかけて、よく乾かした後に、サラダオイルをキッチンペーパーにしみこませて、そのオイルをスキレット全体になじませておきます。火傷しないように、持ち手部分、裏面にもしみこませることで、スキレットに錆がでにくく次もきれいに使えます。

人気のスキレットでハンバーグを焼くと、こんがりとした焦げ目がついて、肉汁も旨みも閉じこめられます。フライパンで焼くときには足りないフワフワした食感も得られ、より美味しい料理になります。外食ではなくても、家庭料理の献立をスキレットで調理するだけで、簡単に華やかにしてくれます。我が家の味で美味しいハンバーグを、スキレットで焼き上げてください。