鮭とサーモンと鱒の違いや使い分けを調査!刺身に出来るのは?

鮭とサーモンと鱒の違いや使い分けを調査!刺身に出来るのは?鮭とサーモン、そして鱒それぞれの魚の違い知っていますか?今回紹介する種類の3種類の魚のことを徹底的に調査して紹介します。加熱して食べるのに向いている魚はどれなのか?刺身で楽しむことができる魚はどれなのか?これを読めば全部わかります。鮭・サーモン・鱒のそれぞれの特長を把握して献立を考える時の参考にしてください。

鮭とサーモンと鱒の違いや使い分けを調査!刺身に出来るのは?のイメージ

目次

  1. 1鮭・サーモン・鱒
  2. 2朝食でおなじみの「鮭」
  3. 3鮭の呼称・呼ばれ方
  4. 4シャケ・サケの違いは?鮭はどっちで読むのが正しいの?
  5. 5鮭に含まれる栄養素
  6. 6鮭に含まれる栄養素「アスタキサンチン」
  7. 7他にも豊富な鮭の栄養素
  8. 8鮭は生食・刺身には不向き
  9. 9鮭を刺身で食べる方法
  10. 10回転寿司でも人気の「サーモン」
  11. 11トラウトサーモンはサーモンじゃない?ニジマスという魚
  12. 12トラウトサーモンのおすすめの食べ方
  13. 13トラウトサーモンは生食でも焼いても美味しい
  14. 14油がのっている「キングサーモン」
  15. 15「アトランティックサーモン」
  16. 16「鱒」について
  17. 17「鮭」と「鱒」は何が違うの?
  18. 18鱒の種類
  19. 19鱒の食べ方
  20. 20鮭とサーモンと鱒の違いをまとめると?
  21. 21鮭・サーモン・鱒の違いを把握して美味しい魚を楽しもう!

鮭・サーモン・鱒

朝ご飯の定番メニュー「鮭」回転寿司でも人気の寿司ネタ「サーモン」そして「鱒」今あげた3種類の魚に違い知っていますか?「鮭」「サーモン」「鱒」違いがあるとしたら何が違うのでしょうか?それぞれの調理方法の違いや、栄養の違いはあるのか?刺身に適しているのか?加熱し他方後美味しいのか?詳しく調査して紹介します。これを読めばそれぞれの違いについてかなり詳しくなれます。

生物学上は同じ生き物!

今回紹介する「鮭」「サーモン」「鱒」は実は「生物学上は同じ生き物」です。この種類は3種類はサケ目サケ科に分類されており、生物学上は同じということになります。少し意外ですよね?ではなんで呼び方が違うのか不思議だと思います。まずは紹介する「鮭」「サーモン」「鱒」それぞれの特長を紹介します。最初は「鮭」について詳しく紹介します。

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朝食でおなじみの「鮭」

朝ご飯の定番のおかずやコンビニ・スーパなどで販売しているおにぎりの定番の「具材」としても人気が高い「鮭」どんな魚なのでしょうか?詳しく紹介します。鮭の特長や市場で流通するときの「呼ばれ方」など詳しく紹介していきます。私たちが日ごろ親しんでいるいわゆる「鮭」は正式には「シロサケ」と言います。他にも「アキサケ」「アキアジ」などの呼称もあります。このように鮭は実にさまざまな呼称・呼ばれ方があります。

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鮭の呼称・呼ばれ方

少し紹介しましたが鮭にはいろいろな呼称・呼ばれ方があります。ここからは地方別の鮭の呼び方を紹介します。鮭は特に地方によって呼び名・呼称が豊富な魚です。それぞれの地方の呼び名が違うことを知っておけば混乱することも少なくなります。それでは地方・地域ごとの鮭の呼び方にどんな違いがあるのか調査して紹介します。ぜひ覚えておきましょう!

「鮭」の方言「北海道・青森・秋田」

北海道や青森・秋田など「鮭」のことを「アキアジ」や「アキサケ」などの呼び方があります。北海道で「トキシラズ」や「ナツザケ」「ラシャマス」という呼び方も北海道で使われています。このほかにも岩手県で使わてれいる「南部鼻曲り鮭」「ブナ」等に日本ではいろいろな地域でいろいろな呼び名で親しまれています。

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シャケ・サケの違いは?鮭はどっちで読むのが正しいの?

グルメサイトや、レシピサイトでよく紹介されている「鮭」鮭の呼び方で「サケ」と「シャケ」で迷ったことはありませんか?どっちも使うけど一体どっちが正しい呼び方なんだろう?そう感じたことは多いと思います。ここから「鮭」の呼び方について少し紹介します。

「鮭」はサケ?それともシャケ?

結論を言うと「どっちも正解」です。「鮭」の呼び方呼び名については「サケ」と「シャケ」どちらでも大丈夫です。呼び方の由来は諸説ありますが現在は「サケ」と「シャケ」どちらで読んでも大丈夫なようです。もともと東京弁の「シャケ」という呼び名が全国的に広まって定着したという説や、アイヌ語での呼称「シャク」がなまって「シャケ」と呼ばれている説。色々あり確かなことは不明ですがどちらも間違えではありません。

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鮭に含まれる栄養素

ここまで鮭の呼び方・呼び名に関する情報を紹介しました。ここからは鮭に含まれる栄養素のついて紹介します。実は鮭はかなり豊富な栄養素を含んでおり、「スーパーフード」とも言われています。ここからはそのスーパーフード「鮭」に含まれている栄養について詳しく紹介します。是非献立やメニューを考える時の参考にしてください。

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鮭に含まれる栄養素「アスタキサンチン」

鮭の栄養素を紹介するうえで絶対に外せない栄養素「アスタキサンチン」をまず紹介します。少し気いなれない名前の栄養素ですがこのアスタキサンチンこそがスーパーフードと呼ばれる理由の一つです。アスタキサンチンは「カテノイド」という色素物質です。実は鮭は「白身魚」です。サケの切り身の鮮やかな紅色を見て赤身魚と思われがちですが白身魚なのです。

アスタキサンチンは鮭の体内で作られるわけではありません。鮭が捕食して食べえるエサから取り込みます。主に鮭が餌として食べる甲殻類からアスタキサンチンを摂取してため込んでいきます。そうすることによって鮭の身がどんどん赤くなっていきます。もともと鮭の体内にはないアスタキサンチンを甲殻類を食べることで鮭の身に蓄えられ、その鮭を食べることで間接的にアスタキサンチンを摂取することができます。

鮭に含まれる栄養素「アスタキサンチン」の効果

では具体的にアスタキサンチンを摂取することでどのような効果・効能が期待できるのでしょうか?ここからは鮭に含まれる代表的な栄養素「アスタキサンチン」を摂取るることで得ることができる栄養素について紹介します。アスタキサンチンは驚くほど優れた栄養素です。

鮭に含まれる栄養素アスタキサンチンの効果1「抗酸化作用」

鮭に含まれている栄養素アスタキサンチンには「抗酸化作用」があります。アスタキサンチンの抗酸化作用はビタミンCなどの効果と比べても優れていると言われています。一般的に知られていますが、鮭の一生は過酷なものです。その過酷な一生を支えるために強い抗酸化効果を期待できるアスタキサンチンを大量に摂取すると言われています。私たち人間もこの効果を鮭を食べることで得ることができます。

鮭に含まれる栄養素アスタキサンチンの効果2「脳機能アップ効果」

鮭に含まれるアスタキサンチンは脳の機能をアップさせてくれることが解っています。アスタキサンチンを摂取することで脳機能が改善され老化による認知症の予防に大きな効果が期待されています。また、アスタキサンチンを摂取した後に集中力や記憶力が高まったという研究報告もあります。先に紹介した抗酸化作用が脳機能のアップ・改善にいい影響を与えています。
 

鮭に含まれる栄養素アスタキサンチンの効果3「眼精疲労予防」

デスクワーク・特にパソコンを日々使って仕事している方の悩みの1つとしてよくあげられるのが「眼精疲労」です。鮭に含まれている栄養素アスタキサンチンの効果の1つに眼精疲労を抑えてくれる効果があることが分かっています。眼精疲労予防・改善にもアスタキサンチンの強い抗酸化作用が影響しています。

アスタキサンチンのもつ強い抗酸化作用で目の新陳代謝が改善されます。それによって血流の動きがよくなり、目の疲れが取れやすくなります。最近は仕事でパソコンを使わなくてもスマホの普及により多くの方の目が疲れやすい傾向にあります。老眼などで目が疲れやすい方にも効果が期待できるので幅広い方に効果が期待できます。

鮭に含まれる栄養素アスタキサンチンの効果4「動脈硬化予防効果」

鮭に含まれる代表的な栄養素アスタキサンチンを摂取することで得られる効果の1つに「動脈硬化予防効果」があります。アスタキサンチンはビタミンAの100倍ほどの強い抗酸化作用を持っています。この抗酸化作用が動脈硬化を予防するのに大きな役割を果たしてくれます。動脈硬化の原因と言われているのが「酸化LDLコレステロール」です。これはLDLコレステロールが活性酸素で有害物質に変化したものです。

鮭に含まれる栄養素アスタキサンチンの効果5「抗炎症効果」

アスタキサンチンを摂取することで期待できる効果の1つに「抗炎症効果」があります。慢性の炎症が様々な病気の原因ということが分かっています。アスタキサンチンをしっかり摂取することで慢性的な炎症を抑える効果が期待できます。炎症が原因で起こる様々な病気を予防してくれるのです。紹介したように鮭に含まれるアスタキサンチンは強い抗酸化作用によって人体に色々な好影響をもたらしてくれます。

他にも豊富な鮭の栄養素

紹介したアスタキサンチン以外にも鮭には方法な栄養素が含まれています。どんな栄養素が含まれているか把握していると献立を考える際のヒントにもなります。ぜひ覚えておきましょう。

鮭に含まれる栄養素「EPA・DHA」

魚を食べることでEPA・DHAを摂取できるのは知られていますが、鮭は白身魚でありながら、これらの栄養素を多く含んでおり、効率よく摂取することができます。EPA・DHAはn-3系多価不飽和細胞酸です。オメガ3脂肪酸と呼ばれることも多いです。EPAは中性脂肪を下げる働き・効果を期待できる栄養素です。DHAも血液中の中性脂肪を減少させるとされており、さまざまの病気の予防効果が期待できます。

鮭に含まれる栄養素「ビタミン類」

鮭はビタミン類も豊富に含まれています。特にビタミンDは数ある白身魚の中でも豊富に含まれています。ビタミンDの代表的な働きはカルシウムの摂取・吸収をサポートしてくれることです。なので鮭とカルシウムを多く含んだ乳製品の相性は抜群です。鮭を調理・食べる時は牛乳などと一緒に食べるのがおすすめです。ぜひ覚えておきましょう。

鮭は生食・刺身には不向き

鮭の魅力は美味しさ・栄養がありますが刺身など生食には向かないとされています。実際鮭の刺身を提供している飲食店をあまり見かけることがありません。ここからは鮭が刺身などの生食に向かない理由を調査して紹介します。ぜひ参考にしてください。

鮭が生食・刺身に向かない理由「寄生虫」

鮭が刺身などの生食にむかない大きな理由の1つとして「寄生虫」があります。魚には寄生虫に寄生されている場合が多々ありますが、鮭も多くの場合寄生虫に寄生されている場合があり危険なためです。寄生虫が体内に入り込むと、激しい頭痛や吐き気に襲われることも珍しくありません。ここからは鮭を安全に食べるための寄生虫の知識を紹介します。

鮭が生食・刺身に向かない理由「アニサキス」

鮭に寄生している寄生虫は「サナダムシ」の場合もありますが、「アニサキス」に寄生されていることが多いです。近年ニュースなどでよく話題になっています。鮭の多くにはこのアニサキスが寄生していると言われています。刺身など生で鮭を食べるとアニサキスの被害にあってしまう危険性があります。

寄生虫アニサキスの危険性

寄生虫アニサキスが体内に入り込んでしまうと非常に危険です。アニサキスは胃腸を食い破ってしまうと言われておりかなり恐ろしい存在です。もしそうなってしまうと言葉では表現できないほどの激痛に見舞われます。他にもアニサキスが体内に入ってしまうと激しい吐き気と腹痛に襲われます。酷い場合には手術して対処しなければならないほど危険な寄生虫です。

鮭を刺身で食べる方法

先に鮭を生食・刺身にするときの注意点を紹介しましたが、刺身で食べる方法があります。ある条件で鮭を冷凍することでアニサキスを殺すことができます。-20℃以下で24時間冷凍保存すれば大丈夫です。スーパーで販売されている「生食用」と書かれているものはこのような冷凍保存され適切に処理されているものなので刺身で食べても美味しく安全に食べることができます。覚えておきましょう。

回転寿司でも人気の「サーモン」

先にいわゆる市場に流通している「鮭」のことに関する情報を紹介しました。ここからはサーモンについて色々と紹介します。「鮭」とサーモンの違いや、サーモンの栄養素、サーモンおすすめのレシピや回転寿司にまつわるサーモンの噂についてなど色々と紹介します。ぜひ参考にしてください。

寿司屋のサーモンはサーモンじゃない?

回転寿司チェーンなどで人気の寿司ネタ「サーモン」子どもから大人まで人気の「サーモン」ですが、「お寿司屋さんのサーモンはサーモンではない」とよく噂されています。どういう事なのでしょうか?大手回転寿司チェーンでよく提供されているサーモンは「トラウトサーモン」という名前で市場に出回っているニジマスという魚です。大手手の回転寿司等で提供されているのは会場で養殖されて日本に輸入されている魚です。

トラウトサーモンはサーモンじゃない?ニジマスという魚

日本の回転寿司で提供されている「サーモン」が「ニジマス」という魚の場合が多い。と紹介しましたが、とはどんな魚なのでしょうか?ニジマスは淡水で生活しているものが多いですが、トラウトサーモンとして市場で販売されているニジマスは淡水ではなくて、海水で養殖されたものを指します。海水という環境と餌の違いなどで「サーモン」に非常によく似た味わいや食感のニジマスが生まれます。

トラウトサーモンの栄養素

トラウトサーモンの栄養素はほぼニジマスと同じ栄養成分になります。鮭の項目で紹介したアスタキサンチンなども豊富に含んでおり、トラウトサーモンも鮭と同じような効果を期待することができます。トラウトサーモンの栄養素の特長として良質な「脂質」を含んでいるという特徴があります。通常のニジマスの3倍ほどの含有量を含んでいるとされています。

トラウトサーモンの主な産地

紹介しているトラウトサーモンは海外産のものが多く流通しています。チリ・ノルウェー・カナダ・デンマーク等の海で改良されて養殖されているものが多く、どんどん成長していき大きな魚になります。身の色はいわゆるサーモンピンクで味に癖や臭みもなく、かなり食べやすい魚です。そんなトラウトサーモンのおすすめの食べ方を紹介します。是非参考にしてください。

トラウトサーモンのおすすめの食べ方

トラウトサーモンの栄養の項目で紹介してように普通のニジマスに比べてトラウトサーモンは「脂質」が多い魚です。調理して食べる時にもニジマスと比べて脂質が多いのが特徴です。ここからはトラウトサーモンを利用したおすすめのレシピを紹介します。献立やメニューを考える時の参考にしてください。トラウトサーモンは生で食べるのも一般的ですが、その他にも美味しい食べ方が色々あります。

トラウトサーモンのおすすめの食べ方「塩麴漬け」

生食用のトラウトサーモンを用意しましょう。そのまま刺身でわさび醤油をかけて食べるのもとても美味しくておすすめですが、トラウトサーモンの「塩麴漬け」もおすすめです。刺身などで使う生食用の問いら鵜とサーモンに塩麴と柚子を混ぜ合わせたものを用意してそれに半日ほどつけましょう。トラウトサーモンの塩麴漬けは塩麴と柚子がまろやかで刺身とはまた違った美味しさです。

トラウトサーモンのおすすめの食べ方「ムニエル」

トラウトサーモンのおすすめの食べ方の1つにムニエルがあります。材料は「トラウトサーモンの切り身」「小麦粉」「オリーブオイル」「塩・胡椒」「バター」で作ることができます。最初にトラウトサーモンに塩・胡椒で味付けをし、小麦粉をまぶし、熱したフライパンで調理します。両面軽く焦げ目がつくくらい焼いて好みでバターを入れたら完成です。

トラウトサーモンのおすすめの食べ方「丼」

トラウトサーモンは刺身なので食べるのも美味しいですが少しひと手間を加えて「丼」にするのもおすすめです。トラウトサーモンの切り身を用意しましょう。そしてきざみネギや、わさび、ご飯を用意してトッピングすれば完成です。好みに合わせて「温泉たまご」や「いくら」などとトッピングすることも楽しい食べ方です。

トラウトサーモンのおすすめの食べ方「煮つけ」

トラウトサーモンは「煮つけ」にしても美味しく食べることができます。用意するものは「トラウトサーモンハラス」「醤油・みりん・酒・砂糖」「生姜」でOKです。フライパンに用意した調味料を全て入れます。調味料に火が通り始めたらトラウトサーモンのハラスを入れます。中火で焼いて落とし蓋をして煮ましょう。これでトラウトサーモンの煮つけが完成です。好みに合わせて煮つけに一味をかけても美味しく食べることができます。

トラウトサーモンのおすすめの食べ方「ホイル焼き」

トラウトサーモンは「ホイル焼き」にしてもおすすめです。「トラウトサーモン」「エリンギ」「玉ねぎ」「にんにく」「酒・サラダ油」「米味噌・マヨネーズ」を用意しましょう。エリンギ、玉ねぎ、にんにくをカットします。サラダ油をひいて炒めましょう。野菜に火が通ったら味噌とマヨネーズを加えます。アルミホイルにトラウトサーモンと炒めた野菜を加えアルミホイルを閉じフライパンに並べ少し水をいれ、焼けば完成です。

トラウトサーモンは生食でも焼いても美味しい

ここまでトラウトサーモンについて紹介しました。鮭に比べてトラウトサーモンは刺身などの生食や、熱を加えて料理しても美味しく食べることができ、使い勝手のいい食材です。1つの食材でいろいろな料理を作りたい方はトラウトサーモンがおすすめです。紹介した以外にもトラウトサーモンの美味しい食べ方はあるので色々と研究してみるのもおすすめです。

油がのっている「キングサーモン」

鮭やトラウトサーモンについて紹介しました。ここからは「キングサーモン」について紹介します。キングサーモンの特長はとにかくその「大きさ」です。キングサーモンは大きいものでなんと1.5mにも成長するトップクラスの大きさの魚です。サケ科の魚の中でも脂がのっていて濃厚な味わいで非常に人気のある魚です。日本では「マスノスケ」という名前で昔から親しまれてきました。

最近では日本近海でとれるのはかなり少なくなり、カナダ産のものなど海外から輸入されて市場に流通することが多い魚です。

「アトランティックサーモン」

キングサーモンの次に紹介するのが「アトランティックサーモン」です。キングサーモンと同じくらい大きなサイズ感があるサーモンで、日本語では「タイセイヨウサケ」と呼ばれています。日本の場合サーモンと言えば「トラウトサーモン」のことを指している場合が多いですが、欧州ではサーモンと言えばこのアトランティックサーモンのことです。

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「鱒」について

今回最後に紹介するのは「鱒」についてです。何度も紹介しているように、鮭、サーモン・鱒は生物学上では同じものです。では同じ仲間の「サケ科」のどの魚が「鱒」と呼ばれているのでしょうか?ここからは鱒について詳しく紹介します。参考にしてください。

「鮭」と「鱒」は何が違うの?

鮭と鱒は同じサケ科の魚です。「鮭」と「鱒」の違いは大きさです。一番大きいものを「鮭」それ以外のサケ科の魚を「鱒」と分けました。なので明確な区分はありません。それでは何が違うのでしょうか?その前に鱒について詳しく紹介します。

鱒の種類

「鮭」以外のサケ科の魚を「鱒」という仲間で分類したと紹介しましたが、鱒と分類されているのはどんな魚なのでしょうか?ここからは鱒に分類される魚はどんな魚なのか紹介します。

鱒の仲間「ニジマス」

先に紹介した「トラウトサーモン」もニジマスです。トラウトサーモンは海水で育てていますが、こちらで紹介するのは「淡水」で育った魚です。日本には明治の初期に輸入されて日本全国で養殖されています。日本の川にも放流されており、刺身やスモークなど幅広い調理方法で愛されている魚の1つ主に塩焼き用の小さなサイズが市場で多く流通しています。

鱒の仲間「イワナ」

次に紹介するのは「イワナ」です。イワナも代表的な渓流魚です。川の源流から上流に生息しており、昆虫や小動物を餌にしています。同じ鱒の一種のヤマメやアマゴに比べると少し味は落ちますが、それでも十分美味しく人気の魚です。

鱒の仲間「ヤマメ」

次に紹介する魚は北日本の代表的な渓流魚の「ヤマメ」です。同じ鱒と分類されるアマゴとよく似ていますが、体側に朱店がないのでそこを見て判断します。川の中流域で主に生息していますが、北海道では下流域に生息しています。その見た目と同様で味もアマゴに似ていてとても美味しいと評判の魚です。

鱒の仲間「アマゴ」

次に紹介するのは「アマゴ」です。アマゴは日本古来の鱒の一種で川の上流に主に生息しています。水中にいる虫などを食べて成長します。アマゴの体色はとてもきれいで「渓流の女王」と呼ばれており、非常に人気の高い魚の1つです。川魚の中でも一番おいしいとされている魚です。

鱒の仲間「カワマス」

次に紹介する鱒の仲間は「カワマス」です。もともと日本国内で生息していなかった魚です。北米原産の魚で、日本には1902年に日光湯ノ湖に持ち込まれ繁殖しました。最近では摩周湖や梓川などで天然繁殖しています。釣りなどゲームフィッシュとしての人気も高い魚です。塩焼きやムニエル、フライなどの調理法で美味しく食べることができます。

鱒の産地

鱒の産地で日本一の出荷量を誇るのは「静岡県」です。富士山の麓、朝霧高原は豊富な湧水を利用した鱒の養殖が非常に盛んです。静岡県では「鱒寿司」の駅弁が販売されているなど意外と鱒を身近に感じることができるところです。静岡に遊びに行った際は鱒寿司を食べるのをオススメします。

鱒の栄養素

紹介したサケ科の「鱒」ですが含まれている栄養素に違いはあるのでしょうか?ここからは鱒の栄養について紹介します。先に紹介した「鮭」と「鱒」に含まれている栄養素はやはり似ています。海で育った鮭に比べて身が白っぽいのでアスタキサンチンが少なめですが、栄養が豊富なのに変わりはありません。DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は多く含まれているので健康を維持するのに心強い味方になってくれます。

鱒の食べ方

ここからは「鱒」を使った人気の食べ方を紹介します。鱒は色々な料理・調理方法で親しまれている魚です。鮭やサーモンなどと共に栄養素も豊富に含まれており、まさにスーパーフードです。何通りかおすすめの食べ方を紹介するので献立を考える際の参考にしてください。鱒は火を加えて加熱して食べることが多いです。

鱒を使ったおすすめの食べ方「ニジマスの塩焼き」

ニジマスを使ったおすすめの食べ方はやはり「塩焼き」です。ニジマスの本来の味や風味を最大限に生かしてくれる塩焼きは定番にして人気の食べ方です。ニジマスを洗い塩をかけます。その後アルミホイルで包んでオーブントースターで少し焦げ目がつくくらい焼き上げましょう。塩の加減と焼き加減に注意しながら作りましょう。手間暇なく簡単に作ることができるので時間がない時もおすすめの食べ方です。

鱒を使ったおすすめの食べ方「イワナの甘露煮」

次に紹介する鱒のおすすめの食べ方は「イワナの甘露煮」です。イワナも塩焼きが定番ですが今回紹介する「甘露煮」も美味しくておすすめの食べ方です。内臓を取り除き素焼きして冷ましましょう。圧力鍋に入れて「砂糖」「醤油」「みりん」「お酒」「酢」等の調味料を混ぜます。そして蓋をして加熱しましょう。イワナの両面をそれぞれ分ほど加熱すれば完成です。圧力鍋で調理すると丸ごと食べることができます。

鱒を使ったおすすめの食べ方「ヤマメの味噌焼き」

次に紹介する鱒のおすすめの食べ方は「ヤマメの味噌焼き」です。用意するものはヤマメと「味噌」「小ネギ」「ミョウガ」「大葉」です。ヤマメに薬味・味噌を混ぜ合わせ切り開いたお腹に詰めます。グリルで火加減に気をつけながら少し焦げ目が付いたら出来上がりです。ヤマメの風味と味噌の相性が抜群!新鮮なヤマメが手に入ったらぜひ試してみてください。

鱒を使ったおすすめの食べ方「アマゴの柚子塩焼き」

次に紹介する料理は「アマゴの柚子塩焼き」です。鱒の調理法の大定番の「塩焼き」この塩焼きに一工夫したのが紹介する「アマゴの柚子塩焼き」です。必要なものはアマゴ・「塩」「柚子の皮」これだけです。アマゴを洗い水気を取りましょう。ゆずの皮をすりおろし、アナゴに丁寧に刷り込みます。塩を好みで振りかけてグリルで10分ほど焼いたら完成です。ゆずの風味がよりアマゴを引き立たせてくれます。

鱒を使ったおすすめの食べ方「カワマスの醤油漬け焼き」

最後に紹介する鱒を使った料理は「カワマスの醤油漬け焼」です。カワマスを2枚におろします。それを醤油漬けにしましょう。日本酒かみりんを「1対2」の割合でまぜあわせたものにカワマスを入れて漬けましょう。2・3日冷蔵庫で保管したら調理したいときに取り出して焼けばOKです。醤油とカワマスの相性抜群で食べると幸せな気分になります。

鮭とサーモンと鱒の違いをまとめると?

記事の冒頭で鮭とサーモンと鱒は生物学上同じで特に違いはないと紹介しました。ではなぜそれぞれ違う名前で呼ばれているのでしょうか?何度も伝えている通り、鮭、サーモン、鱒は同じ仲間です。一般的に言われている「名前の違い」ここからはその理由を紹介します。

鮭「海でとれた国産のもの」

生物学上は同じですが一般的に「海でとれ、かつ国産のもの」を指すことが多いです。鮭を指す呼び方も色々ありますが、海で取れてかつ国産のものの場合を指すことが多いようです。他にも多くのサケ科の魚の中で一番大きいものを「鮭」それ以外のサケ科の魚を「鱒」という風に呼んだいう事も言われています。最初に紹介しましたが、今「鮭」として販売されているものの多くは「シロザケ」です。

サーモン「主に海でとれた外国のもの」

サーモンと言われたらイメージして思い浮かぶのがやはり「外国産のもの」というイメージではないでしょうか?実際ののところそのイメージで正しいです。外国産のもので海で飼育されたものをサーモンと呼んでいます。その代表的なものが「キングサーモン」や「アトランティックサーモン」です。焼いても適切に処理されたものならば刺身などの生食でも美味しく食べることができます。

トラウトサーモン

サーモンというよりは「鱒」とされるトラウトサーモン。日本の大手回転寿司チェーンが「サーモン」として提供していることで知られています。栄養分もほぼ鮭と同じような成分です。トラウトサーモンも刺身など生食用に加工されたものや熱を加えて調理しても美味しく食べることができる人気の魚です。アスタキサンチンも豊富に含まれていておすすめの魚です。

鱒「主に川でとれたもの」

鱒は「主に川でとれたもの」を指すことが多いです。そしてもう一つの分け方として鮭以外のサケ科の魚を鱒と読んでいます。鮭やサーモンに比べてイワナ・アマゴなど鱒は幅広いサケ科の魚の総称と覚えておきましょう。(鮭以外)鱒は川でとれるものが多く、生で食べるというよりは加熱して食べることが多いです。

鮭・サーモン・鱒の違いを把握して美味しい魚を楽しもう!

今回は鮭とサーモンと鱒と違いが何なのか詳しく紹介しました。今まで漠然と鮭=サーモン=鱒と考えても勿論正解なのですが、生物上同じ仲間なのになぜ呼び方が違うのか説明できるのと出来ないとではやはり違います。最近は以前までNGとされていた鮭の刺身・生食なども広がっています。しかしちゃんと正しい手順で冷凍処理しておかないと非常に危険です。

ぜんざいでは鮭の生食も広まってきましたが、適切な方法で冷凍保存しないと危険なので加熱して食べるのに向いていることを覚えておきましょう。サーモンに関しては生食用のもの加熱用のものどちらも多く流通しているのでどっちの食べ方も広く知られています。最後に紹介した鱒はネットのグルメレシピを見ると加熱して食べる方が多いようです。

鮭・サーモン・鱒それぞれにあった調理方法を選択して、栄養満点の魚を思う存分楽しみましょう!

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