れんこんの皮はむくのかむかないのか調査!皮ごと食べられる?

みなさんれんこんを調理する時、皮はむく派ですか?むかない派ですか?そんなことは考えたこともなくれんこんの皮はむくものだと思っていた方も多いと思いますが、実はむかないでも大丈夫なのです。しかも今までむいて捨てていたれんこんの皮には大事な栄養素も詰まっています!また、れんこんの皮には黒い斑点が見られることがありますが、今回はあの黒い斑点の正体も紹介していきます。どうしてもむきたい時の皮のむき方と、おすすめの食べ方もあわせて紹介しますので参考にして下さい!

れんこんの皮はむくのかむかないのか調査!皮ごと食べられる?のイメージ

目次

  1. 1みんな大好きれんこん
  2. 2れんこんの皮むく派?むかない派?
  3. 3れんこんの栄養素を知ろう
  4. 4れんこんの皮のむき方
  5. 5れんこんの皮の黒い斑点の正体
  6. 6おいしいれんこんの選び方
  7. 7れんこんは切ったらすぐ酢水につけよう
  8. 8れんこんの保存方法
  9. 9皮をむかないままでも美味しいれんこんの食べ方
  10. 10れんこんの栄養を美味しく皮ごといただきましょう!

みんな大好きれんこん

れんこんは野菜の中では地味目な印象ですが、特に女性の中で好きな野菜で名前があがることも実は多いのです。れんこんを根っこだと勘違いしている方もいるようですが、ハスの地下茎が肥大化したものです。諸説ありますが、れんこんは日本に奈良時代に中国から伝わったとされていて、本格的に栽培されるようになったのは明治初期以降のことです。

れんこんの収穫量は茨城県が断トツで、他に徳島県・佐賀県・愛知県・山口県などで栽培されています。9月頃から収穫は始まりますが、れんこんの旬は冬です。れんこんはたくさん開いている穴から「先が見える、見通しが良い」などとして、縁起の良い食べ物としておせち料理にも使われています。

れんこんの皮むく派?むかない派?

れんこんの皮はむく派が圧倒的に多いようですが、れんこんの皮はむかないでも食べられます。れんこん以外でも実は皮はむかないでOKという野菜は多いです。れんこんの場合、皮をむかないで調理すると中の白の部分が茶色に変色してしまうため、見た目を重視する和食ではれんこんの皮はむくという流れになってきたようです。

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れんこんの栄養素を知ろう

れんこんのシャキシャキとした食感は、なんといっても食物繊維の賜物です。便秘気味の女性は多いですから、食物繊維が豊富なのは嬉しいです。他にれんこんにはビタミンCも豊富です。通常ビタミンCは熱に弱く、きちんと摂取したい場合過熱せずに食べる食材も多いですが、れんこんに含まれるでんぷんに守られているため加熱してもビタミンCの損失は少なくて済みます。ナイスコンビです!

ビタミンCは美肌効果だけではなく、風邪の予防や疲労回復、ガンの予防まで効果が期待出来ます。れんこんを噛んでいると粘り気が出てきますがこれはムチンという成分で、ムチンには胃の粘膜を保護・補修する効能があり、さらに肝臓の働きを助けるため滋養強壮にも効果が期待出来ます。ただしムチンは加熱すると流れて出ていってしまうという弱点があります。

花粉症にれんこんが効く?

れんこんに含まれる「タンニン」などのポリフェノールが、アレルギーの原因物質である「アレルゲン」に反応する「IgE抗体」を抑える働きをしてくれるのです。一日たった40グラム食べ続けると1シーズンで80%以上の人に花粉症の症状の緩和が見られたそうです。また、腸内環境が崩れているとアレルギー反応が強く出てしまうので、乳酸菌を多く含むヨーグルトなどと一緒に食べるとさらなる効果が期待出来るとのことです。

れんこんは皮にも栄養たっぷり!

いつもむいて捨ててしまっていたれんこんの皮にも栄養がたっぷり詰まっています。タンニンは皮の部分にも多く含まれていて、同じくポリフェノールの一種であるクロロゲン酸という成分も皮に含まれています。クロロゲン酸には脂肪の蓄積を抑える効果や抗酸化作用があるため、生活習慣病の予防にはもってこいです。

れんこんの皮でアンチエイジング!

ポリフェノールにはアンチエイジング効果があると言われており、れんこんの中央部分にも含まれていますが皮の方が豊富に含まれているため是非皮ごと食べてもらいたいです。皮をむく手間もなくなり、生活習慣病の予防やアンチエイジング効果も期待出来るなんて、今まで皮をわざわざむいて捨てていたのがもったいないです!

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れんこんの皮のむき方

れんこんは皮付きのまま食べるのがおすすめですが、おせちや見た目を重視するメニューの時は引き続き皮をむくこともあると思います。その際のむき方ですが、みなさんどのようなむき方をしていますか?むき方のコツ…とまでは言いませんが、れんこんは繊維に沿って縦方向にむきましょう。ピーラーを使うのがおすすめです。凹凸もありますし、ものによっては包丁でむくのには固いものもありますので、ピーラーが楽チンです。

栄養満点なので出来るだけそのまま食べたいれんこんの皮ですが、多少食感が変わってきますのでちょっとむきたいかなという方におすすめのむき方が、ストライプむきです。どんなむき方かというと、縦じまを作るように飛ばし飛ばしにピーラーをするむき方です。いつものシャキシャキの食感も強く出てきますし、皮の栄養も半分は残せます。

また、アルミホイルをまるめてごぼうの皮むきと同じようにれんこんの皮をむくと紹介されることもありますが、ものにもよりますがれんこんの皮が固くてほとんどむけないという場合もあります。アルミホイルを使うのは皮むきというより汚れをしっかり落とすくらいの感覚でした方がいいかもしれません。

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れんこんの皮の黒い斑点の正体

れんこんの皮にあるあの黒い斑点が気になったことがある方も多いと思いますが、あの黒い斑点は病気でも鮮度が落ちたわけでもなく「カテキン」です。お茶のCMで耳にしたこともあると思います。カテキンが4個以上結合したものが先に紹介したタンニンです。ポリフェノールの中でも強い抗酸化作用があると言われていますので、イメージとは正反対であの黒い斑点は悪者ではなく身体にとってもいいものだったのです。

れんこんの皮に多く含まれるカテキンには他にも体脂肪を減らしたり、殺菌・抗菌効果、コレステロール低下作用などの効果があります。黒い斑点が少ないものを選んで買っていたという方も、これからは黒い斑点多めのものに目が行ってしまうかもしれません。

おいしいれんこんの選び方

おいしいれんこんの選び方ですが、まず形はふっくらと丸く太いもの、全体としてはまっすぐなものが良いとされています。皮の色は薄い茶色がベストで、つやがあり表面に傷のないものを選びましょう。あまりにも皮が綺麗に真っ白になっているものは一度漂白されている可能性がありますので避けた方が良いでしょう。ずっしりと重みのあるものが水分を含んだ新鮮なものです。

カットされているものであれば、切り口が紫に変色しているもの、もし見えるようなら穴の中がくろずんでいるものは避けましょう。また、土が入り込んでしまっているものも避けて下さい。

れんこんは切ったらすぐ酢水につけよう

れんこんは切ったらすぐに黒く変色してきてしまいますので、すぐに酢水に入れて変色を防ぎましょう。酢水につけたものはシャキシャキの食感になり、つけなかったものはモチモチとした粘り気のある食感になりますので、お好みや調理方法によって酢水ではなく水を利用しても良いかもしれません。

また、れんこんを切ってみて穴の中が黒く汚れていた場合、ボウルやお皿に水をはりレモン水を入れ30分放置すると穴の中まで綺麗になりますので試してみて下さい。

れんこんの保存方法

れんこんは光と乾燥に弱い野菜です。そのためドロつきのまま販売されていることも少なくありません。ドロつきで買った場合、そのまま表面を少し湿らせ、新聞紙などに包んで冷暗所で保管して下さい。両端とも閉じているものであれば、同じく新聞紙などで包んで湿らせ、ポリ袋などに入れて冷蔵庫で保管しましょう。

カットされているものはそこから変色してきますので、空気が入らないようにピッタリとラップをするかしめった新聞紙などで封をして袋に入れて冷蔵庫で保管して下さい。また、どうしても使い切れないという時は冷凍保存してもOKです。そのまま冷凍も出来ますが、長持ちさせるには薄くスライスしたあと酢水で変色を防ぎ、下茹でしてから冷凍がおすすめです。ジップロックなどで次回使う分を小分けにして冷凍しましょう。

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皮をむかないままでも美味しいれんこんの食べ方

皮つきれんこんは薄くスライス!

れんこんの皮をむかないで調理する場合、薄くスライスして炒め物や揚げ物にするのがおすすめです。一番のおすすめはれんこんチップスです。薄くスライスすれば皮の食感はほとんど気になりません。多めのごま油で揚げて、塩で味付けするだけで簡単に出来ます。

他にはれんこんのきんぴらもおすすめです。多めのごま油で炒め、味付けは酒、醤油、みりん1:1:1です。にんじんなど他の野菜と一緒にしても美味しくいただけます。お好みで鷹のつめやゴマを追加してもOKです。こちらも薄くすれば皮の食感はほとんど気になりませんし、色のつく味付けなので見た目の黒ずみも気にならないです。

れんこんの栄養を美味しく皮ごといただきましょう!

れんこんの皮について紹介してきましたがいかがでしたか?今まで捨てていたれんこんの皮に、こんなに嬉しい栄養が含まれていたなんて知らなかったですよね。皮ごと美味しく食べられる方法もありますので、次回から是非れんこんは皮ごと食べてみて下さい。れんこんの皮で、アンチエイジングしちゃいましょう!

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