サラダ油の賞味期限はどれくらい？期限切れはいつまで使える？

サラダ油はどの家庭でも使用されており、油の中でも一番身近な存在でしょう。サラダ油は賞味期限が来る前に使い切るという家庭も多いですが、中には使用頻度が低いという場合は賞味期限が気になる方も多いです。サラダ油の賞味期限はどのくらいなのか？気になるポイントに着目して、解説していきます。

賞味期限が切れても使用できるのか？という点から、賞味期限が切れたサラダ油の活用方法まで紹介しますので、参考にしてみてください。

サラダ油はさまざまな容器に入っているのを知っていますか？一番メジャーな容器として、プラスチック容器でしょう。プラスチック容器に入っているサラダ油はスーパーで特売になっていることも多く、手にしている方も多いでしょう。その次にメジャーな容器として、少々高級感のあるガラス製の容器です。

ガラス製の容器は少々高価なイメージを持っている方が多いので、意外にも手を出す方が少ないです。しかし、プラスチック容器よりもガラス製の方が賞味期限が長いので、長持ちさせたい場合にはガラス製の容器を購入すると良いでしょう。その他には、持ち運びに便利な紙製の容器や金属の缶が使用されていることがあります。

サラダ油の賞味期限を容器ごとに見てみると、紙の容器と遮光ガラス、金属缶の賞味期限が長いです。一番メジャーなプラスチック容器は意外にも一番賞味期限が短く、早めに使い切るのが望ましいとされています。プラスチックの容器がなぜ賞味期限が早いのか？という点ですが、これは光が関係しています。

サラダ油は光を浴びることで酸化する傾向にあり、酸化の進みが早くなる結果、賞味期限が短く設定されています。これは透明のガラス容器も同様で、光を通す素材のために賞味期限が他よりも短くなっています。

これに対して紙や金属、遮光ガラスの場合は、光を通しません。結果的に酸化が遅くなることで、賞味期限は長く設定されているのです。未開封の場合は光のみが関係しますが、開封後は空気も関係してくるので注意が必要です。

サラダ油の賞味期限を他の油と比較すると、どの油も似たような賞味期限であることが見て取れます。他の油もサラダ油と同様に、容器によって賞味期限が異なります。サラダ油は使用頻度が高いので、賞味期限が短いとされるプラスチック容器でも使い切ることができるでしょう。

しかし、その他の油の場合は仕様頻度が低いこともあり、遮光ガラスや金属缶に入っている油の方が長持ちするのでメリットは大きいといえます。

サラダ油や他の油も同様ですが、開封することで賞味期限は大きく変わってきます。油は光に当たることで酸化しますが、空気も大敵とされています。空気に触れることで酸化は大きく進み、賞味期限を短くする原因となるのでしょう。開封をしたサラダ油の賞味期限は未開封の状態に比べて短くなり、およそ2ヶ月で使い切るのが良いとされています。

この開封後の賞味期限2ヶ月という数字は、容器やメーカーに関わらずどれも同じくらいといえるでしょう。ただし、保存状態によってはこの期間よりも前に賞味期限が切れる可能性があります。そのため、開封後はキャップをしっかりと閉めて、冷暗所で保管するようにしてください。

使用済みのサラダ油は、どのくらいまで使用できるのか？と疑問に思う方も多いでしょう。揚げ物などで使用した油は、油ポットに入れている場合2～3回の使用が目安です。保存期間が長い場合はにおいなども出てくるので、油の嫌なにおいが出てきたら廃棄するのが適切です。継ぎ足しで使用する場合も、色とにおいには注意しましょう。

賞味期限の定義として、まず挙げられるのが未開封の状態であるか否かです。容器などに記載されている賞味期限は未開封の状態にのみ有効になり、開封後は適用されません。賞味期限は美味しく食べられる期間として設定されているものになり、少々短く設定されています。

油は劣化のスピードが遅いため、必ずどの商品にも賞味期限が記載されています。容器に記載されている賞味期限を確認した上で、購入するようにしてください。

サラダ油が期限切れになってしまった場合でも、保存方法が正しければその後2～3ヵ月は使用が可能です。美味しく食べられる期間を決めているのであって、期限が過ぎたらすぐに腐るものではありません。ただし、未開封の状態でも保存方法が適切ではない場合、劣化している可能性が高いので使用は十分に注意しましょう。

サラダ油が劣化した場合に、どのような症状が出るのか解説します。まず、においの面で見ると酸化した油は、ガソリンのようなツンとしたにおいになります。このようなにおいを発している場合、身体への影響も考えられるので即座に廃棄処分しましょう。

においを嗅ぐことなく廃棄する場合、見た目も重要度が高いです。茶色くなっていたり黒っぽい場合は、廃棄が好ましいです。その他の状態として、粘り気があったり泡立っている場合にも廃棄しましょう。

サラダ油を劣化させる主な原因として挙げられるのが、光と空気、熱の3つがポイントになります。まず光は未開封の状態でも影響を与え、直射日光が当たる場所や蛍光灯が当たる場所に置いておくと酸化を促進させます。

プラスチック容器や透明ガラスのように光を通す容器の場合は、特に影響が大きいでしょう。サラダ油に光が通らないように保存する他ありません。

次に空気は開封後に大きく影響します。どの油も空気に触れて酸化することで、毒性を持つともいわれています。サラダ油やその他の油も、容器にはキャップがしっかりと付いています。開けっ放しにして空気に触れさせるのは危険な行為になるので、必ずキャップを閉めて保存するようにしましょう。

最後に熱は未開封でも開封済みでも影響が大きいとされています。油は熱を与えることで化学反応を起こした結果、酸化してしまいます。容器によっては熱が与えられる場所に置いておくと、容器が溶けだす可能性もありますので注意しましょう。

サラダ油を保存する上で注意するポイントは、劣化させるポイントを避けるようにすることでしょう。光と空気、熱が与えられない場所で保管するのが一番です。

主にキッチンで使用するサラダ油は、冷暗所があれば冷暗所に、冷暗所がない場合は冷暗所に近い場所に保管するのが最適でしょう。使用したら必ずキャップをしっかり閉めて、すぐに冷暗所に保管してください。

期限切れのサラダ油は使用したくないという方は、処分を検討してみてください。揚げ油と同様の捨て方になり、固めるアイテムを使用する、牛乳パックに入れるなどがあります。牛乳パックを使用した方法として、牛乳パックに数枚の丸めた新聞紙を入れます。

その中に処分するサラダ油を注ぎ、牛乳パックの口をガムテープでしっかりと閉じます。その後ビニール袋に入れて、廃棄をしたら完了です。スーパーによっては廃油を捨てられる場所もあるので、あらかじめ確認しておくのも一つの方法です。

期限の切れたサラダ油は石鹸にして再利用が可能です。石鹸にする場合は苛性ソーダを油に混ぜて、冷やして固めるだけと簡単です。しかし、苛性ソーダは劇物扱いになるため、使用には少々困難を極めます。

市販のものでサラダ油と混ぜるだけで石鹸が作れるキットも販売されているので、子どもと一緒に作る場合はそちらを使用してみてください。作った石鹸は人体には使用せず、洗濯などで使用するようにしてください。

期限切れのサラダ油を使用したキャンドルは、女性からも人気の再利用方法です。用意するものはサラダ油200mlに対して市販の廃油凝固剤を60gほど、好みのアロマやクレヨンです。サラダ油を80度くらいまで温めたら廃油凝固剤を加えて、キャンドル容器に注ぎましょう。たこ紐などを垂らして冷やし固めたら完成です。

廃油ストーブはどのような状態の油でも使用でき、便利に活用ができると一時期話題になりました。普及率は低いものの、劣化したサラダ油を再利用したい方には廃油ストーブの検討も行なってみてください。廃油ストーブは煙突を立てる必要があるため、なかなか一般家庭でも見かけることができません。

サラダ油の賞味期限は容器により異なり、未開封の状態であれば1年～2年ほどは保管が可能です。保管方法も注意しなければいけない点がいくつかあるので、保管方法にも注目しましょう。期限内に使用するのがベストですが、使用できない場合には再利用をして使い切ってみてください。