大根がしなしな・柔らかい時は食べられる?簡単に復活!使えるレシピも

大根の表面がしなしなで柔らかい状態になってしまった時でも、最後まで食べられる復活方法やおすすめのレシピを紹介します。冷蔵庫での保存中に忘れてしなしなで柔らかい大根にしてしまうことが多いという方ももう安心です!

大根がしなしな・柔らかい時は食べられる?簡単に復活!使えるレシピものイメージ

目次

  1. 1大根がしなしな・柔らかい時は食べていい?
  2. 2大根がしなしな・柔らかい時のメリット
  3. 3大根がしなしな・柔らかい時の簡単復活方法
  4. 4大根がしなしな・柔らかい時の活用レシピ
  5. 5大根がしなしな・柔らかくても大丈夫!

大根がしなしな・柔らかい時は食べていい?

大根を冷蔵庫で保存していたらそのまま忘れていて、気付いたら表面がしなしなで柔らかい状態になっていた、という経験を持つ方は多いのではないでしょうか?触ってみるとハリがなくふにゃっとしていることから、すでに外側だけでなく中まで腐って食べられなくなっていると思って捨ててしまうのはちょっと待ってください。

実は見た目は傷んでいるように見えてもちゃんと普通に食べられるのです。本記事ではしなしなで柔らかい状態になってしまった大根を生のままでも食べられるように復活させる方法や、美味しく食べられるおすすめのレシピを紹介します。

大根がしなしな・柔らかい時のメリット

大根は腐るとぶよぶよと柔らか過ぎるだけでなく、断面が茶色くなってぬめりが出たり異臭が出たりします。ですがただしなしなで柔らかいだけでこれらの変化のない大根であれば食べられるということです。しかもしなしなで柔らかい時にはメリットもあるのです。まずはそんないくつかのメリットについて紹介していきます。

煮物などの味が染み込みやすい

大根の約95%は水分からできています。その為煮物にした場合には含まれている水分が原因で、味が薄くなったり味染みに時間がかかったりするのです。ですがすでにその水分が適度に抜けているしなしなで柔らかい大根は、味やだし汁を良く吸うため煮物や味噌汁といった煮込み料理におすすめです。

軽く干してしなびたのと同じ状態になっていることから、甘味が増してより美味しくなるとわざわざ柔らかい状態にしてから煮物に使う方もいるくらいなのです。もししなびた状態で出てきたら一度は試してみてください。予想以上に美味しい煮物ができるはずです。

大根は、柔らかい方が早く逃げて味がしみやすいので、煮物などにするといいですよ。

調理時間が短縮できる

しなしなで柔らかい状態になった大根は細胞内の水分が抜けている分、料理に使ったときに味を良く吸い込むことは先ほど紹介しました。このことは調理時間においても大きなメリットになるのです。

通常おでんや煮物を作る時は味を染み込ませる為一晩寝かせたりします。味染みが良くなるということはその為の時間をかけずに食べられるということです。ご飯の一品に煮物を作りたいけど寝かせる時間がないという時にはまさにピッタリの食材なのです。

柔らかくなった大根の方が、調理時間が半分ほどで済ませられるなどのメリットがあります。

浅漬け・たくあんなどに向いている

しなしなで柔らかい大根はすでに軽く干したのと同じ状態になっています。たくあんを作る時に一度天日干しするように、漬物にするには適度に水分を抜いてから漬けた方が美味しく漬け上がります。また水分が多いまま漬けてしまうと日持ちもしませんが、しなしなで柔らかい大根を使えばそんな心配も必要ありません。

すでに軽く干した状態に近いことから、浅漬けやたくあんを作る時にも塩もみや天日干しといった一手間をかけずにそのまま使える便利な食材なのです。

干した状態にいかないまでも、水分が抜けてしまっている柔らかい大根は、たくあんや浅漬けなどの漬物にすると美味しく食べれるので、ぜひ試してみてください。

大根がしなしな・柔らかい時の簡単復活方法

しなしなで柔らかい状態になった大根のメリットを紹介しましたが、サラダや大根おろしなど生の調理法で使いたい時もあるでしょう。そんなときには諦めるしか無いのでしょうか?実は簡単な方法で生食で使えるくらいシャキシャキに復活させることができるのです。次はそんな大根の簡単復活方法を紹介します。

水に1時間から2時間浸けておく

実は、しなしなになった大根をみずみずしく復活させる方法があるんです。
しかも簡単!しなしなになった大根を水に浸けておくだけなんです!

しなしなで柔らかい状態になった大根を復活させる方法はとても簡単です。ただの水に浸けておくだけでいいのです。大根が完全に浸かる大きさの容器に水を入れたら葉を切り落としてから皮付きのまま浸します。もしちょうどいい大きさの容器がない場合には切ってから浸しても大丈夫です。

水に浸けておく時間は大根の大きさやどのくらいしなしなで柔らかい状態になっているかで変わってきます。通常は1時間~2時間ほど浸けておくだけである程度シャキシャキでみずみずしい状態に復活します。しなび方具合によっては5時間以上かかる場合もありますが、それでも復活しない場合には煮物などに使うようにしましょう。

重石などで浮いてこないようにする

通常大根は水に浮きませんがしなびて水分が失われている為に浮き上がってしまいます。全体が水に浸かるようにお皿などで重石をするようにしましょう。

長時間浸ける場合は1時間に一度水を入れ替える

大根が水を吸って水量が減っていく為、長時間水に浸けておく時には1時間に一度水を入れ替えるようにしましょう。

たったこれだけで元のハリのある状態に近づきます。しなびた状態のときには剥きにくかった皮もピーラーで簡単に剥けるようになります。歯ごたえもシャキシャキとして生のままサラダに入れても楽しめます。ただし全ての大根が復活するわけではありません。また栄養面でも不安です。戻らなかった場合には煮物や漬物などにして楽しんでください。

でも、水につけることでビタミンなどは流れちゃうだろうし、栄養的には良くなさそう。

どうしてもの場合だけ、この方法で戻してみてくださいね。

大根がしなしな・柔らかい時の活用レシピ

水に浸けておいても大根が復活しなかった場合にはそのまま活用するしかありません。おでんや煮物といった定番レシピはもちろん、漬物や切ってから天日干しして自家製の乾物にしても良いでしょう。ここではちょっとアレンジしたおすすめのレシピをいくつか紹介しますのでぜひ活用してみてください。

大根と豚ひき肉のとろとろ煮

  • 大根 (1/4本)
  • 豚挽き肉 (100g)
  • サラダ油 (大さじ1/2)
  • A酒 (大さじ1)
  • A水 (300cc)
  • Aみりん (大さじ3)
  • A砂糖 (大さじ1/2)
  • 醤油 (大さじ2)
  • オイスターソース (大さじ1)
  • 水溶き片栗粉 (片栗粉大さじ1に対して水大さじ1)
  • 豆苗 (適量)
  • おろししょうが (適量)
 
  1. 大根を2cm幅の半月切りにする
  2. フライパンにサラダ油を入れて熱して豚挽き肉を炒める
  3. 肉の色が変わったらAを入れて混ぜる
  4. 大根を加えて火を強め煮立ったら蓋をして弱火で10分煮込む
  5. 醤油、オイスターソースを加えて混ぜ合わせ蓋をしてさらに5分煮込む
  6. 水溶き片栗粉でとろみをつける
  7. 器に盛り付けお好みで豆苗を散らしてしょうがを添えたら完成

上記は2人分のレシピになります。豚の挽き肉にきちんと火が通るように丁寧に炒めるようにしてください。水溶き片栗粉でとろみをつけると料理が冷めにくくなります。しょうがでも身体を温めてくれる寒い時期にピッタリのレシピです。

ぽりぽり大根

  • 大根 (1/3本)
  • A醤油 (80cc)
  • A酢 (80cc)
  • A砂糖 (50g)
  • A輪切り唐辛子 (約小さじ1)
 
  1. 大根は皮を剥き1cm角の拍子切りにしてタッパーに入れる
  2. Aを小鍋に入れて火にかけ沸騰したら1にかける
  3. 一晩おいたら完成

冷蔵庫に保存すれば1週間ほどもちます。動画では上記のレシピの倍の量で皮も入れて作っています。皮も一緒に入れることでより無駄がなく異なる食感を楽しめるのでおすすめです。

トロトロ大根と玉子のこってり煮

  • 大根 (300g)
  • 卵 (3個)
  • A酒 (大さじ2)
  • A醤油・みりん・砂糖 (各大さじ1と1/2)
  • Aコチュジャン・鶏ガラスープの素 (各小さじ1)
  • Aおろしにんにく (適量)
  • A水 (250cc)
  • 米 (小さじ1)
  • サラダ油 (適量)
 
  1. 卵を茹でて殻を剥く
  2. 大根の皮を剥いて乱切りにする
  3. 鍋に大根がかぶるくらいの水(分量外)と米を入れて中火にかけ、大根が透き通るまで下茹でする
  4. 3をザルに上げて水をかけながら米を取り除き大根を取り出す
  5. フライパンにサラダ油をひいて中火で大根を軽く炒める
  6. 5にAと茹で玉子を加え蓋をして中弱火で時々混ぜながらコトコト煮る
  7. 煮汁が少し残るくらいで火を止め玉子を取り出したら半分にカットする
  8. 器に盛り付けて完成

材料となる素材は2つだけという節約レシピです。一度しなびた後に戻した大根は油で炒めてから煮物にしても美味しくいただけます。コチュジャンの量を調節することで辛さを好みに合わせることができるのも、この料理のおすすめポイントです。

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大根がしなしな・柔らかくても大丈夫!

本記事では大根がしなしなで柔らかい時でも食べられるだけでなく、メリットや復活方法まであることを紹介してきました。もし冷蔵庫の片隅からしなびた大根が出てきても上手に復活させて思い通りに活かしたり、例え元に戻らなくても本記事で紹介したレシピなどを参考に無駄なく使いきってあげてください!

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