大根を部位ごとに使い分け!味の違いや特徴を活かして一本使い切るレシピ!
大根を料理に使っていますか?スーパーなどでも安く購入することができ、買うことも多いのではないでしょうか?しかし、大根を1本まるごと購入すると中々使い切らずに余ってしまうことも多いのではないでしょうか?そこで今回の記事で、大根の部位ごとのレシピについて紹介していきます。大根の部位ごとの味の違いや煮物レシピ、サラダレシピやおでんに使う際のおすすめ部位についても紹介しているので、大根を買った際に参考にしてください。
目次
大根は部位ごとに特徴がある?
スーパーなどでも買うことが多い大根ですが、レシピも多く煮物やサラダ、おでんの具としても使うことがありますが、大根の各部位の特徴について皆さん知っていますか?
大根を1本買った際は中々使い切らずに余りがちになってしまうため、大根の各部位の特徴や味を理解して、料理ごとに大根の部位を使い分けてみましょう。
大根の部位ごとの使い分け
まずは、大根の各部位ごとの使い分けについて紹介していきます。大根は大きく4つの部位に分けることができます。
大根の葉っぱに使い上部の部位と中央の部位、先が細くなる下部の部位と葉の部位に分けることが可能です。最初に各部位の使い分け方法や特徴についてしっかり理解しておきましょう。
上部(葉に近い部分)
最初に大根の上部の部位について紹介していきます。上部の部位は葉っぱに使い部分となっており、少し緑かかっている部分がある部位となっています。
大根の上部の部位は固くなっているため、大根おろしなどの薬味にするか、千切りや薄切りのサラダ、浅漬けにするのがおすすめです。
上部の味
続いては大根の上部の部位の味について見てみましょう。大根を部位ごとに分けた際に上部の部位にあたる部分は1番甘味のある部位となっています。そのため、サラダなど生で食べるのがおすすめです。
中央部
次に大根の中央部の部位の使い方や味の特徴について紹介していきます。大根の中央部は真っ白い部分で水分をたっぷりと含んでいる部位となっています。
ふろふき大根や煮物、おでんなどにして食感や味わいの変化を幅広く楽しむことができる部位となっています。
中央部の味
大根の中央部の部位は辛みと甘味のバランスが絶妙な部位となっています。煮物やおでんにした際には味が染み込んで非常に美味しいので、煮物レシピなどは大根の中央部を使ってみましょう。
下部
次は大根の下部の部位の使い分け方や味の特徴について紹介していきます。大根の中央より上の部位に比べると水分量が若干少ない部位となっています。大根の下部の部位はお味噌汁の具や漬物、炒め物にするのがおすすめです。
下部の味
大根の下部部位の味についても見てみましょう。大根の下部部位の味の特徴は大根の中でも辛みが1番強くなっている部位となっています。
葉
最後に大根の葉の部位の使い分けや味の特徴について紹介していきます。葉の付いた大根を購入した際は捨てることも多い葉の部位ですが、実は大根の葉の部位は細かく刻んで炒め物などにすることができます。
また、大根の葉は栄養成分が高く、ビタミンAはほうれん草並みでビタミンCに関してはほうれん草よりも多く含まれています。さらに、カルシウムに至ってはほうれん草の約5倍となっている部位です。
葉の味
では、大根の葉の部位はどんな味がするのでしょうか?大根の葉の部位は栄養が豊富で摂取したい栄養によっては生で食べたり、炒めて食べたりすることができます。味は普通の青菜に似たような味わいとなっています。
大根の上部位におすすめのレシピ
大根は部位によって様々な食べ方があります。続いては大根の上部位を使ったおすすめレシピを紹介します。上部位はあまり苦味がないので、サラダなど大根をそのまま食べる料理におすすめです。
大根をたっぷり使った大根サラダや少し変わったサバ缶サラダなどを紹介していきますので、大根の上部位を使う際の参考にしてください。
やみつき大根
- 大根1/3
- シーチキン缶詰め1缶
- 塩小さじ1未満
- マヨネーズ大さじ2~3
- 大根は上部位を使い、葉を切り落とし、皮をむき、5mmの短冊切りにします。
- 葉は使える部分を使える部分を粗めのみじん切りにします。
- ボウルに大根を入れて塩を加えて揉み込みます。
- 塩もみをした大根は絞って水気を切ります。
- ボウルに再度戻して、シーチキン、マヨネーズを加えて混ぜ合わせます。
- 器に盛りつけたらやみつき大根の完成です。
大根サラダ
- 大根350g
- きゅうり1/2本
- シーチキン缶詰め1缶
- 水適量
- 塩少々
- 塩コショウ少々
- マヨネーズ大さじ3
- 大根は洗って、皮を切り、スライサーで千切りにします。
- ボウルに水と塩少々を入れて(1)をさらします。
- 大根はしんなりしたら、洗い流して水気を絞ります。
- (3)をボウルに入れて、スライサーでせん切りにしたきゅうりを加えて塩コショウを振り、混ぜ合わせます。
- (4)にシーチキンを汁ごと加えて、混ぜ合わせ、マヨネーズ、レモン汁を加えて混ぜ合わせます。
- 器に盛りつけたら大根サラダの完成です。
サバ缶サラダ
- 大根10cm
- きゅうり1本
- サバ缶1缶
- マヨネーズ大さじ2~3
- 塩少々
- あらびき黒コショウ少々
- 大根は葉を切り落とし皮をむき、細長く切り、きゅうりも同様に切ります。
- ボウルに(1)を入れて塩を加えて少し置きます。
- (2)から水分が出てきたら、水分を絞って捨てて、ボウルに戻します。
- サバ缶は汁を抜いて(3)に加えて、マヨネーズ、塩、黒コショウで味をととのえます。
- 器に盛りつけたらサバ缶サラダの完成です。
大根の中央部位におすすめのレシピ
続いては大根の中央部位についてみていきましょう。大根の中央部位は甘みと辛みの両方が味わえる部位となっています。そのため、煮物やおでんにピッタリの部位となっています。
大根とさつま揚げの煮物やイカと大根の煮物、さらに大根の定番料理のおでんなどを紹介しているので、煮物やおでんを作る際の参考にしてください。
ツナと大根の煮物
- 大根1/2本
- ツナ缶1缶
- みりん大さじ2
- 白だし大さじ1/2
- 水200cc
- しょうゆ大さじ1.5
- 大根は3~4cmの厚さの輪切りにし、皮をむき、さらに十字に切ります。
- 耐熱皿に並べて、ふわっとラップをして500wの電子レンジで約10分間加熱します。
- 鍋に大根、みりん、白だし、水を入れて蓋をして煮立たせます。
- 煮込んだら蓋を取り、弱めの中火にし、ツナ缶、しょうゆを加えて落し蓋をして20分ほど煮ます。
- 大根が中まで火が通たら煮物の完成です。
大根とさつま揚げの煮物
- 大根10cm
- さつま揚げ4枚
- サラダ油小さじ2
- しょうゆ大さじ2
- 白いりごま適量
- A:みりん大さじ2
- A:砂糖大さじ1
- A:和風顆粒だし小さじ1/2
- A:水200cc
- 大根は縦半分に切り、1.5cm幅に切り、さつま揚げは半分に切ります。
- 鍋にサラダ油を入れて熱し、大根を加えて中火で炒めます。
- 大根が全体に馴染んだらさつま揚げを加えてさっと炒めます。
- Aを加えて煮立ったら蓋をして、中弱火で約8分間煮込みます。
- (4)にしょうゆを加えて、蓋をしてさらに弱火で8分煮込みます。
- 煮込んだら火を止めて、粗熱をとり、器に盛りつけ、白いりごまを散らしたら煮物の完成です。
大根のおでん風煮込み
- 大根1/2本
- みりん大さじ2
- しょうゆ大さじ1と1/2
- 砂糖(あれば三温糖)大さじ1
- 和風だしの素小さじ1
- 水500cc
- 大根は皮をむき、2~3cmの厚さの輪切りにし、面取りをし、隠し包丁をいれます。
- 隠し包丁をした面を下にして鍋に大根を入れ、大根がかぶるくらいの水を加えます。
- 中火にして、約15~20分ほど茹でます。
- 茹で上がったらザルに上げて流水でヌメリを落とします。
- 再び鍋に戻し、水とだしの素を加えて中火にかけます。
- 煮立ってきたら砂糖としょうゆ、みりんを加えて弱火にして、10分ほど煮込んだらおでん風煮込みの完成です。
イカと大根の煮物
- 大根1/2本
- スルメイカ1杯
- だし500cc
- しょうが1スライス
- しょうゆ大さじ3
- みりん大さじ3
- 大根を3cm幅にカットして皮を厚めに切り、隠し包丁を入れます。
- スルメイカは食べやすい大きさに切ります。
- 鍋に大根、と大根がかぶるくらいの水を入れて火にかけます。
- 沸騰したら弱火にして竹串が刺さるくらいまで煮て、大根のみボウルに移します。
- (4)の鍋を再度沸騰させ、イカをさっとくぐらせて、別の水の張ったボウルに入れて、イカのカスや汚れを取り除きます。
- 違う鍋にだし、しょうが、しょうゆ、みりんを入れて、大根、イカの下足を加えて落し蓋をして火にかけます。
- 沸騰したら弱火で30分煮詰めます。
- 途中20分経過したら、イカの胴の部分も加えて煮込みます。
- 柔らかくなったら、火を止めて冷ましたら煮物の完成です。
加賀おでん
- 大根00g
- こんにゃく1枚
- 結び昆布4本
- 焼きちくわ1本
- さつま揚げ4枚
- ごぼう巻き4本
- 卵4個
- 油揚げ2枚
- 昆布だしの素小さじ2
- A:水400cc
- A:薄口しょうゆ大さじ3
- A:みりん大さじ2
- A:しょうゆ大さじ1と1/3
- A:塩小さじ1/2
- 大根は2cmの厚さの輪切りにし、片面に十字に切り込みを入れて30分ほど茹でます。
- こんにゃくは表面に切り込みを入れて、三角に切り、下茹でをします。
- ちくわは斜め半分に切り、卵はゆで卵を作っておきます。
- 油揚げは半分に切り、中に餅を詰めて、餅巾着を作ります。
- 鍋にA、昆布だしの素、大根、こんにゃく、結び昆布を入れて火をかけ沸騰したら15分ほど煮ます。
- (5)に残りの具材を加えて弱火で10分ほど煮込んだらおでんの完成です。
大根の甘辛みそ焼き
- 大根200g
- A:みりん大さじ2
- A:みそ大さじ1.5
- A:料理酒大さじ1
- A:一味唐辛子小さじ1/2
- サラダ油大さじ1
- 小ネギ(小口切り)適量
- 大根は皮をむき、1cm幅の半月切りにします。
- ボウルにAを入れて混ぜ合わせます。
- フライパンを中火で熱し、サラダ油、大根を入れて炒めます。
- 大根が半透明になり、火が通ったら(2)を加えてさらに炒めます。
- 大根に味が染み込んだら器に盛りつけて小ネギを散らしたらみそ焼きの完成です。
大根の下部位におすすめのレシピ
続いては葉の下部位についてみていきましょう。下部位は少し辛めの部位となっていて、水分量が少ないので漬物などにおすすめです。大根の漬物を作って美味しく食べてみてはどうでしょうか?
大根の漬物
- 大根3kg
- 砂糖500g
- 酢1/2cc
- 塩1/2cc弱
- 柚子1個
- 大根はピーラーで皮をむき、根本と根先を切り落とし、食べやすい大きさに切ります。
- ゆずは皮を包丁で薄くむき千切りにし、果肉は半分に切って汁を絞っておく、
- 漬物容器に大根を並べ、ゆずの千切り、砂糖、塩を振り入れます。
- (3)に酢とゆずの絞り汁を加えます。
- 蓋をして渦しいところで保管し、2~3日置いておき、大根がしんなりしてきたら漬物の完成です。
大根の中華風漬物
- 大根4cm
- しょうが1片
- 塩小さじ1/2
- ごま油大さじ1
- しょうゆ大さじ1
- 酢大さじ1
- 輪切り唐辛子少々
- 大根は皮ごと棒状に切って塩を振り、30分程つけておきます。
- 水気が出たら水で洗って、水気を拭きとり、しょうがは千切りします。
- フライパンにごま油、しょうがを入れて弱火で香りがたつまで熱します。
- ボウルにしょうゆ、酢、大根を入れて混ぜ合わせ、(3)を加えてさらに混ぜ合わせます。
- (4)に唐辛子を加えて、ラップをして、冷蔵庫で半日以上漬け込んだら漬物の完成です。
大根の葉部位におすすめのレシピ
最後は大根の葉の部位についてです。葉にもたっぷりの栄養があり、料理にも使うことができます。葉は、味噌汁などに使って美味しく調理しましょう。
大根の味噌汁
- 大根の葉200g
- 油揚げ2枚
- 水750cc
- 赤味噌70g
- だしの素(顆粒)5g
- 大根と油揚げは食べやすい大きさに切ります。
- 鍋に水を入れて沸騰したら大根の葉を入れて柔らかくなるまで煮ます。
- (2)にだしの素と油揚げを加えてひと煮立ちさせます。
- (3)に赤味噌を加えてよく混ぜ合わせたら、完成です。
大根の葉のふりかけ
- 大根の葉120g
- 削り節1/2パック
- ごま油大さじ1
- しょうゆ大さじ1
- 酒大さじ1
- 砂糖小さじ1
- 大根の葉は幅5mmに切ります。
- フライパンにごま油大さじ1を入れて熱し大根の葉を入れて中火で炒めます。
- しんなりとしてきたら削り節を加えてさっと炒め、しょうゆ、酒、砂糖を加えて水分がなくなるまで炒めたらふりかけの完成です。
大根は部位ごとの特徴に合わせて使い分け
大根の各部位の特徴や部位を使ったレシピについて紹介してきましたが、どうだったでしょうか?大根の各部位によっておすすめの調理法が異なっており、レシピに合わせて部位を使い分けるのがおすすめです。
大根のレシピには煮物やサラダ、おでんなど今回紹介したレシピの他にも、まだまだ大根レシピが存在しているので、ぜひ大根を1本買った際は部位を使い分けて調理してみましょう。