2019年10月17日公開
2024年09月30日更新
ブロッコリーを食べ過ぎるとどうなる?デメリットやダイエット効果を解説
ブロッコリーを食べ過ぎると、どのような弊害が起きるのか詳しく解説します。ブロッコリーは栄養素が多いことで知られていますが、食べ過ぎると腹痛の原因になったり、太るともいわれています。デメリットと併せてダイエット効果も見ていきましょう。
ブロッコリーを食べ過ぎると良くない?太る?
ブロッコリーはサラダや炒め物など、様々な調理方法ができる野菜です。食べ応えも十分にあるので、ダイエットをしている方の中には、摂取量が多いという方も居るでしょう。ですが、ブロッコリーに限らずどのような食材でも、食べ過ぎると身体に良くないともいわれています。
では、ブロッコリーを食べ過ぎることで、どのようなデメリットがあるのでしょうか?また、太るという噂もありますが、本当なのかも気になるところでしょう。ブロッコリーを食べ過ぎたときのデメリットから、期待できるダイエット効果まで解説していきましょう。
ブロッコリーの食べ過ぎによるデメリット
ブロッコリーを食べ過ぎることで起きる、健康変化について数点紹介をしていきます。どのようなデメリットがあるのか知らない方もが多いので、デメリットを知って適切な量のブロッコリーを摂取するようにしましょう。
ブロッコリー食べ過ぎのデメリット①体臭の原因になる?
ブロッコリーを食べ過ぎることで、体臭がきつくなるというのを聞いたことがある方も多いことでしょう。その理由として、ブロッコリーに含まれているコリンという成分が関係しています。コリンはダイエット効果が期待できる成分ですが、食べ過ぎることで体臭の原因に直接繋がるといいます。
このブロッコリーに含まれているコリンという成分は、トリメチルアミンという成分を体内で生成します。トリメチルアミンは魚のにおいと似ているとされており、ブロッコリーを食べ過ぎることでトリメチルアミンが生成され過ぎてしまって、体臭に大きく関係してくるのでしょう。
しかし、このコリンが直接体臭に関係してくるのは、ブロッコリーをかなり多く食べたときに引き起こします。約1kgのブロッコリーを1日に食べた際には、身体がくさいといった現象が現れるでしょう。誰でも引き起こす可能性があるので、食べ過ぎには要注意です。
ブロッコリー食べ過ぎのデメリット②胃腸への負担
どんな食材でも食べ過ぎることで胃腸に負担をかけます。ブロッコリーも同様に食べ過ぎることで、胃腸への負担を与えてしまう原因になりかねません。ブロッコリーは栄養素も豊富に含まれているので、栄養を摂取しようと思い食べ過ぎてしまうことが予想されます。
いくら栄養が豊富な食材であっても、食べ過ぎてしまえば意味はありません。多くの栄養の含まれている食材を摂取しても、体内に吸収されることなく排出される可能性が高くなります。それを踏まえると適量を食べるようにして、適切な栄養素を体内に吸収できた方が良いといえるでしょう。
胃腸への負担は腹痛などにも繋がりやすいです。腹痛の症状が出た場合には摂取をやめるようにしてください。
ブロッコリー食べ過ぎのデメリット③甲状腺機能低下症も
ブロッコリーに含まれているゴイトロゲンという成分は、摂取しすぎることで甲状腺機能低下症を引き起こす原因になるといわれています。この甲状腺機能低下症というものは、聞き慣れないという方も多いでしょう。甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの分泌の低下に伴い、神経機能や代謝が低下してしまう症状です。
簡単に説明をすると、元気が出なくなってしまう恐れがあるということです。甲状腺に関係してくるブロッコリーの成分とされるゴイトロゲンは、生のまま食べることで体内に多く吸収がされます。そのため、ブロッコリーは生のまま食べるのではなく、加熱をして食べるのが好ましいとされています。
ブロッコリー食べ過ぎのデメリット④アレルギーで腹痛や嘔吐
ブロッコリーは食べ過ぎることで、アレルギー反応を起こす危険性もあります。ブロッコリーでアレルギー反応が出る方はごくわずかとされていますが、アブラナ科アレルギーを持っている方は反応が出やすいといわれています。
アレルギー症状としては腹痛や嘔吐など人それぞれですが、腹痛の反応が出た方は胃潰瘍の痛みに似ているという声を挙げています。ブロッコリーのアレルギー疾患は稀なので、血液検査の項目には含まれていません。そのため、なぜブロッコリーを食べた時だけ症状が出るのか、不明のまま過ごしている方も多いようです。
ブロッコリーアレルギーを知らない方も多いですが、対処法はブロッコリーを口にしないようにする方法しかありません。ブロッコリーを摂取して腹痛や嘔吐などの症状が出た場合には、摂取をやめるようにしましょう。
ブロッコリーの注意点
ブロッコリーを食べ過ぎることで、様々な症状が出ることが分かったことでしょう。ここからは、ブロッコリーを食べる際の注意点を挙げていきます。ブロッコリーの1日の適切な量や、食べ方を解説していきます。
一日の適切量を守る
ブロッコリーの1日の適切な摂取量は、1日1本までであれば問題はありません。1本でも十分な量を摂取することができるので、十分にお腹を満たすことができるでしょう。ブロッコリーはダイエットに効果的な成分を多く含んでいますが、食べ過ぎることで太る可能性もあります。
太る原因にしないためにも、食べ過ぎないように適切な摂取量を守りましょう。また、ブロッコリーを摂取する際には3食で食べるのではなく、1日1食のタイミングで食べ切るのが理想です。食べるタイミングを減らすことで、食べ過ぎを防止できるでしょう。これらを守った上で、ブロッコリーを摂取するようにしてください。
生で食べない
ブロッコリーを摂取する際に、どのような調理方法を取っているでしょうか?野菜の一つでもあるブロッコリーは、サラダにする際に生でも食べられるのでは?と思われがちです。ですが、ブロッコリーは生で食べることで甲状腺機能低下症を引き起こすゴイトロゲンを、過剰摂取してしまう恐れがあります。
甲状腺機能低下症を引き起こさないためにも、必ず加熱をして食べるようにしましょう。また、ブロッコリーを生で食べない方が良い理由はそれだけではありません。ブロッコリーは花のつぼみとなる部分が密集して育っています。もっさりとしたフォルムが魅力的ですが、その隙間などには害虫が潜んでいる可能性があります。
水ですすいだだけでは奥の方まで届かず、生のまま食べることで害虫を体内に侵入させてしまうといわれています。汚れ等も潜んでいるので、食べる前には加熱をして殺菌するようにしましょう。ブロッコリーを生の状態で洗う方法もあるので試してみてください。
ブロッコリーのダイエット効果
食べ過ぎることで太る可能性のあるブロッコリーですが、基本の摂取量を守っていれば太ることなくダイエット効果を実感することができます。ブロッコリーに含まれている栄養成分から、ダイエット効果のあるものを抜粋して紹介していきます。
クロムで脂肪燃焼
ブロッコリーがダイエットに効果的といわれている理由の一つに、栄養成分のクロムが関係しています。クロムはミネラルの一つになり、糖質やタンパク質、脂質の代謝に働きかけます。最近多くの人が取り入れている糖質ダイエットは、糖質を摂取しないように生活をしている方がほとんどです。
糖質はエネルギーとして人体に必要な成分ですが、過剰摂取をするとそのまま脂肪として蓄積されます。クロムがその点をサポートすることにより、脂肪を蓄積せずに燃焼する働きが期待できます。
デトックス効果
ブロッコリーの成分でもあるスルフォラファンは、有毒物質の解毒効果を持っています。スルフォラファンが働きかけることにより、デトックス効果を期待できるでしょう。体内に老廃物が溜まると太る原因にも繋がります。老廃物を体外に排出させる効果を持っているので、体内から綺麗にダイエットを成功に導きましょう。
むくみ解消
女性の大敵でもあるむくみにも、ブロッコリーは効果を発揮します。ブロッコリーに含まれているミネラルとカリウムは同時に摂取することで、相乗効果を見せます。体内の塩分でもある余分なナトリウムを排出して、むくみから解放されましょう。
筋トレにも効果的
ブロッコリーは筋トレに必要な栄養素を豊富に含んでいるといわれています。そのため、筋トレをする男性と女性から好まれている食材として、人気を博しています。栄養素の多さから野菜の王様とも呼ばれているブロッコリーはビタミンが多いことでも知られています。筋トレに必要な栄養素として、タンパク質が多い点に注目が集まりました。
ブロッコリーの食べ過ぎまとめ
ブロッコリーは食べ過ぎることにより、様々な弊害を起こします。体臭の原因になってしまったり、アレルギーで腹痛を起こす危険性もあります。ですが、その反対に一定の規定量を守って摂取をすれば、ダイエットや美容などに効果的です。ブロッコリーを上手に生活に取り入れて、ダイエット効果を実感してください。