2019年05月26日公開
2024年09月16日更新
かいわれ大根の栄養満点レシピ集!上手な育て方から保存方法まで紹介
かいわれ大根を栽培したことはありますか?自宅での栽培にはハードルが高いと思われているかもしれませんが、かいわれ大根の栽培は必要なものも少なく、大掛かりな道具を必要としないため簡単で手軽に始めることができます。今回は、かいわれ大根の栄養効果と栽培方法、保存方法、人気のレシピを紹介していきます。かいわれ大根に関する栄養から失敗しない栽培、レシピまでわかりますので参考にしてみてください。
目次
かいわれ大根とは?
かいわれ大根は料理のカサ増しやサラダ、薬味につかったりと幅広く活用することができます。今回はそんなかいわれ大根について、レシピや栽培方法を紹介していきます。
スプラウト野菜の一種
かいわれ大根は、スプラウト野菜の一種になります。だいこんの種から発芽したばかりの新芽になります。葉先が双葉の形をしています。だいこんのようにピリリとした辛味があり、いろんな料理や薬味としても使われることがあります。パックに入った状態で見かけることが多いでしょう。
かいわれ大根は簡単に栽培できますし、短い期間で栽培することができることから、かいわれ大根の種をかってきてから自宅で栽培して食べるという方もいます。栽培方法は後ほど紹介していきますが、インテリアとしてもおかしくなく栽培もしやすいです。
名前の由来は?
かいわれ大根の名前の由来は見た目にあります。かいわれ大根は葉先が双葉になっており、このかいわれ大根の形が貝の二枚貝が口を開けて開いた形に似ていることから「かいわれ大根」と名付けられたと言われています。
ちなみに、かいわれ大根の日は9月18日です。なぜ9月18日がかいわれ大根の日なのかというと、かいわれ大根の日をいつにするかという会議が開かれたのが9月ということ、さらに数字の8に数字の1を足したら双葉のようにかいわれ大根の見た目になるため18日になったようです。
自宅で簡単に栽培できる
かいわれ大根は自宅でも簡単に栽培することができます。用意するものも大掛かりなものはありませんし、自宅にあるもので揃うものもあります。栽培キットなどもありますので、栽培キットを使えば敷居はさらに低くなるでしょう。
かいわれ大根の人気レシピ【サラダ/副菜】
かいわれ大根はサラダにぴったり合います。まずはサラダのレシピと副菜になるレシピを紹介していきます。
中華サラダ
- かいわれ大根1/2パック
- ちくわ中1本
- 長ネギ(白ネギ・根深ネギ)1/4本
- Aお酢大さじ1
- A濃い口醤油大さじ1
- Aごま油小さじ1
- Aショウガ汁小さじ1/4
- A煎り胡麻大さじ1/2
- ちくわを3mm程度の厚さで斜め切りにします。長ネギは白髪ねぎにしてから水にさらしてから水気をカットします。
- かいわれ大根の根元をカットしてから長さを半分にします。
- ボウルにAの材料を混ぜ合わせて、ちくわ・長ネギ・かいわれ大根を混ぜ合わせて器に盛り付けます。
- 仕上げに白ごまをふったら人気レシピの完成です。
かいわれとクリームチーズサラダ
- かいわれ大根1パック
- レタス3枚
- きゅうり1本
- トマト1個
- クリームチーズ適量
- 鰹節1パック
- レタスを洗ってちぎってから器に盛り付けます。
- きゅうりを輪切りにしてのせます。クリームチーズも一口大にしてのせます。
- トマトを薄くカットして器に盛り付け、鰹節をかけて3人分の人気レシピの完成です。ポン酢やマヨネーズ、ドレッシングで食べれます。
かいわれの生ハム巻き
- かいわれ1/2パック
- 生ハム40g
- 大根2cm
- オリーブオイル大さじ1
- 大根は千切りにして水にさらして、水気をカットします。
- かいわれは根元をカットして洗い、水気を切ります。
- 生ハムを広げてかいわれと大根を巻いていきます。お皿に並べてオリーブオイルをかけて人気レシピの完成です。
かいわれとちくわのわさびマヨ和え
- かいわれ1パック
- ちくわ小2本
- マヨネーズ大さじ1
- 練りわさび小さじ1
- かいわれを洗って根元をカットし、長さを半分にカットします。ちくわも食べやすい大きさにカットしておきます。
- ボウルにマヨネーズと練りわさびを入れてから混ぜて、かいわれとちくわを入れてしっかりと和えたら人気レシピの完成です。
かいわれ大根の人気レシピ【主菜】
続いてはメインにもなるかいわれ大根を使った人気レシピを紹介していきます。カサ増しにもなるかいわれ大根を主菜のレシピに活用してみてください。
かいわれと油揚げのピリ辛炒め
- かいわれ1パック
- 油揚げ1枚
- 鷹の爪少し
- めんつゆ大さじ2
- 油揚げに熱湯をかけて油抜きをします。その後細切りにします。油はしかずに油揚げをフライパンに入れて煎ります。
- かいわれの根元をカットしてフライパンの中に入れます。鷹の爪も入れます。
- 調味料を入れて炒め混ぜ完成です。
もやしとカイワレの豚巻き蒸し
- もやし100g
- かいわれ1パック
- 豚バラ肉150g
- 塩コショウ少し
- Aしょうゆ大さじ1
- A鶏ガラスープの素小さじ1/2
- Aいり白ごま大さじ1
- Aラー油小さじ1/2
- かいわれは根元をカットして長さを2分の1にカットします。
- 豚バラ肉をひろげてから、もやしとかいわれを乗せて塩コショウをして手前からくるくると巻いていきます。
- 耐熱皿にのせてラップをして600Wで5分を目安に加熱していきます。
- ラップをはずしてAの材料をかけて2人分の人気レシピが完成です。
かいわれ大根のチャーハン
- かいわれ1パック
- ごはん300g
- 豚バラ200g
- 卵2個
- ごま油大さじ1/2
- 煎り胡麻小さじ1
- Aしょうゆ大さじ1
- Aみりん大さじ1/2
- Aお酒大さじ1/2
- A砂糖大さじ1/2
- Aすりおろしにんにく小さじ1
- Bオイスターソース小さじ1
- B塩コショウ少し
- かいわれ大根を洗ってから根元をカットして半分にカットします。Aの材料をあわせてから一口大にカットした豚バラ肉を揉み込みます。
- ボウルに卵をときほぐしてから、ごま油をしいたフライパンで炒めます。卵が半熟状になったらごはんを入れて炒めてBの材料で味をつけましょう。
- かいわれを少し残しておいてチャーハンに入れてっさっくりと混ぜてお皿に盛り付けます。
- 豚バラ肉を炒めてチャーハンの上にのせます。少し残したかいわれと煎り胡麻をトッピングしたら人気レシピの完成です。
かいわれ大根の人気レシピ【その他】
サラダ・副菜・主菜のレシピを見ていきましたが、その他にもかいわれを使った人気レシピがあります。かいわれを使ったレシピは多くありますので、いろんなレシピを覚えてレパートリーを増やしてみてください。
かいわれとサバ缶でおつまみ
- かいわれ大根
- ねぎ
- サバ缶
- Aわさび
- Aめんつゆ
- Aオリーブオイル
- かいわれを半分にカットして、ねぎは小口切りにします。洗ってからボウルに移します。
- サバ缶を加えて崩し混ぜ、Aの材料を加えて混ぜます。
- 器に盛り付けて人気レシピの完成です。
かいわれとツナのパスタ
- パスタ200g
- ツナ缶1/2缶
- かいわれ大根1/2パック
- おろしのタレ(ポン酢と大根おろしを混ぜたもの)適量
- パスタを鍋で茹でます。
- ボウルにツナ缶とかいわれ大根を入れて混ぜます。
- 茹で上がったパスタをボウルに入れます。
- 器に盛り付けておろしのタレをかけたら完成です。
かいわれチーズちくわ
- ちくわ1袋
- かいわれ大根適量
- チーズ適量
- ちくわを3等分にカットします。
- かいわれとチーズは適当な大きさにカットします。
- カットしたちくわの穴にかいわれとチーズを入れて人気レシピの完成です。お好みでマヨネーズをつけて食べましょう。
かいわれの卵とじ
- かいわれ1~2パック
- 卵2個
- ストレートめんつゆ150ml
- かいわれを洗ってから根元をカットします。卵はボウルに割り入れてときほぐします。
- 鍋でめんつゆを温めてから煮立ったらかいわれを入れます。
- かいわれがしんなりしてきたら、卵を回し入れて卵が固まったら火を止めて人気レシピの完成です。
かいわれ大根の栽培方法
かいわれ大根の栽培は簡単に始めることができます。失敗しないポイントや育て方のコツを覚えてしまえば上手に栽培することができます。おすすめの栽培時期や容器の選び方、最適な温度や水を取り替えるタイミングなど紹介していきます。水栽培や栽培キットについても触れています。
必要なもの
かいわれ大根を栽培する際に必要なものは少ないので手軽に栽培を始めることができます。必要な準備物は、かいわれ大根の種・プラスチック容器・脱脂綿・ペーパータオル・水差しになります。かいわれ大根専用の種がありますので準備しましょう。また、かいわれ大根の種を購入する際には薬剤消毒されていないものがおすすめになります。
育て方
かいわれ大根の育て方ですが、まずかいわれ大根の種を5時間~6時間、一晩水につけてから水分を与えます。プラスチック容器にスポンジやキッチンペーパー、脱脂綿を容器の大きさに合わせてカットしてから容器の底にしいていきます。その後水をしっかりと含ませていきます。
しっかりと水を含ませたら、かいわれ大根の種を重ならないようにまいていきます。種をまく前に手を洗って雑菌がつかないようにしておくといいです。種をまいたら種がしっとりと濡れるように霧吹きなどで水をかけていきます。濡らしすぎると腐る場合がありますので気をつけましょう。
栽培する場所ですが、強い光が当たる場所では発芽しにくくなる場合もありますので、箱やアルミホイルなどを活用して暗い場所に置くようにしましょう。遮光や温度の管理もおこなう必要があります。適温は20℃~23℃くらいになります。
水は毎日1回あげましょう。かいわれ大根の根がはってくるまでは霧吹きなどで種を濡らす程度の水分量で大丈夫です。かいわれ大根の根がはってくれば容器に水を直接いれても大丈夫です。大体種をまいてから5日くらいで芽がでてきます。
かいわれ大根の芽がでてきて、高さが5~6cmになってきたら明るい場所に移して新芽の緑化をさせていきます。光を浴びせることで栄養が凝縮されていきます。かいわれ大根の葉先が双葉になってきて色が濃く、茎の部分がまっすぐになってよく見るかいわれ大根の形になってきたら収穫するタイミングです。
大体10cmくらいですが、ここまで10日くらいになります。食べる分だけを根本から引き抜いて使いましょう。その間にも他のかいわれ大根も育ちますので、使うたびに引き抜いて使ってください。
栽培を失敗しないポイント
かいわれ大根の失敗しない栽培のポイントは、カビや腐らせないように気をつけることです。梅雨の時期や湿気の多い季節は容器にカビが発生する場合があります。容器にカビが発生していないかたまにチェックするようにしましょう。
夏は温度が高いので雑菌が繁殖しやすいため、夏以外の春・秋・冬に栽培するといいでしょう。プラスチック容器は、平らなものを使うとかいわれ大根の発芽がそろいやすくなります。寒いときには薄く土をかけたり発泡スチロールの箱を使って温度を20℃~23℃になるように保つようにしましょう。
発芽したあとは1日1回水をかえますが、外の気温が高い日には2回変えるようにしましょう。種の状態のときには水をあげすぎると腐るので気をつけてください。5cm~6cmくらいの新芽の高さになったら日当たりのいい場所に移動させますが、日光を当てすぎると葉焼けしてしまう場合がありますので気をつけてください。
水栽培ならインテリアにも
水栽培ならインテリアとしてもいいでしょう。水栽培は水だけで栽培する方法になり、土は使いません。根っこから数センチ残して水につけておいておく栽培方法になります。野菜の芯や根っこの部分を水につけておくことで再生します。
水栽培の入れる容器をおしゃれなものにすればインテリアとして飾っておいてもおかしくないでしょう。かいわれ大根の場合には、根っこから2cmを残してから水のようにきいれます。水は毎日取り替えてから10日程度で葉先が双葉になり販売されてるものと同じくらいの長さになります。
水栽培は手間もかかりませんし、スペースもいりません。少しのスペースの室内でも手軽に栽培することができます。天候や気候にも左右されません。必要な分だけを収穫して新鮮なかいわれ大根を食べることができます。水栽培では水の量と頻度に注意すれば大丈夫です。
茎が水につかってしまうと腐りやすくなってしまいますので、毎日水を取り替えて水を入れすぎないっように気をつけていれば大丈夫です。
栽培キットもおすすめ
かいわれ大根の種と栽培容器がセットになっているものもあります。プラスチック容器でも手軽に栽培できるところがかいわれ大根の栽培で嬉しい点ですが、専用の栽培セットなら水をためておく部分と種をおく部分が分かれているので水の取り替えもしやすいです。
また、カビの発生や腐らせてしまうことも起こりにくくなりますので初めて栽培するという初心者の方でも安心して始めることができます。見た目もすっきりとしているため食卓やキッチンに置いておくこともできます。
買ってきたかいわれ大根は再生できる?
購入してきたかいわれ大根も種がついているので再生できるのではないか?と思う方もいるかもしれません。ですが、かいわれ大根を再生することはできません。豆苗などは再生栽培が可能ですので、似ているかいわれ大根もできそうではありますがそうではありません。
なぜ、かいわれ大根が再生できないのかというと、再生できるようにつくられていないこと、発芽や成長させるためのエネルギーが1回分しかないので再生させる力がないという説もあるようです。
かいわれ大根の保存方法
保存方法には、冷蔵保存と冷凍保存があります。冷蔵庫の野菜室での保存方法と冷凍庫での冷凍保存方法についてと、保存期間の目安について紹介していきます。
冷蔵保存する
かいわれ大根が余ってしまうこともあるでしょう。冷蔵庫の野菜室で保存しておくことができます。冷蔵保存の方法ですが、かいわれ大根の根元が乾燥すると鮮度が落ちますので、根元の部分はラップで包んだり脱脂綿に水を含ませてから冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。
冷蔵庫で保存した際の保存期間の目安ですが、2日~3日では食べるようにしましょう。根元を水にひたして、2日に1回水をかえるようにしておけば7日~8日程度日持ちします。
未開封のものは水分が蒸発して傷みやすくなってしまいますので、2日~3日で使うようにしましょう。根元をカットしてからラップで包んでいるものは2日以内に食べてしまった方がいいです。
冷凍保存する
かいわれ大根を冷凍保存すれば保存期間の目安が1ヶ月程度と長持ちします。冷凍保存の方法は、根元をカットしてからフリーザーバッグなどの保存袋に入れて冷凍します。冷凍したかいわれ大根なら冷凍状態でスープにいれたりする使い方がおすすめになります。
かいわれ大根の優れた健康効果
かいわれ大根には優れた健康効果があります。今回紹介する栄養素は、イソチオシアネート・メラトニン・ビタミン類です。それぞれの栄養素で期待できる効果を見ていきましょう。
イソチオシアナート
かいわれ大根にはイソチオシアネートという栄養が豊富に含まれています。紹介する以外にも動脈硬化や老化予防に効果が期待されている栄養素になります。
ガン予防
イソチオシアネートという成分は、かいわれ大根のピリリと辛い成分になります。イソチオシアネートにはがん予防に効果が期待できると言われていますので、高齢者の方や若い方も摂取してほしい栄養素になります。生活習慣病の予防にも効果が期待されています。
肝臓を元気に
イソチオシアネートには肝臓での解毒効果があります。肝臓を元気にして血液をきれいにすることでガンの予防にもつながりますし、肝臓の働きが悪いとドロドロ血液にもなってしまいます。ドロドロ血液ではガンだけでなくいろんな病気になってしまう原因になりかねません。肝臓を元気にすることでダイエットにも効果があると言われています。
メラトニン
かいわれ大根の栄養素にはメラトニンもあります。メラトニンは紹介する以外にも体内時計を調整するため不眠症を改善したりして、生活リズムを整える働きが期待できます。抗酸化作用もありますので、免疫力アップやアンチエイジングに効果が期待できます。
自然な眠り
かいわれ大根に含まれているメラトニンは睡眠をサポートしてくれます。メラトニンは睡眠ホルモンともいわれています。自然な眠りをサポートしてくれますので不眠改善にも効果が期待できます。メラトニンには高い抗酸化作用もある嬉しい栄養素になりますので、食べて損はない食品です。
アルツハイマー予防
メラトニンは睡眠に関する効果だけではありません。メラトニンの期待できる効果が着目されているのがアルツハイマー病の予防になります。身体の活性酵素は、身体だけでなく脳にも影響があります。
メラトニンが不足がちになってしまう高齢者の方や夜間に仕事をする方、食生活が乱れている若い方などは積極的にかいわれ大根を食べるようにするといいでしょう。
ビタミン類
かいわれ大根にはビタミン類も含まれています。ほとんどの栄養がビタミンといっても大げさではないでしょう。
美肌効果
ビタミン類が多く含まれていますが、着目したいビタミンはビタミンCになります。ビタミンCには美容効果がありますので美しさを維持するために積極的に摂取したい栄養素になります。ビタミンCは風邪の予防にも効果が期待できるのは知っているという方もいるでしょう。
骨を丈夫にする
多く含まれているビタミン類にビタミンKがあります。ビタミンKは骨を丈夫にするビタミンで、骨が形作られるのを活性化させるタンパク質に欠かせない栄養になります。骨を丈夫にするのにはカルシウムが有名でしょうが、ビタミンKも一緒に摂取するようにするといいでしょう。
栄養満点のかいわれ大根を活用しよう!
今回はかいわれ大根について紹介していきました。かいわれ大根の栄養効果や栽培方法、人気レシピを見ていきました。栽培方法も簡単で気軽に始めることができるでしょう。かいわれ大根を使った人気レシピも多く、カサ増しやレシピなどいろんなレシピに活用できますので、いろんなレシピを活用して効果的に栄養を摂取しましょう。