バナナを長持ちさせる保存方法は?ラップで冷蔵が長持ちのポイント?
バナナは長持ちしにくいフルーツだと思っていませんか?買ってきてしばらく置いておくと真っ黒になってしまって処分してしまったという方も多いと思います。実は正しい方法で保存すると、長期間長持ちしておいしく食べきることができます。そこで今回はバナナの正しい保存方法を常温、冷蔵、冷凍と3つのケースごとに解説していきます。栄養価が高く、朝食にもおやつにも最適なバナナを簡単に長持ちさせるノウハウが詰まっていますので、ぜひチェックしてみて下さい!
目次
バナナを長持ちさせるポイント
安くて栄養価も高いバナナは、朝食や子供のおやつにぴったりなので、スーパーへ行く度カートに入れる、という方も多いのではないでしょうか?でも、バナナを買ってしばらくすると、茶色くなって傷んでしまうことも多く、長持ちしないため食べきれないまま無駄にしてしまうケースもよく耳にします。
今回の記事ではバナナを少しでも長持ちさせるノウハウをご紹介します!バナナを長持ちさせる簡単な方法や冷蔵、冷凍それぞれの保存の仕方をしっかりとポイントを押さえて解説していきますので、しっかりチェックしてください。まずはバナナを長持ちさせるための基本的なポイントから見ていきましょう!
気温に注意する
こんな日になんですが、バナナの安売り大会します🍌
— フルーツ王が厳選🍓大熊果実店🍊岐阜🍉柳ケ瀬🍌 (@g1905kumasan) September 4, 2018
当店が扱うのは最上級の極撰バナナ✨ちょうど食べ頃で甘甘旨旨ですよ✌️
岐阜市内も雨が降ってきました☔
通常通り営業開始しましたが、状況によっては早めに閉店するかもなのでご了承下さい。
皆さまお気をつけ下さいね🌀#フルーツ #バナナ #台風 pic.twitter.com/7Pd0AXGsNH
バナナを長持ち保存するために何より大切なポイントが、気温です。バナナは南国のフルーツだから少々温度が高くても問題ないんじゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、バナナはあまり高温だと熟成が進みすぎてしまい、真っ黒に傷んでしまう可能性があります。
バナナを長持ち保存するための理想の気温は15度~20度が最適だと言われています。また、バナナは熱帯植物なので13度以下の寒い場所も苦手です。気温が15度~20度の温度の季節は常温保存でも問題ありませんが、それを超える季節は冷蔵庫で保存するようにするとバナナが長持ちするので覚えておいてください。
エチレンガス対策をする
バナナに限らず果物は熟すると、エチレンガスという植物ホルモンの一種を自ら出して追熟を行います。エチレンガスは果物が熟成して熟して甘くなるために必要不可欠な成分なのですが、エチレンガスが多すぎると傷みやすくなってしまいます。
特に果物の中でもバナナはこのエチレンガスが豊富なので、バナナを長持ちさせるためにはエチレンガス対策が必須なのです。また、バナナは房を仰向けに置くと、バナナ自身の重みで下になる部分がつぶれ、エチレンガスが発生しやすくなり長持ちしにくくなってしまいます。
エチレンガスはバナナが房のままだと出やすいので、バナナを長持ちさせるためには1本ずつ房からバナナを外すことがポイントです。また、バナナを長持ちさせるためのもう一つの裏技が、バナナの付け根の黒い部分にラップを巻くという方法があります。
バナナの付け根の部分はバナナが木になっているとき、酸素や水、栄養分の通り道になっています。切り分けられた断面をよく見ると小さな穴が無数に空いていることが確認できます。このバナナの付け根の部分にラップを巻くと、空気や水分の出入りを防いでバナナの酸化が抑えられるので、長持ちするので覚えておくとよいでしょう。
バナナが食べごろになったら、バナナの周りにほかの野菜や果物があるとエチレンガスが当たってしまうため、房から分けたバナナは1本ずつラップや保存袋に包んで保存することでより長持ちするので覚えておきましょう。
バナナを長持ちさせる保存方法【常温】
ここからバナナを長持ちさせる保存方法を常温、冷蔵、冷凍と保存方法別に紹介していきます。バナナが20度以下の場合は普通に常温保存してかまいませんが、風通しの良い場所を選んで保存するとよいでしょう。
ちなみにバナナは買ってた時のビニール袋に入れた状態だと追熟がどんどん進んで長持ちしないので、必ず袋から出して保存するのがマストです。今までバナナを買ってきた状態のまま保存していた方は注意してください。では早速、長持ちさせるための一番簡単なバナナの常温保存から見ていきましょう!
吊るす
バナナは果肉がやわらかいのでテーブルやキッチンなどにそのまま置いておくと、接触した部分が黒ずみ傷みやすくなり、長持ちしにくくなってしまいます。そこでバナナを長持ちさせる方法がバナナを吊るすという方法です。
バナナを吊るすためにバナナの房の根元部分をひっかけて吊るして保存できるバナナスタンドという便利なグッズがあるのでチェックしてみるのもおすすめです。バナナスタンドは雑貨店やネットでも販売されていて、スタイリッシュなステンレス製のものや、おしゃれな木製のものなどいろんなデザインのものがたくさんあります。
バナナスタンドは広いスペースを確保する必要もないので、キッチンが狭い方も安心して使うことができます。バナナを吊るしたバナナスタンドは見た目もかわいらしいので、長持ちするだけでなくインテリア代わりにもなるためキッチンに彩りがほしい場合にもよく映えるのでおすすめです。
もし、バナナスタンドが手に入りにくい場合は家庭にあるS字フックで代用することも可能です。S字フックを棚などに引っ掛けて、バナナの房の部分をS字の部分にかけ、吊るして保存すると吊るさない時よりもバナナの保存期間がぐんと長持ちします。バナナを食べる頻度がそう多くない方はS字フックを活用してバナナを長持ちさせましょう。
ラップで包む
バナナを常温保存する際、長持ちさせるもう一つの方法がラップで包んで保存するという方法です。バナナを保存する時はエチレンガス対策で1本ずつ分けて保存した方がよいとお伝えしましたが、この1本ずつ分けたバナナをラップに包み、さらにポリ袋などに入れて保存することでバナナを長持ちさせることができます。
万が一バナナの皮が黒くなってしまっても、ラップで包んで保存することでバナナの身の熟成を防ぐとことができるので、きれいな状態を長持ちさせて保存することができます。
保存期間
バナナを常温で保存した場合の期間は、夏場なら2~4日程度、冬場は7~10日程度が目安となっています。気温が少しでも高くなってしまうとバナナが傷みやすくなり長持ちしにくくなりますので、あくまでもバナナの最適な保存温度を守った場合の保存期間になるので覚えておきましょう。
バナナを長持ちさせる保存方法【冷蔵】
バナナを長持ちさせる保存方法、続いて冷蔵保存編をお届けします。夏場などの気温が高い季節はバナナの熟成が進んでしまい、すぐに傷むことがあるため長持ちさせるためには冷蔵保存がマストです。バナナを長持ちさせるための簡単な冷蔵保存方法について見ていきましょう。
新聞紙やビニールで包む
バナナを冷蔵保存する場合は、房のまま保存するのではなく1本ずつ分け、新聞紙やラップで包んだ上にさらにポリ袋に入れてラップか新聞紙とビニール袋の2重にすることで長持ちすることができます。これには理由があり、新聞紙とビニール袋の2重保存にすることで冷蔵庫に入れてもバナナが冷えすぎることを防ぎ、長持ちさせることができます。
もしバナナを房のまま長持ち保存したい場合は房の部分にラップをしっかりと巻き付けるようにして冷蔵保存するとよいでしょう。ただし、買ってきたバナナがまだ固く青っぽい場合は、ある程度追熟させて甘い状態にしてから冷蔵庫で保存するなどケースバイケースで保存してください。
50度前後のお湯につける
バナナは冷蔵庫で保存していても変色して黒くなってしまうことがあります。黒くなったバナナは見た目にも良くないため、なるべくきれいな状態で長持ちできたら、と思う方も多いのではないでしょうか?バナナをきれいな状態のまま冷蔵で長持ちさせたい方におすすめの簡単の裏技が、バナナを一度お湯につけてから保存という方法です。
手順としては50度前後のお湯にバナナを約5分漬け、お湯から取り出した後1時間常温で放置し、その後はラップやポリ袋で包んで冷蔵庫の野菜室で保存するだけです。
たったこれだけの簡単な方法でバナナをきれいな状態で長持ちさせることができるのでやらない手はありません。どうしてバナナをお湯につけると長持ちするのかというと、バナナんいとって50度のお湯はとても熱いので、それがストレスになりバナナ自身が熱ショックたんぱく質という物質を作り出します。
このストレスに対抗したバナナは通常の状態よりも長持ちするだけでなく、酸化酵素も熱で壊れるため、皮も黒くなりにくいというわけです。バナナをお湯につけるだけととても簡単な長持ち方法、試してみる価値ありです!
保存期間
バナナを冷蔵保存した場合の保存期間は10日間が目安となっています。夏場にバナナを常温保存すると2~4日しか日持ちしませんでしたが、冷蔵庫で保存するとぐんと長持ちできることがわかります。こまめに気温をチェックして温度が高くなりそうであれば冷蔵保存に切り替え、バナナを少しでも長持ちさせるように努めましょう。
バナナを長持ちさせる保存方法【冷凍】
バナナを長持ちさせるための保存方法、最後は冷凍保存編です。バナナがたくさんあってすぐに食べきれない場合は、バナナが傷んでしまう前に冷凍庫で簡単にできる保存に切り替えると長持ちさせることができます。
冷凍したバナナはそのまま食べるとシャーベットやアイスのようなおやつ感覚でいただくことができるので、暑い夏にぴったり。解凍せずにほかの冷凍フルーツや野菜とミキサーにかけてスムージーにしていただくのも人気です。バナナを長持ちさせるため冷凍すると追熟しないので、ある程度バナナか熟した状態で冷凍保存しましょう。
そのまま冷凍する
黒ずんで安売りされてるバナナをラップでくるんで冷凍バナナにする。アイスなんて買わなくても、これが一番安くて美味い。 pic.twitter.com/VVuxEnzYDg
— いちみや忠義 (@SUNGUTS) August 8, 2019
バナナを長持ちするために冷凍保存する方法は2種類あり、まずはそのまま冷凍する簡単な方法から紹介します。手順は房から外したバナナの皮をむき、ラップで1本ずつ丁寧に包みます。その後、ラップに包んだバナナを冷凍可能なジップロックなどに入れ冷凍室で保存したらOKです。
とっても簡単なのに、これだけで傷みやすいバナナがぐんと長持ちします。ただ、冷凍保存方法は簡単ですが、冷凍庫に入れる前にきちんとラップに包んでおかないと、バナナが冷凍焼けしたり、ほかの食品のにおいが移ってしまうこともあるので、丁寧に包むことは忘れないようにしてください。
カットして冷凍する
バナナを冷凍する方法2つ目は、バナナをあらかじめカットして冷凍するという方法です。カットして冷凍したバナナは、冷凍庫から取り出してすぐに食べられたり、スムージーにするときにも包丁を取り出さなくてよいのでとても便利です。方法はとても簡単で、バナナの皮をむき、食べやすい厚さにカットしていくだけでOKです。
カットしたバナナはラップの上に広げ、丁寧に包んでください。あまりラップの上に広げすぎるときちんと包めないことがあるので、横2~3列くらいで1回に使い切れる量でとどめておくのが良いでしょう。半解凍の状態でバナナを食べるとクリーミーなー即席おやつが簡単にできるので、小さな子供がいる家庭にもおすすめです。
保存期間
冷凍保存したバナナはとても長持ちし、保存期間は約1か月前後となっています。今回紹介した常温、冷蔵の中でも一番長持ちするのが冷凍保存方法です。ただ、冷凍したバナナは長持ちするといっても冷凍している最中に変色してしまうこともあるので、あくまで目安として食べる前には必ず状態をチェックするようにしてください。
長持ちするバナナの見極め方
ここまでバナナが長持ちする方法をお伝えしてきましたが、最後に長持ちするバナナの見極め方を紹介します。バナナが長持ちできるかどうかはバナナを購入する時から始まっています。長持ちするバナナをよく見て買うことが大切なので、今まで適当に買っていた方は改めてチェックしてくとよいでしょう。
新鮮なバナナの特徴
長持ちする新鮮なバナナの特徴は、軸の結合部がしっかりとししていて皮に傷がなく、適度な弾力を保っているものです。バナナは時間がたつごとに皮が黒ずんでくるため、きれいな黄色をしたものが新鮮なバナナの証拠になります。ちなみにバナナは熟してきたサインとしてシュガーポットという黒点で見極めることができます。
ただ、バナナが追熟する段階でシュガーポットが出てくるため、スーパーで売られている段階でシュガーポットがたくさんあるものは家で長持ちしません。そこでおすすめはまだシュガーポットが出ていないまっ黄色なハリのあるバナナを選ぶことです。特にバナナは茎に近い部分から熟しやすいので茎のあたりが固いものを選ぶと長持ちします。
腐ったバナナの特徴
バナナを長持ちさせることができず、腐ってしまった場合の特徴も紹介しておきます。バナナが腐った時の特徴としてはバナナの皮がむけないくらいにふにゃにゃになってしまったり、白い色のカビが生えたり、酸っぱい匂いがしたものは食べることはできません。
また、バナナの果肉が黒すぎたり、ドロドロしていたり、汁が出て液体のようになってしまったものは残念ながら処分しなくてはなりません。今回紹介したバナナを長持ちさせる方法を取り入れながら腐らせる前にバナナを食べきりましょう!
バナナを長持ちさせるなら保存方法を使い分けようい分けよう
今日のシャインくん🐴💕
— ピチタ (@uozuriding_club) March 18, 2017
シャイン君の大好きなバナナ🍌
安売りしてた😆#魚津乗馬クラブ pic.twitter.com/qIjkawvhdy
バナナを長持ちさせる方法を紹介してきました。常温、冷蔵、冷凍とそれぞれのケースごとに解説していますので、これからはバナナを長持ちさせて美味しく食べきりましょう!