ツナ缶の油の切り方と活用方法!体に悪い?使い道は?
ツナ缶は色々な料理に使われることから、重宝する食材です。サンドイッチやツナマヨなどおにぎりにも活用され、ツナ缶は幅広く使われています。しかし、その一方ツナ缶に含まれる油が身体に悪いんでは?と思う人も多くいます。ツナ缶に含まれる油ですが、料理によって捨ててしまうことも多くあり、ちょっともったいないなと思うこともあります。そもそもツナ缶の油は身体にいいのでしょうか?そんな方に、今回はツナ缶の油が身体に悪いのか、その反面栄養などはあるのか、油切り切り方や油の使い道など紹介していきます。
目次
ツナ缶の油の切り方は?体に悪い?
色々な料理に使われることが多いツナ缶ですが、パスタやサンドイッチ、サラダなど幅広く使われています。ツナ缶にはツナと一緒に油が入っていますが、料理によって油が邪魔になり捨ててしまうといったことも多くもったいないと思うこともあります。
ただ、油なので体に悪いから捨てているといった人も多く、栄養もあまりないとのことでツナ缶の油の活用がないということもあります。しかし、ツナ缶の油はツナの風味がとてもするので、活用次第では料理の時にとても役に立ちます。
そのためにも初めに油切りの切り方を紹介します。料理によってはそのまま活用してもいいものもありますが、油切りをし油だけを別に活用する方法もあります。今回は3種類の切り方を紹介するので、一番やりやすい方法で油切りをしてみましょう。
ツナ缶の油の切り方
それではツナ缶の油切りの切り方を紹介します。油の切り方によっては手が汚れてしまうことがあるため、ちょっと嫌になることもしばしばです。しかし、少し工夫をするなどし油を切ると簡単に油切りをすることができます。
油をしっかり切ることでサンドイッチなどが作りやすくなったりするのでおすすめです!時間がある人は放置した油切りの切り方や、時間がない人は道具を使った切り方など色々あります。自分のやりやすい方法で油切りをしてみましょう。
少し開けて放置
油切りをするのはいいけどちょっと面倒、といった人には放置した切り方がおすすめです。ツナ缶の切り口を少しだけ開けた状態にし、逆さまにするだけで油が勝手に出てきてくれるので手を汚さずにツナ缶の油切りができます。
ただ、あまり開けすぎてしまうと中身が出てしまうので注意が必要です。そのため開けるのは少しでけで十分なのです。ツナ缶のプルタブを上にあげるだけでも油が流れてくれるスペースが十分にできるので、あまり開ける必要なく簡単に油切りができます。
スプーンで油切り
少し時間がなく待てないという人には、道具を使った油切りをおすすめします。どこの家庭にもあるスプーンを使った油切りを紹介します。ツナ缶は蓋を全部取ってしまいましょう。取ったらスプーンの腹でツナ缶のツナを押しながらスプーンに油を入れていきます。
真ん中だけでなく端のほうもスプーンの腹で押していくと油が出てくるので、しっかり油切りをしたい人は端のほうまで押してみましょう。
缶の蓋で油切り
手っ取り早くツナ缶の油切りをしたい人にはツナ缶の蓋を使った油切りを紹介します。いたって簡単で、少しツナ缶の蓋を開けて、ツナ缶自体を斜めにし開けた部分にツナを集めるようにします。そこから蓋の上からグイグイとツナを押すようにするとツナ缶から油が出てきます。
蓋を開けた側しか上手く油切りできない場合は、蓋の真ん中も少し押すようにするとより油が出てきて、上手に油切りをするとこができます。
ツナ缶の油の使い道!活用方法がある
よく捨ててしまうツナ缶の油ですが、使い道によっては料理の旨味をアップさせてくれるものになります。今回は捨ててしまいがちなツナ缶の油の使い道を紹介します。炒め物の油に活用したり、ツナの味がついているのでドレッシングなどの油に浸かったりと色々な使い道があります。
ツナ缶の油は、料理以外にも使い道がありアウトドアなどや非常時も役に立つ油なのです。もったいないと思っていた人必見のツナ缶の使い道をぜひ見てみましょう。
油の使い道①炒め物に使う
ツナ缶はよく野菜炒めにも使われることも多いですが、野菜炒めだとそのまま入れても問題はありませんが、油切りをして使いたい場合、残った油の使い道がなく捨てていませんか?
そんな時は、フライパンにしく油とした活用してみてはいかがでしょうか。炒め物を作るとき使う油の代用としてツナ缶の油を使うことで風味もよくいつもと違う美味しさの炒め物が出来上がります。それにちょい足しすることで、より美味しさが倍増するのでおすすめです。
油の使い道②ドレッシングに使う
ツナ缶の油をドレッシングに活用する使い道もあります。ツナ缶に入っている油なのでとても風味がよくドレッシングに活用すると、風味もよく美味しくなります。サラダを作るとき、ツナ缶を使う時はぜひ油を捨てずにツナ缶の油を使い自家製ドレッシングを作ってみてもいいでしょう。
それにツナ缶の油をドレッシングで活用するときは、油切りせずツナも一緒にドレッシングとして作ることもできるのでおすすめです。
油の使い道③パスタソースに使う
パスタにもよく使われるツナ缶ですが、このソースにもツナ缶の油を使い美味しいソースを作ってみましょう。油切りしたツナ缶の油でもいいですし、ツナと一緒にソースを作ってもいいでしょう。
ツナ缶の油はツナの風味がとてもするので、美味しいソースに仕上がります。油はもちろん茹で上がったパスタにかける油としても活用できます。
油の使い道④粉ものの料理に活用
ツナ缶の油を粉ものに活用する使い道もあります。例えば、お好み焼きやもんじゃ焼き、ちぢみやタコ焼きなど作るときに少し入れるだけで美味しく香ばしい粉もの料理が出来上がります。
あまり油を入れる料理ではないかもしれませんが、少しだけ入れることで風味やコクが出るのでさらに美味しくなると言います。
油の使い道⑤アウトドアの点火剤
ツナ缶はアウトドアでも活躍することを知っていますか?アウトドアでは日は必需品ですが、ツナ缶の油を活用し点火剤にすることもできます。ツナ缶ランプというものもあるくらいツナ缶の油は活用されるほど注目されています。
点火剤として何かを燃やす時は油切りした油を燃やしたいものにしみ込ませてから火をつけると上手く火をつけることができます。
非常時のランプにも
明りがなくランプが欲しい時はツナ缶ランプを作ってみるのもいいでしょう。ツナ缶の中心に穴をあけティッシュやキッチンペーパーなどを芯にして刺し、油がしみ込んだら火を付けます。油がなくなったら中身のツナは普通に食べられるので料理に使いましょう。
非常時の時、どうしても必要な明りが手元になく仕方ない時はこのようにツナ缶ランプで明りを付けることを覚えておけば、いざとなった時活用できます。
ツナ缶の油が身体に悪いのは何故?
ツナ缶の油は色々な場面に活用されることがわかりましたが、一緒に食べるとしたら体に悪いというのは嘘なのでしょうか?ほとんどの人が捨ててしまうツナ缶の油ですが、一般的には体に悪いというイメージだと思います。
ツナ缶の油といっても油には変わりなく、カロリーもあるので避けるひとも多くなります。その他理由としてツナは魚でDHAやEPAが豊富に含まれていますが、油にはあまり含まれていないということも言われています。
ツナにはDHAやEPAが含まれていて健康にいいという反面、油は体に悪いという情報あります。そんなツナ缶の油の成分や何故体に悪いと言われているのか紹介します。
原料の魚はDHAやEPAが少ない
よく魚にはDHAやEPAが豊富に入っています。ただツナ缶に使われる魚はマグロが多いのですが、マグロ自体にDHAやEPAがそんなに入っていないと言われています。
そんなマグロを原料にしたツナ缶は栄養が期待できるほど入ってないそうです。しかし、まったく入っていないという訳ではないそうなので栄養の補助として食べてみてはいかがでしょうか。
加工段階で成分が失われる
なぜ同じ魚を使って作っているのでDHAやEPAがツナ缶になると減ってしまうのかというと、ツナ缶を作る過程でその成分が減少してしまうからだと言われています。ツナ缶を作るときに煮るのですがその時に出た煮汁は捨ててしまうと言います。
成分が溶けだした煮汁なのですがそれを捨ててしまうので、ツナ缶に使う魚には成分が残らないという訳なのです。こういった加工段階で成分が失われ、ツナ缶になる頃にはあまり成分が残らなくなっていいるのです。
オメガ6は摂取過剰状態
オメガ6とは油の種類を表しています。油には3種類のオメガがあり「オメガ3」・「オメガ6」・「オメガ9」があり、ツナ缶の油は「オメガ6」に当たります。同じオメガ6といえばマヨネーズやカップラーメンなど食べ過ぎてしまうと健康被害も出てくるものやアレルギーの原因になりがちな食品の油なのです。
ツナ缶の油に使われている大豆油などに多く含まれている成分で、体内で成形できない成分なので食べて摂取しなければならない必須脂肪酸です。
ただ、過剰摂取してしまうとアトピー性皮膚炎や喘息など色々な病気の発症や悪化につながると言われています。マヨネーズやカップ麺などお菓子にも含まれているリノール酸はアレルギーの原因にもなると言われ、過剰摂取が原因ではないかといわれるほどの油なのです。
ツナ缶の油の栄養と効果効能
ツナ缶の油の成分など過剰摂取をしてしまうと健康被害にもつながることがわかりましたが、悪いことばかりではないのです。
DHAやEPAが含まれているのは確かなのですが、リノール酸だけ過剰摂取しなければ体に悪いとは言えないので注意して食べるようにすると健康面でも安心です。
栄養面でもツナ缶の油を取りすぎなければ効果効能が見込めるツナ缶ですが、どんな栄養があるのでしょうか?次はツナ缶に含まれるDHAやEPA、リノール酸について詳しく紹介します。
DHAやEPAにリノール酸
先ほども紹介したように魚にはDHAやEPAが豊富に含まれています。これらの成分はよく青魚に多く含まれていて、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)といわれています。人の体内では作ることができない必須脂肪酸の1つで成長には欠かせない成分です。
リノール酸も同じように体内で作ることができない成分ですが、こちらは過剰摂取してしまうとアレルギーなどの発症や悪化の原因になるのでたくさん食べるのは注意が必要です。
リノール酸は植物油が主成分の脂肪酸で身近にあるマーガリンなどに多く含まれている成分です。適量を摂取すると心筋梗塞などの予防にも効果があると言われています。
記憶力の向上
DHAはよく耳にする言葉ですが、人の脳に直接栄養が行く成分といわれていて記憶力の向上などに役に立つ成分です。人の脳に栄養が行く和少ない成分なのでDHAはとても重要な栄養素といえます。
DHAは記憶力向上の役割を果たしますが、脳の伝達など細胞を活性化させることができる栄養素なので、学習機能の向上にも役に立ちます。
認知症の改善
そしてEPAは認知症予防にも効果があるとされています。血圧の低下や血栓ができにくくする役割があるため血管性認知症の予防にも効果的で、アドレナリンやドーパミンの脳神経にかかわる細胞の機能も活発にしてくれます。
認知症は脳の情報伝達機能が上手く機能しないことで起こる病気ですが、その予防にも効果があるのでEPAは人にとって欠かせない成分ということになります。
血液をサラサラにする
それにDHAやEPAは血液をサラサラにしてくれる効果もあります。生活習慣病の人も増えてきている中、食事を気を付けていても健康診断で血液がドロドロという人もたくさんいます。
そんな人はDHAやEPAを含む魚などを食べたりすると血液をサラサラにしてくれる効果が期待できるので、毎日魚を食べるといいのだそうです。血液がサラサラになると血栓ができにくくなるので抗血栓作用も期待できます。
ツナ缶の油の保存方法と保存期間
さてツナ缶の油が体に悪いこともあれば、いいこともあるということがわかりましたが、色々な場面で使い道があるので捨ててしまわず保存しておきたいと思ってしまいます。しかし、ツナ缶の油切りをしてから保存することはできるのでしょうか?
それに保存できるとしたらどのくらいの保存期間があるのでしょうか?油切りしたツナ缶の油が保存できたらとても便利です。次はツナ缶の油の保存方法と保存期間について紹介します。
冷蔵庫の場合
まずツナ缶の油切りをしたら密封容器などに入れて冷蔵保存しましょう。油は酸化してしまうものなので密封するほうが鮮度が保てるのです。
冷蔵庫保存の場合は1~2日くらい保存可能です。しかし紹介したように油は酸化しやすいものなのでできるだけ早めに消費するようにしましょう。見た目で油が分離してしまった時は使えないというサインなので無理に使わず捨てるようにしましょう。
冷凍保存の場合
保存方法は冷蔵庫の時と同じように密封できるジップロックなどに入れて冷凍保存します。冷蔵庫の時より保存期間は長く約1週間ほど保存可能です。2週間や1ヶ月持つとの情報もありますが、使えなくなる目安としては臭いをチェックしあたかも変な臭いがしたりしたら使わないようにしましょう。
冷凍保存したツナ缶の油を解凍する場合は自然解凍でもいいのですが、ゆっくり時間をかけて解凍すると風味や味も衰えるとこなく使うことができるので、冷蔵解凍がおすすめです。
ツナ缶の油は上手に活用できる
今回はツナ缶の油の切り方やその活用方法など紹介しましたが参考になったでしょうか?体に悪いという情報もありますが、過剰摂取しなければ人にとっては重要な役割をしてくれる成分が豊富に入っています。ツナ缶の油を上手に活用し栄養を取れるような美味しい料理を作ってみましょう。