2019年04月20日公開
2024年09月12日更新
しゃぶしゃぶに入れる野菜でおすすめは?食べ方・切り方と最適なタイミング
しゃぶしゃぶの野菜と聞くと、どのような具材が浮かぶでしょうか?しゃぶしゃぶは、お肉がメインになりがちですが、野菜も美味しく食べることのできる料理のひとつです。鍋を囲んで、美味しい野菜とお肉を堪能するために、今回はしゃぶしゃぶにおすすめの合う野菜、野菜をたくさん使用したしゃぶしゃぶのレシピに合わせて、野菜の基本的な切り方から食べ方、鍋に野菜を入れるタイミングまで合わせて紹介していきましょう。
目次
しゃぶしゃぶで野菜は欠かせない具材
鍋と聞くと、さまざまな鍋料理が浮かぶことでしょう。その中でも、人気の高い鍋料理としてしゃぶしゃぶの名前が挙がります。中には、しゃぶしゃぶは鍋料理ではないと言われる方もいますが、今回はしゃぶしゃぶは鍋料理の観点から見ていきましょう。
そんな、人気の高いしゃぶしゃぶですがお肉にはさまざまな種類があることでしょう。どんなお肉も、しゃぶしゃぶにすることで美味しく食べることができます。では、しゃぶしゃぶに使用する野菜はどうでしょうか?今回は、しゃぶしゃぶに使用する野菜に焦点を当てて紹介をしていきましょう。
しゃぶしゃぶの野菜を選ぶポイント
まずは、しゃぶしゃぶに使用する野菜を選ぶポイントを見ていきましょう。しゃぶしゃぶをする際の野菜を思い浮かべると、どのような野菜が入っているでしょうか?ポイントを抑えて具材の選び方を参考にしてみてください。
基本は好みで選んでOK
しゃぶしゃぶに使用する野菜は、基本的にはどんなものでも可能です。そのため、好きな具材を選んで好みに合わせて野菜の種類や量を調節するといいでしょう。栄養価のバランスも大切ですが、野菜を摂ることに意味があるため、苦手な野菜を具材として使用するよりも好みの野菜で美味しく野菜を摂取した方が、食事の時間も楽しくなります。
しゃぶしゃぶでは、お肉がメインになりがちですが、しっかりと野菜も摂取することを心がける必要があるといえるでしょう。
彩りの美しさも意識する
しゃぶしゃぶ以外の鍋にも当てはまりますが、しゃぶしゃぶで使用する野菜は彩りも考えて用意することで、鍋の中が華やかな印象になります。食事をしていて楽しくなるような、しゃぶしゃぶ鍋の中身を織りなせると、より一層しゃぶしゃぶを堪能することができることでしょう。
野菜は、単色のイメージがありますが、さまざまな野菜を掛け合わせることで、彩りに使える具材のひとつです。しゃぶしゃぶの野菜を選ぶ際には、しゃぶしゃぶに合う野菜の中から彩りにも注目してみてはいかがでしょうか?
イモ類やぬめりのある野菜は合わない
しゃぶしゃぶの野菜を選ぶポイントとして、合う野菜はたくさんありますが中には合わない野菜も存在しています。合う野菜の方が比較的多いため、好みの野菜をしゃぶしゃぶの鍋に入れるのがおすすめですが、野菜の中でもでんぷんを含む芋類やぬめりのある野菜は、しゃぶしゃぶには適していません。
芋類は、でんぷんが鍋の中に出てしまうことから鍋にとろみがついてしまいます。しゃぶしゃぶは、他の鍋と比較するとお肉などを湯がいて食べる方法があります。
とろみがついてしまうことで、湯がくのが少々困難になりかねません。これは、粘り気のある野菜も同様の理由となります。しゃぶしゃぶの際には、芋類や粘り気のある野菜は控えるようにしましょう。
しゃぶしゃぶにおすすめの野菜は?
しゃぶしゃぶに使用する野菜の選び方のポイントを抑えたところで、次に見ていくのはしゃぶしゃぶにおすすめの野菜類です。しゃぶしゃぶに合う野菜には、どのようなものがあるのでしょうか?中には、試したことのないしゃぶしゃぶの野菜の具材もあることでしょう。
ここで紹介をしていく、しゃぶしゃぶにおすすめの野菜はどれも美味しく食べることができるため、ぜひしゃぶしゃぶをする際には取り入れてみてください。
定番は葉物野菜
しゃぶしゃぶの野菜で定番なのが、やはり葉物野菜でしょう。鍋の野菜としても、欠かすことのできない具材です。しゃぶしゃぶで使用する葉物野菜の主力メンバーといえば白菜、水菜、レタス、春菊といったような葉物野菜が挙げられるでしょう。
葉物野菜は、しゃぶしゃぶの鍋に入れることでカサが減ります。入れる前は、ボリュームのある葉物野菜ですが、食べる頃にはカサが減り、生で葉物野菜を食べるよりもしゃぶしゃぶの鍋に入れる方が食べやすく、野菜を大量摂取することも可能になります。
旨味や風味を加えるならきのこ類
きのこ類は、香りが強いのが特徴になっています。そんなきのこ類を、しゃぶしゃぶに入れることで旨味と風味を与えることができます。しゃぶしゃぶの中の定番の野菜として知られているのが、しいたけ、えのき、しめじでしょう。そのように、きのこ類を少々プラスすることでしゃぶしゃぶの旨味を引き立てることでしょう。
きのこは、しゃぶしゃぶの鍋の中に入れても、型崩れする心配もないためしゃぶしゃぶに合う野菜のひとつとして、重宝しています。その他にも、さまざまなきのこ類があるためぜひ好みのきのこでしゃぶしゃぶの味わいに変化をつけてみてはいかがでしょうか?
洋風ならズッキーニやトマトも合う
鍋は、和風のイメージがありますが、ここ最近では洋風の鍋ものも流行っているといいます。しゃぶしゃぶも例外ではなく、洋風なしゃぶしゃぶも人気が高いとされています。そんな、洋風のしゃぶしゃぶに合わせる野菜は和風のしゃぶしゃぶで使用した野菜も合うのですが、洋風の味わいに合わせた野菜を追加してみるのもいいでしょう。
洋風のしゃぶしゃぶには、トマトやズッキーニといった野菜がおすすめです。また、トマトは手軽にトマト缶を使って味わいとして使用してみるのもおすすめです。
しゃぶしゃぶに合うその他の野菜
ここまで紹介をしてきた野菜以外にも、しゃぶしゃぶに合う野菜は豊富に存在しています。中でも、根菜やネギ類はしゃぶしゃぶに合う野菜として人気の高さも伺えるでしょう。
根菜では、にんじんやれんこんといったように歯ごたえを重視した野菜としてしゃぶしゃぶの鍋に入れることで、食べ応えと食感のアクセントをプラスすることができるでしょう。
ネギ類は、お肉と同様に湯がきながら食べる切り方をすることで、しゃぶしゃぶの良さを実感できるのではないでしょうか?もちろん、白ネギを斜めに切る鍋には欠かすことのできないネギの姿にして食べるのもいいでしょう。
しゃぶしゃぶの野菜の切り方
しゃぶしゃぶの野菜は、どのような切り方をしていますか?鍋とは少々異なるしゃぶしゃぶでは、野菜の切り方もポイントのひとつです。基本的な野菜を中心に、しゃぶしゃぶに使用する野菜の切り方をピックアップして紹介していきましょう。
基本の切り方
まず見ていくのが、野菜の基本の切り方になります。基本の切り方として野菜別に見ていきましょう。まず、しゃぶしゃぶや鍋ものの野菜の中でも主役級でもあるのが、白菜でしょう。白菜の切り方は、そのままざく切りでも可能ですが、少々斜めに削ぎ切りをすることで薄くなるため通常のざく切りの切り方よりも火が通るのが速いでしょう。
水菜や春菊は3cmほどの長さに切り分けましょう。根菜系は薄めの切り方をすることで、火の通りを良くしましょう。にんじんは、彩りにもなるため飾り切りの切り方を取り入れるのもいいでしょう。
きのこ類で見ていくと、石づきを取っておきえのきなどは手で割いておきましょう。その他も、手で割いたりできるもの、包丁で切るもので分けて対応するようにしましょう。
アレンジした切り方
しゃぶしゃぶに使う野菜は、アレンジした切り方で楽しむのもいいでしょう。ねぎは、削ぎ切りが定番ですがしゃぶしゃぶのときには白髪ねぎのようにすることで、サッと湯通しをしてシャキシャキとした食感を楽しむことができます。後程レシピ箇所でも、白髪ねぎのしゃぶしゃぶレシピを動画付きで紹介していきましょう。
その他にも、野菜にピーラーを使用して薄くスライスすることで、野菜もお肉と同様にしゃぶしゃぶして食べることができます。しゃぶしゃぶを思う存分楽しむためにも、アレンジをしてさまざまな野菜の切り方を取り入れるのがいいといえるでしょう。
しゃぶしゃぶ野菜のおすすめの食べ方
しゃぶしゃぶで野菜を摂取するのであれば、野菜を美味しく食べたいと思う方も多いことでしょう。野菜をしゃぶしゃぶで食べる場合には、具材のおすすめの食べ方を知っておくことで、絶妙なタイミングで美味しく食べることができます。食べ方もぜひ参考にしてみてください。
野菜を入れるタイミングはいつ?
しゃぶしゃぶをする際に、野菜はどのタイミングで入れているでしょうか?実はしゃぶしゃぶの際の野菜の入れ方にはタイミングが存在しているのを知っていますか?タイミングをしっかり見計らって野菜を鍋に入れることによって、美味しい野菜の食べ方ができるのです。
野菜の食べ方ポイントのひとつでもある、野菜を鍋へ入れるタイミングは、実は何度かお肉をしゃぶしゃぶとゆっくり火を通した後に入れるのが良いとされています。
多くの方は、鍋が煮えてきた状態で野菜を先に入れる方が多いでしょう。このタイミングも間違いではないですが、お肉を数回しゃぶしゃぶした後の鍋に野菜を入れることによって、お肉のだしを野菜に含めながら火を通していくことができます。
この食べ方は、通な方がしている食べ方にもなり、しゃぶしゃぶの高級店でも使われている食べ方のひとつになります。
野菜ごとの入れる順番は?
しゃぶしゃぶの鍋の中へ、野菜を入れていきますがどのような順番が好ましいのでしょうか?野菜を入れていく順番は、火の通りにくいものから入れるのが好ましいという言葉を聞いたことがあることでしょう。その通り、火の通りにくいものから入れるのも正解になります。
もうひとつの食べ方ポイントの、野菜を入れる順番として、野菜のだしの出るものから入れていくという方法があります。野菜の中で、だしの出るものといえばきのこ類でしょう。そのため、火の通りにくいものとだしの出るものは同じタイミングで入れていくのが好ましいといえます。
野菜を食べるタイミングの見極め
野菜は、それぞれに食べ頃のタイミングが違うのは誰もが知っていることでしょう。この野菜の食べ方ポイントの中でも、重要視したいのが食べるタイミングの見極めです。
短い時間でサッと火を通すのが合う野菜、長く火を通さないといけない野菜、このように野菜をたくさん使用するしゃぶしゃぶだからこそ野菜の食べ頃の見極めが必要なのでしょう。
まず見極めポイントとして、火を通すことで色の変わるものは色が変わってきたタイミングで食べるのがいいでしょう。サッと火を通すものは、箸から離すことなく食べるようにするのがいいといえます。
しゃぶしゃぶの野菜をたっぷりレシピ
ここからは、しゃぶしゃぶにおすすめの野菜を使ったレシピを見ていきましょう。普通のしゃぶしゃぶでも、もちろん美味しく具材を食べることができますが、少しアレンジを加えることでより一層野菜をしっかり摂りながら、美味しいしゃぶしゃぶを堪能することができるでしょう。
細切り野菜のしゃぶしゃぶ
- Aにんじん
- A白菜
- A長ネギ
- Aしいたけ
- A水菜
- だし
- 水
- 豚肉
- Aの具材は全て細切りになるような切り方でカットしましょう。
- 切り終わったAの具材は全てボウルに入れて混ぜ合わせてお皿に盛ります
- 鍋にだしと水を入れて湯気が出てきたら野菜を入れて、豚肉にも火を通しましょう。
ポイント
細切り野菜のしゃぶしゃぶレシピでは、野菜を全て細切りにすることで、野菜に均一に火が通るようになります。細切りにしていることもあり、野菜嫌いな子供でも食べ進めることができるレシピでしょう。
お肉に巻いたり、食感を楽しんだりすることができます。細切りにする際には、火の通りやすい野菜は少々太めに、にんじんのように火の通りにくいものは比較的細く切るといいでしょう。
白髪ねぎ盛りしゃぶしゃぶ
- 長ネギ
- だし
- 水
- 好みのお肉
- 長ネギは動画を参考に白髪ねぎにしましょう。切り方のポイントは、包丁を立てながら行うことです。
- 鍋にだしと水を入れて、ねぎとお肉をしゃぶしゃぶして楽しみましょう。
ポイント
白髪ねぎを使用したしゃぶしゃぶレシピは、男性からも評価の高いレシピのひとつです。白髪ねぎは、そのままでも食べることのできる具材になります。そのため、鍋の中に入れて火を通しすぎてしまうと食感を楽しむことができません。
食感を第一に楽しむためにも、白髪ねぎは箸に持ったままサッと湯通しをしてお肉と一緒に食べ進めるのがおすすめといえるでしょう。レシピには白髪ねぎのみの記載ですが、もちろん他の野菜を取り入れても美味しく頂くことのできるレシピとなります。
トマト風味の洋風しゃぶしゃぶ
- トマト
- 好みの野菜
- 好みのお肉
- Aトマト缶
- Aだし
- A水
- トマトは4つ切りにしておきましょう。
- 鍋にAの材料を全て入れて湯気が出てきたら、トマトとその他の野菜を入れましょう。
- 好みのお肉をしゃぶしゃぶして楽しみましょう。
ポイント
洋風のトマトベースのしゃぶしゃぶレシピです。トマトは、火を通すことで甘みを増します。トマトが苦手な方でも、トマトベースのしゃぶしゃぶであれば食べることができるという方も少なくありません。また、トマトにはリコピンも豊富に含まれているため、栄養を摂取するのにもおすすめのしゃぶしゃぶレシピといえるでしょう。
しゃぶしゃぶに野菜を沢山入れて楽しもう
しゃぶしゃぶの野菜には、たくさんの候補が挙げられます。特徴が違う野菜の数々は、タイミングをそれぞれ見極めることが大切でしょう。
基本的には、どのような野菜でも入れて食べることのできるしゃぶしゃぶは、お肉がメインになりがちですが、野菜をしっかり摂取することのできる料理でもあります。ぜひ、美味しいタイミングで野菜を堪能しましょう。