しゃぶしゃぶの食べ方とは?野菜の入れる順番などマナーを紹介!

鍋料理の中でも、一番手軽に出来るものはしゃぶしゃぶではないでしょうか。沸騰したお湯にお肉を潜らせて、ある程度火が通ったら頂く実にシンプルな和食の一つです。そんなしゃぶしゃぶにも、正しい食べ方やマナーがある事を知っていますか?シンプルだけど奥が深い、しゃぶしゃぶはそんな料理なんです。特に食べ方に関して言えば、そうする事に必ず理由があります。しゃぶしゃぶの食べ方を学んで、今後の機会に活かしましょう!難しい事はありません。理由を理解しながら覚えていけば、ビジネス的なスキルアップにも繋がりますよ!

しゃぶしゃぶの食べ方とは?野菜の入れる順番などマナーを紹介!のイメージ

目次

  1. 1しゃぶしゃぶの正しい食べ方を詳しく知りたい!
  2. 2しゃぶしゃぶの食べ方について解説
  3. 3しゃぶしゃぶの野菜を入れる順番などについて紹介
  4. 4しゃぶしゃぶを食べるときのマナーをしっかりと抑えよう
  5. 5しゃぶしゃぶのしめのおすすめは?
  6. 6しゃぶしゃぶの食べ方やマナーを知っておこう!

しゃぶしゃぶの正しい食べ方を詳しく知りたい!

薄くスライスされた肉を鍋に入った沸騰したお湯に潜らせて、お肉を掴んでいる箸の先を左右にゆらゆら揺らしている様を、私達は「しゃぶしゃぶ」という擬音で表します。しゃぶしゃぶの名前の由来は、正にその動作から来ているのですが、そもそもそういう食べ方を始めたのは誰だったのでしょうか?

しゃぶしゃぶは日本料理として知られていますが、しゃぶしゃぶの元となった料理があるとの説があります。北京にあった火鍋料理「シュワンヤンロウ」という、羊肉をしゃぶしゃぶする料理があります。戦時中に北京に赴任していた軍医が日本にその料理を伝えた事がきっかけとなりました。

羊肉を牛肉に変え、「牛肉のすすぎ鍋」という今の私達が知るしゃぶしゃぶの原点とも言える料理が完成しました。もともと「しゃぶしゃぶ」という名前の料理ではなかったのです。

「しゃぶしゃぶ」の名称は、大阪の洋食レストランだったスエヒロが命名したもので、最初は自分の店で売るために考えた名前が、全国的に広まっていき定着しました。そのスエヒロも最初は洋食レストランだったのですが、スエヒロスタイルのステーキを考案した後、牛肉専門店として営業しています。

しゃぶしゃぶの食べ方について解説

意外と知らないしゃぶしゃぶの食べ方

しゃぶしゃぶを食べる時、どんな順番で食材から入れますか?おそらくほとんどの方が火の通りにくい野菜から順番に、段々と火の通り易いものへと変えて入れている事でしょう。その選択は、果たして正しいのでしょうか?

今では専門店も数多く存在しているしゃぶしゃぶですが、食べ方のマナーや具材の手順、入れる材料など、その店の個性的な部分も大変多く、所謂正しい食べ方の定義があるのかどうかも疑わしいです。ですが、しゃぶしゃぶは日本の伝統料理の一つに数えられるぐらい、日本人には馴染み深い鍋料理です。

つまり、日本の文化の一つとして考える事が出来るのです。日本には、海外にはない独特の文化が多く見られます。それなら、日本ならではの食べ方やマナーがあっても不思議ではありません。早速見ていきましょう。

実はしゃぶしゃぶの食べ方に順番があった!

しゃぶしゃぶを始める際に、まず最初にする事はお湯を沸騰させる事ですが、食べ始める時には、一体何をしようとしますか?もちろん、食材をお湯に通そうとします。実は、この食材を入れる最適な順番、存在しているんです!

しゃぶしゃぶの食べ方に順番があるのは、食材の良い所を最大限に引き出して全て美味しく頂くためです!そのために、一番良いとされる食べ方を紹介する前に、まずは一体どんなものを使ってしゃぶしゃぶをするのか、簡単に説明します。和食通の方なら、ご存知のはずです。

しゃぶしゃぶを作るのに必要なものは、大きく3つ。一つは大きな土鍋または鍋に入った出汁。出汁にも色々とありますが、昆布出汁を使う場合は、昆布を入れて沸騰させ、しゃぶしゃぶを始める前には取り出しておきましょう。いりこ出汁やかつお出汁も同じように、しゃぶしゃぶを始める時には鍋には出汁だけが入っている状態にしておきます。

もう一つはもちろん、これからしゃぶしゃぶするための食材です。牛肉や豚肉のしゃぶしゃぶ用にスライスされたお肉や、ブリやカンパチなどの魚を使う場合も、スライスされたものを使いましょう。他にも、白菜、ネギ、しいたけ、えのきだけ、人参、春菊、水菜、大根などの野菜、豆腐、白滝など鍋に入れて美味しいものは何でも入れてみましょう。

もう一つ必要なのは、たれです。沸騰した出汁でしゃぶしゃぶした食材をそのまま食べるのも美味しいんですが、基本的にはポン酢やゴマだれといったたれに食材を付けて食べるのが一般的です。お好みで、ネギや大根おろし、その大根おろしに一味を加えたもみじおろしなどの薬味と一緒に頂くのがしゃぶしゃぶの基本スタイルです。

せっかくの食材を台無しにしたくないなら、今までの食べ方が間違っていたのなら、今日から食べ方を変えていきましょう。果たして、貴方のしゃぶしゃぶの食べ方の順番は、美味しい魅力を引き出す事が出来ているのでしょうか?

鍋に入れる順番はお肉から!

しゃぶしゃぶのメインはお肉です。実は、お肉から入れるのが正しい順番なのです。通常、しゃぶしゃぶは昆布などでとった出汁を使います。出汁には多くの旨み成分が溶け込んでいて、お肉を入れると更に旨みが増します。

お肉に含まれているイノシン酸は、出汁の旨みと結合すると更に味が深まります。この更に旨みが増した出汁に野菜を入れる方が、味のしっかり染みた温野菜となるのです。最大限に美味しく食べる為の工夫は、食材を入れる順番にあったのです。

牛肉はさっと火を通す程度がベスト!

牛肉は火を入れ過ぎてしまうと、固くなってしまう上に旨みが逃げて行ってしまいます。牛肉がほんのりピンク色になったら、食べ頃です。そして必ず一枚ずつお湯に入れてしゃぶしゃぶしましょう。出汁に入れっぱなしにしてしまうのは、見た目的にもあまり宜しくありません。マナーがなっていないと思われるかもしれません。

そして何より、火を入れ過ぎてしまうと、それだけ灰汁も出て来てしまうのです。灰汁は食材が持っているえぐ味、渋味、苦味が凝固して水面上に浮いてくるものです。この灰汁がキレイに取れているか否かで、仕上がりの味に大きな変化が生まれます。灰汁の浮いていない透き通った出汁を保ち続ける方がより長く美味しく頂けます。

豚肉や鶏肉はしっかりと火を通そう

豚肉と鶏肉は、牛肉とは違い、しっかりと火を通すようにしましょう。寄生虫などの問題があるので、牛肉のように半生の状態で頂くのはとても危険です。薄くスライスされているとは言え、必ず牛肉よりも長い間出汁に浸からせておきましょう。

しゃぶしゃぶの野菜を入れる順番などについて紹介

野菜は肉を何枚か食べてから入れ始めよう

最初に野菜を入れてしまっても、完全な間違いではありませんが、順番に最後までしゃぶしゃぶを楽しみたいのなら、間違った選択をしていると言って良いでしょう。出汁で火を通すとは言え、まだまだ旨味が足りない状態で野菜を煮る事になるので、物足りなく感じてしまう事でしょう。

だからこそ、最適な順番に添い、最初に何枚かお肉をしゃぶしゃぶしてから野菜を入れるという食べ方で、お肉の旨味と出汁の旨味が合わさって出来た合わせ出汁で煮た、美味しい煮野菜を頂くことが出来るのです。

最初は煮えにくいものを入れよう

火が通り辛い硬い野菜から順番に入れるのは正解です。人参や白菜の茎の部分は最初に入れましょう。美味しい出汁が取れるので、椎茸などのキノコ類も最初に入れるべきです。キノコ類に関しては、グツグツ長く煮ていても大丈夫です。出汁を出して煮汁を吸ってキノコ自体が味を染み込ませたものになります。

ただし、野菜をたくさん入れてしまうと、出汁の温度が下がってしまうだけでなく、お肉を食べながら野菜も食べる事になるので、どうしても出汁の中に長い間放置してしまいがちです。煮え過ぎた野菜は歯応えもなく、美味しくありません。今から食べる分だけ入れて煮込むようにしましょう。

豆腐は崩れやすいので気を付けよう

豆腐は、煮え過ぎるとホロホロと柔らかくなり過ぎて、崩れやすくなってしまいます。特に、鍋物に向いている絹ごし豆腐は、滑らかな食感が特徴です。一度出汁に入れたら、軽く浮かび上がるくらいまで煮て頂きましょう。良い具合に火が通って、豆腐本来の甘み上にお出汁のきいた味に仕上がっているはずです。

しゃぶしゃぶを食べるときのマナーをしっかりと抑えよう

鍋に具材を入れすぎないように注意しよう

具材を入れ過ぎると、お肉をしゃぶしゃぶするスペースが確保出来なくなってしまいます。その結果、しゃぶしゃぶするどころか、塊のまま入れてしまう事になります。正しい賢い食べ方にも見えないです。お肉の出汁も対して出ずに終わってしまう事もあるでしょう。

野菜をたくさん入れてしまうと、出汁の温度が下がってしまうだけでなく、お肉を食べながら野菜も食べる事になるので、どうしても出汁の中に長い間放置してしまいがちです。煮え過ぎた野菜は歯応えもなく、美味しくありません。今から食べる分だけ入れて煮込むようにしましょう。

他にも、柔らかい食材、例えば豆腐のように崩れ易いものは、狭いスペースに入れる事によって、崩れるリスクが更に高まります。他の具材の下敷きになって潰れてしまう事もあるからです。鍋の最後の方に残っている豆腐の欠片など、見たことある方が多いのではないでしょうか。


すぐに火が通る葉野菜、例えば春菊や水菜などは、時間が経たない内にお湯からあげてしまわないと、歯ごたえのないふにゃふにゃした代物になってしまいます。シャキシャキ感を味わいたいものは、牛肉と同じように最適な食べ頃を見計らって食べましょう。しゃぶしゃぶを楽しむために重要なのは、食材の最高の食べ頃を見る目も挙げられるのです。

このように、具材を入れ過ぎてしまうと、本来味わえるはずの食材の良さを発揮する事が出来ないまま終わってしまいます。そうしないためにも、食材を入れる順番を守り、一つ一つの食材を楽しみましょう。それこそが、しゃぶしゃぶの美味しい食べ方なのですから。具材の入れ過ぎは、禁物です。

たれのつけすぎに注意しよう

たれをつけすぎるのも、マナーの良い食べ方とは言えません。なぜなら、味わっているのは食材ではなく、たれの味だからです。見た目にも、たれがつきすぎている食材は美味しそうには見えません。たれにも、お肉を潜らせる程度がベストです。その方がより美味しく、マナーとしても上品に頂けます。

アクはこまめに取り除こう!

特に注意すべきは灰汁です。灰汁はお肉から出汁と一緒に出て来ます。お玉やレードルですくい取りましょう。さりげない行動で気遣いが出来るところをアピールしましょう。上手に灰汁取りが出来れば、ビジネスマナーとしても、高レベルの評価が期待出来ますよ!

基本的な灰汁の取り方は、前述したようにお玉やレードルですくい取るやり方ですが、その際に水を張ったボウルを側に置いておきましょう。水にお玉やレードルをつける事で、こびりついた灰汁を洗い落とす事が出来ます。

また、灰汁を細かく取り除く事で、臭みの塊となったタンパク質を取り除く事になるので、しめの為に出汁を綺麗に出来るので一石二鳥です。お肉と野菜の旨味がたっぷり残った出汁で、最後のしめを出来たら、満足度も相当高い事間違いありません。

意外と見られている?しゃぶしゃぶを食べる時のマナー

仕事の会食やパーティーでも、しゃぶしゃぶはメインの食事の候補として挙げられる事が多いでしょう。その理由はおそらく、普段は上司と部下として接しているような関係の人達でも、無礼講としてもう少し砕けた接し方が出来るからではないでしょうか?そんな席に招かれた時にも失敗しない、しゃぶしゃぶのマナーをどこまで知っていますか?

しゃぶしゃぶを大人数でやる時には、なかなか食材に手が届かない人や、お肉が食べられない人などもいるはずです。ましてや、その相手が上司だったとしたら、気を遣わない訳にはいかないでしょう。そんな時は、率先して取り分け役を買って出て見てはどうでしょう。上司の貴方に対する評価が変わるだけでなく、周りからの評判も良くなるはずです。

取り分ける時には、必ず野菜をお椀の下に入れて、お肉をその上に乗せるようにしましょう。その方が、お椀の中身が豪華に見える盛り付けになるので、より一層美味しく見えます。盛り付けにもある程度のマナーがあるので、良い感じに盛り付けられた時、今後にも活かせるようになるでしょう。

一度取り分け役を買って出たら、最後のしめまでやりきりましょう!大変ですが、これも大事なコミュニケーションの一つです。食べ方や正しいマナーを見せて、上司との関係を良くして、仕事以外でも役に立てる事をアピールしていきましょう!

取り分け役になったら必ず確認!

相手に不愉快な思いをさせないためにも、非常識だと思われないためにも、鍋の時にやってはいけない、マナー違反の行動を押さえておきましょう。また、皆さんに気持ちよく楽しく食事を終えてもらうために、知っておくと良い行動もあります。しゃぶしゃぶだけに限らず、お鍋を団体で頂く時には必ず重要になってきますので、覚えておきましょう。

もし、取り分け役になったのなら、参加者の好き嫌いを聞きましょう。好き嫌いに限らず、アレルギーだったり、食べられないものがあったりする事もあるので、最初に一声かけて確認しておきましょう。参加者の趣向を理解しておくのも、しゃぶしゃぶの食べ方のマナーの一つとして見て良いでしょう。

しゃぶしゃぶのしめのおすすめは?

しめには肉や野菜のうまみが味わえる雑炊がおすすめ

しゃぶしゃぶに限らず、鍋料理の最後のしめは、正に最大の楽しみと言っても過言ではないでしょう。特に日本人は、基本的にどんなものも無駄にはしないという食べ方の文化の傾向にあるため、しゃぶしゃぶでもこの精神は働きます。お肉や野菜の旨味が詰まった出汁を使わない訳にはいきません。

しめにもいくつか種類があります。うどんやラーメンといった麺類を入れる事もありますが、やはり1番の定番は雑炊にする事です。ご飯が出汁を吸って、至高のひと時を味わえますよ!お好みで薬味を足したり、卵を落としてみたりと、色々な食べ方があります。

雑炊の作り方をマスターしよう

しゃぶしゃぶのしめは、やっぱり雑炊だという方は相当多い事でしょう。ただ、雑炊にも色々なやり方や具材があります。そんな中でも唯一共通しているのが、ご飯を入れるという事です。

雑炊は、出汁にご飯を加えて、一煮立ちさせて頂く、日本の家庭料理です。作り方がシンプルなだけに、工夫を少し加えるだけで、自分だけの味にし易いです。和食は、シンプルなもの程難しいと感じた事はありませんか?

そもそも雑炊とは、昔は「増水」と書いていたんだそうです。炊く前のお米を使うお粥と違って、すでに炊いてあるご飯に水を足して作っていた事から、ご飯に「増やした水」を足して煮込んだ料理「増水」と呼ばれていたんだそうです。

また、鍋のしめの食べ方として定着している雑炊ですが、最後に残った出汁を使う事こそ「雑」と表現しているという説もあるようです。確かに、新しくお湯を作らないで鍋をした最後に残った出汁を使うという所に、雑さを感じるかもしれません。なんとなく納得できる説ではあります。

その「増やした水」を出汁などに変える事によって、味の染みたご飯料理として定着しました。しゃぶしゃぶをした後の出汁に目を付けた昔の人々は、目の付け所が良かったのでしょう。しゃぶしゃぶに使った食材全ての旨味の詰まった極上の出汁を使った雑炊は、残りもののイメージも強いかもしれませんが、相当贅沢な料理だとも思いませんか?

出汁が違えば味も違うはずなんだけど、なんかいつも同じような味に仕上がってしまう。そんな経験はないですか?雑炊は簡単に作れるものですが、工夫を凝らす事で更に美味しく出来ます!しゃぶしゃぶが終わった後の、旨味が詰まった出汁を使うんですから、一味も二味も違うものを作りましょう!

使う材料は、しゃぶしゃぶで使った出汁、お好きな野菜を2~3種類。今回は、白菜、人参、小口ネギを加えます。そしてご飯、味を整えるために薄口醤油、塩、そしてお好みで卵を落とすのも良いですね!入れるご飯の量は、お茶碗一杯分あれば十分でしょう。しゃぶしゃぶをした後ですから、2~3人で分けるとしても十分な量のはずです。

まずは、加える野菜を切っておきましょう。比較的火の通り易い白菜は大きめの5~6ミリ角に、人参はもう少し小さめの3~4ミリ角に切っておきます。小口ネギは、好みの分だけ用意しましょう。

出汁を火にかけ、沸騰する少し前ぐらいに切った人参を入れます。しばらく煮立たせたら、白菜を入れて1~2分くらい煮ましょう。その後、ご飯を入れて、グツグツ煮立ったら完成です。

お好みで卵を落としても、美味しく頂けます。お椀に盛り付けたら、小口ネギを振りかけて召し上がりましょう。出汁の効いたご飯の味は、正にしゃぶしゃぶの最後を彩るのに相応しいでしょう。

中華麺やうどんをしめにするのもおすすめ!

中華麺やうどんを使って、しゃぶしゃぶの最後を演出するのもまた良いものですよ!ご飯も出汁を最後まで使いますが、麺類を使うと出汁をスープとして使う事になるので、もっと濃厚な旨味を味わえます。本物のラーメンのようにナルトやメンマ、もやしやチャーシューを加えて、本格的なラーメンを作ってみてはどうでしょう。

うどんで定番の具材、かまぼこや甘い油揚げなんかを足してみても良さそうです。しゃぶしゃぶの出汁の良い所は、どんな食材を後から足しても、濃い出汁の味が絶対に残る所でしょう。味を整えるために塩や味噌を足してみても、決して出汁の味や風味が消える事はありません。

海外にもリゾットなどのように、ご飯またはお米にスープを吸わせて作る料理は存在します。日本の雑炊とは違い、風邪や病気の時に食べるもの、または朝食や普段から食べている家庭料理、あるいは軽食という意識が海外では強いようです。上の写真はカルドソという、所謂スペイン風の雑炊です。

出汁全てを平らげる事の出来る食べ方をマスターすると、そこで初めてしゃぶしゃぶの全てを堪能できた事になるとは思いませんか?また、日本では残った出汁を使う理由の一つとして、せっかく取れた良い出汁をそのまま捨てるのは忍びないという考えに至ったのではないかという説もあります。

日本独特の考えから生まれた雑炊は、正に日本の家庭料理の定番と言っても良いでしょう。これからも、そんな日本の伝統的な精神を世界に広めていけたら、素敵な事だとは思いませんか?

変わり種のしゃぶしゃぶもあり!

少し趣向を変えて、いつもは使わないような食材でしゃぶしゃぶをするのもまた乙なものではないでしょうか。日本ならではの、けれども日本でも珍しい変わり種のしゃぶしゃぶを紹介します。もしかしたら、すでに知っている方もいるのではないでしょうか?

その名も「餅しゃぶ」!名前の通り、肉のように薄くスライスしてあるお餅を、さながら牛肉や豚肉のようにしゃぶしゃぶして頂くというものです。餅なので溶けてしまわないか心配になりますが、浸けすぎてしまわなければその心配はありません。

お餅をしゃぶしゃぶとして頂くスタイルは、日本でも珍しいものらしく、一般家庭ではあまりやらないようですが、あるお店では名物として知られているそうです。確かに、熱を通すと溶けてしまう餅をしゃぶしゃぶにするなんて、通常では考えられないでしょう。

それ程多くはありませんが、スーパーマーケットでもしゃぶしゃぶ用の餅を見る事があるかと思います。もし、見かけたら一度試して見てはいかがでしょう。いつもとは違うしゃぶしゃぶの楽しさが見えてくるかもしれません。

しゃぶしゃぶの食べ方やマナーを知っておこう!

日本人でもしゃぶしゃぶをやった事がない方が時々いるそうです。今では、しゃぶしゃぶ専門店も存在する程、和食の一つとして大きな存在であるしゃぶしゃぶですが、まだまだ広がりの幅に限界は来ないでしょう。むしろ、これからも新しい発想の元、色んな種類のしゃぶしゃぶが誕生する事でしょう。

日本で定着している食材の入れ方の順番も、近い将来もっと違うものに変わっていくかもしれません。時代の流れと共に変わっていくものもある傍ら、変わらずこの先も食べ続けられて欲しい所です。

今回、しゃぶしゃぶの一番美味しい食べ方という事で、お肉から野菜、柔らかい食材から最後のしめまでの順番で紹介してきました。その食べ方が一番美味しいと言われていますが、もしかすると違ったアレンジを加えてみたら、意外と美味しい食べ方が見つかるかもしれません。

伝統に沿って頂く和食も美味しいし、時代の流行によって生まれていく新しい味も未知のものが多いので、しゃぶしゃぶの色んな可能性はこれからも広がっていく事でしょう。もし、まだしゃぶしゃぶを食べた事がない方がいたら、一度はお試しあれ!

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