台湾かき氷とは?3種類の特徴や台北・台湾現地で食べたい人気店12選
台湾のかき氷には、日本のかき氷とは違いのある特徴がいくつかあることを知っていますか?日本からも気軽に行きやすい台湾ですが、台湾スイーツの代表格でもあるかき氷は、クオリティが高いといわれています。今回は、台湾のかき氷について詳しく紹介していきましょう。また、台湾のかき氷店によく使用されている冰の意味や、氷の種類も詳しく解明していきましょう。その他にも、定番のマンゴーのトッピングかき氷を含めた台北のかき氷店も紹介していきます。
目次
台湾かき氷の特徴や美味しいお店が知りたい!
日本では、現在かき氷ブームが巻き起こっているのを知っていますか?日本では、夏場になるとさまざまなお店で創作系の美味しいかき氷を堪能することができます。実は、この日本でかき氷のブームを起こしたとされるのが、台湾なのです。
台湾では、多くのかき氷が1年中楽しめることもあり、台湾では日本以上にかき氷が身近な存在になっています。今回は、そんな台湾のかき氷の特徴についてや、おすすめの現地の台湾のかき氷店を見ていきましょう。日本のかき氷との違いを見つけるのも面白いでしょう。
台湾かき氷について
まずは、台湾のかき氷について詳しくみていきましょう。日本のかき氷との違いは、どのような部分にあるのでしょうか?台湾のかき氷の魅力や特徴を紹介していきます。
冰の意味は?
台湾のかき氷店などの店名にも入っていることの多い「冰」カタカナ読みで「ビン」と読む、こちらの漢字を目にすることでしょう。この冰という漢字は、中国語で氷を意味しています。
、かき氷店を台湾で探す場合には、この氷を意味する冰という漢字が入っている看板を探すことで、かき氷を扱っているお店に辿り着くことができることでしょう。その他にも、氷を意味する冰を使った漢字の中にはジェラートやスムージーの漢字の中にも、冰が使用されているので漢字の羅列には注意が必要です。
台湾では、主に中国語が使用されている場所も多くなっているため、中国語の意味を理解しておくと、現地でも漢字の意味をすぐに理解することができます。台湾でも使用されている中国語は、日本語での意味とさほど違いがないため、日本人が訪れても比較的過ごしやすい国です。漢字の意味を紐解いて読むのも台湾旅行の醍醐味でしょう。
日本のかき氷との違いは?
台湾のかき氷と日本のかき氷の違いは、トッピングにあるでしょう。シンプルなトッピングの多い日本のかき氷とは違い、台湾のかき氷はトッピングの種類が豊富であることが挙げられます。
日本でも、台湾のかき氷が流通してきていることから、ここ近年ではトッピングにこだわるお店も増えてきていますが、やはり本場の台湾のかき氷には少々劣るでしょう。ですが、日本の台湾を参考にしたかき氷は、日本人向けになっていることもあり、暑い日には連日賑わいを見せているお店がほとんどです。
その他にも、台湾のかき氷は氷自体に味がつけられているものも多くあります。そもそも、かき氷はトッピングを楽しむものという考えでもある台湾では、シロップなどがメインの日本とは違い、氷に対してトッピングを考えているお店の方が多いといえるでしょう。
台北では一年中食べられる
台湾の台北は、台湾を代表する首都になっています。そんな台北では、1年中かき氷を食べることができます。多くのかき氷店が台北に出店がされ、いつでも台北へ行けばかき氷の食べることのできる街となっています。
台北は、台湾へ旅行へ行かれる方は必ず立ち寄ることのある場所でしょう。ぜひ、台北で本場台湾のかき氷を楽しんでみましょう。
台湾かき氷について【氷の種類】
台湾のかき氷には、3種類の氷の種類があるといわれています。日本とは違い、その味わいの良さは本場の台湾のかき氷ならではです。日本とは、氷の形態が違うことでも台湾のかき氷は人気が高いのです。日本にも、台湾の氷の種類がどんどんと進出してきていますが、やはり本場台湾のかき氷は格別といえるでしょう。
雪花冰
台湾のかき氷の氷の種類のひとつでもあり、人気の高さが自慢なのがこの雪花冰(シュエホワビン)です。雪花冰は、名前の中にも入っている意味のように雪のような見た目、口溶けが特徴の氷です。ふわふわとした氷は、口に含むと、すぐに溶けてなくなってしまいます。
工具のカンナで削ったような見た目が特徴で、台湾では主流のかき氷です。雪花冰の多くは、氷に味をつけて削ることも多く、氷自体に味がついているので、口の中で溶け出すとともに味わいが広がるかき氷になっています。
剉冰
続いて紹介をする台湾のかき氷の氷の種類が剉冰(ツォービン)です。剉冰は、氷を粗く削ったものになり、シャリシャリとした口当たりが特徴です。日本のかき氷にも似ているため、日本人が台湾や台北で剉冰のかき氷を食べると、どこか懐かしい気持ちになることでしょう。
粗く削っているものの、氷は細かくなっているので軽く食べることのできるかき氷です。さっぱり食べたいときには、剉冰がおすすめといえるでしょう。
刀削冰
日本のかき氷と大きく違いがある氷の種類として台湾で食べられているのが、刀削冰(ダオシャオビン)です。名前に入っている刀が意味するように、包丁などで削る手法を使用したかき氷です。包丁で削る、割るの手法を使うことで、粗い削り目になりクラッシュアイスのような感覚が特徴のかき氷を楽しむことができます。
氷感が強いこともあり、さっぱりと食べ進めることができます。このように、台湾のかき氷には、氷に使用される漢字が意味しているものが多いため、現地で注文をする際には参考にしてみましょう。
台湾かき氷について【味やトッピング】
台湾のかき氷の氷の種類の特徴に合わせて好みのかき氷を選んでみても楽しいでしょう。次は、台湾のかき氷のトッピングについて見ていきましょう。
日本でも、昔ならではのかき氷のシロップのみのトッピングではなく、多くのフルーツを使用したかき氷が流行しています。それも、台湾の影響があるといえるでしょう。ここからは、台湾のかき氷のトッピングについて見ていきます。
マンゴーのトッピングが人気
日本のかき氷はシロップをかけて食べるのが主流なところ、台湾ではマンゴーのトッピングが人気です。台湾では、アップルマンゴーと呼ばれるマンゴーが定番スイーツです。かき氷以外のスイーツにも、このアップルマンゴーは日常的に食べられています。
台湾は、マンゴー天国と呼ばれるほどマンゴーの物流が盛んです。このように、台湾ではマンゴーがフルーツの中でも一番多く食べられていることから、かき氷のトッピングにも欠かすことができません。
ふわふわの食感が特徴で人気
台湾のかき氷の中でも、氷の種類のひとつでもある雪花冰はふわふわな食感が楽しめることがあり人気です。日本でもふわふわ食感のかき氷が、近年主流にはなってきているのも台湾の影響でしょう。
台湾のふわふわ食感のかき氷は、キメが細かく口に含むとすぐに溶けてなくなる感覚を楽しむことができます。そこへ、食感のあるマンゴーや豆、ゼリーなどをトッピングすることでさまざまな食感を楽しむことができることでしょう。
ふわふわなキメの細かいかき氷に、日本のようなシロップをかけてしまうとすぐに溶けてしまう性質を持つことから、台湾のかき氷にはシロップは使用せずトッピングで楽しむのが主流にあります。氷の相性も考えてのトッピングになっている意味あるかき氷です。
氷自体に味が付いているものも
台湾のかき氷の特徴として、かき氷の主体にもなる氷に味のついているものも多いといいます。シロップを使用しない台湾のかき氷は、あらかじめ氷に味をつけることによって氷の味わいも存分に楽しむことができるといえるでしょう。
氷の味には、台湾ならではのマンゴーや練乳、ミルクティーのように氷だけでも楽しむことができるほどの、美味しい味わいの氷が使用されているといいます。氷に味をつけることによって、かき氷を氷ごと楽しむことができるのも日本との違いを感じることでしょう。台湾のかき氷と、日本のかき氷では楽しみ方も違いがあるようです。
トッピングの種類が豊富
出典: http://nyoi.net
ここまで紹介をしてきたように、台湾のかき氷には氷に味がついている他トッピングのマンゴーに留まらず、トッピングが豊富であることも特徴といえるでしょう。
マンゴーはもちろんのこと、南国であることから南国ならではのフルーツ、そして日本でも話題になり今や人気のタピオカ、アイスクリームを大胆に乗せたトッピングをするお店や、自家製のソースを手作りしてかき氷にかけて楽しむことのできるかき氷店も多く存在しています。
日本でも、台湾のかき氷の文化が渡ってきてはいるものの、やはり現地のかき氷とは少々の違いが出てきます。本場台湾のトッピングを楽しみたい方は、台湾へ出向いてかき氷を食すのも楽しいのではないでしょうか?
台湾現地で食べたい人気店12選
最後に紹介していくのが、本場台湾で人気のかき氷を堪能することのできる現地のかき氷店を紹介していきましょう。台湾にはかき氷のお店がいくつもあります。その中でも、人気が高く旅行などで気軽に訪れることのできるお店を12件ピックアップしてみました。気になるお店のかき氷をぜひ堪能してみてください。
冰讃
台湾の台北でも人気の有名店といえば、冰讃でしょう。冰讃は台湾のかき氷を食すのであれば、必ず一度は訪れるべきともいえる、かき氷店の中でもトップクラスの人気を誇るかき氷店です。マンゴーのかき氷を専門的に提供をしており、マンゴーの旬の時期のみ営業をしているという、マンゴーに特化したかき氷店です。
冰讃では、角切りの口当たりの良い美味しさ溢れる厳選されたマンゴーを乗せた、かき氷が自慢です。マンゴーのかき氷を堪能したい方は、台北の冰讃でぜひ美味しいかき氷を堪能してみてはいかがでしょうか?
中には、冰讃のかき氷を食べるためだけに台湾に来たという方も少なくありません。それほど日本でも浸透している、台湾のかき氷店の人気トップクラスにあたる冰讃で、絶品のマンゴーかき氷を堪能してみましょう。
また、台湾のかき氷はコスパの良さも自慢です。ここから紹介をしていくかき氷のほとんどが、ワンコイン以下で食べられるのも、台湾のかき氷の魅力のひとつでしょう。
アイスモンスター
アイスモンスターという台湾のかき氷店の名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?このアイスモンスターは日本にも3店舗展開がされており、より身近に感じることのできるお店のひとつです。
日本に展開のされているアイスモンスターは、本場台湾の支店になるため同じ味わいのかき氷を堪能することができます。アイスモンスターの魅力と特徴は、なんといっても色鮮やかなマンゴーのかき氷です。台湾の台北に本店を構えているため、客足も多いことから人気店として台湾でも有名なお店です。
アイスモンスターのかき氷は、巨大になっていることもあり一人一つ食べられるか不安な方はシェアするのがいいでしょう。ですが、ふわふわ系のかき氷になっていることもあり、さくさくと食べ進めていけるかき氷として女性一人でも食べきってしまう方も少なくありません。
陳記百果園
自家製のソルベの乗ったかき氷を堪能することのできる、陳記百果園は高級フルーツ店として台湾の台北で人気のお店です。フルーツ店を主に運営しているため、氷を意味する冰の漢字は店名には含まれていません。お店の看板は、木に実るさまざまな花や実が黄色い背景に多く描かれているのが特徴です。
かき氷には、ソルベのみならず、高級フルーツも多く使用されているため、フルーツを楽しみたい方にもおすすめのお店であるといえるでしょう。
お店の中では、フルーツはもちろんのこと、ジャムやマンゴーを使用した賞味期限が長いものも販売がされているので、お土産を購入するのにもおすすめのお店です。トッピングの豊富さから、日本とは違いを感じるかき氷を堪能できるお店です。
思慕昔
台湾の台北でも人気のお店でもあるのが、思慕昔です。思慕昔はピーク時には行列が予想されます。店外の看板には、大きくマンゴーのかき氷の印刷された看板が掲げられているので、すぐにお店を見つけることができるでしょう。
看板メニューは超級雪酪芒果雪花冰になり、マンゴーとミルクの分量が絶妙にマッチした甘い氷の上に、思慕昔自慢のパンナコッタや角切りのマンゴーがトッピングされています。
また、思慕昔のかき氷は大きさもビックサイズですが、ふわふわ系のかき氷のため女性一人でもすんなり食べきることができるでしょう。中には、分け合ってシェアをするお客さんも多いようです。
辛發亭
辛發亭は、その見た目も美しいかき氷を堪能できることでも有名です。雪花冰が意味している、カンナで削ったような繊細なかき氷は見るものを圧倒させています。辛發亭は人気店のため、行列ができていますが待って損はない美味しいかき氷を堪能することができます。
ふわふわの舌触りのかき氷は、辛發亭ならではといったところでしょうか?氷に濃いめに味がつけられていることもあり、氷の味わいをしっかり楽しむことができます。
フルーツ系の氷の味の種類が多い中、もっとも人気のある味はコーヒーになっています。コーヒーとミルクの氷を削っていることで、少々の苦み、ミルクの甘みが絶妙にマッチした辛發亭の自信作です。
西門町芒菓冰
店内がおしゃれなことから、女性のお客さんが多く訪れるかき氷店として有名なのが、西門町芒菓冰です。清潔感のある店内は、カフェをもイメージさせます。女性一人で利用する方も少なくないという西門町芒菓冰では、マンゴーづくしのマンゴーかき氷を堪能することができます。
また、立地は台北の中でも、日本の原宿のような街並みの中に建っていることも女性人気の高い理由のひとつでしょう。日本の原宿が好きな女性であれば、多少の違いはあれど台北の中でも楽しめる地域になっています。
芒果皇帝
マンゴーを扱うかき氷の激戦区といえば、台北の永康街です。永康街では多くのマンゴーのかき氷を扱っているお店が次々と出店がされつつある中で、芒果皇帝はその中でも隠れ人気を誇っています。
先ほど紹介をした思慕昔も、同じ道なりにあることから思慕昔は混み合いを見せていますが、芒果皇帝はそこまで混み合うことなく絶品のかき氷を堪能することができます。いわば、永康街の穴場絶品かき氷店をも意味している芒果皇帝は、かき氷の上にマンゴーのアイスがトッピングされており食べ応えも抜群でしょう。
于記杏仁豆腐
于記杏仁豆腐は、名前で読み取れるように杏仁豆腐を使用したかき氷を堪能することができます。杏仁専門店になっていることもあり、他のかき氷店とは一風違ったかき氷が堪能できるのも魅力のひとつです。
于記杏仁豆腐のかき氷の氷には、杏仁ミルクになっていることもあり、白い氷でありながらも杏仁とミルクの味わいがしっかり感じられるかき氷になります。まるで見た目も口の中で溶ける様子も、全てが雪を思わせるかき氷は全てが完璧といえる出来栄えになっています。
杏仁のかき氷に、タピオカをトッピングしたメニューも人気が高く、好みのトッピングでかき氷を楽しんでみましょう。かき氷以外にも、杏仁のスイーツを多数取り扱っているので、杏仁が好きな方には堪らないお店として人気です。
黑岩古早味黑砂糖剉冰
台湾の伝統的なかき氷を堪能できるのが、黑岩古早味黑砂糖剉冰です。黑岩古早味黑砂糖剉冰では、黒糖の氷を削って作り出すかき氷が、なんとも絶品であると評価の高いお店になります。
タロイモなど、台湾のかき氷のトッピングをたくさん楽しめることから老若男女問わず人気の高いお店として、台湾で話題になっています。南国フルーツをたくさんトッピングしたかき氷は、台湾ならではのかき氷で日本との違いを実感できます。マンゴーを使用したかき氷は、夏限定になっています。
芒果恰恰冰館
マンゴーを専門的に扱う、マンゴーかき氷の専門店の芒果恰恰冰館は、お店もマンゴーカラーのオレンジで統一されており台湾のかき氷店の中でも、SNS映えすることでも有名です。日本からの来店客も多く、可愛らしくトッピングをまとったマンゴーのかき氷は、1年中人気の看板メニューになっています。
マンゴーのかき氷を扱うお店は、マンゴーの旬の時期以外はマンゴーを扱っていない、もしくはお店を閉めているお店も多い中で、芒果恰恰冰館は1年中美味しいマンゴーを堪能することができるとして、マンゴーが大好きな台湾の方、また台湾ならではのマンゴーのかき氷を食べたい旅行客から人気の高さが伺えるお店として有名です。
龍都冰菓専業家
台湾ならではのかき氷が楽しめる龍都冰菓専業家は、台湾でも老舗のかき氷店です。龍都冰菓専業家では、お店のショーケースの中に、タロイモを始め豆やタピオカなどさまざまなトッピングが並んでいるのが特徴です。行列が出来ていても、スピーディーな対応ですぐに順番が回ってくることも嬉しいポイントでしょう。
豆類をたくさんトッピングしたかき氷は、味わいだけなく食感も楽しみながら食べ進めることができるでしょう。カラフルな豆類のトッピングを楽しんでみてはいかがでしょうか?優しい味わいで、さくさくと食べ進めて観光などで疲れた体に旨さが染み渡ることでしょう。
楊記花生玉米冰
台湾でスタンダードなかき氷ではなく、変わったかき氷を堪能したい方におすすめなのが楊記花生玉米冰です。楊記花生玉米冰ならではの、独特なかき氷は若者からも人気が高く、中でもコーンがトッピングされたかき氷は、コーンの甘さも含めて楊記花生玉米冰でしか堪能ができない特徴的な味わいをしています。
楊記花生玉米冰は、老舗にもなっているため現地の方の中には、昔から通っている方も少なくありません。人気メニューでもある、花生玉米加三圓はピーナッツにコーン、団子がトッピングされており、楊記花生玉米冰でも人気ランク上位のかき氷です。
50年も前に開業をしたとされる楊記花生玉米冰では、コーンのかき氷が看板メニューになり今では多くの人が楊記花生玉米冰のコーンのかき氷を堪能しに毎日お客さんが途絶えることを知りません。
台湾のかき氷を台北で食べ歩きしてみよう!
台湾のかき氷は、日本のかき氷とは違い氷の味わい、トッピングを楽しむことができます。台湾は、日本からも多くの方が観光で訪れる土地になっていることもあり、台湾に観光で行ったことがある方も多いことでしょう。
ぜひ、台湾屈指のかき氷を本場台湾の台北で堪能してみてはいかがでしょうか?台湾のかき氷に翻弄されること間違いなしでしょう。