2019年04月12日公開
2024年09月11日更新
海のミルクといえば牡蠣!牡蠣に含まれる栄養が名前の由来?
海のミルクと呼ばれる牡蠣には、栄養が豊富に含まれているのを知っていますか?海のミルクと呼ばれるようになった理由のひとつでもある、栄養が牛乳に比例するというのもあながち間違いではありません。海のミルクと今では認知のされている牡蠣ですが、なぜ牡蠣が海のミルクと呼ばれるようになったのか理由を知っていますか?今回は、そんな牡蠣が海のミルクと呼ばれるようになった理由や、栄養、健康への効能まで詳しく解明していきましょう。
海のミルク牡蠣は栄養たっぷり!
海のミルクと聞くと、すぐに牡蠣が浮かぶ方も多いことでしょう。牡蠣は海のミルクと呼ばれているように、栄養が豊富に含まれています。では、なぜ牡蠣は海のミルクと呼ばれるようになったのか詳しい理由を知っているでしょうか?
また、牡蠣に含まれているという栄養素にはどのような健康効果が期待できるのでしょうか?今回は、そんな海のミルクと呼ばれる牡蠣の愛称の理由や、栄養素やその効果、また牡蠣の栄養を格段に上げる食べ方を一挙に紹介していきましょう。
海のミルクと牡蠣が呼ばれる理由
まずは、牡蠣がなぜ海のミルクと呼ばれるようになったのかの理由を探っていきましょう。海のミルクと呼ばれるに相応しい理由があるのです。
ミルクのような牡蠣の色味
まずひとつ目に挙げられる牡蠣が、海のミルクと呼ばれる理由のひとつとして牡蠣の色合いにあります。牡蠣は固い殻に覆われていますが、その殻を開けるとキレイな乳白色の色合いの身が取り出せます。
生であっても、加熱をしても、乳白色であることに変わりはありません。その色合いがミルク、牛乳のような色合いであることから海のミルクという名前がついたともいわれています。海のミルクとして、牛乳のような乳白色の色合いをしているのは、誰もが想像する牡蠣でもあるマガキが基本になっています。
牡蠣には種類があるため、さまざまな牡蠣が繁殖されていますが、やはり一番に思い浮かぶのが細長い殻に覆われて身が乳白色でプリプリした食感のマガキでしょう。
牛乳と同じくらい栄養が豊富
牡蠣の色合いも含めて、牡蠣には牛乳に匹敵する栄養素が含まれているといわれています。その点でも、ミルクと付いた理由のひとつでしょう。牛乳のような色合いであり、栄養も牛乳に匹敵していることから必然的に海のミルクと呼ばれるようになったのでしょう。
牛乳は、完全栄養食品といわれています。そのような名前が付くほどに栄養が豊富であると認められているのです。そんな牛乳と肩を並べることのできる、海のミルクの牡蠣はとても栄光な食材であるといえます。
海のミルク牡蠣に含まれる栄養
牡蠣がなぜ海のミルクと呼ばれるようになったのか、理由が分かったところでここからは牡蠣に含まれる栄養成分を一覧にして紹介していきましょう。牛乳に並ぶ栄養素にはなりますが、その栄養は牛乳に含まれている栄養素とは少々違う部分もあります。
亜鉛がずば抜けて豊富
牡蠣の栄養素といえば、亜鉛でしょう。牡蠣には亜鉛が豊富に入っているといわれています。実は、その含有量は食品の中でもトップであるという研究結果が出ているのです。亜鉛は、人体に必要なミネラルのひとつになっており、新陳代謝を促す働きを持っています。体の中の酵素の成分になり、身体を守ります。
また、別名ではセックスミネラルとも呼ばれており、亜鉛自体は精力剤にも使用がされている優れものなのです。
エネルギー源になるグリコーゲン
人間のエネルギーとして、体力を使う時に発揮されるといわれているグリコーゲンも牡蠣には豊富に含まれています。栄養素の中で、グリコーゲンという名前を聞いたことがない方も多いことでしょう。グリコーゲンは、効能を期待するのではなく体内で貯めておく栄養素になります。
アスリート選手や身体を使う方には、欠かすことのできない栄養素としても知られています。このグリコーゲンですが、夏と冬の牡蠣で含有量が違うといわれています。冬の牡蠣の方が多く含んでいるので、グリコーゲンを多く摂取したい方は冬場の牡蠣を食べるといいでしょう。
栄養ドリンクでお馴染みのタウリン
栄養ドリンクなどの成分のひとつとして、タウリンという栄養素の名前を耳にしたことがある方も多いでしょう。牡蠣には、このタウリンも豊富に含まれています。栄養ドリンクに配合をされており、大きく名前の挙がるタウリンは、魚介類には多く含まれているといわれています。タウリンは、身体を正常に保つ効能が期待できます。
骨や歯を形成するカルシウム
牛乳の栄養素と同様に、海のミルクと呼ばれるくらいなのでもちろんカルシウムも豊富に含まれています。骨を形成するのに欠かせないカルシウムは、人間が必ず摂取したい栄養素としても知られています。
また、骨だけではなく歯の形成にも欠かすことができません。そのため、海のミルクと呼ばれる牡蠣はカルシウムも含まれていることから、摂取するのが好ましいといえるでしょう。
海のミルクの優れた健康効果
ここまで紹介をした、牡蠣の栄養がもたらす効果効能を見ていきましょう。人間の健康には欠かすことのできない牡蠣に含まれる栄養素が、私たち人間の健康を支えています。中には、牡蠣が苦手な方も居ることでしょう。牡蠣がもたらす健康への効能を知ると、少し食べてみようかな?と思うかもしれません。
免疫力を高める
牡蠣に含まれている亜鉛は、免疫力も向上させる効果が期待できます。風邪の引き始めにはもちろんのこと、風邪を引いているときでも、亜鉛のパワーで体力、免疫力を向上させることができるでしょう。
健康のためにも、亜鉛を食材の中でトップといえるほど入っていると言われている海のミルクの牡蠣で、しっかり摂取をして健康維持に務めましょう。
肝機能を高める
居酒屋で牡蠣が提供されているのを見かけたことがある方も多いでしょう。牡蠣には、肝機能を高める効能が期待できることから、お酒の席でも十分に役割を発揮します。タウリンが主に効能を発揮するとされており、生のままが一番ですが、焼いたりした牡蠣でも汁までしっかり摂取をすれば効能が期待できます。
生活習慣病の予防
牡蠣には、プリン体の含有量も多いことから健康にはそこまでなのでは?と疑問に思われる方もいることでしょう。ですが、実は血中コレステロールを下げる働きをすることから、生活習慣病の予防にも繋がるとされているのです。中性脂肪の濃度も引き下げてくれるため、効能は期待して良いといえるでしょう。
貧血予防の効果
海のミルクと呼ばれる牡蠣には、ビタミンB12と鉄も豊富に入っています。そのため、女性に多い貧血の予防にも効果的といわれています。このビタミンB12や鉄が、人体の中で不足することで貧血になってしまったり慢性疲労の原因にもなります。できる限り摂取の可能な時に、体内に取り入れることで健康維持にも繋がるでしょう。
海のミルクの効果的な食べ方
最後に紹介していくのが、牡蠣の効果効能を高める食べ方です。健康への効能を高めたい方は、ぜひ牡蠣の食べ方を参考にしてみてください。牡蠣は、淡泊でありながら濃厚な味わいが特徴です。そのため、実はどのような食べ方でも合うという点で、牡蠣の食べ放題もあるくらいです。ぜひ食べ方のひとつに参考にしてみましょう。
生で食べる
海のミルクと言われる牡蠣は、生で食べることができるため生で食べることで栄養素をダイレクトに全て摂取することができます。加熱することにより、タウリンの栄養素は破壊されてしまうため、栄養素をしっかり取り入れたい場合には、生で食べるのがおすすめといえるでしょう。
海のミルクの牡蠣は、生で食べることで芳醇なコクのある甘みが感じられるので調味料などを合わせて、生で食べるのをおすすめします。
レモンをかけて食べる
牡蠣にレモンをかけるて食べることで、貧血予防に繋がります。生牡蠣にそのままレモンをかけてもいいですし、焼牡蠣にレモンを垂らしてもいいでしょう。海のミルクである甘みある牡蠣に、酸味を加えることで臭みがなくなり食べやすくなることでも知られています。
ほうれん草と組み合わせる
牡蠣の貧血予防の効能を高めるのにおすすめなのが、貧血予防でも有名なほうれん草です。パスタやグラタンにすることで、一緒に摂取しやすくなるでしょう。牡蠣とほうれん草は、相性も良いので食べ進めやすいといえます。
トマトと組み合わせる
リコピンという栄養素の含まれているトマトは、風邪予防に効果的です。同様の風邪予防の期待できる牡蠣と合わせることによって、より一層予防に拍車がかかることでしょう。抗酸化作用も高まるので、組み合わせには最適です。合わせ方が難しい場合には、オムレツなどにすることで食べやすくなります。
海のミルク牡蠣は栄養と旨味がたっぷり!
海のミルクと呼ばれるのには、理由がしっかりあった牡蠣は、海のミルクと呼ばれるだけの栄養成分と旨味が詰まった健康食材です。食べ過ぎによる腹痛なども考えられるため、適度な量を摂取する必要があります。
美味しい牡蠣は、旬の時期が夏と冬に訪れるため食べる機会も多いでしょう。ぜひ美味しい牡蠣を、栄養成分の摂取をもとに食べてみてはいかがでしょうか?