菓子パンの冷凍保存方法!保存期間や解凍方法は?賞味期限前に冷凍しよう
菓子パンや惣菜パンは、冷凍保存が可能なことを知っていますか?パン屋に寄ると、ついつい買いすぎてしまいがちな菓子パンや惣菜パンは、なかなか食べきれずに困った経験をした方も多いのではないでしょうか?今回は、そんな菓子パンや惣菜パンの冷凍方法について紹介をしていきましょう。冷凍の保存方法や保存期間はもちろんのこと、解凍方法やそもそものパンの賞味期限を配慮しながら見ていきましょう。
目次
菓子パンを冷凍保存して美味しく食べたい!
パン屋さんに出向くと、ついつい買いすぎてしまうのが菓子パンや惣菜パンでしょう。ついつい買いすぎてしまった菓子パンや惣菜パンは、消費するのにも時間がかかってしまい気付けば日が経ち廃棄することになってしまった、という方も少なくないでしょう。
パンの種類の中でも、食パンを冷凍している方は多いのではないでしょうか?それと同様に、菓子パンや惣菜パンも冷凍保存ができたら、と思う方もいることでしょう。今回は、そんな菓子パンや惣菜パンの冷凍保存方法や保存期間、解凍方法などを詳しく紹介していきたいと思います。
菓子パンや惣菜パンの冷凍保存は可能?
菓子パンや惣菜パンが冷凍保存できたら、買い溜めをしてしまっても心配する必要がなくなることでしょう。では、菓子パンや惣菜パンは冷凍保存が可能なのでしょうか?ここでは、菓子パンや惣菜パンで冷凍保存が可能な種類や特徴、冷凍保存に向いていないものをまとめていきましょう。
冷凍OKのもの
冷凍をすることで、菓子パンや惣菜パンの品質は落ちることはないといわれています。ただし、適切な保存期間に限ります。また、匂い移りも保存方法を守ることで起こることは少ないといえるでしょう。そんな中で、冷凍保存に向いている菓子パンや惣菜パンは、甘い味わいのパンが冷凍保存に向いています。
チョコレート系のパンや蒸しパンやアップルパイは冷凍をしていても、解凍をする段階でも美味しく味わいながら食べることができるでしょう。その他にも、クリームパンやメロンパンのような菓子パンもおすすめです。
惣菜パンの冷凍に向いているパンは、ソーセージ系や揚げ物が入っている惣菜パンが冷凍に向いているといえるでしょう。
冷凍NGのもの
冷凍に向いているパンとは反対に、冷凍に向いていない菓子パンや惣菜パンを一覧にして見ていきましょう。まず、菓子パンの中で冷凍に向いていないとされるものを見ていきましょう。
菓子パンの中で冷凍に向いていないとされるものは、クロワッサンや生クリームが使われているパンは冷凍に適していません。その他にも、フルーツを使用しているパンも、傷みやすい傾向があることから冷凍保存は好ましくないでしょう。生クリームが使用されているパンを冷凍することで、味わいも劣化するといわれています。
惣菜パンで冷凍をおすすめできないのが、油を使用しているパンです。冷凍できるパンの中で、揚げ物の入ったパンは冷凍が可能であることを紹介しましたが、パン全体を油で揚げていたりするカレーパンのような種類は、冷凍をすることでパンに含まれている油が劣化する可能性があるため好ましくないでしょう。
菓子パンや惣菜パンの冷凍保存方法と保存期間
冷凍のできる菓子パンや惣菜パンが分かったところで、菓子パンや惣菜パンの冷凍保存方法や、保存期間を詳しく見ていきましょう。冷凍をする際には、保存方法をしっかり守ることで菓子パンや惣菜パンの劣化を防ぐことにも繋がります。また、ここで紹介をする保存期間をしっかり守りましょう。
一つずつラップで密封
菓子パンや惣菜パンの冷凍保存をする際の方法のひとつとして、冷凍をする前にパンをひとつひとつラップでしっかり密閉することが大切でしょう。
このラップで密閉をする段階で、しっかりと密閉を行っていない場合、パンに冷凍庫内の匂いが移る可能性も否めません。そのため、しっかりと冷凍する前の下準備としてパンをラップで包み込みましょう。
ファスナー付きの保存袋に入れる
ラップでしっかりと包んだパンであっても、どこかしらの隙間がある可能性が高いといわれています。そのため、ラップでしっかり包んだパンを密閉袋に入れて、更に匂い移りのしない強度を高めるといいでしょう。
その際に、密閉袋にいっぱいっぱい押し込まずに少々の余裕を持って密閉袋に入れましょう。その後、密閉袋の中の空気を抜いてからファスナーを閉めましょう。そのまま冷凍保存が可能となります。
保存期間
菓子パンや惣菜パンを冷凍保存することで気になるのが、保存期間ではないでしょうか?賞味期限を気にすることなく、長期で保存のできる冷凍ですが、賞味期限とは関係なしに美味しく食べることのできる期間は大体決まっています。菓子パンや惣菜パンを冷凍保存する際には、冷凍を始めてから約1ヵ月以内に食べきるのが好ましいでしょう。
1ヵ月を過ぎても食べられない訳ではないですが、それ以上になることで味に変化が起きたり、冷凍焼けを起こしている可能性、霜によって劣化している可能性などが考えられます。冷凍をすることで、長期の保存が効かないパンの保存期間が延びているため、1ヵ月以内に食べきれないようであれば破棄することが望ましいでしょう。
菓子パンや惣菜パンの冷凍での注意点
冷凍の保存方法や保存期間を踏まえた上で、菓子パンや惣菜パンを冷凍する際にはいくつかの注意点があります。ここからは、注意点をいくつか挙げていきましょう。
賞味期限前に冷凍庫へ
菓子パンや惣菜パンの賞味期限はどれくらいかを知っていますか?パン屋さんなどで購入をした、菓子パンや惣菜パンは、製造日を含めて賞味期限は約5日ほどであることを覚えておきましょう。1週間経ってしまうと、匂いや味に変化が出たり、カビが目に見えるようになっている可能性も高いといわれています。
そのため、冷凍保存をする際には、賞味期限に余裕を持って冷凍するのが好ましいといえます。賞味期限ギリギリではなく余裕を持つことで解凍後も美味しく食べることができます。
冷蔵庫保存は劣化の原因
冷凍をしないで、冷蔵保存の方がすぐに食べられるのでは?と思う方も少なくありません。ですが、菓子パンや惣菜パンは冷蔵保存が好ましくないのです。菓子パンや惣菜パンにはパン部分に多くのでんぷんが含まれています。
冷蔵庫内の温度は、このパンに含まれるでんぷんが一番劣化しやすい温度といわれています。また、水分も飛んでしまうため、パン自体が硬くなってしまったり、パサパサした食感になってしまう可能性も否めません。そのため、菓子パンや惣菜パンは冷蔵保存には不向きといえるでしょう。
パンが潰れないようにする
冷凍保存する際に注意したいのが、パンが潰れてしまわないように配慮しましょう。菓子パンや惣菜パンは食パンとは違いさまざまな具材が入っています。潰れることによって具材が飛び出したり、形を損なってしまう可能性があります。保存の際には潰れないように丁寧に保存するように心がけましょう。
違う種類と一緒にしない
菓子パンや惣菜パンを冷凍保存する場合、さまざまな種類を全て一緒にして冷凍することで匂い移りの原因になります。冷凍方法でも紹介をしたように、ひとつづつラップに包み、密閉袋に入れる際に種類を分けて保存するのが好ましいでしょう。甘い系のパン、惣菜系、などで分けて保存をすることで匂い移りの心配がなくなります。
凍るまで重ねない
パンが潰れないようにする注意点の補足にあたりますが、菓子パンや惣菜パンがしっかり凍るまでは重ねないのが重要なポイントです。凍る前に重ねてしまうと、パンが潰れてしまう原因にもなりかねません。
そのため、冷凍庫内では冷凍を始める際にパンの間に余裕を持って冷凍をし、しっかり凍ったのを確認した後に重ねて保存するようにしましょう。
菓子パンや惣菜パンの解凍方法
最後に、冷凍を行った菓子パンや惣菜パンの解凍方法を見ていきましょう。冷凍を行ったパンは冷蔵庫、もしくは電子レンジでの解凍方法がおすすめになっています。今回は、その両方の解凍方法を紹介していきましょう。
冷蔵庫で自然解凍
菓子パンや惣菜パンの解凍方法で一番のおすすめは、冷蔵庫内で解凍を行うことです。自然解凍をしたパンを、電子レンジで少し加熱をしてトースターなどで焼き上げることでふんわりした元通りのパンに戻ります。冷蔵庫内はでんぷんの劣化の心配もあるため、解凍を始めたら忘れずに取り出し食べるようにしましょう。
レンジでの解凍
冷凍したままの状態の菓子パンや惣菜パンを、そのまま電子レンジで解凍する方法もあります。こちらの方法の注意点として、中までしっかり加熱のされないパンがあります。主にあんパンやクリームパンなどは中まで均一に加熱がされない可能性があるでしょう。そのため、注意が必要になります。
菓子パンは出来るだけ早く冷凍すれば美味しさが保てる!
菓子パンや惣菜パンは、食べきれない量を購入した場合には冷凍保存できることが分かったことでしょう。中には、冷凍保存に向いていないパンの種類もあるため、注意が必要です。菓子パンや惣菜パンは、パン屋でも売れ筋商品が豊富にあります。買いすぎてしまったときには、冷凍保存をして再度美味しく食べてみましょう。