2019年04月05日公開
2024年09月10日更新
生野菜と温野菜のメリットとデメリット!栄養・酵素を取り込めるのは?
生野菜と温野菜・加熱野菜のメリットとデメリットを知っていますか?野菜は栄養も豊富で健康にいい効能が多いということは皆さん知っているかと思います。生野菜と温野菜は栄養にも違いがあります。野菜に含まれている酵素を効率よく摂取できるかどうかもどのようにして食べるかで違ってきます。今回は生野菜と温野菜のメリットとデメリットを見ていきます。良い点、悪い点を把握してバランスよく食生活に取り入れてみてください。
目次
生野菜と温野菜の栄養の違いが知りたい
野菜が健康にいいということは誰もが知っていることでしょう。ですが、生野菜と温野菜の栄養の違いやメリット・デメリットは知っていますか?どちらも健康に嬉しい効能がありますが、生野菜と温野菜では栄養も異なってきます。
今回は生野菜と温野菜のメリット・デメリットを紹介していきます。健康にいい野菜がもつ効能についても少しだけ触れていきます。
生野菜のメリット
生野菜の取り方は、サラダにしたりジュースにしたりがあります。生野菜は野菜そのものの栄養をとることができます。生野菜を食べることのメリットとデメリットを見ていきましょう。まずはメリットです。
野菜の栄養をそのまま摂れる
野菜に含まれている栄養はいろいろとありますが、中には熱に弱いものであったり加熱することで栄養が壊れたりなくなってしまうものがあります。ですが、生野菜なら栄養が壊れる心配がなく野菜そのままの栄養をとることができます。
酵素の摂取量が多い
生野菜のメリットで魅力的なのは酵素です。生野菜なら酵素が豊富に含まれています。生野菜には酵素が含まれているのですが、酵素は熱で失われてしまいます。
加熱するとなくなってしまうというデメリットがありますが、生野菜ならそのような心配はありませんので豊富な酵素をとるには生野菜がいいでしょう。
生野菜のデメリット
生野菜は栄養をそのままとることができ酵素もしっかりととれるというメリットがありました。デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
量を食べるのが大変
生野菜は温野菜のようにしんなりとしておらず、シャキシャキとした食感やみずみずしい野菜を食べることができるのも魅力ではあります。ですが、反面多くの量を食べるのは難しいです。温野菜はしんなりとして量が減りますが、生野菜はそのようなことはありませんので、1日に必要な野菜をとろうとしても難しいでしょう。
消化吸収が悪い
生野菜には吸収率が悪い脂溶性ビタミン(油溶性ビタミン)があります。ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンKが代表的ですが、これらのビタミンはせっかく摂取しても吸収が悪いです。
カロリー過多の危険性
生野菜の意外なデメリットですが、カロリーのとりすぎになってしまうかもしれないという点です。生野菜を食べるときにはそのまま食べるというわけではなく、サラダなどで食べるにもドレッシングやマヨネーズをかけるという方もいるでしょう。
ドレッシングやマヨネーズなどをかけて食べると生野菜で低カロリーと思っていても実際には結構なカロリーになってしっていたりします。
温野菜・加熱野菜のメリット
温野菜・加熱野菜の取り方は、茹でたり蒸したりがあります。温野菜・加熱野菜は生野菜よりも食べやすいかもしれません。温野菜・加熱野菜を食べることのメリットとデメリットを見ていきましょう。まずはメリットです。
量を食べやすい
加熱野菜は加熱することで野菜がしんなりとして量が減ります。野菜の量が減る分多く食べることができます。1日に必要な野菜はとても多いのですが、温野菜でしたらたくさんの量を食べることができますので、1日に必要な量を摂取しやすいでしょう。
栄養成分の吸収が高まる
生野菜は脂溶性ビタミンの吸収率が悪かったですが、加熱野菜はβカロテン・ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンKといった油と相性のいい栄養素の吸収率は良くなります。加熱野菜は加熱することで壊れてしまったり失われてしまう栄養はあります。
身体の冷え予防
生野菜は水分がたっぷりと含まれていて、たくさん食べると身体が冷えてしまうことがあります。ですが加熱野菜なら身体を冷やす心配がないどころか、温かいものを食べることで冷えの予防にもなります。
温野菜・加熱野菜のデメリット
温野菜・加熱野菜には嬉しいメリットが多くありました。そんな温野菜・加熱野菜にもデメリットはあるのでしょうか?
加熱に弱い栄養素が失われる
温野菜・加熱野菜は加熱をおこないますので、熱によって壊れてしまう栄養や失われてしまう栄養があります。水溶性ビタミンや酵素は夏によって壊れたりなくなってしまうので、効率的に摂取できているとは言えません。
調理時間
生野菜はサラダやジュースにしたりと手軽に取り入れることができますが、温野菜・加熱野菜は調理する時間がかかります。野菜を茹でたり蒸したりするのに時間がかかりますので面倒に思ってしまうこともあるでしょう。
栄養・酵素を多く摂れる食べ方は生?加熱?
生野菜のメリット・デメリットと温野菜と加熱野菜のメリットとデメリットをみて気づいた方もいるかもしれませんが、生野菜のメリットは温野菜のデメリットになっており、生野菜のデメリットは温野菜のメリットになっていました。
どちらとも良い点、悪い点がありましたが、2つのメリットを上手に取り入れることができれば野菜の栄養を効率的に受けることができるということになります。
加熱調理で流れ出てしまう栄養に関しては、スープなどで摂取することで流れ出た栄養もしっかりと摂取することができます。
生野菜の取り入れ方
生野菜は彩りがきれいで、シャキシャキとした食感やプチッとした食感など、野菜そのものの食感や歯ごたえを楽しむことができるのも魅力的です。彩りがきれいですので、見た目でも楽しむことができます。
量を多く食べるのは難しいですが、しっかりと噛んで食べることで満腹中枢も刺激されますので食べ過ぎを防ぐこともできます。しっかりと噛むことで胃腸の消化吸収も良くなります。
生野菜をたくさん食べたいときにはスムージーにすると摂取しやすくなります。生野菜が近年ではコンビニやスーパーでカット済みで使いやすいものもありますが、そのようなものは加工工程で栄養が流れてしまっている場合もありますので、生野菜を選んでから食べるほうがいいでしょう。
温野菜・加熱野菜の取り入れ方
温野菜は栄養が流れてしまったり壊れてしまうというデメリットがありました。そこでおすすめなのが蒸すことです。水溶性ビタミンが失われてしまうのを防ぐことができるのが蒸し調理になります。
さらに蒸したあとオイルをかけて食べると脂溶性ビタミンの吸収もよくなります。蒸し器をわざわざ用意しなくても、フライパンにお湯をはった蒸し調理でも大丈夫です。流れ出た栄養も摂取するには溶けている煮汁もとるようにしましょう。
野菜から摂れる栄養と健康への効能
健康に嬉しい効能がある野菜は身体に嬉しい効能を多くもっています。野菜が健康にいいということは皆さん知っていると思いますが、改めてその効能を見ていきましょう。
美容効果
野菜には美容効果があります。美容効果で大切なのは血液の循環であったり免疫力、コラーゲンなどです。野菜は色によって効果が様々ですが、どの野菜も肌荒れの予防やアンチエイジングに効果があったりしますので、野菜には美容効果があると言われています。
便秘改善
野菜には食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整えて便通を良くしてくれる効能が期待されています。腸内環境を整えることは美肌をつくる面でも大切です。さらに腸内環境がよくなると代謝もアップしますのでダイエット効果も高まります。
むくみ改善
野菜にはむくみを予防してくれるものもあります。主にフラボノイドやカリウムが含まれている野菜がむくみの改善に効果が期待でき、白色の野菜に主に含まれていることが多いです。
風邪予防
野菜を食べることで免疫力をアップする効果が期待できるものもあります。主に赤色の野菜に含まれているリコピンやβカロテンにその効果が期待できます。免疫力をアップさせることで風邪や病気になりにくい身体を作ることに繋がります。
生野菜と温野菜それぞれ相性の良い食べ方をしよう!
野菜は健康に嬉しい効能が多くあります。生野菜も温野菜・加熱野菜もメリット、デメリットどちらもあります。偏らずにどちらもバランスよくとるようにすることで、メリットとデメリットを補っていくことができますので、日々の食生活を見直しつつ野菜の取り入れ方の参考にしてみてください。