ナンプラーの使い方とは?ナンプラーの特徴や使い切りレシピも紹介
ナンプラーの使い方を知っていますか?ナンプラーはタイ料理でよく使用される調味料となっており、タイでは日本でいう醤油のような感覚で使用されています。今回の記事では、ナンプラーの特徴や注意点、おすすめレシピや代用品として使える調味料を紹介していきます。ナンプラーの美味しい使い切りレシピについても紹介していきますので、ナンプラーの使い方などを是非参考にしてみて下さい。
目次
ナンプラーの使い方について知りたい!
みなさんは、ナンプラーという調味料を知っていますか?世界各国には色々な調味料がありますが、このナンプラーもそんな調味料のうちの一つです。
今回の記事では、タイ料理などに使用されているナンプラーの特徴や使い方、オススメレシピ、使い切り方法や注意点などについて紹介していきます。使い方などをチェックして毎日の食事のレシピに、ナンプラーを加えてみてはいかがでしょうか?
ナンプラーとは?
まずは、ナンプラーはどのようなものなのか、ということから見ていきましょう。味や歴史、特徴や使い方などについて紹介していきますので最初にチェックしてみて下さい。
ナンプラーの特徴
それでは、ナンプラーの特徴から見ていきましょう。ナンプラーというのは、タイで使われている調味料のことであり、日本で言うところの醤油のような存在なのだそうです。日々の料理に使用され、醤油のように馴染み深い調味料となっており、日本を含め、タイ以外の国でも楽しまれています。
ナンプラーはどのように作られるのかというと、魚に塩を混ぜ、発酵させて出来た液体を絞って作るというものになっています。特徴的な作り方のようにも聞こえますますが、日本でもいしるなどの魚醤があります。
味
醤油のような身近な調味料であるナンプラーは独特の旨味や甘み、そして塩気という特徴を持っています。個性的な香りがしますので、この香りの特徴のせいでナンプラーは苦手だという方も多いようです。
しかし、特徴的なこの香りも熱を通せば和らぐのだそうで、またレモンを加えても和らぐという特徴を持っています。特徴的なナンプラーの香りが苦手だという方は、熱を通したりレモンと合わせてみると美味しく楽しむことが出来るかもしれません。
歴史
歴史が古そうな調味料であるナンプラーなのですが、実は20世紀の初頭まで、ナンプラーは発売されていなかったのだそうです。ナンプラーが発売されるまではベトナムのニョクマムなどがその代用として使用されていたのだそうです。
ナンプラーは1922年にニョクマムを参考にして作られたのが始まりなのだそうです。現在では、タイで多くの家庭でナンプラーが日常的に使用されています。
効能
続いて、ナンプラーに期待できる効能についてもチェックしていきましょう。ナンプラーにはドコサヘキサエン酸や、エイコサペンタエン酸が多く含まれています。一般にDHAやEPAと呼ばれているものです。DHAは脳の栄養と言われており、脳の発達を高めてくれるという嬉しい栄養素です。
また、EPAの方はうつ病や、総合失調症にも効果があります。ナンプラーを好きな人にとっては、好きなナンプラーを食べて健康への効能が期待できるという嬉しい調味料になっているかと思います。
賞味期限
また、ナンプラーは多くの塩が使用されており、賞味期限が長くなっているというのも特徴となっています。未開封で冷暗所においておいた場合ですと、1年から2年ほどは持ちます。
ただ、やはり注意点として若干風味などは落ちてしまうということもありますので、できるだけ早めに使い切りましょう。今回の記事では、ナンプラーを美味しく使い切り出来るレシピも乗っていますので、是非チェックしてみて下さい。
ナンプラーの使い方
それでは、ナンプラーはどのような使い方をされているのかを見てみましょう。タイで、日本で言うところの醤油のような存在だというナンプラーは、果たしてどのような使い方がされているのでしょうか?
タイ料理に使われる
タイの調味料であるナンプラーの使い方の一つは、やはりタイ料理です。タイ料理というとグリーンカレーや、青いパパイヤのサラダであるソムタムなどが有名ですが、これらの料理にも使用されています。
他にも、タイスキという料理や骨付鶏のスープである、「ナム・トック・ムー」などのタイ料理がありますので、是非これらのタイ料理に活用してみて下さい。
醤油の代用にも
また、魚醤であるナンプラーは、醤油の代わりという使い方もおすすめです。ナンプラーは塩気の強い調味料となっていますので醤油と同じ感覚で使用してしまうと塩辛くなってしまうという注意点もありますが、少量ずつ加えて味を調節していけば、醤油の代わりという使い方でも楽しむことが出来るかと思います。
初めは少量ずつ入れてみる
ナンプラーの注意点として塩分が高いという事が挙げられますので、はじめは少量ずつ入れてみるという使い方がおすすめです。醤油のように使用してしまうと塩辛くなってしまう可能性がありますから、量がわからない、ナンプラーを使いはじめの際は少量で様子を見るという使い方をしてください。
ナンプラーを入れた後は手際よく
また、ナンプラーを入れたあとは手際よく調理するのがおすすめです。醤油もそうなのですが、ナンプラーは気化するのがとても早いので、すばやく調理するようにして下さい。ナンプラーは少量しか加えない調味料であるので、気化してしまわないようにするという点を注意点として覚えておいてください。
ニンニクとの相性が良い
また、ナンプラーはにんにくとの相性が良い調味料となっています。醤油とにんにくも相性の良い組み合わせとしておなじみとなっていますが、醤油と同様ににんにくとナンプラーとの相性もとても良いものとなっていますのでニンニクと一緒に使うという使い方もおすすめです。
タイ料理でもにんにくとナンプラーという使い方は活用されていますので、一度試してみてはいかがでしょうか?
だしの代わりに
また、調味料であるナンプラーは出しの代わりとという使い方でも使用することが出来ます。先程も紹介したとおり、ナンプラーは魚と塩から作られている調味料になっています。だし同様に魚の旨味を楽しむことが出来るナンプラーは、だしの代わりとして活用することが出来るというわけです。
少量のだしがほしいというときなどは、わざわざ出しを取るのも面倒くさいと感じる方も多いかと思います。そのようなときにもナンプラーは出汁という使い方でも便利に活用することが出来ます。
ナンプラーの代用品
それでは、続いてはナンプラーの代用品について見ていきましょう。本格的なタイ料理が楽しみたいけれど、あまりしないタイ料理のためにナンプラーを購入するのも迷ってしまうという方もいるかと思います。そのような場合にタイ料理などに代用できる、代用品について見ていきましょう。
しょっつる
まず最初に紹介するのは、ナンプラーの代用としておすすめなのはしょっつるです。ナンプラーはしょっつると同じ魚醤となっていますので、代用することが出来ます。少し量の調節は必要ですが、同じ魚醤ですので同程度の量で代用することが可能だそうです。
アンチョビ
続いて紹介する、ナンプラーの代用という使い方が出来る食材はアンチョビです。アンチョビも魚の旨味が凝縮されたものとなっていますので、アンチョビを刻んだものや缶詰の汁を醤油に合わせることでナンプラーの代用として楽しめます。
薄口醤油
続いて紹介する代用品は、薄口醤油です。大豆からと、魚からという違いはありますがどちらも醤油となっています。一番代用しやすいものとなっているかと思いますので是非試してみて下さい。
ヌクマム
続いて紹介するのは、ヌクマムです。ニョクマムとも呼ばれる、ベトナムの魚醤になっています。ナンプラーはもともとヌクマムを参考にして作られた調味料となっていますので、ナンプラーの代用という使い方が可能となっています。
ナンプラーのおすすめ使い切りレシピ
それでは、ナンプラーを使い切りするためのおすすめレシピを見ていきましょう。ナンプラーは使い切れないという意見も見かけますが、美味しく楽しんでナンプラーを使い切りするためのレシピを紹介します。
簡単アサリのベトナム風ナンプラースープ
- あさり200g
- しめじ1/2パック
- ニンニク1片
- サラダ油小さじ2
- ナンプラー大さじ1
- ミント適量
- フライドオニオン適量
- レモン1切れ
- まず、あさりを砂抜きして洗いましょう。ニンニクはみじん切りにして、しめじはほぐしておきます。
- 鍋に油を入れたら、ニンニクを入れて弱火で加熱しましょう。ニンニクの香りが立ってきたら、しめじとあさりを入れて水200mlをすぐ入れましょう。
- 中火で加熱して、あさりの口が開いたらナンプラーを入れて完成となります。
- 仕上げにミントとフライドオニオン、そしてレモンを添えましょう。
手羽先の唐揚げ
- 手羽先10本
- 塩コショウ適量
- ナンプラー大さじ1
- ごま油大さじ1
- ニンニク適量
- 手羽先に塩コショウをまぶしたら、フリーザーバッグに手羽先、ナンプラー、ごま油、ニンニクを入れて揉みこみましょう。
- 30分ほど冷蔵庫で寝かせます。
- 230度で予熱したオーブンで25分ほど焼きましょう。カリカリになったら完成です。
チャーハン
- ご飯茶碗1杯
- 卵1個
- チンゲン菜1本
- ミニトマト2つ
- 冷凍エビ適量
- 豚肉2枚
- ナンプラー小さじ1
- 鶏がらスープの素小さじ1
- トムヤム塩
- 具材を一口大に切ったら、卵を溶いておきます。
- 少し多めに油を引いた温めたフライパンに溶き卵を流し入れましょう。
- 炒り卵を作ったら、取り出して具材を炒めます。
- 具材が炒まったら炒り卵を戻して、ご飯を入れて炒めます。
- 鶏がらスープの素、ナンプラー、トムヤム塩を入れたら完成です。
ナンプラーの注意点
続いて、ナンプラーの注意点についても見ていきましょう。初めて使用するときや購入するときの注意点について紹介していきますので、ナンプラー初心者という方も是非注意点をチェックしてみて下さい。
初めて使うときの注意点
初めてナンプラーを使用するときには、味の濃さに注意するようにしましょう。先程も少し紹介しましたが、ナンプラーは塩をかなり多く使用している調味料になっています。そのおかげで賞味期限は長いのですが、量が多すぎると味がどうしてもくどくなってしまいます。
タイでは、日本での醤油と同じように日常的に使用されている調味料なのですが醤油と同じ感覚で使ってしまうとかなり味が濃くなってしまい、食べられなくなってしまうかと思います。スプーンに少量を取り、少しずつ味を付けていくようにしましょう。
使い慣れないときは少量を買う
また、初めて購入する場合などは、使い切りのことを考えても、少量サイズのものを購入するのをおすすめします。
大きいサイズのほうがお得な場合が多いですから大きい方がほしいという意見もあるかと思いますが、使い慣れていないうちはなかなか量も減りませんし、前述の通り大量に使う調味料ではないのでどうしても余りがちとなり、使い切りが難しくなります。
また、開封後日数が経ってしまうと更に塩辛い味になってしまい、ますます使い切理が難しくなってしまう可能性が高いです。口コミでも「使い切りが難しい」という口コミが多く見受けられますので、最初のうちは使い切り出来るように、少量から試してみましょう。
原材料をチェック
ナンプラーを購入する際は、原材料もチェックしてみましょう。ナンプラーと一口にいっても、使われている原材料はすべて同じではありません。砂糖が使用されているものや、唐辛子が入っているもの、カタクチイワシのみを使用しているもの塗装でないものなどがあります。
砂糖が入っているナンプラーはマイルドな味のナンプラーになっていますので、ナンプラーが初めてで少しずつ慣れていきたい当方にもおすすめしたい種類となっています。
ナンプラーのおすすめ商品
続いて、ナンプラーのおすすめ商品を見ていきましょう。ナンプラーにも色々な種類のものがありますが、購入する時の参考にしてみて下さい。
ユウキ食品 ナンプラー
まず最初に紹介するおすすめ商品は、ユウキ食品 ナンプラーです。こちらのナンプラーは原材料がカタクチイワシ、食塩のみとなっていますので原材料を気にする方にもおすすめのものとなっています。70gとお手頃サイズのものもあり、初めて買う方のお試しにもピッタリとなっています。
S&B 李錦記 魚醤
続いて紹介するのは、S&B 李錦記 魚醤です。こちらのナンプラーは原材料がカタクチイワシ、食塩、砂糖となっており砂糖が入っていますので初めての方でも試しやすいナンプラーとなっています。「李錦記」というのは中華調味料の高級ブランドとなっており、世界初のオイスターソースを作ったという歴史を持っているブランドです。
ナンプラーの使い方を学んで料理に取り入れよう!
いかがでしたでしょうか?ナンプラーはタイで親しまれている調味料となっており、タイ料理をはじめとして色々な料理で楽しまれています。初めて使用するという方は使用料に気を付けるという注意点もありますが、上手に使えば美味しい調味料となっています。
美味しい使いきりレシピもありますので、ナンプラーを使用して美味しいレシピを楽しんでみて下さい。