カルビは高カロリー?ダイエット向き?カロリーを抑える食べ方5選!
カルビはカロリーが高く、痩せるために糖質制限などをしてダイエットに励んでいるというひとにとっては、少々手が出しにくい食材でしょう。焼肉屋さんでは大人気の部位であり、脂ののったあのカルビのおいしさは、ダイエット中の身にはつらい誘惑です。しかしそのカルビが、カロリーが高いとは言っても、栄養価も高くダイエット効果が期待でき、食べ方によっては痩せることが可能な食材だったとしたらどうでしょう?カルビの栄養や糖質についてと、カロリーを抑えて痩せる効果のある食べ方を紹介します。
目次
カルビのカロリーについて知りたい!
「カルビ」とは韓国語で肋骨、あばらを意味しており、カルビと呼ばれる肉はその周りの肉であるバラ肉のことです。豚や鶏でもカルビと言うことはありますが、一般には牛カルビを指します。
焼肉屋さんに行ったら必ず食べたいカルビは、脂がのっていておいしい分カロリーも高そうで、ダイエット中だったり糖質制限をして痩せる努力をしているひとにとっては、注文するのがためらわれ、食べ方に悩むお肉です。
では、実際のところカルビはどのくらいのカロリーなのでしょうか?気になるカルビのカロリーについて紹介します。
カルビは高カロリー?
牛バラ肉であるカルビは、あの脂ののり具合から想像できるように、脂質の多い部位です。食品成分表によると、牛バラ肉100gのうち、脂質は50gでなんと半分を占めています。こんなに脂質が多いとなると、やはりカルビのカロリーは非常に高くなりそうです。
カルビのカロリー
カルビのカロリーは、100gで517kcalです。実際に焼肉として食べるカルビは、脂質の割合が違いますから、脂質が多いカルビほど高カロリーになっていきます。有名な焼肉屋さんでも、カルビのカロリー表記に若干の差が見られますが、やはりどこも高カロリーと言わざるを得ないでしょう。
他の部位とのカロリー比較
では、そのカルビのカロリー517kcalに対して、他の部位のカロリーはどうでしょうか?カロリーが高めのものから紹介すると、サーロイン(498kcal)、テール(492kcal)、ロース(411kcal)、ハラミ(344kcal)などがあります。
続いて焼肉屋さんで人気の部位ですと、タン(269kcal)、ヒレ(223kcal)、ミノ(182kcal)、ホルモン(162kcal)、ハツ(142kcal)、レバー(132kcal)となっています。やはりカルビが1番高カロリーのようです。
カルビの栄養やダイエット効果
カロリーの高いカルビですが、ではどんな栄養があるのでしょうか?また、カロリーが高いとなると、ダイエット中には不向きな食材だと考えられますが、痩せるためにはやはり食べない方がいいのでしょうか?実は食べ方によって思いがけないダイエット効果があるのです。
高カロリーだが低糖質
実は牛肉はもともと低糖質の食材です。痩せるために糖質制限をしている場合には、糖質を摂り過ぎることなく食べられます。部位別にはカルビよりカロリーの低いヒレで糖質は0.3gですが、カルビの糖質は0.1gでかなり低いのです。
例えば野菜のかぼちゃは100gで93kcalでカルビよりずっと低いカロリーですが、糖質は15gでカルビの方がずっと低い糖質量なのです。食べ方次第で糖質制限ダイエットに向いています。
タンパク質が豊富
カルビ100gに含まれるタンパク質は14.4gです。タンパク質は体を作る栄養ですから、筋肉のもとになります。筋肉がたくさんついていれば代謝量が上がり、とったカロリーがどんどん消費されていきますから、痩せる効果があります。
筋肉で体が引き締まれば、メリハリのあるボディラインの形成にも役立ちます。タンパク質はダイエット効果が期待できる栄養なのです。
腹持ちが良い
カルビはカロリーが高い分、消費されるのに時間がかかることになり、腹持ちが良い食材だと言えます。腹持ちが良いということは、次の食事まで時間が長くあいてもお腹がすきにくく、間食を取りたいという欲求がおこりにくいということです。
おいしいカルビを食べたという満足感もありますから、しばらくは体も食事を必要とせず、空腹に耐えきれずについ間食してしまうということを防いでくれるのです。
脂肪燃焼効果がある
カルビに含まれる栄養にはビタミンB2があり、脂肪燃焼効果があります。また、脂肪を燃やすだけでなくつきにくくする効果もあり、不飽和脂肪酸のコレステロール改善効果もあります。そして、前述のようにタンパク質が豊富なため、体の筋肉が作られさらに脂肪が燃焼されます。
カルビの脂質をカットしてしまえば、気になるカルビの高カロリーもいくらかカットすることができ、脂肪となって蓄積されるのを防ぐことができます。
カルビのカロリーを抑えた痩せる食べ方
では、少しでもカロリーを抑えて、カルビをおいしくいただきその栄養を摂取できる食べ方はないのでしょうか?前述のように、カルビに多い脂質をカットしてしまうのもひとつの方法ですが、まだほかにも紹介したいカルビのカロリーを抑えた痩せる食べ方があるのです。
先に野菜を食べる
健康的なダイエット方法として知られている「食べる順番ダイエット」です。血糖値を急激に上げてしまうと、食べ過ぎたり脂肪増加につながるため、「野菜・汁もの・肉や魚・ご飯」の順番に食べます。
また、野菜には食物繊維が多く含まれるため、満腹感が得られて食べ過ぎを防ぎますし、便秘も解消されてお腹もすっきりします。気になるカルビの脂質の多さも、野菜の食物繊維が脂肪吸収を抑えてくれます。ただし、かぼちゃやさつまいも、とうもろこし、じゃがいもなどは糖質が高いため、順番は後回しにして量も控えめにしましょう。
キムチを一緒に食べる
カルビのカロリーが気になるなら、キムチを一緒に食べるのもおすすめの食べ方です。キムチには、脂肪を燃焼させる効果のあるカプサイシンと、腸内環境を整え、代謝をあげてくれる効果のある乳酸菌が含まれ、どちらも痩せる効果があります。
キムチの栄養については、そのキムチの材料にもよりますが、乳酸発酵による発酵食品であり、アミノ酸やビタミン類が多く含まれています。ぬか漬けのように洗ってから食べることもないため、乳酸菌をそのまま体内に取り入れることが出来ます。
しっかりと焼く
カルビをよく焼くことも痩せるのに効果的な食べ方です。網の上で焼けば余分な脂が落ちて、カロリーを抑えることが出来ます。牛カルビだとミディアムくらいで食べたくもなりますが、ダイエット中であればきちんと焼いてカロリーオフするのが痩せる食べ方です。
ご飯は控えめにする
糖質制限ダイエットをしている方であれば当然のことですが、最後のご飯は控えめにしましょう。せっかくカルビが高カロリーのわりに低糖質であるのに、ご飯をたっぷり食べてしまっては糖質の摂り過ぎにつながります。同じように麺類も控えめにして、糖質を減らしましょう。
タレをつけすぎない
焼肉を食べるならタレが大事というひとも多いですが、タレも痩せるためには注意が必要です。焼肉のタレはたった大さじ1杯でカロリーは30kcal、糖質は5.9gもあるのです。塩分の摂り過ぎにも気を付けながら、塩コショウやレモン果汁、ワサビなど、タレ以外の調味料も組み合わせて、お気に入りの食べ方を探してみてください。
カルビの食べ方の注意点
カルビのカロリーを抑えた痩せる食べ方を紹介しましたが、その他にもカルビの食べ方の注意点があります。カルビをおいしくいただきながら、さらにダイエット効果の期待できる食べ方をしましょう。
食べ過ぎに注意
もちろん、いくらダイエット効果のある食べ方をしたとしても、カルビの食べ過ぎは避けなければいけません。なんといっても、カルビは焼肉の中でも特にカロリーが高いのですから、食べ方に注意してそのおいしさと栄養をいただきながらも量はある程度抑えなければいけません。カルビの食べ過ぎは、コレステロールの摂り過ぎにもつながります。
その他の食材のカロリーにも気をつける
カルビのカロリーだけを注意しているのでは危険です。ジュースやお酒などカロリーの高い飲み物もありますし、焼肉屋さんで一緒に注文されることが多いビビンバや冷麺も注意しましょう。サイドメニューの誘惑に負けてはいけません。
カルビは高カロリーだがダイエット中も食べられる!
ここまで、カルビのカロリーやカルビの痩せる食べ方などについて紹介しました。カルビは高カロリーだからと我慢してきたダイエット中のひとも、カロリーを抑える食べ方をすれば、高カロリーながら低糖質のカルビでやせる効果のある栄養も摂れます。食べ方を工夫して、カルビをおいしくいただきましょう。