2018年07月28日公開
2025年03月05日更新
エアコンのフィルターの掃除は水洗い?外し方や防カビ方法も紹介!
エアコンのフィルター掃除はきちんと行っていますか?今やエアコンがなければ生きてけないほどの猛暑が来るようになりました。冬も必須なエアコン、メンテナンスは欠かせない作業です。エアコンのフィルター掃除は、カビの発生、電気代の高騰、エアコンの故障などのデメリットを防いでくれます。最近のエアコンは掃除機能つきのものもありますが、それでも掃除は必要です。今回はエアコンのフィルター掃除はどうやるのか、プロに依頼するときの注意点、掃除機能付きエアコンはなぜ掃除が必要なのかなどについて紹介します。

目次
- 1猛暑の夏も極寒の冬にもめげずにエアコンのフィルター掃除を!
- 2エアコンのフィルターはなぜ汚れるの?
- 3エアコンのフィルター掃除をしないことによるデメリット
- 4エアコンのフィルター掃除をしないと健康被害に
- 5電気代の節約にはエアコンフィルターの掃除を
- 6水漏れの原因はエアコンのフィルターを掃除しなかったから?
- 7エアコンの掃除前にフィルターの外し方を確認しよう
- 8エアコンのフィルターを掃除機で掃除しよう
- 9エアコンのフィルターをもっとキレイに水洗い
- 10エアコン用フィルタークリーナーを使って見えない汚れも掃除
- 11エアコンのフィルターだけでなくカバーの外し方も
- 12フィルターだけでなくエアコンカバーも掃除しよう
- 13エアコンカバーを掃除したらルーバーも
- 14フィルター掃除はどのくらいやればいい?
- 15エアコンフィルターを掃除する時の注意点
- 16奥までカビがびっしり!フィルター洗浄どころじゃないとき
- 17プロのエアコン掃除はここまでしてくれる
- 18掃除機能付きエアコンでも掃除は必要
- 19使っていないエアコンも埃がたまる?
- 20カビが発生するのは防ぎたい
- 21エアコンのフィルター掃除で健康に
猛暑の夏も極寒の冬にもめげずにエアコンのフィルター掃除を!
年々平均気温があがり、今や日本の夏は熱帯のようになりました。
日々使っていく中で、エアコンの掃除は重要なメンテナンス作業で

エアコンのフィルターはなぜ汚れるの?
エアコンが冷たい空気をはき出す仕組みは知っていますか?エアコ
出典: https://www.wahlee.com/ZH/Products/Details/?id=jVytvw+AHROUefsZvpXkQA==&Top=vXieWLdaf3QpULKohE4j4Q==
冷媒とは、熱を移動させるために用いられる物質(ガス)のことで
エアコンのフィルター掃除をしないことによるデメリット
フィルターがキャッチした汚れはどういう影響を私たちに与えるの

エアコンのフィルター掃除をしないと健康被害に
先ほど説明したように、エアコンのフィルターは空気中の汚れをキ

掃除されていないエアコンのフィルターはカビの温床に
しかし埃といっても、家の中の空気は私たちが外出したときに入って

エアコン内部のカビはアレルギーや肺炎の原因に
このカビは人体にどのような影響を与えるのでしょう?一番身近な

他にも一部のカビは肺炎の原因になります。エアコンからはき出さ
電気代の節約にはエアコンフィルターの掃除を
エアコンのフィルターを掃除しないと電気代が高くなります。エア

たとえ設定を変えなくとも、エアコンも効きが悪いと多くの空気を

水漏れの原因はエアコンのフィルターを掃除しなかったから?
エアコンの水漏れの原因はドレンホース(配水管)の詰まりだとい

エアコンを使っていれば、結露は必ず発生するものです。結露はエ

エアコンの掃除前にフィルターの外し方を確認しよう
エアコンのフィルターはどう掃除すればいいのでしょう?フィルタ
エアコンフィルターの外し方
まずは前面のカバーを開きます。吹き出し口のすぐ上、カバー全体から
フィルターは意外と簡単に外すことが出来ます。しかし最近はお掃
エアコンのフィルターを掃除機で掃除しよう
フィルターの外し方を確認したら、次は掃除の時間です。水洗いや

掃除機で掃除する手順
用意するのは掃除機、新聞紙、ホコリを吸い込まないようにするマ
このとき、裏側から汚れを吸い取ってはいけません。裏側から汚れ
掃除機で吸うだけならフィルターを外さずに行ってもかまいません
エアコンのフィルターをもっとキレイに水洗い
掃除機だけじゃ汚れが残っている気がして気になる、もっとキレイにしたいという方は、さらにフィルターを水洗いすることをおすす

同じように外し方を参考に、エアコンフィルターを取り外し、掃除
汚れが中々落ちないときは中性洗剤も併用すると、フィルターはキ
しっかり乾燥させたら、フィルターをエアコンに取り付けましょう
エアコン用フィルタークリーナーを使って見えない汚れも掃除
フィルタークリーナーという、エアコンのフィルターを掃除するた
フィルタークリーナーでエアコンの掃除を
用意するものは、掃除機、フィルタークリーナー、タオル、新聞紙
かけたスプレーは泡が立ちます。泡が消えたら水洗いして、エアコ
何度も言いますが、完全に乾燥させないとカビの発生原因になりま
エアコンのフィルターだけでなくカバーの外し方も
エアコンフィルターを掃除するついでに、エアコンのカバーやルー
エアコンカバーの外し方
まずはカバーの外し方についてです。エアコンのカバーを床と平行
フィルターだけでなくエアコンカバーも掃除しよう
カバーの外し方を確認したら掃除をはじめましょう。用意するモノ

すすぎ終わったらカバーをタオルで拭いて水気を切ります。しっか
エアコンカバーを掃除したらルーバーも
ルーバーとは、エアコンの吹き出し口にある、風向きを調整するパーツ
吹き出し口のふたの部分は外し方があるのですが、この部分は外さずと
ルーバーの掃除をする
用意するモノは中性洗剤とタオルです。掃除をする前に電源を切ってコンセントを抜いておきます。掃除中にエアコンが動き出さないようにするためです。次に吹き出し口のふたのルーバーを手で回して、吹き出し口を開けます。中性洗剤を薄めた液をタオルにつけ、ルーバーの埃をふき取りましょう。吹き終えたらしっかり水拭きしてください。

最後はルーバーをしっかり乾燥させます。エアコンの送風運転で30分ほど稼働させて乾かしましょう。稼働させたエアコンには決して指をいれないようにしてください。怪我をする可能性があります。ルーバーはエアコンの風の通り道です。キレイにしておくことにこしたことはありません。
フィルター掃除はどのくらいやればいい?
ここまでエアコンのフィルター、カバー、ルーバーの掃除のやり方について紹介しました。掃除の仕方はわかったけれど、エアコンの掃除はどのくらいの頻度で行うべきなのでしょう?3か月に1度掃除すればいいというところもあれば、1週間に1度、1か月に1度とエアコン業者に聞いても答えは様々です。
フィルター掃除の頻度は季節、使用頻度、環境にもよりますが、目安として毎日8時間以上エアコンを使用する場合は、2週間に1度を目安にフィルターを掃除しましょう。この頻度であれば、フィルター掃除は掃除機で吸い込むだけで十分です。もし、こまめに掃除ができない場合は、夏や冬などエアコンが活躍する時期、使い始める前にフィルタークリーナーを使い掃除をしましょう。

エアコンフィルターを掃除する時の注意点
フィルター掃除は優しく丁寧に
フィルターの掃除のやり方を説明する時に、いくつかの注意点をあげましたが最後にまとめて紹介します。必ず注意をしてほしいことは2つです。1つ目は「フィルターの網目を崩さないように掃除をすること」です。フィルターの網目は、空気中の汚れをキャッチするために、とても小さく綿密にできています。
そのため掃除機を押し付けるように強く当てたり、ブラシでゴシゴシと強くこすってしまうと網の目が崩れ、広がってしまいます。ひどいときは破れることもあります。そうなってしまうと、汚れを落としてエアコンに再度取り付けても、フィルターは汚れをキャッチできず機能しなくなってしまいます。フィルターを掃除するときは必ず優しく、空気の流れと逆らわない方向に汚れを流すようにしてください。
フィルターは水洗いしたら完全乾燥
2つ目の注意点は水洗いしたら必ず「水気が完全に無くなるまで乾かすこと」です。フィルターの水洗いやカバーの掃除を水を使って行ったときは、きちんと水気がなくなって乾燥するまで、エアコンには取り付けないようにしましょう。
機械にとって水は故障の原因になります。もし水気が残ったままフィルターをエアコンに付けると、垂れた水がエアコン内部に漏れて故障したり、発火する可能性もあります。火災の原因になることもあるので十分乾かしてから取り付けるようにしてください。

また水気はカビを生み出す要因の1つになります。せっかくきれいに掃除をしても、すぐにカビが生み出される環境にしてしまっては意味がありません。またエアコンに発生するカビは、フィルターなど私たちが掃除できる範囲だけでなく、その奥の機械にも発生します。カビを極力発生させないためにも、フィルターはきちんと乾かしてから取り付け、送風運転で仕上げましょう。
奥までカビがびっしり!フィルター洗浄どころじゃないとき
エアコンの掃除をもう何年もしていない、なんだか掃除してもカビ臭さが抜けない、フィルターをとって奥をのぞいてみたらカビがびっしりなんて方はエアコン掃除のプロに依頼しましょう。こうなってしまいますと市販の洗浄スプレーなどでは太刀打ちできません。私たちが掃除できる範囲は取り外しができるフィルターやカバー、ルーバーと手が届く表面だけです。
さらに奥の機械を、なんとか手の届く範囲だけでもと掃除をするとエアコンが故障してしまうことがあります。最近では家庭に高圧洗浄機が置いてあることもありますが、素人が行うとエアコンがショートしてしまうこともあります。エアコンの分解も私たちがやるのは危険が大きすぎます。エアコン掃除のプロにまかせるのが1番です。
プロに依頼すると、フィルターのみでなく分解して内部の送風機までキレイにしてくれます。業者によっては分解はせず、高圧洗浄のみ行うところもありますのでエアコンの汚れ具合を見て、どこの業者に依頼するのかを決めてください。特に6月から7月頃や10月から11月頃は各家庭から依頼が集中し、来てくれるのは数週間先になることもあります。なるべく早めに依頼するのがおすすめです。
10年たったエアコンには注意!
エアコンの製造年月日も注意が必要です。10年を過ぎてしまうと壊れていたり、汚れが酷すぎるなどの理由で、部品を交換したくても製造が終了してしまいできないことがほとんどです。また耐久度も落ちていますので、掃除をしていると壊れてしまうこともあります。

そのため、製造年月日を10年過ぎると依頼自体を断る業者もいます。たとえ引き受けてくれたとしても、掃除を行ったことで壊れた場合の補償はありません。10年たった家電製品自体に金銭的価値はほぼつかないため、たとえ補償金がでたとしても0円に近い値段になります。長くエアコンを使っていきたのならば、購入時からのこまめな掃除が大切です。
プロのエアコン掃除はここまでしてくれる
エアコン掃除のプロに依頼すると、高圧洗浄や分解してのクリーニングを行ってくれると紹介しました。では具体的にエアコンの何を掃除してくれるのでしょう?エアコンの内部は外からのぞいただけではよく見えなくて、どこまでカビが広がっているのかもわかりません。プロの掃除はエアコンのなにを掃除してくれるのか、紹介します。

フィンの掃除
フィンとは、熱交換器のことです、。冒頭のエアコンの仕組みで説明したように、空気の温度を変えてくれる大切な部分になります。具体的な位置はフィルターを外すと見える、金属の板がずらっと並んでいる部分のことです。フィンは表面だけなら掃除できなくもないのですが、やはり素人の手で行うと壊れやすい場所です。
プロにお願いすると専用の洗浄液を使い汚れを分解したら、強力な水圧で汚れと洗浄液をすべて洗い流してくれます。分解なしですと表面から届くところまでの掃除になりますが、分解掃除をお願いすると裏側まですっきり掃除してくれます。
ファンの掃除
ファンはルーバーの奥にある、筒状になっている部分のことです。くるくる回転して風を起こしてくれます。ファンも家庭で掃除できなくもないのですが、ルーバーとフィンの裏側に設置されているので掃除しにくいですし、やはりショートする危険性が高いです。
フィンと同じくプロに依頼すると専用洗浄液を使い、強力な水圧でこびりついた汚れをすっきり落としてくれます。フィンは回転するので、すべて分解せずとも裏側にまで手が回りますが、やはりすべて分解したほうが細かいとこの汚れまですっきり落とせます。
年季がある汚れは分解洗浄を
やはり完璧に掃除をするなら分解洗浄をプロに依頼するのが一番です。しかし分解洗浄は基本的に自宅にきてその場で行うのではなく、専用工場に業者が持っていき、分解洗浄を行います。そのため自宅にしばらくエアコンがない期間が生まれることになります。エアコン掃除の依頼は早期予約だと割引がつくこともありますので、分解洗浄を依頼したい場合は、エアコンがなくても大丈夫な季節に早めに依頼するようにしましょう。
掃除機能付きエアコンでも掃除は必要
ここ数年は技術がさらに進み、掃除機能付きエアコンが登場してきました。掃除機能付きエアコンを購入したから、「エアコン掃除」という家事から逃れられると思ったのなら、それは間違いです。掃除機能付きエアコンとは基本的にフィルターのみを掃除してくれます。その中でもいくつかタイプがあり、なかでもダストボックス式は掃除が必要です。
ダストボックス式お掃除機能はこまめな掃除を
ダストボックス式というのは、簡単に言えば埃を排出しないタイプの掃除機能です。埃を排出せず、ダストボックスと呼ばれるとことに貯めていきます。そうするとエアコンの内部にどんどん埃がたまり、カビの発生原因になることも。家電販売店ではときにそういったデメリットを説明しないところもありますし、私たちも説明書をきちんと読まずに稼働させることもあります。気をつけましょう。
油汚れやタバコのヤニにも注意
お掃除機能付きエアコンは油汚れはキレイにできません。エアコンのお掃除機能は先ほども述べたように、フィルターの埃部分を集めるのが基本です。しかしエアコンのフィルターにつく汚れは埃だけではありません。油で汚れることもあります。キッチン近くのエアコンは空気中にはねた油をキャッチします。油は埃を掃除するお掃除機能では落とすことができません。

エアコンのフィルターがキャッチするのは油だけではありません。タバコのヤニもキャッチします。こちらも簡単に掃除できるものではありません。蓄積すればするほどフィルターの機能に悪影響を及ぼします。フィルタークリーナーを使用した掃除や、水洗いを行わないとフィルターの機能がどんどん落ちてしまいますので気を付けてください。
使っていないエアコンも埃がたまる?
エアコンの仕組みははじめに紹介した通り、空気を吸い込み、熱を減らして吐き出す仕組みです。それでは、使っていないエアコンは空気を吸い込むこともさせていないので、掃除がいらないのでは?と思う方がいると思いますが、それは間違いです。使用されていないエアコンにも埃は溜まります。

閉鎖空間でも埃がたまらないようにするのは、なかなか難しいです。特に人間が生活している環境ではほぼ不可能と言えるでしょう。私たちが気付かないうちに剥がれ落ちている、皮膚の小さな小さな角質も埃を構成する物質の一つです。使用していないエアコンも、舞い上がった埃や空気中を漂う埃がエアコン内部に入り込み、蓄積されています。

カビも発生します。使用してないから湿度が発生していないのになぜ?と思う人もいるでしょう。私たちの身近にいるカビの多くは中温性カビです。このカビが好む発育条件は20~35度の温度で、発育可能温度は10~40度です。またカビは建物や対象物の表面湿度、床や壁、金属などの表面に存在する水分が高く、汚れが溜まりやすい場所を好みます。

エアコン内部は使用していないときのほうが、カビの発生条件に適した気温になっていますし、こもった構造なので湿度も上がりやすいです。さらにカビの栄養になる埃も蓄積されています。使っていないからと言って、カビが発生しない可能性はほぼないと言えます。前シーズンの使い終わりに掃除したからといって、掃除せずに稼働させるのはあまりおすすめしません。

カビが発生するのは防ぎたい
最後に、カビの発生をできるだけ防ぐ方法をまとめて紹介します。やはり1番有効なのは定期的な掃除です。特に家庭でやる場合は防菌・防カビコート要素がついたフィルタークリーナーを使うことをおすすめします。エアコン内にカビが発生しやすいのは、湿度も原因です。防菌・防カビコートの加え、使用後の10分ほどの送風運転を行うことをおすすめします。
特に梅雨の時期は使用していなくても、送風運転を行うことでカビが自然発生することを防ぐことができます。エアコンは設置位置によっては湿度がたまりやすい可能性がありますので心がけましょう。また、こまめなエアコンの稼働は内部劣化を防ぎますし、故障したときにすぐに気づくことができます。機械は全く使わないより、ほどよく使ったほうが長持ちします。ぜひ送風運転を試してみてください。

エアコンクリーニングを業者に頼むと防菌・防カビコートをたいてい行ってくれます。分解洗浄でしたら私たちでは手が届かないところまで行ってくれるので、おすすめです。クリーニング後にはエアコンの普段のメンテナンス方法、気を付けるべきことを教えてくれる業者もあります。おおよそ10000~25000円が相場ですが、高いほど長期的に見てお得なことが多いです。積極的な利用をぜひしてみてください。

エアコンのフィルター掃除で健康に
エアコンのフィルター掃除についてどうでしたか?エアコンはどうしてもカビができやすい場所です。できるだけカビの発生を抑えるためには、定期的なフィルター掃除が有効です。日頃世話になるエアコンと上手に付き合っていくためにも、説明書をきちんと確認しつつ定期的な掃除をしてあげましょう。
