スイカの保存方法の正解は常温?冷凍?カットした後の保存も解説

スイカの保存方法とはどのようにすると良いのか知っているでしょうか?スイカの保存方法には常温や冷蔵、冷凍などの方法がありますが、その中でもおすすめの方法は常温です。では、なぜ常温が良いのか?常温がおすすめとなるポイントや冷蔵、冷凍での保存の仕方など詳しく紹介します。また、カットしたスイカの場合にはどのように保存したら良いのか?おすすめの食べ方などを合わせて紹介します。

スイカの保存方法の正解は常温?冷凍?カットした後の保存も解説のイメージ

目次

  1. 1スイカを美味しく保存するにはどんな方法がある?
  2. 2丸ごとスイカは常温保存が最適
  3. 3カットスイカは冷蔵・冷凍保存
  4. 4冷凍保存したスイカの美味しい食べ方
  5. 5保存したスイカが傷んでいるか見分ける方法
  6. 6スイカを美味しく食べるために正しく保存しよう!

スイカを美味しく保存するにはどんな方法がある?

スイカを美味しく保存するにはいろいろな方法があります。丸ごと常温で保存する方法、カットしたものを冷凍で保存または冷蔵で保存する方法などポイントをおさえて詳しく紹介します。また、美味しい食べ方についても合わせて紹介します。

丸ごとスイカは常温保存が最適

丸ごとの場合は常温での保存が一番のおすすめです。では、どうして常温の方が良いのでしょうか?冷やして食べたい時の冷やし方についてなどを交えて詳しく紹介します。今までそのまま冷蔵庫などで冷やして保存していた方も、美味しい保存の方法を知ることでさらに美味しく食べることができます。

保存方法

スイカは常温保存がおすすめです。収穫してから少しづつ美味しさがなくなってしまうフルーツです。メロンやキウイフルーツなどの果物は収穫後追熟させますが、スイカは収穫時が食べ時となるので追熟の必要はありません。収穫後すぐに食べることができない時には、直射日光などが当たらない風通しの良い場所に置き保存するようにしましょう。

スイカの保存する適温温度は10度から15度と言われています。冷蔵庫に入れてしまうとこの温度より下回ってしまいますので、甘みが少しづつ失われてしまいます。

保存期間

常温で保存した場合、美味しく食べることができるのが2週間ぐらいの保存期間です。冷蔵庫で冷やす方が保存期間が長くなるのではないか?と思われがちですが、実は、冷やしすぎてしまうと美味しさと甘みがなくなってしまうフルーツなので長時間での冷蔵保存はおすすめできません。

ただ、常温ではなく冷たくして食べたい場合には、食べる2~3時間前に冷やして食べるようにしましょう。そうすることで、冷やしても甘みが失われることなく美味しく食べることができます。

丸ごと冷やしたい場合

丸ごとスイカを冷やす

丸ごと冷やす場合にはサイズにもよりますが、大きくて冷蔵庫にも入らない場合があります。そういう時には、大きなバケツやタライを用意し水を入れスイカを冷やすようにしましょう。水の中に入れたスイカの上に布巾かタオルをかけ、その上から水道水をかけて冷やしましょう。

直接水を当ててしまうと割れてしまうことがあるので布やタオルを使うようにしましょう。だいたい1時間ぐらい冷やしておくと食べ頃の温度8℃~10℃です。早めに冷やしたい場合には、水に氷などを加えて冷やしたり、扇風機などで風を当てたりして冷やすようにしましょう。井戸水の場合は冷たいので早めに冷やすことができます。

冷やし過ぎに注意する

冷やしすぎてしまうと甘みが減り美味しさがなくなってしまいますので、冷やしすぎには注意するようにしましょう。食べるときの最適な温度として8℃~10℃が一番美味しく食べることができる温度ですので、冷やす場合には食べる2~3時間前に冷やすようにするといいでしょう。温度が下がるほど甘みがなくなってしまうのを覚えておきましょう。

カットスイカは冷蔵・冷凍保存

カットスイカはどのような保存方法がおすすめなのでしょうか?冷蔵で保存する場合と冷凍で保存する場合について詳しく紹介します。用途に合わせて保存方法を考えてみると良いです。

冷蔵保存方法

カットスイカ

スイカはカットしてしまうと鮮度が落ちてしまいます。常温のまま置いておくのが難しくなってしまうので冷蔵庫に入れるようにしましょう。保存の方法のポイントとしては、乾燥させないことが重要です。そのまま保存してしまうと乾燥してしまいさらに鮮度が落ちてしまいます。

乾燥を防ぐためにも、カットしたスイカは一切づつラップをすることで乾燥を防ぐことができるのでラップをしてから冷蔵庫に入れて保存するようにしましょう。

保存期間

カットしたスイカを冷蔵庫に入れた場合の保存期間は2~3日です。2~3日以内には食べるようにしましょう。冷蔵庫に入れることで冷やされる時間が長くなるとともに甘みも減ってしまい、ラップをしていても鮮度は少しづつ落ちてしまいます。できるだけ新鮮なうちに食べるようにしましょう。

冷凍保存方法

カットしたものは冷凍保存することもできます。冷凍にすることでシャリシャリとした食感を楽しむことができたり、いろいろなレシピにも活用することができます。保存方法は、一口大の食べやすい大きさに切って皮と種は丁寧に取ります。ジップ付きの保存用袋に入れてから軽く砂糖をまぶして空気を抜きならながら袋を閉じます。

この時に袋に空気が入ってしまうと劣化を速めてしまうのでなるべく空気は入れずに袋を閉じましょう。袋はなるべく平らにして保存すると良いです。

保存期間

カットしたスイカを冷凍保存した場合の保存期間は約2~3週間ほどです。色々な保存方法がありますが、やはり冷凍が一番長い期間保存することができます。冷凍にすることでスムージーやシャーベットなど夏の間に活躍するスイーツを作ることができます。

解凍方法

どのように解凍するのでしょうか?できれば解凍することなくそのまま使うことをおすすめします。スイカ自体水分量の多いフルーツになるので、冷凍してしまうと水分の部分が膨張し細胞が壊れてしまいます。

壊れた細胞を解凍してしまうと水が抜け食感がなくなってしまいます。解凍せずにそのまま使うことで冷凍のシャリシャリ感を楽しむことができます。

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冷凍保存したスイカの美味しい食べ方

冷凍保存したスイカにはどのような美味しい食べ方があるのでしょうか?見た目も華やかで目でも楽しめて、美味しく食べることができる食べ方を紹介します。今まで冷凍保存したものなどそのまま食べていた方も参考にして、いろいろなスイカの食べ方を楽しみましょう。

しましま風ゼリー

  • 冷凍スイカ700cc
  • ゼラチン13g
  • 砂糖大さじ1~2
  • A牛乳100cc
  • Aゼラチン2g
  • A砂糖大さじ1
  • B水200cc
  • B緑色のかき氷用シロップ大さじ3
  • Bゼラチン5g
 
  1. Bの材料を火にかけて沸騰させないようにゼラチンを溶かします。
  2. ゼラチンが溶けたら粗熱を取ってから容器に注いで冷まします。
  3. Aの材料も火にかけてゼラチンを溶かしたら粗熱を取って容器に注ぎます。
  4. 冷凍スイカをミキサーにかけて700ccの液状にします。
  5. 砂糖とゼラチンを加えて火にかけてゼラチンが溶けたら粗熱を取って容器に注ぎます。
  6. 最後に残っている冷凍スイカなどを盛りつけしたら完成です。

緑色、白色、赤色の三層にすることでスイカのような色のゼリーが出来上がります。見た目もとってもかわいく食べてもスイカの味がするのでさっぱりして美味しいゼリーです。パティーメニューやおもてなしメニューとしてもおすすめなのでぜひ作ってみましょう。

スムージー

  • スイカ50g
  • にんじん30g
  • 豆乳100ml
 
  1. スイカは種をのぞいて一口大にカットします。保存袋に入れて平らに広げて、空気を抜いて冷凍します。
  2. にんじんを薄切りにします。
  3. 冷凍したスイカを袋の上からほぐしてにんじんと豆乳を加えミキサーに入れてかけます。滑らかになるまでミキサーにかけたら完成です。

にんじんなどの野菜を加えることでほんのりピンク色のスムージーが出来上がります。にんじん以外にもお好みの野菜を加えてスムージーを作るのもおすすめです。夏の暑い時期の食欲のない時などにおすすめのメニューのひとつです。スムージーを飲んで夏バテを予防しましょう。

フルーツポンチ

  • 白玉粉80g
  • 牛乳100ml
  • 砂糖大さじ2
  • スイカ1/2個
  • お好みのフルーツ缶詰250g
  • サイダー
  • 缶詰のシロップ
 
  1. ボウルに白玉粉を入れて牛乳を少しづつ加えて指先でつぶしながら混ぜます。
  2. 耳たぶぐらいの硬さになるまで1をこねてから砂糖を加えてさらにこねたら20等分に丸めましょう。
  3. 鍋にお湯を沸かして、2を入れて浮いてから1~2分茹でて、茹でたら冷水にとります。
  4. スイカの果肉を丸くくり抜き、くり抜いた物は冷凍庫に保存します。くり抜いたら形を整え器を作ります。
  5. 缶詰のフルーツの汁気を切って一口大に切り、サイダーと缶詰のシロップが2:1の割合で混ぜておきます。
  6. スイカの器に3で作った白玉と5で切ったフルーツを盛り合わせて、混ぜておいたサイダーと缶詰のシロップを注いだら完成です。

スイカの切り口をギザギザに切ることで華やか器になり、パーティーメニューなどにもおすすめです。子どもたちだけでなく大人にも喜ばれるメニューです。ポイントとして、缶詰のフルーツは冷やしておきましょう。冷凍したスイカが入ることで冷たさを保つことができ美味しく食べることができます。

シャーベット

  • スイカお好みの量
  • ヨーグルト1パック
  • 砂糖大さじ2
 
  1. スイカの種を丁寧に取り除き、ジッパー付きの袋に入れて潰します。
  2. 1にヨーグルトと砂糖を加えてさらに袋の上から揉みます。
  3. 冷凍庫に入れて、少し固まったところで再度袋の上から揉み冷凍庫の中に入れます。
  4. 全体的にシャリシャリになってきたら完成です。

作り方がとっても簡単なシャーベットは、ヨーグルトを入れなくても作ることができますが、ヨーグルトが入ることでさっぱりと仕上がります。シャリシャリの食感がたまらない一品で暑い日にはとてもおすすめです。おやつメニューとしても子供たちに喜ばれます。

かき氷

  • スイカ500g
  • グラニュー糖50g
  • 水100ml
 
  1. 100mlの水分のお湯を沸かしグラニュー糖を入れて完全に溶けるまでよくかき混ぜます。そのまま粗熱を取り冷めるまで置いておきます。
  2. 1cmの角切りにしたスイカ300gにシロップを加えて冷凍庫に入れます。
  3. 凍ったら一度取り出してフォークなどで細かく砕きます。そして再度冷凍庫に入れて凍らせます。
  4. お好みの細かさになるまで繰り返しフォークで砕き、お好みの細かさになったらグラスに盛りつけしてその上に残りの200gのスイカの角切りをのせたら完成です。

かき氷と言っても氷を使うことなく作れて濃厚な仕上がりです。フルーツそのものを細かく砕いてるので本来の味を楽しむことができるかき氷です。スイカには日焼け予防効果もあるので、暑い日にはぜひ食べたくなるかき氷です。

保存したスイカが傷んでいるか見分ける方法

保存したスイカの見分け方として詳しく紹介します。傷んでいるスイカを見分けることができることで、間違えて食べることなく美味しいスイカだけを食べることができます。見分け方を参考に新鮮でおいしい物を食べるようにしましょう。

食べられないスイカの特徴

スイカが傷んでしまった時の状態として、果肉本来の色より赤くなり、生ごみを腐らせたような異臭がします。その他にも、見た目がトロトロと溶けたようになり、皮もぶよぶよしてハリがなくヘタの所にカビが生えることもあります。こうなってしまった時に本当ならば食べない方が良いですが、間違って食べてしまった時は味に酸味を感じます。

食感は、シャキシャキ感はなくみずみずしさもなく、柔らかくねっとりしていて糸を引くこともあります。中身が液状化しているようなときは絶対に食べないように注意しましょう。

まだ食べられるスイカの特徴

スイカが痛みはじめているけれどまだ食べられる状態は、スイカの種の周りがかなり赤くなっていますが、種の周りだけの現象であれば種の周りだけを足り覗くことで食べることができます。ただ、本来の味より落ちてしまいます。また、異臭がしたり、食感がどろどろしたような感じの場合は食べるのはやめましょう。

新鮮なスイカの特徴

新鮮なスイカを選ぶのにはいくつかポイントがあります。スイカの表面のしま模様がはっきりしている物を選ぶようにしましょう。甘いスイカは黒の模様が濃くて盛り上がって見えます。これが新鮮な証拠です。その他にも皮の部分を叩いて音を聞いてみましょう。新鮮で食べ頃のものは澄んだ音がします。

ツルの部分でも見分けることができ、ツルが緑色をしていて周りが盛り上がっている物、そして、お尻にあるおへその部分が大きい物を選ぶようにしましょう。ポイントを抑えることで甘くて新鮮な食べ頃のスイカを見分けることができます。

スイカを美味しく食べるために正しく保存しよう!

スイカの保存方法について紹介しましたが役に立てたでしょうか?そのまま食べる際に一番おすすめなのは常温にですが、カットしたものなどは冷蔵庫や冷凍庫を上手く使ってポイントを抑えながら保存することで美味しく食べることができます。用途に合わせて保存することで新鮮さを保つことができるのでぜひ参考にしましょう。

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