栗の保存方法を常温・冷蔵・冷凍別に紹介!茹で栗やむき栗は?

秋になると旬を迎えて美味しい栗ですが、新鮮な栗の選び方や保存方法をご存知ですか?生の皮付きのままの栗や茹で栗、むき栗の保存方法と常温、冷蔵、冷凍と状態別の保存方法を紹介していきます。栗の正しい保存方法を知れば長期保存もできるようになり、さらに保存の仕方で甘味も増します。秋の味覚の代表格でもある栗の保存方法を覚えて美味しく頂きましょう。保存方法以外にも栗を使った絶品レシピも紹介していきます。

栗の保存方法を常温・冷蔵・冷凍別に紹介!茹で栗やむき栗は?のイメージ

目次

  1. 1栗の正しい保存方法をすぐ実践!
  2. 2栗の保存方法:生の皮付きの場合
  3. 3栗の保存方法:茹で栗やむき栗の場合
  4. 4栗の保存方法を覚えたら絶品レシピで調理!
  5. 5栗の状態別の保存方法で美味しさを長持ちさせよう!

栗の正しい保存方法をすぐ実践!

栗

栗の正しい保存方法を知れば美味しい栗が長く保存でき、さらに甘味もアップします。そのまま食べても絶品レシピに変えて食べても美味しいですが、たくさん栗がある場合はさすがに飽きてしまうこともあるのではないでしょうか?余って捨ててしまったり、腐らせてしまってはもったいないので正しい保存方法や新鮮な栗の選び方を覚えてすぐに実践してみましょう。正しく保存をすれば長期保存も可能です。栗の状態別にみていきます。

栗の保存方法:生の皮付きの場合

皮付き栗

生の皮付きの場合の栗の保存方法と新鮮な栗の選び方を紹介します。栗はしっかりと下処理をして保存をしておかなければ、カビが生えたり虫に食われてしまって食べられなくなってしまうので正しく保存をしましょう。そうすることで長期保存が可能になります。栗は収穫してから3~4日程度寝かせることでデンプンが糖に変わり甘味が強く感じられるようになります。新鮮な栗を選ぶことも大切なので、栗の選び方から紹介していきます。

まずは新鮮な栗の選び方から!

栗

栗は硬い殻に覆われていて見た目の変化はあまりなさそうに感じますが、栗は意外と早く鮮度が落ちてしまいます。どのような栗を選んだらいいのか選び方は知っていますか?新鮮な栗の選び方のポイントはまず表面の鬼皮にハリと光沢があってふっくらと丸みがあるものです。さらにずっしりと重みがあるものを選びます。小さな穴が開いたものや傷があるもの、底が黒ずんでいるものは避けましょう中に虫がいる可能性が高いです。

生の皮付き栗の常温保存方法

生の皮付き栗の常温保存方法は、新聞紙に生栗を包み、日の当たらない涼しい場所で保管しておきましょう。栗は常温保存できますが乾燥しやすく、虫がついていると虫に食われてしまうのであまりおすすめは出来ません。虫にとって常温での環境は活動しやすく繁殖してしまいます。さらに常温で保存しておくと糖分を消費して風味も落ちてしまうようです。保存期間は1週間程度です。虫がいない場合は長期保存も可能です。

生の皮付き栗の冷蔵保存方法

生の皮付き栗の冷蔵保存方法は、洗わずに汚れを拭き取って1日天日干しにして水分を抜きます。その後新聞紙に包んでビニール袋やジッパー付きの保存袋などに入れ冷蔵庫のチルド室で保存しておきましょう。冷蔵庫の1番冷えるところに置くのがポイントです。寒いところに置くことで糖度が増して美味しくなります。カビがはえる原因にもなるので水は使わないようにしましょう。保存期間は1~3か月程度です。

生の皮付き栗の冷凍保存方法

生の皮付き栗の冷凍保存方法は、まず半日から一晩ほど水につけておきます。その後水気を拭き取り、半日程度陰干ししておきます。新聞紙に包んでジッパー付きの保存袋や密閉容器に入れ、空気を抜いてから冷凍庫で保存します。保存期間は6か月程度です。冷凍保存するときのポイントとして、1週間ほど冷蔵庫で寝かして置き、糖度を上げてから冷凍すると甘くておいしい栗を楽しめるようになります。

栗の保存方法:茹で栗やむき栗の場合

栗

茹で栗やむき栗の場合の保存方法を紹介します。栗は皮を剥いた状態だと長期保存は難しくなり、日が経つごとに栗の味は落ちていってしまうので保存方法を覚えて、茹で栗とむき栗も上手に保存しておきましょう。冷蔵庫でも保存は出来ますが、食べきれない量であるのならば冷凍保存がおすすめです。茹でる前に下処理をしっかりとしておくことも大事です。

茹で栗の常温保存方法

茹で栗の常温保存方法ですが、栗は茹でてしまうとすぐにカビがはえてしまったり、腐ってしまうので常温保存には向いていません。季節にもよりますが、半日程度しか持たないこともあります。茹で栗の常温保存はおすすめできません。なので茹で栗は冷蔵保存か冷凍保存するようにしましょう。

茹で栗の冷蔵保存方法

茹で栗の冷蔵保存方法は、まず半日以上水につけておきます。その後、栗に切れ目を入れて、沸騰したお湯で茹でます粗熱をしっかりと取って、水気を拭き取り冷えた状態にして、フリーザーバックや密閉容器に入れて保存しておきます。この時、できるだけ保存袋の空気を抜き真空状態にして保存するのが良いです。乾燥しないように保存しておきましょう。賞味期限は3日程度です。

茹で栗の冷凍保存方法

茹で栗の冷凍保存方法は、普通よりも固めに茹でて保存するのがポイントです。固めに茹でておかないと解凍したときに柔らかくなってしまいます。皮を取り除き、水気を拭き取ったらラップで平らに包み金属製のトレイの上に乗せて急速冷凍させます。金属製のトレイの上に乗せることで早く凍らせることができ、味の劣化が損なわれにくくなります。凍った後に密閉袋に入れ空気をしっかりと抜き冷凍します。保存期間は1か月が目安です。

むき栗の冷凍保存方法

むき栗

むき栗のように栗は皮を剥いてしまうと長期保存は出来ないので3日以内に食べきるようにしましょう。それでもむき栗が残っている場合は冷凍保存することをおすすめします。冷凍するときはフリーザーパックなどの保存袋に入れ、砂糖を全体的にまぶしてよく揉み込みます。砂糖が溶けて馴染んだら冷凍庫に入れて保存します。調理する前に砂糖は洗い流して使います。解凍したときのパサつきや乾燥を防ぐ為に、一工夫しておきましょう。

栗の保存方法を覚えたら絶品レシピで調理!

モンブラン

秋の味覚の代表格でもある栗ですが、保存方法が分かったところで、次は絶品レシピになるように美味しく調理しましょう。栗のレシピと言えば、栗ご飯や、焼き栗、モンブラン、栗の渋皮煮、栗ようかんと様々な料理があり、調理することでより一層栗の美味しさを楽しめます。その中で栗の甘露煮栗きんとんのレシピを紹介します。たくさん購入したときや貰ったときなど作ってみてはいかがでしょうか?

栗ご飯やお菓子などに使える「栗の甘露煮」

そのまま食べてももちろん美味しく、おせちにもぴったりで栗ご飯やお菓子などの様々な料理にも使え、美味しい食べ方の楽しみがある栗の甘露煮のレシピを紹介したいと思います。甘露煮の手順はとてもシンプルで覚えてしまえば簡単に作れるようになるはずです。くちなしの実を使うと綺麗な黄色に仕上がります。たくさん収穫したときや人から貰ったときなど美味しい甘露煮にして保存しておくのはいかがでしょうか?

  • 栗500g
  • くちなしの実1個
  • 水400㏄
  • 砂糖300g
  • みりん大2
  • 塩少々

  1. 生栗をたっぷりの水に浸して、一晩置いておきます。
  2. 鬼皮、渋皮のの順に剥いて、剥いた栗を水に入れておき、全部剥き終わったら数回ごみを取るために洗います。
  3. くちなしの実はお茶パックなどに入れて、叩いて割っておきます。
  4. 鍋に栗と水、砂糖、みりん、塩、3のくちなしの実を入れて茹でます。沸騰する直前に弱火にします。
  5. 落し蓋をして弱火で20分から25分程煮ます。
  6. 鍋に入れたまま冷まして出来上がりです。

まるごと栗が入った贅沢おやつ「栗きんとん」

栗きんとんのきんとん(金団)には金色の団子や座布団という意味があります。金銀財宝を連想させる縁起物として昔から食べられてきたようで、勝負運や金運などがアップし、商売繁盛が叶うと考えられているようです。そんな縁起物の栗きんとんの、まるごと栗が入った贅沢おやつになるレシピを紹介します。こちらも難しそうに感じますが、自宅で簡単に作れてしまうので是非作ってみて下さい。

  • サツマイモ1本
  • 栗の甘露煮12~15粒程度
  • 栗の甘露煮シロップ100㏄
  • くちなしの実2つ
  • 砂糖適量
  • 塩少々

  1. サツマイモを厚めに皮を剥き、2,3㎝の厚さに切って水に浸し、あく抜きをしておきます。くちなしはお茶パックなどに入れて割っておきます。
  2. 鍋に水をたっぷり入れ、1の水を切ったサツマイモとくちなしの実を入れ、中火で柔らかくなるまで煮詰めていきます。
  3. 茹で上がったらくちなしの実を取り除き、サツマイモを裏ごしします。
  4. 裏ごしができたら鍋に戻して、サツマイモのゆで汁適量と甘露煮シロップ、砂糖を入れて弱火にかけ、木べらでゆっくりと練りながら加熱していきます。
  5. ツヤ良くぽってりとしてきたら塩少々を加えて味を整え、栗の甘露煮を入れ1~2分練り冷ましたら出来上がりです。

栗の状態別の保存方法で美味しさを長持ちさせよう!

栗

栗は人から貰ったり、栗拾いなどをすると意外と食べきれない量になっていて、保存方法や調理方法を知らないとすぐに腐ってしまいますが、栗の状態別の保存方法を知っておけば長期にわたって美味しい栗が楽しめるようになります。カビがはえたり虫に食われたりしないように新鮮な栗の選び方や栗の状態別の正しい保存方法を知り、美味しさを長持ちさせましょう

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