ぺカンナッツの栄養がすごい!くるみとの違いやレシピも紹介!
ペカンナッツ(別名はピーカンナッツ)は様々な栄養効果があるナッツで美容にも良いと言われています。そんなペカンナッツに含まれている主な栄養素やくるみとの違いなどを紹介します。短時間で火を使わず簡単に作れる、チョコレートなどを使ったアレンジレシピも必見です。アンチエイジングに良いことで有名なぺカンナッツですが、他にもからだに嬉しい栄養効果がありますので是非ご覧ください。
ぺカンナッツ(ピーカンナッツ)はくるみの仲間
ピーカンナッツとしても知られるぺカンナッツ
ぺカンナッツ(別名はピーカンナッツ)はヒッコリーと呼ばれる木の実です。ヒッコリーは45mほどの高さがある大きな木で、くるみの親戚です。殻はつるつるしていて丸く果実は楕円形です。
ペカンナッツはクルミ科に属しているので、見た目もくるみと似ています。外国のチョコレート菓子やクッキーに入っていることもあるナッツです。続いてはペカンナッツの栄養効果を紹介します。
ペカンナッツの栄養効果を解説!
バターの木とも呼ばれる豊富な脂肪分
ペカンナッツに含まれる栄養素ですがまずは脂肪酸についてみていきます。ぺカンナッツは他のナッツと比べて脂質が多く含まれています。脂肪分が全体の約73%なので「バターの木」とも呼ばれています。特に必須脂肪酸である「不飽和脂肪酸」がたくさん含まれています。
出典: http://kenyu.red
脂質の含有量だけみてみるとくるみは脂質約60%でピーナッツが約57%なので、ペカンナッツは他のナッツと比べても脂肪分が多いといえます。脂質約72%のマカダミアナッツと同じくらいです。
色々な種類がある脂肪酸はエネルギー源として使われ、体内でトリアシルグリセロールとして蓄えられます。ペカンナッツに多く含まれるN3・N6不飽和脂肪酸は身体に良いものです。必須脂肪酸は身体の中で作ることはできないので食べ物で補わなければいけません。なのでペカンナッツを食べると必須脂肪酸を摂ることができます。
しかしここで注意しなければならないのは、N3不飽和脂肪酸は熱に弱いということです。ぺカンナッツを熱で調理するのではなく、そのまま食べたり砕いて何かにかけたりすることをおすすめします。
また身体に必要なものを取りこみながら生きていくには炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルは特に重要な栄養素といわれています。そして「脂質」は重要な栄養素だけでなく、食品を美味しくしたり食べやすくしたりする役割もあります。
ビタミンやミネラルを含む
他のナッツにも多く含まれますが、ぺカンナッツにもビタミンやミネラルなどの栄養素がバランス良く含まれています。特にミネラルの一種であるマンガンも含まれています。マンガンは骨の代謝をサポートする働きがあります。健康な骨を維持してくれるのです。
またビタミンB群の一種であるパントテン酸は体内でも合成できるものですが、副腎皮質ホルモンを高めることでストレスを和らげる効果があります。ペカンナッツに含まれる栄養素は骨の維持や貧血対策だけでなく、ストレスの緩和する役割も持っているのです。
抗酸化力がある
ペカンナッツはアンチエイジングに良いと言われ、美容目的で摂取する方もいます。ペカンナッツは米国農務省が発行した「The Journal of Agriculture and Food Chemistry」の抗酸化物質を多く含む食品で14位になったこともあるナッツです。
アンチエイジングには「抗加齢」という意味があります。また「抗老化」ともいえます。心と身体を若々しいままで維持したり、老化の進みを遅らせることです。スキンケア商品などに「アンチエイジング」という言葉が書いてあることもあります。
これらの意味を持つアンチエイジングには、食事はもちろんのこと運動や睡眠や美容などの向上も必要です。そういった意味ではペカンナッツはアンチエイジングの手助けをしてくれる食品だといえます。
他にも色々な栄養素がある
ぺカンナッツ(ピーカン夏ナッツ)には他にも色々な栄養素が含まれています。カリウム・ナトリウム・マグネシウム・リン・鉄・カロチン・ナイアシンなどです。またオレイン酸や19種類以上のミネラルやビタミンも含んでいます。
またペカンナッツには銅も含まれています。銅は筋肉や骨にある栄養素で、鉄とヘモグロビンを結びつける働きがあります。そうすることで血液としての役割が発揮され貧血対策につながるのです。
このようにペカンナッツにはたくさんの栄養素が含まれています。しかし栄養があるからといってカロリーも高めな食品なので食べ過ぎは良くありません。またペカンナッツのみで身体に必要な栄養素を全て摂取できるわけではありませんので、バランスの良い食事を心がけましょう。続いてはペカンナッツとくるみの違いをみていきます。
ペカンナッツとくるみは何が違う?
原産地が違う
ぺカンナッツ(ピーカンナッツ)はアメリカ南部を中心に栽培されています。特にテキサス州とジョージア州で多く栽培されています。そしてくるみはアメリカのカリフォルニア州や中国で多く生産されています。このよにぺカンナッツとくるみは原産地にも違いがあることが分かります。
味が違う
味にも違いがあります。くるみは独特の苦みがありますが、ペカンナッツ(ピーカンナッツ)に苦みはありません。また先ほども紹介しましたがぺカンナッツは「バターの木」と呼ばれているほど脂質が多いので食感は柔らかいです。ナッツが苦手な方はペカンナッツから挑戦してみるのも良いでしょう。またぺカンナッツは香りがよくコクもあるので、高級なスイーツの材料として使われることもあります。
殻の固さが違う
そしてペカンナッツ(ピーカンナッツ)とくるみでは殻にも違いがあります。くるみはとても固い殻のナッツなのですが、ぺカンナッツの殻は柔らかめです。また殻の中にも少しの違いがあります。くるみは丸い形ですが、ぺカンナッツはクルミと比べると長細く平べったい形をしています。続いてはペカンナッツを使ったレシピを紹介します。
ペカンナッツを使ったおすすめレシピを紹介
ぺカンナッツに含まれる栄養素やくるみとの違いが分かったところで、続いてはぺカンナッツを使ったレシピを紹介します。そのまま食べるのももちろん良いですが、スイーツ感覚でいただくのもおすすめです。短時間で作れるものもあるので、是非参考にしてみてください。
レシピ①つけて固める!ペカンナッツきなこチョコレート
ペカンナッツアレンジレシピ1つ目は短時間で簡単にできるお菓子を紹介します。チョコレートをつけて固めてまぶすという3ステップなのでおすすめです。また電子レンジを使えば、火を使用しなくても調理できます。今回はホワイトチョコレートときなこの組み合わせを紹介しましたが、ブラックチョコレートと抹茶パウダーやクランチなどの組み合わせもおすすめです。
- ペカンナッツ 30g
- ホワイトチョコレート 30g
- きなこ 約15g
- ローストのペカンナッツを溶かしたホワイトチョコレートにつける
- ホワイトチョコレートがついたペカンナッツをクッキングペーパーに並べる
- チョコレートが完全に固まる前にきなこをまぶす
レシピ②朝食にぴったり!ペカンナッツのはちみつトースト
続いては簡単に作れるペカンナッツを使ったトーストを紹介します。他にも市販のクリームやジャムと一緒にペカンナッツを楽しむのもおすすめです。また甘めのトーストだけでなく、生ハムや野菜とも相性が良いので是非試してみてください。
- ペカンナッツ(ロースト) 15g
- 食パン
- はちみつ 大さじ1
- バター 少々
- 食パンをトースターで焼きます
- ローストのペカンナッツを食べやすい大きさに切ります
- 焼けたパンにバターをぬり、ペカンナッツをのせます
- 最後にはちみつをかけてできあがりです
レシピ③お好みの野菜につける!ペカンナッツソース
続いてはパーティーにもぴったりな野菜などにつけるソースを紹介します。ペカンナッツを加えるだけでいつもとは違った味を楽しめるのでおすすめです。また時間がない方は、お好みの野菜の上にくだいたペカンナッツをドレッシングと一緒にかけるのも良いでしょう。
- マヨネーズ
- 醤油
- ペカンナッツ
- お好みの野菜や海鮮など
- マヨネーズと醤油をお好みの量で混ぜます
- くだいたペカンナッツをソースの中に入れて混ぜます
- 食べやすく切った野菜や海鮮や野菜をお皿に盛ります
今回はマヨネーズと醤油の組み合わせを紹介しましたが、マヨネーズとケチャップの組み合わせもおすすめです。またバーニャカウダソースにくだいたペカンナッツを入れても美味しいです。野菜は胡瓜や人参やオクラやトマトやパプリカ、海鮮は海老などにすると彩りも良いので食卓が華やかになります。
ペカンナッツを使ったおすすめレシピを3つ紹介しました。今回は短時間で火を使わず簡単に作れるレシピを中心に紹介しましたが、ブラウニーやクッキーのせて焼いたり炒め物に加えるのもおすすめです。ペカンナッツはお菓子だけでなく、おかずにも使えるのが嬉しいです。
ペカンナッツを食べて健康になろう!
ぺカンナッツ(ピーカンナッツ)の栄養効果やくるみとの違いなどを紹介しました。ペカンナッツにはアンチエイジング効果もありたくさんの栄養素が含まれているので是非食べてみてください。