ネバネバ野菜の効果・効能を紹介!種類やおすすめレシピも!
モロヘイヤなどのネバネバ野菜は、体に良いと言われています。ネバネバ野菜には、どのような種類があり、そして、効果や効能があるのでしょうか?あのネバネバの成分とは、一体どのようなものなのでしょう?ネバネバ野菜を食材としたレシピには、どのようなものがあるのでしょうか?今回は、健康によいとされている、ネバネバ野菜の旬や効果・効能の情報について、レシピ情報を併せてお届けします。
ネバネバ野菜は健康維持に効果的な食材!
たくさんの種類があるネバネバ野菜
ネバネバの食品は、健康に効果があるといわれています。一番最初に納豆を思いつく人が多いのではないでしょうか?しかし、ネバネバの食品は納豆だけではありません。野菜にも、多くのネバネバ野菜が、実は存在するのです。
健康に良いと人気があるネバネバ野菜。このネバネバ野菜は、実は多くの種類があります。例として挙げていくと、モロヘイヤ・オクラ・明日葉・自然薯・長芋などです。それぞれのネバネバ野菜には、旬があります。旬や季節によって、摂取すべきネバネバ野菜も変わってきます。1年中必要とされている、人気がある食材です。
健康食材として根強い人気
ネバネバ野菜の粘り気は、健康によいとされており、健康食材として高い人気を得ています。粘り方も、ネバネバ野菜によって実は違いがあります。その粘りに合わせた調理法を取り入れることで、より、そのネバネバ野菜の健康効果を高めることができます。
今回は、ネバネバ野菜の粘り気の健康に良い効果・効能も活かしたレシピを併せて紹介をしていきます。旬によっても、その調理法は変わってきます。それだけ、ネバネバ野菜というものにはたくさんの種類が有るのです。
ネバネバ野菜の種類と効果・効能
ポリフェノールが含まれている「アシタバ」
「アシタバ」は、希少な日本原産の野菜の一つとされています。葉を切っても、次の日にはすぐにまた新しい葉が生えてくることから「アシタバ」と呼ばれるようになりました。強靭な生命力を持つ野菜です。伊豆諸島の名産品です。その他にも房総半島などで栽培されています。
「アシタバ」の茎を切ると、黄色いネバネバした汁が出てきます。この粘液には、カルコンとクマリンという成分が含まれています。カルコンは、黄金のポリフェノールと呼ばれています。強い抗菌作用があり、胃酸の分泌を抑える作用があると言われています。
アシタバに含まれているクマリンも、ポリフェノール酸系に含まれています。いわゆる香り成分です。むくみに効果があると言われています。その他にもβカロテンや植物繊維・ビタミン、ミネラルもたくさん含まれています。栄養価が高いので、アシタバの生産の9割が、サプリメントに加工されているほどです。
世界中で愛されている野菜「オクラ」
「オクラ」は、北アフリカ原産の野菜です。アオイ科トロロアオイ属の野菜です。若い実を食材として利用しています。この「オクラ」は、日本の野菜の歴史の中ではとても最近のものなのですが、その美味しさと手軽さで、あっという間に人気のネバネバ野菜となりました。
ネバネバ野菜として人気の食材「オクラ」のネバネバ成分には、ガラクタン・アラベン・ペクチンが含まれています。このぬめり成分は、食物繊維が豊富に含まれています。整腸作用があり、便秘を防ぎます。カリウムやカルシウムも豊富に含んでいるので、高血圧にも効果があるとされています。
「オクラ」の実の表面には、とても細かい毛が生えています。指に刺さるとチクチクするので、調理をする前には、塩でその細かい毛をこすり落としていきます。特に新鮮な「オクラ」の場合、産毛もとても丈夫です。丁寧に下処理をすることにより、美味しく食べることが可能です。
胃腸を整える効果のある人気野菜「モロヘイヤ」
「モロヘイヤ」もネバネバ野菜として、とても人気のある食材です。和名ではシマツナソと呼ばれていますが、原産国のエジプトでの呼び方「モロヘイヤ」という呼び方が広まっています。そのネバネバ成分は、ムチンと呼ばれるものです。
「モロヘイヤ」のネバネバ成分は、ムチンと呼ばれるものです。茹でて刻むと、このネバネバがより出てきます。ムチンは、たんぱく質と多糖類が結合した粘性物質です。粘膜を潤す作用があり、胃腸などを整える作用があるとされています。
料理の幅が広い好感度ナンバーワン「長芋」
「長芋」は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の野菜です。切ったりすりおろしたりすることで、ネバネバを発揮する食材です。「長芋」は、一年中スーパーで手に入れやすい食材ですので、いつでも食べたい時に使うことができます。生でも食べることができる芋です。
一年中手に入れやすいネバネバ野菜の「長芋」には、ジアスターゼが多く含まれています。このジアスターゼとは、消化酵素で、胃腸にとても優しい食べ物とされています。このジアスターゼが含まれているから、生でも食べることが可能なのです。火を通すと、粘り気は少なくなり、ほっこりとした優しい味わいになります。
ネバネバ野菜のおすすめレシピ
おつまみにも箸休めにも「アシタバの辛子和え」
- アシタバ1束
- マヨネーズ小さじ1
- 醤油大さじ1
- 辛子チューブで1センチ
- 白ごま適宜
- 塩(茹でる時に)大さじ1
- ボウルにマヨネーズ・醤油・辛子・白ごまを入れて、よく混ぜておきます。
- アシタバを洗い、沸騰させた塩入りの湯に入れて、茹でます。
- 2が茹で上がったらザルに上げ、冷水に浸して冷まします。
- 冷めたら水気を取り、ちょうどよい長さにカットをします。
- 1のボウルに入れて、タレを絡ませます。皿に盛り、完成です。
ほっとする和の味「オクラの炒め煮」
- オクラ2パック
- サラダ油小さじ1
- だし汁150ml
- 醤油大さじ2
- みりん大さじ1
- オクラは、指を使って産毛を塩でこそげとり、ガクを切り落とします。
- 鍋に油を入れ、オクラを炒めます。
- 全体的に油が回ったら、だし汁・醤油・みりんを入れ、落し蓋をして煮立たせます。
- 5分ほど煮たら、火を止めて完成です。温かくても、冷めても美味しく食べられます。
食感を楽しもう「モロヘイヤのナムル」
- モロヘイヤ100グラム
- Aにんにくチューブ1センチ分
- A生姜チューブ1センチ分
- A鶏がらスープのもと小さじ1
- Aごま油大さじ1
- A白ごま大さじ1
- 塩・醤油少々
- ボウルに、Aの調味料などを入れ、よく混ぜておきます。
- モロヘイヤをさっと茹でる。ゆであがったら、一口大に切り刻みます。
- 2を1のボウルに入れ、塩と醤油を入れて味を調整したら完成です。
食欲が無い時におすすめ「長芋とろろ」
- 長芋15センチ
- 白だし大さじ1〜2
- もみ盛りひとつかみ
- 長芋の皮を向き、おろし金ですりおろしていきます。
- すりおろした長芋に、白だしを入れ、よく混ぜます。
- 器に盛ったり、ご飯の上にかけるなどをし、最後の仕上げにもみ海苔をかけて完成です。
ネバネバ野菜の旬を季節ごとに紹介
春が旬のネバネバ野菜
春には春が旬のネバネバ野菜を食べましょう。その旬の時期には、スーパーなどの店頭でも、比較的手頃な価格で販売がされているからです。春に旬を迎えるネバネバ野菜は、アシタバです。アシタバは、新芽を出す2月中旬から5月に掛けてが旬とされています。房総半島や三浦半島、伊豆諸島や紀伊半島などで主に栽培がされています。
夏が旬のネバネバ野菜
夏は、ネバネバ野菜が一番旬を迎えるものが多い時期になります。モロヘイヤ・オクラ・ツルムラサキ・オカワカメなどです。モロヘイヤやオクラなどは、アフリカが原産とされており、夏の暑い時期に旬を迎えます。さっぱりとした食べ方もできる物が多いので、ネバネバ野菜の効果で、夏バテ対策をしていきましょう。
秋が旬のネバネバ野菜
秋が旬のネバネバ野菜は、初秋がツルムラサキ、それ以降は長芋や里芋などのイモ類が中心となってきます。ツルムラサキは、夏場の疲れを癒やすのに、効果がある成分が含まれている食材です。里芋や長芋などは、火を通すことで、ホッとした味わいになります。寒くなってくる季節ですので、体を更に労るような調理法が良いでしょう。
冬が旬のネバネバ野菜
冬が旬のネバネバ野菜は、根菜類が中心となってきます。自然薯や大和芋、ヤツガシラなどが、冬が旬のネバネバ野菜です。自然薯や大和芋はとろろとして、ヤツガシラはお節に煮物として入れると良いでしょう。冬のネバネバ野菜で、寒さに耐える体づくりをしていきましょう。
ネバネバ野菜を食べてしっかり健康になろう!
今回は、人気の健康食材のネバネバ野菜について、紹介しました。ネバネバ野菜にはたくさんの種類があり、それぞれに効果・効能があります。その効果効能を考えたレシピも一緒に紹介しました。1種類だけではなく、数種類かけ合わせたレシピもありました。ネバネバ野菜を体調に合わせてしっかりと食べて、健康な体を作っていきましょう。