餅の保存方法と賞味期限は?美味しく長持ちさせるコツと保存期間の目安
餅は好きだけど保存は知らない人って多いのではないでしょうか?年末や年始は、スーパーでは餅が多く見かけます。また、家で餅をついたり、ついた餅を頂く事もあります。餅好きにはたまらない季節でしょう。せっかくの餅を常温で置いていたら、あっという間にカビが生えてしまってがっかりな思いをした人も多いでしょう。上手く保存するのは、難しいです。知っているようで知らないことも多い餅は、餅の正しい保存方法・保存期間を知って美味しく餅を食べ尽くしましょう!冷蔵庫で水を使った保存方法や餅を使ったレシピも必見です。
餅の保存は冷蔵や冷凍で行おう!
最近は一年中スーパーで買うことができますが、やはり冬場に食べることが多い餅。冬だからと言って、常温では、油断大敵。常温といっても、暖房もあるので、カビが生えやすい状態になります。餅の保存は、冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。保存方法や保存期間をまとめてみました。美味しい餅をカビで台無してしまって、がっかりしないためにも餅を食べる前にチェックしておきましょう。
開封したものは常温保存厳禁!
小分け包装をした餅をスーパーでよく見かけます。長期保存もできてとても便利です。しかし、袋を開けた餅は常温での保存はできないです。餅はカビの生えやすい食品。餅を蒸すときに、細菌は死滅したとしても、包丁で切ったり、手で触ったり、空気中の細菌も餅についてカビの原因になります。また、餅は固いものですが、水分を多く含む食品なので、水分もカビの原因になります。では、どのように餅を保存すれば良いのでしょうか?
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— ゆいと💫 (@Yuito_0101) November 28, 2019
カビの生えた餅でも、焼いたり煮れば菌を死んでしまうと思うかもしれません。しかし、普通の調理程度の加熱しても、菌は生き残っていることも多いです。また、カビを取り除ければ、いいじゃないかと思う人もいるでしょう。しかし、カビは見えていないところにも菌糸が生えていることもあります。小さいカビのある餅は、菌糸だらけの可能性もあります。カビが生えた餅は残念ですが、健康のためには食べない方がいいです。
餅を冷蔵庫で保存する方法と保存期間
餅の保存方法として、冷蔵庫での保存があります。やり方は、一つずつラップで小分けに包装して、封ができるジップロックなどのフリーザーバックにまとめて入れて冷蔵庫で保存します。ポイントはなるべく空気を抜きた状態にすることです。ラップする時も、フリーザーバックに入れた時も、しっかり空気を抜いてください。空気中の細菌をシャットアウトすることで、カビから守ります。冷蔵庫では数日以内に食べきってしまいましょう。
餅を冷蔵庫で長持ちさせるコツは?
出典: https://tenki.jp
実は、冷蔵庫で保存するときに、餅を守ってくれる心強い秘密兵器があります。それは、わさびです。わさびは殺菌効果があるためにカビが生えにくいとされています。やり方としては、餅は、タッパーのような蓋が付いた密閉容器に入れます。次にわさびをお弁当のおかずを入れるシリコンカップやアルミカップにいれ、餅の入った容器の中に一緒に入れます。チューブタイプでも粉末状で練るタイプのわさびでもOK。お手軽な方法です。
餅を冷凍庫で保存する方法と保存期間
餅の保存方法として、もう一つは冷凍庫での保存です。やり方は、冷蔵の時と同様に、小分けにラップで一つずつ包装して、封のできるフリーザーバックにラップした餅を入れて冷凍庫へ入れます。冷凍の場合も、しっかり空気を抜いてから餅をフリーザーバックに入れてください。冷凍庫での保存のメリットは、数か月から半年ぐらいまでの長期保存ができるということです。子供のおやつやおかずの足しにストックできるのも便利です。
ついた餅の保存方法と保存期間
ついた餅は、やはりスーパーで売っているパック詰めされた餅では出せない美味しさがあります。しかし、どんな風に餅を食べようかなといろいろ迷っていたら、あっという間にカビが点々としていてびっくりしたって事があるのではないでしょうか?もちろん、常温では保存しないでください。ついた餅は、パックされた餅よりカビが生えやすいです。どうしてなのでしょうか?保存方法や保存期間も合わせてみてみましょう。
餅とり粉を使うとカビの発生を促す
昼帰ったら餅つきしてた pic.twitter.com/ygDLuRjpqC
— 🐮( '-' 🐮)ウシチャン (@usiokujira) November 28, 2019
家でついた餅を食べることも多い年末年始の時期ですが、たいてい餅とり粉が付いています。餅とり粉は、餅を丸めたり、切った時も餅どうしが引っ付かないようにするためには、必要な物です。ただ、カビにとっては、餅とり粉は、大好物。できる限り餅とり粉は、落としてから室温ではなく冷蔵か冷凍で保存するようにしましょう。
水餅の保存方法と注意点
餅の保存方法として、水餅という方法があります。昔から日本で使われていました。やり方は、水を入れた密閉容器の中に餅を入れます。蓋をして、冷蔵庫の中に入れます。イメージは豆腐が水の中で浮いているような感じです。このやり方で、一週間ほど保存ができ、つきたての餅のようにふわふわな状態をキープできます。とても画期的な方法です。
水餅の注意すべき点は、水を毎日かえなければいけないことです。確かに汚い水の中に浸かった餅は、不衛生で、カビ以外の細菌も増える可能性もあります。手間ですが、美味しい餅を食べるためには新鮮な水の中で餅を保存することが大事なポイントです。また、空気に餅が触れないように、しっかり餅を水の中に入れることも大事です。
大量の餅を保存するときは冷凍保存がおすすめ
餅を冷蔵するか、それとも冷凍するか、その選択は、餅の量によります。数日以内に食べきれそうな量であれば、冷蔵が良いです。しかし、大量の餅の場合は、冷凍した方がおすすめ。年末年始は、冷凍庫もフル活用する時期です。冷凍庫の容量と相談しながら、行ってください。冷凍した場合は、餅をいろいろな食べ方でゆっくり味わうことができるのは嬉しいです。
冷凍餅を使った簡単レシピ
おやつにも最適な「餅ピザ」
- 冷凍餅は、室温か電子レンジで解凍します。
- 解凍した餅の上にピザ用トマトソースを塗り、薄い輪切りにしたウィンナーをのせ、パブリカとピザ用チーズをのせます。
- 次にトースターでチーズがとろーりとなるまで焼けば、子供が大好きなピザの出来上がりです。
パーティにもパッと華やかになる一品です。餅と言えば、和のイメージですが、お正月なマンネリ化した食事を洋風なものに変えてくれます。
おつまみにもなる「おかき」
- 冷凍餅を室温で解凍します。解凍した餅をランダムに大体1cm角くらいの大きさに切ります。
- フライパンの中にサラダ油を入れ、180℃の温度になったら切った餅を入れて揚げていきます。
- こんがりきつね色になったら、取り出します。取り出した餅をボウルに入れて、塩と砂糖ときなこを入れれば、きなこおかきの出来上がりです。
味はお好みで、しょうゆと砂糖を絡めれば、しょうゆおかきも間違いない美味しさです。お子さまから、年配の方まで食べられるので餅が余った際にはおすすめのレシピといえるでしょう。
みんな大好きな「いちご大福」
本格いちご大福のレシピ。
— #ラク速レシピのゆかり (@igarashi_yukari) May 2, 2018
もち粉でつくるいちご大福は、ふんわりもちもち。おいしさにびっくりします^^https://t.co/6CP7WTfP6t #ぐるなびdressing #レシピ pic.twitter.com/mHMp7UmLj4
- 水で濡らした冷凍餅を電子レンジで加熱します。加熱具合は500Wで1分程度です。
- 餅は、火傷にしないように薄くのばします。苺をこしあんで包み、小さめなおにぎりのようにします。
- そして、餅の中におにぎり型の苺とこしあんを入れて包みます。苺が頭から出ているようなかわいい形に包むのがポイントです。
- こしあんと苺の甘さで、餅に砂糖が入っていなくっても、美味しく食べられます。
冷凍餅の解凍方法は?
冷凍餅は、三つ方法があります。一つ目は、自然解凍で室温で置いておく方法です。時間はかかりますが、何といっても楽です。目安ですが、室温で5時間ぐらいあれば、解凍できます。電子レンジで解凍するより美味しく食べられるのも、うれしいです。食べる前日の夜、寝る前に室温で置いておけば、朝ご飯に餅が美味しく食べられます。朝ご飯に、焼餅やお雑煮食べたら、手軽で腹持ちもいいですし、一日が元気に頑張れそうです。
二つ目の方法は、電子レンジを使った解凍方法。まずはラップを取った餅を水に付けて濡らします。それから、お皿の上にクッキングシートをひき、濡らした餅を置きます。加熱の目安は餅一個につき500Wで50秒から1分です。ただし、置く場所や状態によって、解凍具合は違いますので、様子を見ながら加熱しましょう。
電子レンジの場合は、ふわっと仕上がるので、お雑煮やお汁粉などを作るには、最適。クッキングシートのおかげでくっつきにくいので、餅を扱い方法です。
三つ目の方法は、電子レンジで中を解凍させてから、オーブントースターで仕上げるやり方です。まずは、ラップで包んだままの餅を電子レンジで一個につき500Wで30秒加熱します。それから、アルミホイルをひいたオーブントースターで餅を焼きます。焼き目が付いたら、出来上がりです。仕上がりは、外側はカリッとして、中は、ふわっとしています。電子レンジだけとは違う触感。磯部餅などの焼餅にもピッタリな方法です。
餅の正しい保存方法をマスターしよう!
餅は、古くから日本で親しまれた食品です。しかしながら、意外に保存方法や保存期間は知られていない食品。うっかり餅を常温で置いてカビに餅を奪われることは、本当に残念です。そんなことのないようにしっかり常温ではなく、冷凍庫か冷蔵庫で保存をして、思う存分餅を食べつくしたいです。