2018年12月19日公開
2024年08月23日更新
美味しい肉じゃがの作り方!7つのポイントを抑えてプロの味!
「肉じゃが」といえば、家庭料理の人気ナンバーワンとしてよく名前が挙がる親しみのある料理です。肉じゃがを食べると、どこか懐かしくてホワッと心まで温まりますよね。今回は7つのポイントを抑えた美味しい肉じゃがの作り方を紹介します。簡単なコツをつかんで、ちょっと工夫するだけでプロの味に仕上がります。是非、美味しい肉じゃがの作り方を参考にして、食べる人を笑顔にさせてください。
目次
美味しい肉じゃがの作り方を教えて!
日本人が好きな料理ランキングの上位に必ずと言っていいほどランクインする「肉じゃが」。私たちの食生活になくてはならない人気料理です。家庭によって肉じゃがの味があると思いますが、今回はプロ並みの美味しい肉じゃがの作り方のポイントやコツを紹介します。ちょっとしたコツで随分と美味しくなります。簡単で美味しい肉じゃがの作り方をマスターして、是非絶品肉じゃがを作って下さい。
美味しい肉じゃがの基本の作り方をマスターしよう!
コツを抑えて美味しい肉じゃがを作ろう
美味しい肉じゃがの作り方は基本はみな同じなのですが、そこにどんなコツを抑えるかがポイントになります。ちょっと手を加えるだけでこんなにプロ並みに美味しくなるの!と感動します。別に難しいコツではなく、ごく簡単なのですが知っておくのと知らないのとでは全然仕上がりの味が違います。材料の選び方から作り方、仕上げに至るまで意外と知らない美味しい肉じゃがの作り方のコツを覚えていきましょう!
美味しい肉じゃがの材料
ここでは基本の肉じゃがの材料を紹介します。基本の材料の牛肉を豚肉に替えたり、糸こんにゃくを加えたり自分好みの材料にアレンジすることもできます。初めて肉じゃがを作る方は、まずは基本の材料からはじめると簡単です。
- 薄切りの豚肉または牛肉(250g)
- じゃがいも(中4個)
- 人参(大1/2個)
- 玉葱(1個)
- きぬさや(5~6枚)
(合わせ出汁)
- 和風だし(600cc)
- 醤油(大さじ4)
- みりん(大さじ4)
- 砂糖(大さじ1)
野菜の下ごしらえ
美味しい肉じゃがの作り方で、まず大切なポイントは下ごしらえです。玉葱をカットする時に、玉葱のしゃきしゃきした食感を好む方は繊維に沿って大きめの櫛切りにします。柔らかくクタッと味のしみた玉葱を好む方は繊維に直角に切ると良いです。ジャガイモは食べやすい大きさにカットした後は、5~6分水にさらしてアク抜きをします。これは煮崩れをしにくくするコツです。
にんじんは乱切りすることによって、切り口に面ができ多方面から味が染み込むので美味しく仕上がるコツです。絹さやは側面のすじを取り軽く塩ゆでします。茹で終わったあとに冷水にさらすと、絹さやの緑が鮮やかになり見た目も綺麗です。
美味しい肉じゃがの作り方
それではプロもおすすめする簡単にできる美味しい肉じゃがの作り方を紹介していきましょう!
鍋を熱して油をひいたら、まずは肉を炒めます。肉を炒めないで作る方法もありますが、先に炒めておくとコクが出て美味しい肉じゃがに仕上がります。肉は炒めすぎないのが美味しい肉じゃがの作り方のポイントです。鍋に肉がひっつくようなら、火が強い証拠です。もし炒めているうちに肉が鍋にひっついたら、一旦火を止めて濡れ布きんの上に鍋を置いて熱を取ると肉が簡単にはがれやすくなります。
肉の色が変わってきたら、野菜類を加えてさらに炒めます。肉は炒めすぎると固くなるので炒めすぎないのが美味しい肉じゃがの作り方のコツです。全体的に油が馴染じむ程度でOKです。
ジャガイモの表面が透き通ってきたら、合わせ出汁の材料を入れます。その時に最初に砂糖と味りんを入れるのが美味しい肉じゃがの作り方のポイントです。甘みで味が具材に沁み込みやすくなります。煮立ったらアクを取って醤油を加えます。醤油を入れた後に一度味見をします。この時は、味が少し薄目と感じるくらいでちょうど良いです。
醤油を入れた後は煮込みの段階に入ります。落し蓋をしていったん煮立たせます。落し蓋がない時は、アルミホイルやクッキングペーパーで簡単に代用することもできます。強火でぐつぐつ煮込まないのが美味しい肉じゃがの作り方のポイントです。中弱火でことこと煮つめていきましょう。水分を半分量まで飛ばしながら煮詰めていくのですが、水分がなくなると焦げ付くので様子を見ながら煮込んでください。
だいたい約20分ほど煮込むと水分が半分量位まで減ります。そこで一旦火を止め常温になるまで冷まします。この時の冷めていく間に、出汁が具材にじわじわ沁み込んでいきます。1~2時間程度冷ましておくのがコツです。時間のない方は10分だけでも冷ますと味が全然違います。これがプロの味になる美味しい肉じゃがの作り方の最大のポイントです。
食べる直前に再度温めます。この時味見をして、もう少し醤油を加えたければ好みで調整して下さい。味が整ったら器に盛ります。仕上げに塩ゆでしておいた絹さやを飾ります。グリーンピースやさやえんどうでも見た目が華やかになっておすすめです。これでプロ並みの美味しい肉じゃがのできあがりです。
美味しい肉じゃがをプロ並みに作る7つのポイントとは?
それではプロの味に仕上がる美味しい肉じゃがの作り方のポイントやコツを解説していきましょう。ポイントやコツと聞くと何か難しい技法なのかと想像してしまいますが、実は至って簡単です!
肉じゃがは食べる2時間以上前に作ろう
美味しい肉じゃがの作り方のポイントの一つ目は、肉じゃがを食べる2時間以上前に作りはじめることです。なぜなら味が染みて美味しく仕上げるためには、最低1時間は火を止めて冷ました方が良いからです。とっても簡単なコツですが、この方法で何倍も美味しい肉じゃがになります。時間に余裕を持って作る肉じゃがは絶品になります。
肉の脂身の量を見極めよう!
美味しい肉じゃがの作り方のポイントの二つ目は、肉じゃがに使用する牛肉または豚肉の脂の量です。脂が多すぎると脂っぽくなってしまうし、少なすぎてもパサパサとした食感になってしまいます。また上質の肉を使うと、出汁を使わなくても良いくらい肉の旨味成分だけでコクのあるプロのような肉じゃがに仕上がります。また肉にあらかじめ下味をつけておくのも、美味しい肉じゃがの作り方のポイントです。
具材は煮る前に一度炒める
美味しい肉じゃがの作り方のポイントの三つ目は、具材を煮る前に一度炒めることです。具材を炒めることで煮崩れを防ぎ、香ばしさや風味も増します。水を入れて煮込む作り方もありますが、それは仕上げ段階に入る時で、まずは炒めてみましょう。
じゃがいもは男爵イモを選ぼう
美味しい肉じゃがの作り方のポイント四つ目は、じゃがいもは男爵いもを使うことです。普通はメイクイーンを使うことが多いのですが、実は男爵いもは煮込みにピッタリ合います。男爵いもはほくほくに仕上がり、出汁の味も染み込みやすいのが特徴です。ちなみにメイクイーンは煮崩れしにくいのが特徴です。もちろん肉じゃがにはどちらを使っても良いのですが、ここではあえて男爵いもをおすすめします。
煮こんでいるときは鍋のかき混ぜすぎに注意!
美味しい肉じゃがの作り方のポイントの五つ目は、鍋のかき混ぜ過ぎに注意することです。肉じゃがのせっかく柔らかくなった具材たちが崩れてしまっては、見栄えも悪く美味しそうに見えません。あまり扱わない方が良いです。仕上げ段階に入る前にじゃがいもと人参が煮えているか確認してみましょう。
煮汁の調整をしよう
美味しい肉じゃがの作り方のポイント六つ目は、煮汁を調整することです。肉じゃがの仕上げ段階に入った時に、煮汁の量が多ければ蓋を取ってさらに過熱し煮汁をとばします。逆に材料がまだ固い状態で煮汁が足りなければ、少しだし汁が水を足して煮汁を調整します。竹串でじゃがいもを刺してみて、すんなり串が通ったら煮えている証拠です。
仕上げにしょうゆを少し加える
美味しい肉じゃがの作り方のポイント七つ目は、仕上げに醤油を入れることです。最後に醤油を加えることによって全体の味が締まり、醤油の香りも立ちます。醤油を入れる時は、中火で温めながら鍋の内側に沿ってまわしかけます。醤油の香りは食欲をそそるので、是非試してみてください。
美味しい肉じゃがの作り方レシピを紹介
すでに簡単な基本の美味しい肉じゃがの作り方レシピを紹介しましたが、ここではちょっとアレンジした人気の肉じゃがレシピを紹介します。様々なプロの味を作れるようになると嬉しいですね。
クックパットで人気「だしも水も一切使わない肉じゃが」
美味しい肉じゃがの作り方レシピ一つ目は「だしも水もいっさい使わない肉じゃが」です。材料は4人分です。
- じゃがいも(5個)
- にんじん(1本)
- 玉ねぎ(1個)
- 牛肉切落とし(100グラム)
- しょうゆ(大さじ1半)
- 砂糖(大さじ1半)
- みりん(大さじ1半)
- じゃがいもは皮を剥いて乱切りにします。切ったら水に10分~15分さらしておきます。
- にんじんは乱切りに、玉ねぎは櫛切りにします。
- 鍋にしょうゆ、砂糖、みりんの調味料を入れて火にかけ、砂糖を溶かしながら沸かします。
- 鍋に牛肉を入れて、まずしっかり味を染み込ませます。次に水気を切ったじゃがいもと人参を加えて2~3分火にかけ、全体に味をなじませます。
- 玉ねぎをパラパラとバラすように入れて、さらにひと混ぜします。
- 落し蓋をして、じゃがいもが柔らかくなるまで約20分~30分煮て出来上がりです。
簡単で美味しいプロのレシピ「昔ながらの肉じゃが」
美味しい肉じゃがの作り方レシピ二つ目は、料理のプロが作る「昔ながらの肉じゃが」の簡単レシピです。材料は4人分です。
- 牛こま切れ肉(250g)
- じゃがいも(6個)
- にんじん(1本)
- 玉ねぎ(1個)
- しらたき(1袋)
- 万能ねぎ(4本)
- 塩 サラダ油 酒 砂糖 みりん しょうゆ
- じゃがいもは皮を剥いて大きめに4等分くらいにザクッと切り、10分間ほど水にさらし水分を拭き取っておきます。
- 牛肉、にんじん、玉ねぎは食べやすい大きさに切ります。万能ねぎは根元を切って3cm幅に切ります。
- しらたきは食べやすい大きさに切り、軽く塩もみをします。ひたひたの水が入った鍋に火をかけ沸騰したお湯で2~3分程ゆがきます。
- 鍋にサラダ油大さじ1を入れて牛肉を炒めます。肉の色が変わったらじゃがいも、にんじん、玉ねぎ、しらたきを加えます。
- 全体に油が行き届いたら酒大さじ3と水を加えます。煮立ったら砂糖大さじ1、みりん大さじ3を加えて混ぜて弱火にし、蓋をして7~8分煮ます。しょうゆ大さじ5を加えて軽く混ぜ、蓋をして更に8分ほど煮ます。仕上げに万能ねぎを加えて出来あがりです。
一味違った肉じゃが「塩昆布で味つけした肉じゃが」
美味しい肉じゃがの作り方レシピ三つ目は、基本の肉じゃがをアレンジした「塩昆布で味つけした肉じゃが」です。材料は4人分です。
- 豚肉(100g)
- じゃがいも(大3個)
- にんじん(1本)
- 玉ねぎ(1個)
- さやえんどう(10枚ほど)
- 水(250cc)
- 塩昆布(10g程度)
- 炒め油(少々)
- じゃがいも、にんじんは皮を剥き、乱切りにします。玉ねぎは1cm幅の櫛切りにします。豚肉は食べやすい大きさに切ります。
- 鍋に油を敷いて熱し、肉を炒めます。肉の色が変わってきたら、じゃがいも、にんじん、玉ねぎを入れて全体に油が馴染むように優しく混ぜながら炒めます。
- 水と塩昆布を加えて沸騰させます。
- 沸騰してきたらアクを取り、落し蓋をして具材が柔らかくなるまで中火で煮込みます。
- 電子レンジで30秒ほど過熱したさやえんどうを飾って出来あがりです。
調味料はシンプル「洋風肉じゃが」
美味しい肉じゃがの作り方レシピ四つ目は、シンプルで簡単な「洋風肉じゃが」です。材料は4人分です。
- ベーコン(200g~お好みの量で)
- じゃがいも(3個)
- 玉ねぎ(1~2個)
- にんじん(1本)
- ブロッコリー(1株)
- コンソメ(1個~)
- バター(適量)
- 黒こしょう(お好みで)
- ベーコンは約2cm幅で切り、じゃがいもとにんじりは乱切りにします。
- 玉ねぎは櫛切りまたは2cm幅に切ります。ブロッコリーは小房に分けておきます。
- フライパンまたは鍋にバターを入れて熱し、ベーコン、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもの順に加えながら炒めます。
- 軽く炒めたら、水とコンソメを入れて沸騰させます。
- 水分量が半分くらいになったら、ブロッコリーの茎の部分を下にして加え2分ほど煮ます。
- 塩こしょうで味を調え、お好みで黒こしょうを加えたら出来あがりです。
白ごはんがすすむ「簡単めんつゆ肉じゃが」
美味しい肉じゃがの作り方レシピ四つ目は、白ご飯にもお酒にもバッチリ合う「簡単麺つゆ肉じゃが」です。材料は4人分です。
- 豚肉(200g)
- じゃがいも(4~5個)
- にんじん(1本)
- 玉ねぎ(小2個)
- 糸こんにゃく(1袋)
- 麺つゆ3倍濃縮(大さし4)
- 砂糖(大さじ2)
- 酒(大さじ1)
- みりん(大さじ1)
- ごま油(大さじ1)
- 水(1カップ200cc)
- じゃがいも、玉ねぎ、にんじんをひと口サイズに切ります。糸こんにゃくは食べやすいように3等分くらい切ります。
- 鍋またはフライパンにごま油を敷き玉ねぎを炒めます。
- 玉ねぎに油がまわったら、フライパンの端に玉ねぎを寄せて豚肉を入れます。麺つゆ、砂糖、酒、みりんを加えて味付けしながら豚肉に火が通るまで炒めます。
- 火が通ったら、じゃがいも、にんじん、糸こんにゃくも加えて具材全体が均一になるように優しく混ぜます。
- 水を加え軽く混ぜ、強めの中火で約10分煮ます。時々軽くかき混ぜて下さい。
- 10分経ったら蓋を開けて、お好みの煮汁の量に減るまで煮込んでください。煮汁が少なくなったら出来あがりです。
美味しい肉じゃがの作り方やポイントを実践してみよう!
いかがでしたでしょうか?ちょっとしたコツやポイントをつかめば、誰にでも簡単にプロ並みの美味しい肉じゃがが作れることが分かりました。肉じゃがは誰もが大好きな人気料理の一つです。きっと美味しい肉じゃがで食べる人の心を幸せにしてあげれると思います。簡単な美味しい肉じゃがの作り方に是非チャレンジしてみてください。これで肉じゃががあなたの得意料理になること間違いなしです!