レモンの上手な切り方まとめ!くし切り・輪切りから絞りやすい切り方まで!

いつ買い物に行っても陳列されているレモンは、年間を通して流通している果物です。レモンは酸味が強いので料理の主役になることはほぼありませんが、脇役なら完璧にこなす食材です。レモンは丸ごと利用することが少なく、普段様々な切り方で私たちの食卓に並びます。今回はレモンのおしゃれな切り方やくし切り、輪切り、絞りやすい切り方、カクテルに合う切り方まで、たくさん紹介します。レモンは添えるだけでも料理が華やかになるので是非参考にしてください。

レモンの上手な切り方まとめ!くし切り・輪切りから絞りやすい切り方まで!のイメージ

目次

  1. 1レモンのおしゃれな切り方で食卓を華やかに!
  2. 2レモンの切り方「基本のくし切り」
  3. 3レモンの切り方「基本の輪切り」
  4. 4レモンの切り方「上級おしゃれ」編
  5. 5レモンの果汁を絞りやすい切り方
  6. 6レモンの切り方はバリエーション様々で楽しい!

レモンのおしゃれな切り方で食卓を華やかに!

レモンは単体では料理として見かけませんが、からあげなどの揚げ物に添えたり、レモン煮や焼き菓子などいろいろな料理を引き立てる役目で食卓に登場します。レモンは皮、身、すべてを食べる事ができる果物です。国産が出回る時期はとても少ないですが、輸入レモンは年間を通して流通しているのでいつでも気軽に手に入れることができます。

さてレモンには、いろいろな切り方があることを知っていますか?ポピュラーなところではくし切りや輪切りですが、飾り切りといって料理を華やかにするおしゃれな切り方や、レモン果汁が必要なときは果汁を絞りやすい切り方もあります。またカクテルに添えるおしゃれな切り方もあります。レモンを料理に合わせて切ることができたら、いつも変わり映えがなかった料理も大変身です。

レモンは料理の付け合せにする場合、絶対になくてはならないものではありません。しかしレモンがあることで味にアクセントがついたり見た目が華やかになるなど、料理を引き立たせる役という点では大切な付け合せです。今回はレモンのいろいろな切り方についてくわしく解説するので、是非普段の料理に役立ててください。

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レモンの切り方「基本のくし切り」

切る前にレモンをコロコロ押しながら転がそう

レモンの切り方で基本のくし切りを紹介する前に、ひとつ知っておくと便利な裏ワザを紹介します。レモンは切る前に、コロコロ押しながら転がすとたくさんの果汁が絞れるのです。これはどうしてかというと、転がすことでレモンの細胞がつぶれるので絞りやすくなる、という事です。後にも絞り方を紹介しますが、このひと手間があるかないかによって絞れる果汁の量は格段に変わるので覚えておくと便利です。

コロコロ転がす具体的な方法は、洗ったレモンをテーブルやまな板に軽く押しつけながらてのひらで数回転がします。レモンは皮が固いですが強く押し付けないように気を付けてください。あらかじめ軽く電子レンジで温めると皮が少し柔らかくなって転がしやすく、また果汁が絞りやすくなります。それではレモンの基本的な切り方であるくし切りの紹介です。

縦半分に切ったらさらに1/3サイズに切ろう

まず、レモンを縦半分に切ります。半分になったレモンを縦に1/3に切ると完成です。基本の切り方なのでとても簡単です。レモンには筋があるので、縦半分にする際に斜めに半分にすると断面図(見た目)がきれいになります。さらに両端を切り落とすと持ちやすくなるので、絞りやすいです。
 

また、1/3に切るときに縦ではなく横に切ると実が崩れにくくなるので、炒めものなどにそのまま使うことができます。見た目の断面図もきれいなので一度試しに切ってみてください。

カクテルに添えるのにぴったりな切り方

くし切りしたレモンをカクテルに使用するときは少しのアレンジを加えるだけできれいに見せることができます。くし切りにしたレモンの皮の内側を、果肉に沿って包丁を入れるだけです。切り目をカクテルグラスの淵にかけるだけなので簡単に作ることができます。輪切りにしたレモンを中に入れても果汁丸ごとの風味が生きますが、淵にかけるだけでおしゃれに見えます。

くし切りをアレンジした「V字カット」の切り方

一見とても難しそうに見えますが、実は簡単なV字カットはくし切りにしたレモンにV字に包丁を入れるだけでの簡単な方法で作ることができます。パフェに乗っているりんごの切り方でもおなじみのV字カットですが、力を入れすぎるとレモンがつぶれてしまうので気を付ける必要があります。V字カットしたレモンは少しずつずらして、カクテルグラスの淵にかける切込みを入れたら完成です。ひと手間加えるだけでおしゃれになります。

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レモンの切り方「基本の輪切り」

1cmくらいの厚さが切りやすい

続いてはレモンの基本的な切り方のひとつ、輪切りです。輪切りレモンはシロップ漬けにしたり、レモン煮や焼きもの、ドライフルーツなど幅広く活用できるので是非マスターしておいたほうがいい切り方です。輪切りは横にしたレモンをそのまま切るだけなのですが、実は思ったより難しいものです。

薄く切るとレモン煮などの煮物には活躍しますが、なかなか難しいです。ドライフルーツや焼きものなどで活用する場合は、1センチくらいがいちばん切りやすく、きれいに輪切りにできます。

レモンを回しながら切るのがポイント

レモンは丸いので、まっすぐに切ることが難しい果物でもあります。切っていくうちにだんだん歪んで、最後のほうは斜めになっていたなんて経験はありませんか?そんな時はレモンを回しながら切ると、ズレることなく切れます。左手でしっかりレモンを固定し、包丁を入れたら少し回します。そしてまた固定し、回すの繰り返しで、厚さが乱れることなく切ることができます。

カクテルに添えたいおしゃれな輪切りの切り方

輪切りにしたレモンをカクテルに添える場合、そのまま切込みを入れても立体的できれいです。しかしせっかく輪切りにしたのでもう少し手を加えておしゃれな輪切りにチャレンジしてみましょう。スライスしたレモンの皮と実の間に半分くらいまで包丁を入れ、皮を結ぶだけでおしゃれに変身します。また、輪切りの中心部から外側に切込みを入れて、断面を向こう側と手前にねじるだけでもおしゃれに変身します。

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レモンの切り方「上級おしゃれ」編

レモンの基本の切り方を紹介しましたが、いかがでしたか?普段から料理をする人はもう少しチャレンジしたくなりませんか?続いては、レモンのおしゃれな切り方、上級編の紹介です。

「ホーセズネック」は螺旋が美しい

ホーセズネックという言葉を知っていますか?ホーセズネックはカクテルのスタイルの一つで、らせん状に剥いたレモンの皮をカクテルグラスの淵にかけ、内側に垂らしたスタイルを指します。そのらせんがカクテルグラス越しにきれいに映るのがロマンティックなので、カクテルに限らずジュースのグラスに入れてもきれいです。

レモンのホーセズネックの作り方は、洗ったレモンをりんごの皮むきの要領で薄く剥きます。これが、慣れていない人には難しく、切れてしまうことがよくあります。あえて厚めに向くのも一つの方法ですがきれいにみせるのであれば薄く剥くことがおすすめです。皮を剥いたレモンはその両サイドを包丁で切り落として形を整えて、切り終わり(へたのほう)をカクテルグラスの淵にかけたらできあがりです。

「喋型」で料理を華やかにアレンジ

喋型(ちょうがた)の切り方を知っていると、簡単なのでいろんな場面で活躍します。薄く輪切りにしたレモンの、中心部から外側に向けて包丁を入れます。あとは器に盛り付ける時に切り込みを左右に広げるだけです。立体なので蝶々に見えて、料理が華やかになります。

「チューリップ型」で可愛らしく

レモンをチューリップ型に切ることもできます。これはちょっとしたテクニックが必要なので料理をする人でも難しい技ですが、時間をかけたらだれでも切ることができます。チューリップ型に切ると絞りやすい利点があります。達成感がある切り方でもあるので、興味がある人は是非チャレンジしてみてください。

言葉で説明すると難しいですが動画を見ると分かりやすいです。レモンは小さいので切る量が多くなるとつぶれやすくなるので注意が必要です。あらかじめどのあたりに包丁を入れるか決めておくとスムーズに切ることができます。レモンの外側から中心部に向かって包丁を入れるのですが、この時に中心部はいつも同じ場所をイメージするとずれることなく切ることができます。

「飾り切り」で料理をアートに

飾り切りは簡単なものから複雑なものまで、実にたくさんの種類があります。どんな複雑な切り方でも、ベースになる形があるのでベースをしっかりとマスターしておけばあとは練習次第で上手に、短時間で切ることができるようになります。続いてはもう少し複雑な切り方を紹介します。

こちらはくじゃくに見えるレモンの切り方です。6等分~8等分のくし切りがベースになっています。一見難しそうに見えますが、よく見るとこれはこの写真を見ただけで切ることができます。身と皮の間に包丁を入れるのですが、ほとんど終わりまで包丁を入れることがポイントです。

写真を見ると分かりやすいですが、あとは皮を切ってしまわないように注意しながら細く包丁でラインを入れるだけです。ラインを入れたら端っこを中に入れ込むだけで、存在感があるくじゃく型の飾り切りの完成です。たくさん切り込みを入れるので、レモンは8等分より6等分の方がきれいに切れるのでおすすめです。

こちらはウイングと呼ばれるレモンの切り方です。一見ウサギの耳のようにも見えるかわいらしい切り方ですが、こちらも写真をよく見ると切り方のヒントが隠れています。くし切りにしたレモンの身と皮の間3/4くらいまで包丁を入れて、両端からやや斜めに切り込みを入れるだけです。あとは皮の先を内側に折り込んで完成です。

この切り方は自立させることが可能です。自立させる場合は下になる方を切り落として横に添えるようにすると動きが出ておしゃれに見えます。高さがあるので、立体的な料理やお刺身の横に付け合せるのがおすすめです。

ここではくし切りにしたレモンのアレンジを紹介しましたが、輪切りレモンでも、その他の切り方をしたレモンでも、応用はたくさんあります。様々な切り方をマスターしておくとパーティなどの料理でも披露することができるのであっと驚かれること間違いなしです。是非数種類マスターしてください。

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レモンの果汁を絞りやすい切り方

続いてはレモンの果汁を絞りやすい切り方の紹介です。レモンは脇役になりがちですが、レモンがあるからこそ引き立つ料理はたくさんあります。レモンを添えるだけでも鮮やかな黄色はさし色になってきれいでゴージャスに見えますが、実際レモンを絞ることを想定すると絞りやすい切り方も覚えておいたほうが得です。

レモンをくし切りにする

せっかくレモンを絞るのなら、余すところなく果汁を絞りたいものです。しかしレモンは皮が固いので果汁を絞ることが難しい果物でもあります。最初にレモンをコロコロ転がす裏ワザを紹介しましたが、その裏ワザと合わせることで隅々まで絞ることができるので是非挑戦してください。レモンの果汁を絞りやすい切り方の一例を紹介します。

まずはレモンをくし切りにするのですが、この時に垂直に包丁を入れると筋が目立って見た目もよくないので、少し斜めに包丁を入れるようにするときれいに切ることができます。また、絞るときに筋が邪魔をしないので絞りやすいというわけです。

中央に切り込みを入れる

絞りやすい切り方にはポイントがまだあります。くし切りにしたレモンに、動画のように中央に切り込みを入れることで果肉が壊れて絞りやすくなります。また、切り込みを入れないで絞った場合とそうでない場合はレモン汁の飛び散りが全く違います。あらかじめ切込みを入れておくだけで効率がいい絞り方ができるので、カクテルなどに使う場合は特にこの方法がおすすめです。

白い筋が邪魔にならないように切る

くし切りにしたときにレモンの中央の筋や種が見える場合は、包丁で切るようにしましょう。種は包丁の先で払うように取り除きます。筋のあるなしで絞りやすさはかなり違ってきます。また、筋がないと見栄えもよくなります。

丸ごと一個絞るときの切り方

レモンは1個を小さく切って料理に添える事が多いですが、レモン汁が必要なときはまるごと1個を絞る方が手っ取り早いです。一般的に想像されがちなのは、半分に切ったレモンを手動ジューサーに押し付けながら絞る方法ですが、この方法は力と時間が必要なので絞りやすいとは言えません。最初は果汁が出やすいですが、皮の内側が絞りにくいためです。

レモン丸ごと1個を絞るときは、最初に紹介したようにてのひらでコロコロ押し付けながら転がしたり、電子レンジで温める方法が有効ですが、ほかにも方法があります。洗ったレモンの皮の上からフォークなどで穴を数か所あけることで、握りやすくなるのと、細胞が壊れてレモン汁が出やすくなります。コロコロ転がすことも電子レンジで加熱することも、細胞を壊すことが目的です。

これを行っているだけで、同じ手で絞ったり手動ジューサーを使ってもこれまでとは格段に絞りやすくなるので、レモンを丸ごと絞る前には是非一度試してください。

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レモンの切り方はバリエーション様々で楽しい!

今回はレモンの切り方についてたくさん紹介しました。また、絞りやすい切り方についても解説しました。野菜や果物が高騰しているのでなかなか付け合せのためにレモンを買う事は少ないかもしれませんが、普段の食卓を豪華に見せたりアクセントをつける場合は、レモンは冷蔵庫に常備しておきたい食材です。もし古くなってしまってもその香りと、レモンの皮に含まれるクエン酸は掃除にも使えるので大変便利です。

レモンの切り方は特別難しいわけではありません。皮が固いことを利用すれば様々な切り方ができるので、同じ料理でも華やかに見えたり、レモン汁を使うことで風味がアップすることもあります。今回紹介したレモンの切り方をマスターして、是非日常生活に役立ててください。

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