2018年12月10日公開
2024年08月23日更新
レモンサワーのカロリーは高い?糖質は?飲み会でよく飲むお酒と比較
居酒屋や飲み会でも大人気のレモンサワーですが、カロリーや糖質はどのくらいあるのか知っていますか?レモンと聞くとビタミンCたっぷりで健康的によさそうなイメージがあり、カロリーも高くないように思いますが、ダイエット中に飲むのはどうなのでしょうか?レモンサワーとハイボールなどその他のアルコール類とも比較し、よく飲む定番のレモンサワーのカロリーや糖質が高いのか調査してみました。
目次
レモンサワーのカロリーはダイエットに向かない?
ダイエット中にもお酒は飲みたいですが、お酒のカロリーはどのくらい高いのでしょうか?居酒屋でも飲み会でも大人気なレモンサワーのカロリーや糖質は高いのか、お酒が好きな人やダイエットしている方、しようとする方など気になる人は多いのではないかと思います。さらにレモンサワーはレモンなので健康的にも良さそうなイメージですが、ダイエットには向いているのでしょうか?カロリーと糖質の高さを見ていきます。
レモンサワーのカロリーや糖質について
レモンサワーは居酒屋でも大人気
レモンサワーはかつて居酒屋で安く飲めて酔える定番のお酒でした。それが今、若者世代を中心に超定番メニューとして話題になりブームになっているようです。レモンサワーは焼酎を炭酸水で割りレモン果汁を入れる簡単に作れるお酒です。ビタミンCが多く含まれていて飲みやすいことから若い女性にも注目されています。レサワ女子という言葉もでき、レモンの切り方などでインパクトあるものがインスタ映えするという声もあるそうです。
レモンサワーの原料
居酒屋などで作られているレモンサワーは、焼酎と炭酸水、レモン、ガムシロップを使っているのが一般的です。焼酎には甲類と乙類と2種類あり甲類はトウモロコシ等が主な原料でクセがなく比較的に飲みやすく、乙類は米、芋、麦等が主な原料で独特な香りや味わいが濃く、様々な風味があります。一般的にレモンサワーに使われている焼酎は臭みのない甲類のものになります。レモンとお酒自体は相性が良いので好みで作るのもありです。
レモンサワーの主役のレモンは国産レモンを使うのが良いです。外国産のものもありますが、香りや味わいも違うのでレモンサワーの仕上がりも変わってくるようです。レモンは色むらがなく弾力があり、皮がみずみずしく、ハリツヤがあるものを選びましょう。さらに手に持った時にずっしりと重みがあるものが良いです。皮ごと使う場合も、より国産のもを選ぶのがおすすめです。
レモンにはビタミンCが豊富に含まれていて、クエン酸と言われる有機酸も多く含まれています。ビタミンCには免疫力アップ、風邪の予防、疲労回復、健康の維持に役立つ栄養素があり、クエン酸は酸味の主な成分で、疲労回復、ストレス解消、免疫力向上など様々な効果があります。リモネンという成分はレモンの皮に多く含まれていて気分をリフレッシュする効果など様々な効能があります。
レモンサワーは焼酎ベースで、それにレモン果汁、ガムシロップ、そして炭酸水を加え、よく撹拌して作ります。
レモンサワーのカロリーと糖質は高い?
まずレモンのカロリーと糖質ですが、レモン100g当たりはエネルギー54kcal、水分85,3g、タンパク質0,9g、脂質0,7g、炭水化物12,5g、食物繊維4,9gになっています。糖質は7,6gです。レモン汁100g当たりはエネルギー26kcal、水分90,5g、タンパク質0,4g、脂質0,2g、炭水化物8,6g、食物繊維0,0gです。
レモンサワーのカロリーはお酒との配合やレシピによりますが、1杯当たり約160kcal~170kcalほどです。糖質量は焼酎と炭酸水は0g、レモン果汁(100ml)9g、ガムシロップ(1個)10gなので糖質は約20gほどになります。レモンサワー1杯の糖質は高いとまではいきませんが、何杯も飲むのは注意が必要です。
焼酎と炭酸水そのものに糖質はない。したがって、レモンサワーの糖質はレモンとガムシロップの量で増減する。
市販品のレモンサワーのカロリーや糖質は?
糖質は1g当たり4kcal、アルコールは1g当たり7kcalでアルコール自体は太らないと言われています。市販品のレモンサワー(350ml)のカロリーと糖質ですが、キリンの氷結シチリア産レモンはカロリー45kcalで糖質4,0g、サッポロチューハイ99,99クリアレモンは54kcalで糖質1,0g、アサヒもぎたてまるごと搾りレモンは55kcalで糖質0,7gです。今紹介したのは全て100ml当たりの量です。
糖質は炭水化物−食物繊維で計算することができます。レモンサワーの栄養成分はお酒との配合によって変わってきますが、エネルギー166kcal、タンパク質0,3g、脂質0,2g、炭水化物7,1g、食物繊維0,3gになっているようです。これで計算してみると炭水化物7,1−食物繊維0,3=糖質6,8なので1杯当たりの糖質の量は6,8gになります。
レモンサワーのカロリーや糖質を他のお酒と比較してみよう
レモンサワーのカロリーや糖質が分かったところで、ハイボールやその他のお酒にはどのくらいのカロリーと糖質があるのかレモンサワーと比べてみましょう。
ハイボールのカロリーや糖質は?
ウィスキーをソーダで割ったハイボールは、以前はロックやストレートで飲み年齢層の高い方に愛されてきたお酒で、度数も高いのでお酒の弱い方などには苦手なお酒の種類だったかもしれませんが、ハイボールという飲み方が普及しハイボールを飲む方も増えたのではないでしょうか?
出典: https://vokka.jp
居酒屋の定番の飲み物はビールやレモンサワー、ウーロンハイなどありますが、ハイボールも最近は人気のようです。低糖質で注目されていて、ビールや日本酒などの醸造酒に比べて脂肪として吸収される量がかなり少なくなっています。低カロリー、低糖質がハイボールの人気のひとつでもあると考えられます。太りにくいというのもハイボールの魅力です。
ハイボールとはウィスキーを炭酸水で割ったものです。ウィスキーを割った割合にもよりますが、ジョッキ1杯分として考えると、ハイボールのカロリーは160kcal~200kcal、糖質は0gです。ウィスキーなどの蒸留酒は発酵させたお酒を蒸留して作ります。蒸留させたウィスキーや焼酎は糖質を持たずゼロになります。ですが市販のハイボールには糖質が含まれているので注意しましょう。
そのほかの人気のお酒のカロリーや糖質は?
レモンサワーやハイボール以外のお酒のカロリーや糖質は、どのくらいの高いのでしょうか?ビール、ワイン、梅酒、焼酎のカロリーと糖質を見ていきます。
まずビールのカロリーや糖質ですが、焼酎などの糖質やタンパク質が含まれている醸造酒のビールは、蒸留酒に比べると太りやすくなっています。350mlでサッポロ生ビール黒ラベルは140kcal、糖質10,15g、キリン一番搾り生ビールは140kcal、糖質9,5g、アサヒスーパードライは147kcal、糖質10,5g、サントリーモルツは147kcal、糖質12,6gです。
次にワインのカロリーや糖質ですが、ワインのカロリーは赤、白ともに100ml当たり73kcal程度です。シャンパンやスパークリングワインは100ml当たり100kcal程度になっています。お店で出されるグラスワイン1杯の量は約125mlで90kcal程度、糖質は赤ワイン1杯約1,5g、白ワイン1杯約2g程です。他に貴腐ブドウから作られている貴腐ワインはワインの中でも糖度が高いので、カロリーも高くなっています。
次に焼酎のカロリーと糖質ですが、100ml当たり146kcal、1杯だとロックで70kcal、糖質は0gです。アルコール度数が高くなるほどカロリーは高くなりますが、焼酎は水割りや、ソーダ割で飲めばその分カロリーは低くなります。糖質を含まない焼酎は1合分でも糖質量は0gです。焼酎などの蒸留酒はダイエットするには向いているお酒になります。
次に梅酒のカロリーと糖質ですが、100ml当たり156kcalで、糖質は約20,7gです。お店で提供している1杯の梅酒ロックは約70kcalです。市販されている100ml当たりの梅酒ですが、チョーヤウメッシュは68kcal、糖質10,5g、チョーヤ紀州は199kcal、糖質29,5gです。梅酒はアルコール量も炭水化物量も多いので毎日多く飲んでしまうと太る飲み物になってしまいます。
焼酎などの蒸留酒には基本的に糖質が含まれません。そのため、糖質が気になる方は蒸留酒を選ぶのがおすすめ。
ダイエット中に気を付けたいアルコールのカロリー
様々なお酒のカロリーと糖質を見てきました。お酒のカロリーはアルコール度数が高い程高くなりますが、アルコールに含まれるカロリーはエンプティカロリーといって体内に蓄積されることはないので、蒸留酒などの焼酎はダイエットに向いています。ですがお酒にはアルコール以外にも様々な原料が含まれているのでその原料に含まれるカロリーは体内に残ってしまいます。
アルコール度数やカロリーの高さも気になりますが、お酒に含まれている糖質と、一緒に取るおつまみに気を付ける必要があります。お酒を摂取することで満腹感を感じにくくもなり、脂質や糖質の高いおつまみと一緒に糖質の高いお酒を摂ると体内への蓄積量がかなり多くなります。アルコール自体にカロリーはあるので、ダイエット中はストレスが溜まらない程度にアルコールを控えるのが無難です。
アルコールのカロリーはエンプティカロリーと呼ばれ、アルコール物質そのものが体脂肪になることはありません。
レモンサワーをダイエット中に飲むときの注意点
ダイエット中でも美味しいレモンサワーが飲みたいものですが、どのようなことに注意して飲めばいいのでしょうか?レモンサワーを飲むときの注意点を見ていきます。
レモンを使ったレモンサワーはダイエット中でも大丈夫
ハイボールもダイエット向きのお酒ですが、レモンを使ったレモンサワーもダイエット向きと思われます。レモン果汁とガムシロップが糖質になるので、ダイエット中は生絞りのレモンを使ってレモンサワーを作ると良いでしょう。生絞りであればほとんど糖質はなく、レモンの栄養素も入っているのでお勧めです。焼酎と炭酸水とレモンで出来るのでとても簡単です。レモンは年間通して流通もしていますのですぐに手に入ります。
レモンサワーの期待できる効果とは?
出典: https://fytte.jp
レモンはカロリーや糖質は比較的に低いので摂りすぎることはないと思われます。レモンの栄養素にはビタミンCが豊富でクエン酸といわれる有機酸を多く含んでいます。ビタミンCにはメラニン色素を減らす効能や抗酸化作用があり、美白や美肌効果があります。クエン酸は疲労回復に効果抜群でレモンはクエン酸の含有量がトップクラスのようです。
さらにレモンの皮には抗酸化成分が豊富に含まれていて老化予防効果に期待でき、血流促進効果もあります。ビタミンCとフラボノイドも多く含まれているので、悪玉コレステロールを減らして血管をきれいにし血圧の上昇を防ぎます。高血圧、動脈硬化などの生活習慣病の予防をします。その他にも肥満予防や新陳代謝が良くなるのでダイエットに効果的と期待が出来ます。
脂肪燃焼効果を発揮する「リモネン」という香り物質は、黄色い皮に豊富に含まれているからです。さらに、この香りは食欲抑制にも効果的。
ダイエット中は飲み過ぎに注意しよう
ダイエットしているときのアルコール摂取はもちろん好ましくないですが、お酒が飲めなくてストレスが溜まったり、飲み会などがありどうしても飲まなければいけないときには、飲みすぎに注意しながら飲むようにしましょう。どのお酒を飲むかのチョイス、糖質の少ないものを選ぶ、おつまみでは味の薄いものや、塩分をなるべく少ないものにするなど少しの工夫をしてダイエットに最小限の影響だけにするようにしましょう。
おつまみのカロリーや糖質にも注意!
ダイエット中は、お酒に含まれているカロリーや糖質も気を付けなければいけませんが、お酒と一緒に食べるおつまみにも気を付けた方が良いです。おつまみの定番になっている食べ物は脂質や糖質、塩分が多く含まれているので注意が必要です。枝豆や野菜サラダなど食物繊維をはじめに摂っておきましょう。カロリーが比較的に少ない冷ややっこやキムチ、刺身などにし、食べる際にはよく噛むこともポイントです。
甘味料が入ったレモンサワーは飲まないようにしよう
甘味料とは食品に甘味を与える食品添加物で、人工甘味料は砂糖よりも甘味が強く食品に添加する甘味料の量を減らすことが出来ます。カロリー0や低カロリーのものも多くダイエットに利用できる可能性や虫歯対策も期待できますが、デメリットとしてインスリンが分泌され体に脂肪を蓄えたり、食欲を増長させたり強い依存性もあるようです。エネルギーにならないのでダイエットには良いですが体に悪影響を及ぼすので気をつけましょう。
ダイエット中におすすめのレモンサワーレシピ
ダイエット中におすすめのレモンサワーは、ガムシロップや果汁などの糖質が含まれているものを使わず、生絞りのレモンを使用することです。材料は焼酎と炭酸水、レモンだけです。焼酎4と炭酸水6の割合で入れてそのままグラスにレモンを絞り混ぜ、最後搾ったレモンを入れて完成です。レモンは皮目を下にして搾るのがポイントです。香りやうま味成分が抽出できるようで、レモンのカットの仕方でも味わいが変わってきます。
グラスに焼酎を注ぎ、生のレモンをスクイザーを使って炭酸でお好みに割ってみて下さい。これが一番美味しいです。
レモンサワーのカロリーや糖質を知っておこう!
ダイエット中のお酒は避けられがちですが、お酒の種類や一緒に食べるおつまみなどに注意すれば絶対にダメだということはありません。レモンの成分にはダイエットや美肌、健康にも効果が期待できるので上手く取り入れて行きましょう。アルコールは適度な量の摂取でしたらストレス解消にもなります。居酒屋や飲み会で定番なレモンサワーのカロリーや糖質を知り、効率よくダイエットをして楽しく美味しくお酒を楽しみましょう。