2018年12月06日公開
2024年08月22日更新
絶品漬け丼のたれの作り方!めんつゆを使った簡単レシピなどを紹介
甘辛いたれがしみ込んだ漬け丼は、人気の丼の1つです。お店で食べる機会の多い漬け丼ですが、実は家庭でも簡単に作れるといいます。ここでは、めんつゆを使った人気のたれや、にんにく、ゴマ油などで作る簡単な漬け丼を紹介します。手順も詳しく説明しているので、料理初心者の方でも簡単に作ることができるでしょう。いつもとひと味違う漬け丼を食べたい方にもおすすめです。ぜひ家庭でも美味しい絶品漬け丼レシピを堪能しましょう。
目次
漬け丼のたれは自家製でいつでも美味しく食べよう!
漬け丼は、いつもの刺身を格上げしてくれる料理の1つです。甘辛いたれはご飯が進む味つけで、魚の旨みも濃厚に感じることができます。ここでは、漬け丼のたれの黄金比や、めんつゆを使った簡単なたれの作り方を紹介します。ぜひ、美味しそうな魚が手に入ったら漬け丼で味わってみてはいかがでしょうか?
漬け丼のたれの基本の作り方
漬け丼のたれの黄金比は?
漬け丼のたれの材料は、醤油、みりん、酒を使うのが基本的です。さまざまなレシピがあり、どれを利用するか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか?そこで便利なのが、漬け丼のたれの黄金比です。人気の黄金比は「醤油3:みりん3:酒1」といわれており、これさえ覚えておけば漬け丼のたれがいつでも簡単に作れるようになります。
調味料を混ぜ合わせて火にかけよう
漬け丼のたれを作るには、鍋で調味料を合わせて一旦加熱する必要があります。ただ、酒(料理酒)とみりん(本みりん)にはアルコールが含まれています。漬け丼を作るときにアルコール分が残っていると、せっかくの魚の旨みを損なう可能性があります。そのため、まずは鍋に酒とみりんを入れて沸騰させ、アルコール分を飛ばす「煮切り」という作業を行うようにしましょう。加熱時間の目安は、100mlに対し1分~1分半ほどです。
酒とみりんのアルコール分を飛ばしたら、醤油を入れます。醤油を入れてからは、ひと煮立ちさせたらすぐに火を消します。火にかけすぎると醤油の風味がなくなってしまうので、コンロから目を離さないようにしましょう。醤油、みりん、酒にはそれぞれ大切な役割があります。醤油は風味や味の決め手となり、みりんは甘みや旨みを加え、酒はコク、風味を出してくれます。黄金比をマスターしていろんな漬け丼を楽しみましょう。
たれはしっかり冷まそう
漬け丼のたれは、使う前にしっかり冷ますようにしましょう。粗熱が取れたからといってすぐに漬けにしてしまうと、魚の臭みが出たり鮮度が落ちてしまう恐れがあります。美味しい漬け丼を味わうためにも、この作業はおろそかにしてはなりません。急いでいるのであれば、氷水につけて冷やすと作業時間を短縮することができます。時折たれを混ぜると、さらに手早く冷やすことができるでしょう。
切ったマグロに冷ましたたれをまんべんなくかけよう
漬け丼のたれがしっかり冷めたら、漬けの作業にうつります。底の平らなバットにマグロを並べ、その上からたれをまんべんなくかけていきます。マグロは柵で購入した場合、好みの大きさやサイズにカットするとよいでしょう。食べ応えの出る角切りやそぎ切りなど、自由な切り方で構いません。そぎ切りをする場合は、上の画像のようにまぐろの繊維に対し、直角に包丁をあてて切ると、食べたときの食感がよくなるのでおすすめです。
冷蔵庫で冷やしながら漬け込もう
漬けマグロの準備ができたら、冷蔵庫に入れてたれを漬け込みます。たれが冷えているからと常温に放置しておくのは禁物です。必ず食べる直前まで冷蔵庫で冷やすようにしましょう。
漬け時間はお好みで調整!
漬け込み時間は30分以上を目安に好みで調整してください。浅漬けだと30分から1時間、しっかりと味のしみ込んだ漬け丼が食べたいのであれば半日から1晩漬けるとよいでしょう。途中でマグロを裏返すと、両面に綺麗な色がついた漬けが仕上がります。浅漬けもしっかり漬け込んだマグロも、どちらも美味しくいただけます。
冷蔵庫の中は想像以上に乾燥しています。そのため、マグロを入れたバットはラップをするなど、表面が乾燥しないように注意しましょう。ぜひ基本のたれ作りをマスターして、美味しい漬け丼を作りましょう。
お好みの薬味などを乗せて盛りつけ!
漬け丼には、さまざまな薬味がよく合います。おすすめは刻みネギ、いりゴマ、大葉の千切りなどです。また、ワサビを添えるとピリリとした辛さがまったりとした漬けマグロをさらに美味しく仕上げてくれます。刻み海苔も風味をアップさせるのに一役買ってくれる存在です。ご飯の上に敷いても仕上げに散らしても香りよく食べられるでしょう。
丼鉢にご飯をよそい漬けマグロを盛りつけます。ご飯に漬け丼のたれをかけると、最後まで美味しく食べられるのでおすすめです。最後に好みの薬味をのせれば漬け丼の完成です。彩りを考えながら盛りつけると見栄えよく仕上がります。いろんな薬味で絶品漬け丼を思う存分味わいましょう。
漬け丼のたれの簡単めんつゆを使ったレシピ
天かすが決め手の人気レシピ「めんつゆでマグロの漬け丼」
めんつゆで手軽に作れる人気の漬け丼レシピを紹介します。ご飯に天かすとネギを混ぜ、ひと手間加えているのがこちらのレシピの特徴です。天かすのコクとネギの風味が合わさって、お店で食べるような濃厚な味わいに仕上げています。めんつゆは甘みや旨みが入った万能調味料です。めんつゆを使うと漬け丼のたれも簡単に作れるので、料理初心者の方でも気軽に漬け丼作りに挑戦できるでしょう。2人分のレシピは下記の通りです。
- マグロの刺身10切れ分
- ご飯茶碗2杯分
- めんつゆ小さじ4
- 天かす大さじ2
- 刻みネギ2本分
- 大葉1枚
- ワサビ適量
- 底の浅いバットなどにマグロを並べ、上からめんつゆをかけて20分程おきます。大葉は千切りにしておきましょう。
- ボウルにご飯、天かす、刻みネギを入れて混ぜ合わせ、茶碗に盛りつけます。
- ご飯の上に1の漬けマグロをのせ、大葉、ワサビを飾れば完成です。
ゴマ油といりゴマのW使い「めんつゆで簡単!人気サーモンの漬け丼」
めんつゆ、ゴマ油、にんにくを使って簡単に作れる、サーモンの漬け丼のレシピです。人気のサーモンは、めんつゆに漬けることで濃厚な食感に変わります。卵黄と一緒に混ぜて食べると、ご飯がいくらでも進むでしょう。にんにくが隠し味になっており、ゴマ油といりゴマが風味をアップさせています。器や盛りつけにこだわると、もてなし料理としても喜ばれるでしょう。2人分のレシピは下記の通りです。
- サーモン(刺身用の柵)200g
- ご飯丼2杯分
- めんつゆ大さじ3
- みりん大さじ1
- にんにくのすりおろし少々
- ゴマ油少々
- 卵黄2個分
- 刻みネギ適量
- いりゴマ適量
- サーモンの柵は、食べやすいよう薄いそぎ切りにします。
- みりんは電子レンジで煮切ります。大きめの耐熱ボウルにみりんを入れ、600Wの電子レンジで50~60秒加熱します。臭いや味を見て、アルコール分が飛んでいたらOKです。
- ボウルに冷ました2、めんつゆ、にんにくのすりおろし、ゴマ油を入れてよく混ぜます。ジッパー付き保存袋に漬け丼のたれ、1のサーモンを入れて、軽く揉むように混ぜます。冷蔵庫で1時間以上寝かせましょう。
- 丼鉢に粗熱を取ったご飯を盛り、漬けサーモンを盛りつけます。真ん中にくぼみを作り、卵黄、刻みネギをのせ、いりゴマをふったら完成です。
めんつゆで美味しく食べる「マグロとアボカドの人気漬け丼」
女性に大人気のアボカドを漬けマグロと一緒にした、簡単めんつゆの漬け丼です。口の中でとろけるアボカドがマグロと相性抜群で、刻み海苔が香ばしい風味をプラスしています。ご飯に刻んだ甘酢生姜を混ぜているため、いろんな食感が楽しめる1杯となっています。子供がいる家庭では、レシピのワサビを抜いて作るとよいでしょう。2人分のレシピは下記の通りです。
- マグロ(刺身用の柵)150g
- アボカド1個
- めんつゆ50ml
- ワサビ小さじ1/2
- ご飯2杯分
- 甘酢生姜適量
- 刻みネギ適量
- いりゴマ適量
- 刻み海苔適量
- マグロの柵は、小さめのひと口大にカットします。アボカドは皮をむいて種を取り除き、マグロに合わせて切り分けます。甘酢生姜は千切りにしておきましょう。
- めんつゆにワサビを溶き、マグロを漬け込んで30分以上冷蔵庫で置いておきます。漬けができたら、アボカドを加えてさっとたれを合わせます。
- ボウルにご飯、甘酢生姜、いりゴマを入れて混ぜ合わせます。
- 丼鉢に3のご飯をよそい、2の漬けマグロ、アボカドを盛りつけます。上に刻みネギ、海苔をトッピングしたら漬け丼の出来上がりです。
漬け丼のたれの簡単本格アレンジレシピ
白だしを加えて上品な仕上がりに「マグロと長いもの漬け丼」
長いもの食感が心地よい、あっさりとした上品な漬け丼です。人気の白だしをめんつゆのように使うことで、簡単に漬け丼のたれを作ることができます。レシピのポイントは、マグロと長いもを同じ大きさに切りそろえて食べやすくしていることです。サクサクした食感とマグロのねっとりとした食感が合わさり、クセになるような味わいが楽しめるでしょう。2人分のレシピは下記の通りです。
- マグロ(刺身用の柵)100g
- 長いも100g
- ご飯丼2杯分
- 醤油大さじ1
- 白だし小さじ1
- 刻みネギ適量
- 刻み海苔適量
- マグロの柵は、小さめのひと口大の角切りにします。長いもは皮をむき、マグロに合わせてカットしましょう。
- ジッパー付き保存袋に醤油、白だし、マグロ、長いもを入れて混ぜ合わせ、空気を抜いて1時間から半日ほど冷蔵庫で寝かせます。
- 丼にご飯をよそい、2を盛りつけます。刻みネギ、刻み海苔をトッピングしたら漬け丼の完成です。好みでワサビと一緒にいただきましょう。
コチュジャンの辛味がアクセントに「韓国風ピリ辛マグロの漬け丼」
ゴマ油やコチュジャン、にんにくが入ったスタミナ抜群の人気漬け丼レシピです。韓国海苔が手に入れば、さらに本格的な仕上がりになります。混ぜて合わせるだけの簡単レシピなので、料理初心者の方もぜひ挑戦してみてください。マグロ以外にサーモンや残り物の刺身でも美味しく作ることができます。コチュジャンは好みに合わせて量を調節しても構いません。4人分のレシピは下記の通りです。
- マグロ(刺身用の柵)300g
- ご飯4杯分
- 刻みネギ1本分
- 韓国海苔4枚
- 醤油大さじ2
- にんにくのすりおろし1片分
- しょうがのすりおろし1片分
- ゴマ油大さじ2
- コチュジャン小さじ1~
- マグロの柵は薄いそぎ切りにします。ボウルに醤油、にんにく、しょうが、コチュジャンを入れてよく混ぜ合わせます。
- ジッパー付き保存袋にマグロ、漬け丼のたれを入れ、全体を軽く揉んで味をなじませます。冷蔵庫に入れて30分以上漬け込みましょう。
- 丼鉢にご飯をよそい、漬けマグロをバランスよく盛りつけます。適当な大きさにちぎった韓国海苔、刻みネギを盛りつければ、漬け丼の完成です。
にんにく&しょうがの風味が絶品な人気丼「カツオ漬け丼」
すりおろしにんにくと、スライスにんにくが入ったパンチのある人気の漬け丼を紹介します。しょうがの風味もきいていて、カツオがさっぱりと食べられる1杯です。漬け丼のたれをご飯にからめて作るので、最後まで美味しくいただくことができます。ほんの少しの砂糖が、たれにコクを出し旨みをアップさせています。甘辛いたれで、ご飯もどんどん進むことでしょう。2人分のレシピは下記の通りです。
- カツオ(刺身用の柵)150g
- ご飯2杯分
- 醤油大さじ2と1/2
- にんにくのすりおろし小さじ1/2
- 砂糖小さじ1
- ゴマ油小さじ1
- にんにく1片
- しょうが1片
- カツオの柵は、薄いそぎ切りにします。にんにくはスライス、しょうがは千切りにしておきます。
- ボウルに醤油、にんにくのすりおろし、砂糖を入れて混ぜ合わせ、そこにカツオの刺身を漬け込みます。好みに合わせて漬け時間は調整してください。
- ボウルにご飯を入れ、漬けカツオのたれの半量ほどを加えてさっくりと混ぜ合わせます。
- 器にご飯をよそい、漬けカツオを盛りつけます。にんにくのスライス、しょうがの千切りをちらし、好みでカイワレ大根をのせれば完成です。
胡椒のダブル使いがたれを格上げ「サーモンのブラックペッパー漬け丼」
黒こしょうと柚子胡椒は、あらゆる料理にアクセントをつけてくれる人気のスパイスです。胡椒をダブル使いしたサーモンの漬け丼は、おしゃれな丼が食べたいときに特におすすめです。たれを多めに作って、パスタなどにあえても美味しく作れるでしょう。ピリリとした味わいがクセになりそうな大人味の丼です。見ためも綺麗なので、パーティーなどのもてなし料理にもよいでしょう。2人分のレシピは下記の通りです。
- サーモン(刺身用の柵)200g
- ご飯丼2杯分
- めんつゆ130g
- ゴマ油大さじ1と1/2
- 黒こしょう小さじ1
- 柚子胡椒小さじ1
- 卵黄2個分
- 大葉2枚
- サーモンの柵はそぎ切りにします。ボウルにめんつゆ、ゴマ油、黒こしょう、柚子胡椒を入れてしっかり混ぜ合わせます。
- 底の浅いバットにサーモンを並べ、上から漬け丼のたれをまわしかけます。ラップをかけて冷蔵庫で半日ほど漬け込みましょう。途中で表裏をひっくり返すとなじみがよくなります。
- 丼鉢にご飯をよそい、大葉を敷いて漬けサーモンを盛りつけます。仕上げに、大葉の上に卵黄をのせたら漬け丼の完成です。
漬け丼のたれは意外と簡単に本格的に作れる!
甘辛いたれが絡んだ漬け丼は、家庭で簡単に手作りすることができます。基本のたれのレシピをはじめとし、めんつゆなどでも気軽に作れるのが魅力の1つです。にんにく、しょうが、ワサビなど薬味を一緒に加えると、味にパンチを加えることもできます。いろんなたれのレシピを活用して、美味しい漬け丼を楽しみましょう。