岡山のデミカツ丼はご当地グルメ！おすすめランキングTOP9！

岡山のご当地グルメと言えば「デミカツ丼」が挙げられるほど人気メニューです。岡山のデミカツ丼は、普通の卵とじのカツ丼とは一味違い、一度食べたら病みつきになる名物料理です。実は、デミグラスソースに似たカツ丼は岡山だけでなく、他県にも存在するようですが、浸透具合であったり県を挙げてアピールしているのは岡山県です。そんな岡山とはどんな県なのか、説明も交えて紹介します。

郷土料理、ご当地グルメに「デミカツ丼」が存在する岡山県は、桃やマスカットなど高級フルーツが産地で有名です。倉敷美観地区もあり、岡山デニムでも有名です。また、天空の城と言われる備中松山城や鳥上と言われる岡山城も有名です。沢山の観光スポットがあり、岡山市内には観光客の足となる路面電車も通っています。

JR岡山駅を降り立つと、桃太郎の銅像が立っています。注意してみると、他の場所にも桃太郎の像があります。岡山市内には、桃太郎伝説が残っていて、桃太郎は岡山市民のシンボル的な存在です。桃太郎の伝説好きな人にはたまらない岡山です。そして南には瀬戸内海があり、温暖な気候なため年間を通して観光客が訪れています。今回はそんな「岡山のデミカツ丼はご当地グルメ!おすすめランキングTOP９!」を紹介していきます。

岡山のご当地グルメである「デミカツ丼」とは、そもそもどんな料理か知っていますか?デミカツ丼は昭和の初め、岡山市の老舗「味司野村」の創始者が考案しました。ご飯にトンカツをのせてデミグラスソースをかけたものや、カツをソースにくぐらせたもの、キャベツを敷いたり生卵やグリンピースをトッピングしたりと、店によって、見た目も味も個性的です。デミカツ、ドミカツ、洋風カツなど、呼び名も豊富です。

店で使われているデミグラスソースは、基本的には各店舗でそれぞれオリジナルで作っていることがほとんどです。このため味の特徴も店によって異なり、鶏がらスープがベースのもの、ウスターソースがベースのもの、フォンドボーがベースのものだったりと、さまざまです。また、カツはチキンやポークを使っています。まるでカツ丼とハヤシライスを一緒に食している感じで、和と洋が融合していて、美味しいです。

デミカツ丼は店によって味が違うので、色々な店でデミカツ丼を食べても飽きずに食べることができます。岡山県民はもともとソースが好きな国民性なので、デミグラスソースも大好きです。ソース消費量全国第2位なのも納得がいく結果です。ちなみに1位は奈良県です。そんな、ソース好きが実証された岡山のご当地グルメデミカツ丼の有名店や人気店をランキングで知りたい方のためにTOP9までを紹介します。

岡山のご当地グルメデミカツ丼の有名店おすすめランキング第9位は、中華そばとデミカツ丼のセットメニューが人気の「なるほどや」です。県道212号線沿いにあるラーメン屋が提供しています。昔からあるラーメン屋の佇まいで、店の中も同様なので、昭和の懐かしい雰囲気が漂うホッとした空間です。この店の一番人気は、店の自慢であるラーメンとデミカツ丼がセットになった「鉄人セット（小鉢付きで1,000円弱）」です。

ご飯の上に千切り生キャベツをのせて、その上にトンカツ、そしてこの店特製デミグラスソース「ドビソース」がかかっています。サクサクの衣にジューシーな肉で、見た目味が強そうなデミグラスソースですが、意外とあっさり食べることができるデミカツ丼です。ラーメンの方は鶏がら豚骨ラーメンで、このスープがデミカツ丼によく合います。営業時間は11:00~15:00、17:00~22:00で月曜定休です。駐車場は2台停められます。

岡山のご当地グルメでデミカツ丼の有名店おすすめランキング第8位は、岡山県で珍しい汁なし担々麺の店で、デミカツ丼と汁なし担々麺のセットが食べられる「虎ぼるた大安寺店」です。この大安寺店は2号店で、1号店は北区田中にあります。しかし、デミカツ丼は2号店の大安寺店にしかメニューがないので、デミカツ丼と汁なし担々麺を目当てに来店する方も多いです。この店のデミカツ丼はチキンカツを使用しています。

セットにすると50円安くなるので、多くの人が汁なし担々麺とセットでオーダーします。ご飯の上にチキンカツがのり、ちょうどよい甘さのデミグラスソースがかかって、絶品です。また、チキンカツではなく、ポークが好みの方は、デミパーコ丼をおすすめします。デミパーコ丼とはトンカツではなく、豚の唐揚げのようなものにデミグラスソースがかかっています。カリッと揚がったサクサクの衣にはこのソースがよく合います。

チキンのデミカツ丼もポークのデミパーコ丼どちらもおすすめです。汁なし担々麺は香辛料の風味で美味しい麺です。デミカツ丼は単品だと500円ですが担々麺とセットにすると50円引きの450円と担々麺の単品の値段で食べれます。場所は岡山西バイパスの手前、西警察近くにあります。営業時間は11:00~23:00で年中無休です。座席数は72と広く取っています。駐車場も広々停められます。家族や仲間とガッツリ食べに来て下さい。

岡山のご当地グルメでデミカツ丼の有名店おすすめランキング第7位は、岡山屈指の人気を誇るうどん屋さんが提供するデミカツ丼が美味しい「讃岐男うどん」です。ここの讃岐うどんは、圧倒的なボリュームを誇り、大食いの方には必食と言える一品でしょう。また、メニューの中にデミカツ丼があり、セットでオーダーする人が多くいます。ご飯の上にトンカツと生のキャベツの千切り、そして紅生姜がのっています。

薄い衣に絶品のデミグラスソースがかかった、美味しいデミグラス丼です。うどんは並のうどんでも量が多いので、セットで頼む時は並がおすすめです。また、この店では卵でとじたカツ丼もメニューに並んでいるので「カツ丼1つ）」とオーダーすると卵でとじたカツ丼が出てくるので「デミカツ丼（780円）1つ」とオーダーしましょう。また、デミカツ丼に生卵が用意されるので、かけていただくスタイルが人気です。

こちらがセットメニューです。デミグラスソースは辛いような、甘いような独特の濃さを備えています。しかし、この量で並なのですから、結構なボリュームと言えます。大盛をオーダーしてしまうと、食べても食べても減らない感じなので、あまりおすすめはできません。このセットメニュー、同時注文すると「+α」扱いということで、多少安くなるようです。11:00~16:00、17:00~23:00営業、日･祝は22:00まで。不定休です。

岡山のご当地グルメでデミカツ丼の有名店おすすめランキング第6位は、名物ドヴィカツ丼が食べられる「洋食屋キッチン ふくま」です。ポップで可愛い店内で元祖ドヴィカツ丼を堪能できます。店主の曽祖父が大正時代に完成させた秘伝のレシピである「ドヴィソース」を使ったカツ丼（豚ロースや若鶏のササミ）を提供しています。夜だけのメニューがあったり、ケーキがあったり、洋食屋さんとして人気の店舗です。

元祖ドヴィカツ丼は、ローストンカツかチキンササミカツを選ぶことができます。ドヴィとはデミのことです。ご飯の上にキャベツの千切り、その上にカツがのって、ドヴィソースことデミグラスソースがかかっています。シャキシャキした太めのキャベツの千切りと、あっさりとしたドヴィソースとカツの相性が抜群で、思わず美味しいと呟いてしまう方が多いほどです。

アクセスは岡山市北区にあり、上道駅から徒歩7分のところにあります。この「元祖ドヴィカツ丼（味噌汁･香の物付き）で650円と、とってもリーズナブル価格です。営業時間は11:00~14:00がランチタイムになり、土日15:00（L.O14:30）になります。14:00~17:00（L.O16:30）は、ケーキが食べれるカフェタイムで、土日になると、15:00~17:00（L.O16:30）でディナータイムは17:00~21:00（L.O20:30）です。

岡山のご当地グルメでデミカツ丼の有名店おすすめランキング第5位は、本格的な和食が評判な店「聖原田」です。落ち着いた和の店ですが、女性客1人でも気兼ねなく食事ができるカウンター席もあります。場所は岡山市北区にあり、岡山駅から車で5分ほどのところに位置しています。熟練した料理人が腕をふるう、絶品の日本料理を楽しむことができる店で、ランチタイムのデミカツは限定30食ですが、お得に食べることができます。

ランチで食べることができるのは「特製デミカツ御膳（800円）」です。この御膳ですが、デミカツ丼とほとんど変わりません。夜も一品料理として、デミカツ丼がメニューに並んでいます。この店のデミカツ丼はご飯にレタスをのせ、カツと特製デミグラスソースがかかっています。そしてトッピングとして付いてくる半熟卵をのせ、黄身が絶妙にとろけるところをいただくのが、おすすめです。

聖原田は、ちょっと敷居の高いイメージのある日本料理店ですが、ここでも岡山のソウルフードであるデミカツ丼を食べれると聞けば、そのイメージもぐっとアットホームな印象に変わるのではないでしょうか?こだわって作った特製ソースと、さくさく食感のカツにやみつきになるでしょう。営業時間は11:00~14:00（L.O13:30）と、17:00~22:00になります（L.O21:30）。定休日は日曜日です。
 

岡山のご当地グルメでデミカツ丼の有名店おすすめランキング第4位は「麺屋 匠」です。アクセスは岡山市北区で、岡山駅から徒歩2分ほどの岡山駅駅ナカのラーメン店です。かつての麺屋 匠は市内の大雲寺交差点で営業していて、味には定評のある店です。サイドメニューとして、デミカツ丼が活躍しています。キャベツの千切り挟んでご飯とカツが重なり、ハヤシライスを感じさせるデミソースがたっぷりかかったこってりカツ丼です。

店内は以前と違い、シックな雰囲気でとてもおしゃれです。麺屋 匠こだわりの特製醤油ラーメンとセットで、ハーフサイズのデミカツ丼を楽しむことができます。ハーフサイズとはいっても、そのボリュームはかなりのものです。便利な駅前の店なので、電車の待ち時間などに利用するのもおすすめです。

ラーメンとデミカツ丼のセットは「たくみ+デミカツ（1,188円）」です。ラーメンのスープは鶏がらベースと豚骨しょうゆベースです。どちらもガッツリ食べたい方におすすめです。営業時間11:00~22:00で無休です。JR岡山駅2F（サンステーション南館） 新幹線改札から徒歩約2分です。岡山を訪れた際にはぜひ食べに来て下さい。

岡山のご当地グルメでデミカツ丼の有名店おすすめランキング第3位に輝いたのは、老舗の洋食屋として有名な「食堂 やまと」です。岡山市北区にあり、岡山駅から徒歩18分にある表商店街のすぐそばに存在し、この昔からある店構えが、美味しいデミカツ丼を食べさせてくれるような雰囲気です。時間帯によっては、行列ができることもあります。名物のデミカツ丼の他に、ラーメンや洋食類など、さまざまなメニューがあります。

食堂 やまとでは、衣のさくさく感がたまらないカツと、くせになるようなこだわりのソースがよく絡んだ絶品のデミカツ丼（並盛で700円）が人気です。ボリューム満点で、お腹いっぱい堪能できます。さらにボリュームを求める方には、魚介だしがきいた中華そばのセットもおすすめです。女性に優しい小さめサイズも用意されています。営業時間は11:00~15:00（15:00~16:00は麺類のみ）、16:00~19:00火曜定休です。

この店の一番人気は「中華そばとデミカツ丼」です。二つを同時にオーダーする人が多くいます。セットにはなっていないので、別々にオーダーしますが、この店のデミカツ丼は「小」があるので、心配いりません。中華そばとデミカツ丼、一見くどそうに感じますが、意外とさっぱりいただけます。口コミでも、そのデミソースの味は定評があるので、ぜひその味を確かめに来て下さい。

岡山のご当地グルメでデミカツ丼の有名店おすすめランキング第2位に輝いたのは、昭和の老舗人気店「だてそば」です。この店の人気メニューは、半々定食かやそば定食、カツ丼定食です。どれもデミカツ丼を食べることができます。小食でも自慢の支那そばとデミカツが食べたいなら、支那そばとデミカツ丼の両方が小さめの半々定食がおすすめです。だてそばは岡山市北区にある日本料理屋で岡山駅から車で5分の所に位置しています。

だてそばは、約50年前に作られたという、この店自慢の生卵入りのデミカツの歴史と伝説が詰まった味をそのまま楽しむことができます。50年もの間、地元岡山の人々に愛され続けてきたのにも納得の美味しさです。岡山市北区の人気ランキングでも常に上位にランクインするほどの大人気店です。食べやすいさらりとしたソースが絶品です。定休日は火曜と水曜になります。月木金11:30~15:00、土日祝11:30~17:00営業です。

デミカツ丼と一緒に、独眼流スープというのがあります。この独眼流スープは、支那そばの麺無し版（いわゆるラーメンのスープ）で、デミカツ丼と一緒にオーダーする人もいます。スープの中に、肉の塊が入っているというサプライズ演出もあります。このセットメニューは昔はなかったので両方のサービスを普通にオーダーし、お腹いっぱいで食べられない人が続出したことから、セットメニューが生まれました。

岡山のご当地グルメでデミカツ丼の有名店おすすめランキング堂々第1位に輝いたのは、デミカツ丼発祥の店としてかなり有名な「味司 野村」です。昔から変わらない味で美味しいと人気があります。野村は昭和6年に開業した店で、帝国ホテルで修業をした創業者が帝国ホテルのデミグラスソースと、日本で流行したカツを融合させたと言われており、まさしく「デミカツ丼」発祥にふさわしい店です。

絶品な帝国ホテルのデミグラスソースを、地元の人にも食べてもらいたいと岡山で開業し、試行錯誤の上にデミカツ丼が誕生しました。ただ、デミグラスソースにご飯ならハヤシライスになってしまうので、この店の看板メニューになるように考えられ、発祥に至りました。この店で発祥してから色々な店で広まってしまいましたが、基本のデミカツ丼が食べたいなら、元祖野村で食べるのをおすすめします。
 

元祖デミカツ丼で使用のトンカツは、ヒレとロースを選ぶことができます。ご飯とトンカツの間に挟んでいるキャベツは生ではなく、茹でたキャベツがホッとする美味しさを運んでくれます。サクサクのトンカツで中はジューシーなので、トンカツだけでも絶品です。この店はカツ専門店でもあるので、卵とじのカツ丼も食べることができます。カツ好きにはたまりません。11:00~14:30、17:30~21:00営業で無休です。

北海道十勝の「牛とろ丼」や愛知県名古屋市の「味噌カツ丼」など、地方には個性的なご当地丼があります。そんな中でも今回取り上げている岡山の「デミカツ丼」は、カツとデミグラスソースの和洋をとりまぜた組み合わせで地元の人に熱く支持されていて、度々テレビ番組でも紹介されてきました。吉本興業所属の江西あきよしさんが紹介する岡山B級グルメをyou tubeで視聴でき、そのデミカツ丼の美味しさと魅力を伝えています。

また「カミングアウトバラエティ 秘密の県民SHOW」では、岡山で50軒以上の店がデミカツ丼を提供しているということで、県民にデミカツ丼についてインタビューすると、誰もが「大好き」と声を揃えました。さらにある男性は「カツ丼が欲しいと言ったらデミカツ丼のこと。卵でとじる場合は「卵とじ」と言わないといけない」とコメントしています。岡山でデミカツ丼は、卵でとじるカツ丼よりもスタンダードなことが分かりました。

また「岡山のデミカツ丼という、とんでもなく旨い丼があるから作ってみた!」という内容で、自宅で岡山B級グルメであるデミカツ丼を作ってみましょうという企画で、you tubeにその作り方と解説がのっています。岡山へは遠くてなかなか行けない方でも、デミカツ丼を自宅で再現できるなんて素敵です。ぜひ、皆さんも作り方を見ながら、トライしてみてはいかがでしょうか?

今回は、岡山のデミカツ丼はご当地グルメ!おすすめランキングTOP9!を一挙紹介してきました。気に入った店は見つかりましたでしょうか?デミカツ丼発祥の店の発信により、現在ではそれぞれの店オリジナルに改良したデミカツ丼が味わえるようになりました。味が若干違うからこそ、どこで食べても飽きない味に定着しています。皆さんも岡山を訪れた際には、ご当地グルメであるデミカツ丼をぜひ賞味下さい。