上手な桃の保存方法とは?正しい保存の仕方や保存期間も調査!

桃は果物の中でも傷みやすいので保存は難しいほうだと言えます。特に熟成した状態の桃だと3日ほどで傷んでしまうので上手に保存する必要があります。正しく保存すれば冷凍の状態で1ヶ月も日持ちするようになりますし、切った状態でも3週間くらいは持つようになるので正しく保存して賢く桃を使い切るのがおすすめです。保存方法は色々とありますが、こちらでは特に冷凍した時のメリットと冷凍した桃の活用方法について書いています。

上手な桃の保存方法とは?正しい保存の仕方や保存期間も調査!のイメージ

目次

  1. 1桃の上手な保存方法や期間について正しく知っておこう!
  2. 2桃についての予備知識
  3. 3桃の夏の保存方法は?
  4. 4桃のアルミホイルを使った長期保存の方法を解説
  5. 5桃の冷凍保存について解説
  6. 6桃の剥き方と切り方をマスターしよう
  7. 7桃を上手な保存方法でおいしい味を長持ちさせよう!

桃の上手な保存方法や期間について正しく知っておこう!

桃の旬は7~10月くらいが最も多く、県によっても違いあります。日本では特に多いのは山梨や福島などになり7~8月が収穫時期になり市場に出回ります。桃の農家さんに聞くとアルミホイルを使った桃の保存方法が一番多いようで、アルミホイルを隙間なくぴっちりと桃を包むことで冷蔵庫でも1ヶ月ほどは持つようです。夏の収穫時期は桃が余計に傷みやすいので桃の農家を始め色々な保存方法を紹介していきます。

桃についての予備知識

桃の美味しい旬の時期と産地について

桃の収穫は全国の50%以上が東日本になります。岡山県は桃のイメージがありますが収穫量は高くありません。ただし、岡山県産の桃は清水白桃のブランドで知られる甘味が極めて強い桃が有名です。東日本の桃は赤い色の桃が主流なのに対して、岡山県を含む西日本は白桃が主流です。桃は品種によって収穫時期にばらつきがありますが、圧倒的に多いのは7~8月になります。そこから秋に向かって少しだけ収穫されます。

山梨ではブドウ狩りやサクランボ狩り以外にも夏には桃狩りが一般的に行われるほど桃の一大産地です。そもそも山梨は果物の一大産地なので様々な種類の果物が栽培されています。桃の保存方法であるアルミホイルを使った方法も山梨で紹介されました。他にも黄金桃などの種類も山梨では盛んに栽培されているので全国でも屈指の桃の収穫量を誇っています。切った桃からは驚くほどの桃の果汁がこぼれるのでとても人気です。

桃色という言葉があるように桃はピンクだと思っている人が多いと思いますが岡山の桃は白いのです。この白さは熟していないのではなく徹底した品質管理により日焼けをさせていないために白くなります。桃は通常ならピンク色になりますが岡山県産の桃は一つずつ袋掛けをすることで夏の直射日光を遮り桃の甘さの秘密である水分を失わずに育ちます。結果として甘味をたくさん含んだみずみずしい桃が出来上がります。

桃の保存期間はどれくらい?

まずは桃を常温保存した場合は保存期間は3~5日が目安になります。基本的に熟し具合で差が出てきますが、熟してしまうと3日くらいを境に傷み出します。ですが、うまく保存すれば最長1ヶ月くらいは長持ちするのも特徴です。さらに冷凍保存する方法なら皮をまるごと剥けるようになるのでかなり便利です。基本的に桃は日持ちしない果物の代表格なのですぐに食べられる分以外は早めに保存するのが基本です。

アルミホイルを使った方法なら1ヶ月くらいは持つという口コミも多いですが、ラップで代用しても3週間くらいは持つようです。保存期間は桃の品種によっても左右されるので一概には言えませんが、しっかりと密閉した状態で保存しておくだけでも傷みやすい桃がかなり長期で保存できます。また切った状態であってもラップをすれば多少は水分の蒸発を防げるので2~3日は品質が持ちます。基本的には切る前の保存がおすすめです。

桃のベストな保存方法は常温保存です。新聞紙でくるんで置くだけでも1週間くらいは味が持ちます。ですが桃が一番嫌うのは冷気と乾燥です。夏の暑さと湿気のなかで成長する桃は冷気と乾燥に極めて弱いので冷蔵庫に入れる時にはアルミホイルを使った方法が一番です。基本的には新聞紙などでくるんで冷暗所に保存しておく方が桃はベストな状態を保てるのでおすすめです。切った状態は基本的に劣化しやすいので注意が必要です。

桃がまだ硬い場合の対処方法

桃が硬いときには追熟させるのが最も簡単な方法です。単純に常温で保存しておけば柔らかくなってきますが置場所には注意が必要です。暑すぎず風通しの良い場所でないと桃が傷んでしまうからです。また扇風機の風のように強すぎる風もNGです。可能なら窓際で日陰の場所が安心です。また注意したいのは遅くに出回る黄金桃のように硬い品種は追熟しても柔らかくはなりません。硬い品種はワインに漬けたりするのも人気です。

桃にはいくつかの種類が存在しますが夏の前半に出回るのが甘味が強く果汁が豊富な白鳳系や、夏の後半に出回る果肉がしまっていて見た目が白い白桃系、硬めの果肉で煮崩れもしにくい黄桃系などがあります。その中でも黄桃系は加工食品として使われるのがほとんどでしたが、黄金桃のように甘味が強く生食に適した品種も登場しています。中でも保存期間が長めなのは白桃系になり岡山県のブランド桃の清水白桃などが有名です。

基本的に山梨や福島では生産地は硬めの桃を食べるのが主流です。白桃や黄桃は比較的に硬めの品種なので切ったあとでシロップやワインに漬けたりする事が多いです。中でも川中島白桃などは硬めの桃の代表格で真夏にとれる品種でかなり日持ちするほうです。桃は熟していない時は白ではなくて青みがかかった状態です。それから常温で追熟することでピンクや白みがかった色になれば食べごろです。白桃はきれいな白になります。

桃の夏の保存方法は?

桃は寒さに弱く低温障害を起こしやすい果物

桃は夏の暑い時期にとれる果物なので寒さに弱いのが特徴です。桃を買ったらすぐに冷蔵庫に入れてしまう人は注意が必要です。桃は低温障害を起こしやすく冷蔵庫に長く入れると黒ずんだり甘味が落ちたりします。そのため、桃は食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れて冷やすのが正解なので、夏の暑い時期でもすぐに食べない桃でも冷蔵庫に入れないようにするのがおすすめです。桃は常温で保存して食べきるのが基本です。

低温障害とは土中にある野菜でもかかることがあり腐敗したような状態になります。基本的には5℃以下で起こる状態ですが桃は夏の果物なので冷蔵庫くらいの低温でも簡単に低温障害を起こします。切った状態の桃を入れるとすぐに変色してしまうのは低温障害を起こすからです。そのため、ラップやキッチンペーパーでも常温なら保存は可能ですが、冷蔵庫に入れるときは断熱効果もあるアルミホイルで桃を包む必要があります。

桃は夏の果物の中でも高級フルーツに分類されるものの一つです。桃は白桃や黄桃に白鳳などの種類が存在します。その中でも岡山県産の清水白桃は酸味が少ない分だけ甘味を強く感じる種類の一つです。白鳳はとにかく柔らかくて果汁も多いことで知られますが、それだけに剥くときには少し難儀するので湯剥きなどもおすすめです。黄金桃は黄桃の中でも高級で強い甘みとほどよい酸味が特徴なのでデパートなどで見かけます。

夏でも冷蔵庫の保存はおすすめではない

桃の美味しさの秘密はたっぷりの水分にあります。そのため、夏でも冷蔵庫に入れてしまうと水分が蒸発し桃が持つ本来の美味しさを失ってしまいます。基本的には桃は常温保存が基本で涼しい所に置いておきます。ですが、冷蔵庫と同様にクーラーの風や扇風機の風を当てると水分が失われるので注意が必要です。また桃はスーパーなどで売られるときは未完熟のことが多いので常温で置いた方が甘くなることもあります。

黄桃は桃の中でも生食に使われるよりも加工されることが圧倒的に多い品種です。夏の常温保存が心配という人は買ってきた桃を切った状態でシロップ漬けやワイン漬けにするのもおすすめです。特に黄桃は硬いのですぐに熟する心配はありませんが、すぐに食べられる状態でないなら切ったあとに保存しておくのもおすすめの方法です。夏は特にアルミホイルを使って冷蔵庫に入れるのが無難ですが日持ちする黄桃はおすすめです。

桃は冷気と乾燥を嫌うので冷蔵庫にそのままいれると桃の水分がすぐに失われてしまいます。桃は皮が極めて薄いので食べようと思えば皮ごと食べられるほどです。そのため外気には気をつける必要があります。特に桃の水分にはビタミンCEやナイアシンなどのビタミン類に加えて豊富なカリウムを含んでいます。ですが冷気と乾燥にさらされるとせっかくのビタミンやミネラルが失われるので保存には注意が必要です。

冷蔵庫で保存する場合の正しい方法を解説

桃の保存期間を伸ばすには冷蔵庫に入れるだけでも可能ですが、中身は固くなり甘味は失われているので美味しさは保てません。ですが、アルミホイルに包んでしまうと桃の本来の美味しさを保ちながら1ヶ月も保存することが可能です。桃の美味しさが劣化するのは桃の水分が失われるためなので、アルミホイルで水分の蒸発が止められるからと考えられています。アルミホイルは水分の遮断にも効果的です。

基本的に味の面では夏でも冷蔵庫での保存はおすすめではありませんがビニール袋に入れたりきちんとラップで包んでいれば1週間以上は保存がききます。食べる直前に常温に戻すと美味しく食べられます。桃は保存が難しい果物なので切った状態はもちろん、切った状態でなくても冷蔵庫から取り出して数十分おいておくと変色しだすことがあります。見た目が変色するだけでなく甘さが半減することもあるので注意が必要です。

基本的には冷蔵庫での保存ではなく食べる2~3時間前だけ冷蔵庫に入れて冷やすのが基本です。桃の場合は冷蔵保存するだけで甘味が減ってしまうことが多いので長時間の冷蔵保存は避けたほうが無難です。さらに冷やした後は桃は皮ごと食べたほうが多くの栄養を摂取できます。桃の栄養の大半は皮と実の間に含まれているので皮の剥きやすさなどは関係なしに皮ごと食べられる品種なら皮ごと食べるのがおすすめです。

冷蔵庫で正しく保存した場合の賞味期限は?

桃は買ってきたら3日以内に食べるのがお勧めと言われます。まして夏の暑い時期ならなおさらです。ですが、桃を上手く冷蔵保存すればわずかな保存期間を劇的に伸ばすことが可能です。ですが、アルミホイルでぴっちりと巻けば3日以内どころか1~2ヶ月も美味しい状態を保存できると言います。ただし条件として、隙間なくぴっちりと桃に巻き付ける事や桃やアルミホイルを濡らさない事が必須条件です。

ただし桃はかなり繊細な果物なので切った後に数分置いておくだけでも甘味が変化すると言います。そのため万全の状態であっても冷蔵庫に入れておくと風味は下がる可能性もあります。もちろん、アルミホイルで桃を包むやり方は桃の農家も実践している方法なのでかなり効果的な方法ではあります。ですが実際に1ヶ月試した人の口コミでは思ったよりも甘さが抜けていたということなので1ヶ月は厳密な賞味期限ではありません。

アルミホイルの保存効果はなぜ高いのかというと、それはアルミホイル特有の構造にあります。アルミホイルを排水溝に入れておくとぬめりを防止できると聞いたことはありませんか?実はアルミホイルは水にぬれると金属イオンを発生させるので油などを分解します。同様に桃をくるんでおくとわずかに蒸発する水分と反応して金属イオンを発生させ桃の腐敗を防ぐのです。そしてこのアルミホイルの効果は1ヶ月ほど続きます。

桃のアルミホイルを使った長期保存の方法を解説

アルミホイルを利用すれば長期保存が可能に!

アルミホイルを使った桃の保存方法は桃農家でも使っている方法です。実際に桃を使った実験でもアルミホイルを使ったももは1ヶ月経ってもかなり良好な状態を示しています。桃は傷みやすい果物ではありますがアルミホイルを使えば保存期間を劇的に長くすることが出来るのでかなり便利なテクニックです。注意点はアルミホイルをあまりきつく巻かないことです。きつく巻き過ぎると桃が傷んでしまうので優しく巻きます。

アルミホイルの保存能力は極めて高く肉や魚の保存方法としても効果的だと紹介されています。特に肉などの変色しやすい食材であってもアルミホイルで包めばかなり長期の保存が可能となります。肉だけでなく刺身もラップで包んだ後にアルミホイルで包むだけで保存期間がかなり伸びます。とにかくアルミホイルは水分を逃がさない特性が強いので5日くらいならきれいな色を保つことが可能です。ですが傷み易いので過信は禁物です。

日本に数多くある農家の中でも最も繊細な仕事が必要な果物が桃です。桃は保存期間が短かったり切ったらすぐに酸化するだけでなく扱いも非常に難しいのが特徴です。桃は触っただけで指のあとがつくと言われるほどに繊細な実をしています。さらに少し置いておいただけでもすぐにぶよぶよになり熟し過ぎてしまいます。このような状態を避けるために農家が考え出したのがアルミホイルの保存能力を使った方法です。

アルミホイルの光や気体を通さない性質を利用した保存方法

アルミホイルで桃を包むと保存期間はが劇的に伸びるのは、アルミホイルの光も気体も通さない性質によります。桃に限らずアルミホイルによる食品の品質保持する機能は極めて高いのです。ただしアルミホイルの性質を最大限に発揮しようと思えばきれいに巻くことが大切です。中に水分などがついているとせっかくのアルミホイルの品質保持の機能が活かされず保存期間が伸びないので、きれいに水分はとってからがおすすめです。

アルミホイルの特性として熱を逃がさないので急速冷凍することも可能です。また冷蔵庫のチルド室などにアルミホイルで包んだ刺身などを入れておくと氷温熟成という熟成がすすんで食材が美味しくなります。そのため軽めに桃を包んで追熟させたいときにも氷温熟成は使えます。きれいにアルミホイルで包めば熟成を止めることが可能ですし、柔らかめに包むことで桃の氷温熟成を軽めに進めることも可能です。

アルミホイルを使った保存は色々な果物でも試されています。バナナも変色しやすい果物の一つですがラップやアルミホイルで包んで冷蔵庫に入れた場合は、3~4日で黒ずむバナナも1~2週間ほどに保存期間を延ばすことが可能です。果物が黒ずんでいくのは空気に触れて参加することや寒さに負けることが原因なので空気を遮断するだけでも効果があります。さらにアルミホイルは光も通さないのでさらに変色を防ぎます。

桃はアルミホイルでぴったりと覆うようにして保存しよう

アルミホイルで桃を包むときの絶対条件は隙間を無くすことです。アルミホイルで包むことで気体や光、液体を通さない事がアルミホイルの利点ですが、桃とアルミホイルの間に隙間があっては台無しです。大切なのは気体や光、液体が入る余地もないくらいにぴっちりと桃に巻き付ける事です。このテクニックはキッチンペーパーでも似たような効能がありますが、アルミホイルの保存期間ははるかに長くなります。

アルミホイルはしっかりと隙間なく包まないとせっかくの効果が半減してしまいます。果物は空気に触れていると呼吸を繰り返し糖分を消費していきます。結果として果物の持つ甘味が半減してしまうのです。しっかりと密閉することで果物は呼吸を止めて休止状態に入り保存期間が飛躍的に長くなるのです。これは冷凍保存した時も同様の理由で、果物の活動を完全に止めてしまうことで果物の持つ本来の甘味を保存するのです。

桃に限らず梨のように水分の多い果物の甘味を保つには呼吸量と水分の減少を抑えることなのです。なかでも果物は全てヘタの部分が呼吸が盛んなのでヘタの部分を下にする方法も効果的です。なので桃をアルミホイルで包むときにもヘタのほうを確認してしっかりと包んだ後はヘタの部分を下にして保存するほうが保存期間をさらに伸ばせます。他にも新聞紙やラップも使われますが変色を防ぐにはアルミホイルがおすすめです。

アルミホイルを使った場合の保存期間は?

桃は常温保存がベストと言われますがアルミホイルを使えば冷蔵保存も可能です。アルミホイルを使った状態で桃を保存した場合の保存期間は1ヵ月と言われますが、桃の品種にもよります。アルミホイルを使えば桃の水分を確保することは可能ですが、絶対に腐らないという訳ではないそうです。また、裸の桃でも冷蔵庫に入れておけば長持ちはしますが水分が抜けてしまうので甘味はなくなっているのです。

アルミホイルは昔ならおにぎりなども保存するのに使われていました。そして不思議なことにラップでくるむよりアルミホイルで包んだおにぎりのほうが5時間後くらいをピークに美味しくなるのです。そのため桃の場合も1ヶ月ほどは保存期間を延ばすことが可能だと言っても美味しく食べられるのは1週間後くらいだと言います。どれだけ桃の呼吸と水分量の減少を抑えてもやはり完全に鮮度の減少を抑えることはできません。

保存するだけならラップや新聞紙でもおすすめなのですが美味しさを効率的に保つにはアルミホイルで包んだほうがおすすめです。これは光なども完全に遮断することで果物の成長をより効率的に止めることが可能だからです。実際に白桃のように気になっている状態の時に太陽の紫外線を遮断するだけで甘味が増した桃になります。そのため光も遮断したアルミホイルなら1ヶ月も持ちさらに1週間くらいならベストな状態を保てます。

桃の冷凍保存について解説

冷凍した桃はシャーベットやスムージーに利用できる!

桃はアルミホイルを使って冷蔵保存か常温保存するだけではありません。他の桃を保存するテクニックとして冷凍保存する方法があります。冷凍保存の場合は保存期間はさらに伸びるうえに腐る心配も少なくなります。ただし解凍すると桃の甘味たっぷりの水分が流れてしまうので、一度冷凍した桃は解凍しては使えないのが難点です。ですが、凍らしたままの桃を使えばとても美味しいシャーベットなどが作れます。

桃を冷凍保存するなら絶対的におすすめなのはシャーベットです。レモン汁をかけた状態で冷凍保存しておけば変色も防げますしほどよく解凍するだけで簡単に美味しいデザートが準備できます。さらに切った状態で保存しておくことで解凍も簡単になります。レンジによっては解凍温めで‐5℃くらいまで溶かすことですぐに食べることも可能です。温めたヨーグルトに冷凍した桃を混ぜて食べても簡単で豪華なデザートになります。

桃を冷凍保存するときのおすすめは写真のように半分くらいにカットした状態での冷凍です。半分に切った状態で保存すると中央に生クリームを盛り付けてケーキのようにデコレーションすることも可能です。見た目にも可愛いので中にヨーグルトを入れるだけでもオシャレなおもてなしデザートの完成です。桃のデザートレシピで検索するだけでもかなりの数がヒットするので自分のお気に入りのレシピを見つけられます。

皮をむいて切った状態で保存する

皮を剥いた桃は放っておけば冷蔵庫に入れておいても数時間で茶色く変色してしまいます。これは桃に含まれるポリフェノールが酸化してしまうために起こる現象なので、変色を防ぐためには桃の表面が酸素に振れないようにしておく必要があるのです。そのための方法として最も手軽なのがレモン水につけておくか、シロップに漬けておくことです。これだけでも桃の変色を防ぐことができるので、桃の綺麗な色を保てます。

桃を切った状態で冷凍保存するならレモン汁をかけて変色を防ぐのがベストです。さらに実が硬い黄桃を選ぶと切ったり保存したりする作業がスムーズに行えます。黄桃は実が硬いので生で食べるよりもスムージーなどに使ったほうが桃のおいしさを感じられます。さらに夏のスムージーとして人気なマンゴーなどと合わせると絶品のスムージーが完成します。夏の果物は抗酸化作用が強いので夏の紫外線から身体を守ってくれます。

桃を切った状態で保存するなら乱切りでもくし形に切った状態でもそんなに差はありません。もちろん変色を避けるという意味では少し大きめにカットして表面積を減らしたほうが無難です。レモン汁をかければ変色は防げますが、まんべんなくかけないと変色する可能性があるので少し大きめにカットして表面積は減らせる乱切りくらいがおすすめです。デザートとしてそのまま出すなら半分に切った状態での冷凍もおすすめです。

桃の冷凍保存の方法

桃は冷凍保存すると劇的に保存期間が伸びるのでかなり便利です。暑い夏でも腐る心配がなく凍らせた桃はシャーベットやジュースにも使えます。ですが桃を凍らせる時にはカットしておいた方が便利です。丸ごと凍らせると切るのが大変なうえに種が残ります。事前に切っておけば必要な分だけ取り出せて使いやすいのでおすすめです。ただし桃は切っておくと冷凍でも変色しやすいので事前にレモン水を振っておくのが大切です。

桃をシャーベットやスムージーとして使うために冷凍保存するなら少し小さめに切ったほうが使いやすくなります。その時にレモン汁をかけるのですが少し多めにかけて全体がしっかりと濡れるようにするのが大切です。せっかくの桃も味は同じでも変色した状態では見た目が可愛くありません。また普段からレモン汁を作れるように準備しておけば桃をフードプロセッサーにかけるときにもハチミツと一緒に入れて使えます。

夏から残暑に向けて人気のスムージーといえば桃を使ったスムージーです。桃は切った状態で保存するのも便利ですが皮がついたまま冷凍しても大丈夫です。凍った状態の桃を取り出してから水をかけながら皮を剥くとつるんと剥けます。さらに実が凍っている状態だと触って変色する心配もないので少し雑に扱っても大丈夫なのが便利なところです。皮を剥いた後は桃を乱切りにして種を取り除いてミキサーにかけたら出来上がりです。

桃の剥き方と切り方をマスターしよう

桃を食べやすくきれいに切る方法を動画で解説!

桃をきれいに切るためのポイントは種をいかに取り除くかという事が重要です。そのためアボカドなどと同じように種を中心に切る方法が簡単です。やり方は桃の割れ目に沿ってナイフで切れ込みを一周入れます。つづいて十字を切るようにまた一周切れ込みを入れます。そして切れ込みの部分を捻じり、種を中心に回すと綺麗に二等分に分けることが可能です。この時点で四つに分ける事も簡単に行えます。

桃の切り方は基本的に種を中心に切り込みを入れますが、四等分にしなくても二等分でもきれいに種は取り除けます。二等分の場合は種をスプーンで取り除くのがおすすめです。それから桃の皮は手で剥いてもきれいにとりやすいのでカットして食べるわけでない人にはこちらの方法がお手軽でおすすめです。特に桃を使ったコンポートやジャムを作ろうと思っている人は二等分にして手で皮を剥く方が簡単です。

動画はいずれも桃がある程度、柔らかい状態のときにおすすめの方法です。ですが硬い桃の場合は捻じるだけでは上手く外れないので包丁を使った別の方法がおすすめです。硬い桃の場合は皮を剥く時も包丁を使うか湯剥きをしないと上手く剥けない場合もあります。基本的にまだ桃が熟していないか硬い品種の場合は包丁を上手く使う必要があります。次は硬い桃の剥き方について紹介します。

固い桃の場合は包丁で皮を剥こう

桃は品種によっては固いものも多くあります。固い桃の場合だと削ぎ切りにするのも切りやすいのです。ですが固い桃でも皮を手で剥くと圧力で茶色く変色してしまう場合も多いので、先に桃をカットしてから皮をナイフで切る方がおすすめです。切った桃は手でも簡単に皮が剥けますが変色しやすく見た目が汚くなりがちです。そういった桃の変色を防ぐためには皮にそってナイフで薄く切っていく方が見栄えが良くなります。

硬い桃の場合だとアボカドのように種を中心にして切れ目を入れて捻って剥くという方法が困難です。そのため、硬い桃の場合はナイフの切っ先を種に向けて入れて種に沿わす形で切れ込みを入れていくほうがおすすめです。少し慣れるまではコツがいりますが慣れてきたら案外、簡単に剥けるようになります。硬いといっても桃なのでそんなに苦労する事はありません。最近では硬い桃も人気なのでマスターしておくと便利です。

トマトの湯剥きの方法できれいに皮が剥ける!

実は桃の皮はトマトの皮を湯剥きする要領でも簡単に剥くことが可能です。お湯に30秒ほどつけたあとに氷水に浸せば桃の皮はベロンと剥けてきます。このあとにコンポートなどの火を通す調理法に使うなら、湯剥きの方法はかなりきれいに剥けるのでおすすめです。もちろん、湯剥きしたあとに冷蔵庫で冷やせば美味しく食べられますが変色を防ぐためにレモン水をかけたりする手間が増えるので桃を調理するときにおすすめの方法です。

湯剥きとはトマトのように実が柔らかい野菜の皮を剥く料理のテクニックの一つです。桃も品種によってはかなり実が柔らかいので包丁で剥くのも手で剥くのも難しいという時におすすめです。特に岡山県産の白桃などはかなり実が柔らかいので湯剥きのテクニックを使うのがおすすめです。普通ならまるごと湯の中にまるごと入れて冷水につけるだけですが、事前にお尻のほうを十字に切っておくとさらに剥きやすくなります。

十字に切った状態でお湯に入れることで皮がはじけることを防ぐ上に切り目があるので剥きやすくなります。白桃などの実が柔らかい桃は少しの圧力で変色することもあるので、この十字に切った状態でお湯につけるのはかなりおすすめのテクニックです。お湯につけるのは5秒ほどで十分なので大量の桃の皮を剥くときなどに特に便利なテクニックです。皮を剥いた後は切った状態で保存しても味は落ちません。

桃を上手な保存方法でおいしい味を長持ちさせよう!

桃は夏から秋にとれる果物の中でもかなり人気がありますが日持ちしないために買うのをためらっている人も多いと思います。たくさん買っても最後の方は傷んでしまうなんて悩みはよく聞きます。ですが今回、紹介した桃の保存方法を使えば保存期間をかなり伸ばすことが可能です。田舎からたくさん送られてきたときでも安心です。桃を最後の一個まで美味しく食べるために正しい保存方法で桃の美味しさを逃がさないで下さい。

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