2018年10月11日公開
2024年08月08日更新
大阪でおでんが食べたい!地元一押し美味しいおすすめ名店を紹介!
おでんとは実は関東の呼び方で大阪では関東煮(かんとだき)と呼びます。最近では大阪でもおでんという呼び方でなじんできましたが、おでんは大阪で独自の進化を遂げています。出汁をきかせる関西の味付けとおでんは相性が良く大人気のおでん屋さんも多くあります。こちらでは大阪でも有名な一押しのおでん屋さんを紹介しています。オリジナルな出汁のおでん屋から絶品の高級おでんまで幅広いラインナップとなっています。
目次
大阪で美味しいおでんを食べるならここ!
大阪おでんといえば数多くの名店がありますが、こちらではその中でもアットホームな雰囲気から高級な雰囲気のおでん屋さんを紹介しています。中には変わった出汁を使っているおでん屋さんもあり、おでんの概念が覆るかもしれません。今までとは違ったおでんを楽しみたい人も昔ながらの伝統あるおでんを楽しみたい人にも満足できるお店を載せています。大阪おでんといえばこの店と言われる老舗のお店も紹介しています。
大阪の変わり出汁でおでんが味わえるおでん屋さん
コンソメ仕様のフレンチおでん「ルージュエブランコーハク」
ルージュエブランコーハクはフレンチとおでんが融合したかなり珍しいジャンルです。味がしっかりと染みたおでんをフレンチにアレンジしています。大根のボルチーニ茸ソースや玉ねぎのプリンポートワインソースなどの知らなければおでんとは分からないメニューが並びます。名前からして高級そうな印象ですが、昼などはワインを飲んでもリーズナブルで贅沢な時間を過ごしたい人はルージュエブランコーハクがおすすめです。
ルージュエブランコーハクの人気の秘密は平日の昼飲みにもあります。平日の昼飲みならフルボトルが20%オフという嬉しい特典もあります。座席はオープンカウンターですが、居心地はよくワインもすすむのでランチでは圧倒的な人気です。じゃがいものアイオリソースやトマトのバジルソースなどどれも美味しいですが、さらに季節限定メニューや新メニューが増えるので大阪で一年を通して楽しめるお店です。
花藻塩のシンプルお出汁「かさね」
北新地の小料理屋として有名な「かさね」は透き通った塩の出汁で作ったおでんで有名です。ビブグルマンにも選ばれた名店で大阪のおでんを紹介するなら外せないお店の一つです。ベーシックな大根や豆腐が300円、ごぼ天や牛すじなどは400円とお手頃な価格です。特に人気なのはエビの湯葉包み450円でぷりぷりのエビと出汁がしみた湯葉が絶品です。さらに大阪のおでんに欠かせないクジラの舌(さえずり)などもあります。
予算は5000円くらいにはなりますが、かさねのおでんは一つ一つが一品料理のようなグレードなので満足することは間違いありません。かさねのおでんは辛子でなく柚子胡椒をつけていただきます。刺身やぶり大根なども美味しいと評判なので行って損はない名店です。大阪の夜ににぎわう北新地に店を構えているので開店は少し遅い18時からで日本酒がメインです。有名な日本酒からおでんにあうおすすめの日本酒が揃います。
鶏白湯の出汁が味わえる「ぬる燗佐藤」
大阪では珍しい鶏白湯で出汁をとったおでんが食べたい時は大阪駅直結のグランフロント7Fにある「ぬる燗佐藤」がおすすめです。最近では色々な出汁を目玉にしたおでん屋がありますが、鶏白湯というジャンルも増えてきました。もともと博多などではメジャーなおでんの出汁で大阪のおでん屋にも増えています。リーズナブルに食べられるランチ時にもオープンしていて11時半からです。ディナーの場合は17時から23時と便利です。
コースも3500円から用意されており幹事さんは必見です。単品の料理でもおでんのおまかせ3種盛りが780円におまかせ5種盛りが1080円とお手頃価格で食べられます。ぬる燗佐藤の店名通り日本酒が自慢なので鶏白湯おでんにぴったりの日本酒が見つかります。そしてぬる燗佐藤の人気メニューは日本酒の飲み比べです。3種類の飲み比べが1000円からで、大吟醸の飲み比べも2000円で可能なのでお気に入りの日本酒を見つけられます。
日本酒を使って出汁をとった「酒場スナフキン」
大阪の難波で変わり出汁のおでんを楽しみたい人におすすめなのが「酒場スナフキン」です。自慢は毎日、日替わりで作る日本酒出汁のおでんをはじめとした各種の家庭料理です。豊富な日本酒は日本酒ソムリエのオーナーが選んだ自慢の日本酒です。定休日は月曜日で18時開店です。付近のお店は日曜は休んでいるところも多いですが日曜も営業しているところがありがたいです。心斎橋駅からも歩いて行ける駅近くです。
大阪おでんは鰹や昆布ですが、こちらは日本酒でとっておりトマトのチーズおでんや京風のネギまみれおでんなどが500~700円で色々な味が楽しめます。何といっても人気なのはおでん出汁で作った肉うどんが700円です。大根や卵の単品は120円からなので3000円前後で楽しめます。身体に優しいヘルシー鍋を作るなど女性オーナーならではの美肌を作る日本酒の効果を存分にいかしたメニューもあるので女性からの人気も抜群です。
ホワイトシチューと出汁の融合「おでんばる」
大阪で変わり出汁のおでん屋を探すなら梅田駅に直結の大阪駅前第三ビルに入っている白いおでんの異名をとる「おでんばる」がおすすめです。なんと無休でお昼の11時から夜の10時までやっている使い勝手のいいお店です。ランチ時なら1000円くらいの予算で、ディナーの時間でも3000円くらいとコスパが抜群です。大阪駅前ビルはランチ時からとても人気なので確実に座りたい時は早めに行くのがおすすめです。
京風のおでんは200円前後の品が多く大根や卵、こんにゃくなどの鉄板のメニューから味噌田楽も300円で堪能できます。そして目玉の白いおでんはブロッコリーが380円ですが、あまりの美味しさにリピーターが続出です。他にも牛すじの和だしカレーなども人気なので、おでんの出汁が美味しいのも納得です。おでんの出汁を他の料理に使っているお店は多いですが、おでんばるの出汁は和出汁カレーとの相性が抜群です。
大阪のアットホームな温かおでん屋さん
お酒とおでんが心に染み入る「おでん田八」
大阪地下鉄の御堂筋線の江坂駅近くの「おでん田八」は35種類のおでんをなごみ空間で楽しめます。開店は17時半からで一人でも入りやすいおでん屋さんです。たくさん食べたい人に人気なのが食べ放題コース2500円です。この食べ放題コースは4人からですが貸し切りなどの応相談なので忘年会などでは幹事さんは必見のお店です。田八の出汁は昆布と鰹に鶏がらスープを加えた奥行きのある味わいで地元で大人気の名店です。
お店に入ったらまずは田八セットです。つきだしにおでんが二品と豚トロやコロコロ牛などから選べる一品に各ハイボールか日本酒を選んで1050円です。大根や卵は130円からのリーズナブルな価格でさらにおすすめのメニューはマグロネギマ350円やおでんタコ300円に少し珍しいおでんトマト250円などが揃います。〆はおでんの出汁をかけた茶飯で仕上げれば最後の一品まで満足することは間違いありません。
JAZZバーのようなモダンな店内「安達屋」
大阪の箕面のおでんの名店と言えばオシャレな店内で落ち着ける「安達屋」です。阪急箕面駅の近くで17時から25時までやっています。おでんにあう日本酒や焼酎はもちろんですが、女性に人気の理由はおでんにおすすめのワインやシャンパンまで揃えているからです。落ち着く空間なので一人でのんびり飲むのも良いですが、デートの時にも使える便利なお店です。大阪で普段と違ったデートを楽しみたい人にもおすすめです。
珍しいのがピリ辛ソーセージや赤こんにゃく100円です。卵やごぼ天などは150円でリーズナブルな価格で楽しめるのも安達屋の魅力です。おすすめメニューはねぎ巾着や青葉とろろなどのメニューが300円なので平均予算は3000円とお手頃価格です。特に焼酎が充実しており麦や芋焼酎に加えて黒糖焼酎などもそろえられています。箕面駅に近くに行った際にはぜひ寄りたい大阪の名店でおでんの概念が覆るかもしれません。
仕事帰りに大人気の居酒屋「公」
大阪駅の梅田スカイビルの近くで仕事帰りのサラリーマンたちでにぎわう居酒屋が「公(きみ)」です。17時から25じまでやっているのでスカイビルに立ち寄った際には寄ってみたい名店です。お店のテーマは大人の道草なので落ち着いた空間にオシャレな店内が特徴です。飲み放題付きのコースが3500円で飲み放題には珍しいスパークリングワインが含まれます。柚子酒やカクテルなどもついているので女子会にも人気です。
公自慢のあつあつおでんは卵やこんにゃくが120円で大根や牛すじが280円とお手頃価格です。迷ったらおでんの盛り合わせがおすすめでおまかせのおでん五種盛りが980円で楽しめます。少し珍しいのがきのこの盛り合わせでおすすめの旬のきのこが楽しめます。〆はおでんの出汁をかけた焼きおにぎり茶漬けが大人気でベーシックなおでんのネタから変わり種、〆まで美味しいのが大阪の中でも大人向けの名店「公」の魅力です。
日本酒の飲み放題がつけられる大衆鉄板酒場「焼くん場」
地下鉄谷町線の阿倍野駅すぐにあるおでんと鉄板焼きが自慢の名店が「焼くん場」です。夕方の17時から開店で24時までやっています。平均予算は3000円くらいと駅近くの中でもリーズナブルな価格で楽しめます。女性にも人気のお店でフローズンカクテルのアメリ缶などが人気です。大阪のおでんでは珍しいですが沖縄では一般的なテビチ(豚足)もありコラーゲンをたっぷり食べられるのが女性に人気の秘密です。
焼くん場には飲み放題付きのコースもあり2980円からですが、女子会に人気なのはコラーゲンたっぷりの飲み放題付きのコース3980円です。本日のおでん5種盛り合わせは480円と実にお手頃価格です。カマンベール巾着250円などの女子うけしそうなメニューも人気です。珍しいのは水餃子380円に水菜にとろろをかけた雪菜というメニューで250円も人気です。しっかり食べてお肌もぷりぷりになる女子におすすめのお店です。
どて焼きも美味しい老舗「よかろ」
大阪おでんとどて焼きで有名な老舗の「よかろ」は元は長堀橋にありましたが、島ノ内に移転しさらに現在は東心斎橋にあります。何度か移転を繰り返しても昔からの根強いファンがあり常に人気のおでんの名店の一つです。日曜日が定休日で18時から23時までやっています。シンプルなおでんながら味が深く染みた具は万人うけする王道のおでんです。移転を重ねながらさらに味に深みが出ているとの口コミが目立ちます。
おでんの具は150円からで大根やこんにゃく、玉子などの鉄板メニューから大阪おでんならではのタコやクジラも揃います。そして、よかろの大人気メニューはどて焼き400円でおでんを食べに来たお客さんもどて焼きは必ず食べるというほど不動の人気を誇っています。他にもクジラベーコン1800円やタコのぶつ切りポン酢450円も自慢の一品です。クジラやタコを使ったおでんは花くじらを代表とする大阪おでんの真骨頂です。
大阪の絶品高級おでんが食べられるお店
完全予約制でお任せコースの「たこ吉」
大阪府堺市の寺地町駅からすぐにある完全予約制の高級おでん屋さんが「たこ吉」です。料理は6000円のお任せコースのみですが旬の食材をふんだんに使い普段から食べているおでんとは全く違った仕上がりです。生麩や生湯葉など普通のおでん屋さんでは味わえない具材から王道の具材までが名店ならではの料理になっています。コースの内容はおでんがメインですがお通しから日本酒にばっちりのメニューが揃います。
ビールなどもありますが、店主自慢の日本酒はおでんとの相性が抜群なので全てのセレクトをお任せするのがたこ吉の醍醐味です。白和えや刺身なども旬の食材を店主自らが吟味しているので普通の店では食べられない一品ばかりです。老夫婦が二人で切り盛りしているお店なのでとにかく居心地が良いのも人気の秘密で絶妙なタイミングで給仕してくれます。とにかく美味しいのがクジラで大阪おでんの真髄がここにあります。
野菜でとったスープが味わえる高級名店「万ん卯」
北区堂島に店を構えるのが高級日本料理としても有名な「万ん卯(まんう)」です。ランチは11時半から13時半でディナーは17時から22時までの営業です。万ん卯は昼限定の親子丼などは予算が2000円以下で味わえますが、ディナーの予算は15000~20000円と高級名店に恥じないお値段です。おでんのコースは12000円ですが店主おすすめの日本酒も堪能しようと思えばそれなりのお値段になりますが満足度は極めて高いのです。
日本料理のかが万が展開するおでんの万ん卯には同じ堂島にも別館があり東京にも展開しています。。おでんのコースはお任せですが前菜に旬の刺身を堪能してからは大根や牛すじもありますが、フカヒレやロールキャベツなどの自慢のネタもあり全てが名店ならではの仕上がりです。透明な出汁はこれぞ大阪おでんという見た目です。〆の小さなおにぎりまでが自慢の一品で、前菜から〆まで飽きることなく楽しめます。
和食料理屋さんの絶品おでん「長楽」
北新地駅から徒歩3分の立地にあるお任せコースの絶品おでんと言えば「長楽」です。お任せコースは12000円で、食材の味を引き立たせるために毎日一から仕込むという出汁には鰹や昆布・野菜・鶏ガラ・牛骨を5時間かけて煮込むというこだわりぶりです。昌和蔵と呼ばれる年に一度しか入荷しない大阪では珍しいプレミアムな日本酒なども揃えるこだわりぶりなのので来店時にはおすすめの日本酒を確認するのがおすすめです。
コースにはすき焼きまで含まれるのでおでんのみを堪能するというよりは日本料理の奥深さを堪能するといった感じです。こちらの主人は万ん卯に認められて独立した方なので日本料理全般が一流です。蒸し物から魚料理、〆のご飯ものなどと幅広い日本料理を堪能したい人におすすめです。おでんで予算が15000円~20000円は高く感じるかもしれませんが、それ以上の満足度があると大阪の中でもかなり高評価の口コミが目立ちます。
アットホームな雰囲気で日本酒が美味しい「五鉄」
こちらも北新地駅近くにあり堂島アバンザに入っているのが日本酒が自慢の「五鉄」です。定休日は土日祝日なので平日の17時半から24時まで営業しています。予算は5000円~6000円と北新地の中ではお手頃価格で絶品のおでんが味わえます。こちらのお店では焼き鳥も味わえるので腹ペコで行ってもお手頃価格で満腹になれるお店です。大阪では王道の花くじらと同じく出汁が美味しいので〆のお茶漬けなどもかなり人気です。
五鉄はカウンターのみのこぢんまりとした作りですが落ち着いた雰囲気です。自慢の鮮魚の盛り合わせは1400円に焼き鳥は一本230円からとリーズナブルな価格です。大根やこんにゃくなどの定番のネタから湯葉や牛すじまで200円からのお手頃価格です。おでんの盛り合わせも1600円から楽しめるのでお任せするのもおすすめです。鶏肉の刺身やたたきなども楽しめて、美味しいおでんや〆の茶漬けも堪能できる名店です。
予約必須の人気店「おでん工房 和乃子」
大阪の難波駅で行列ができる人気のおでん屋と言えば「おでん工房 和乃子」です。難波駅からすぐの好立地に加えて予算が6000円以下で高級おでんが食べられるという事で大人気です。17時半から22時までの営業でカウンターのみなので確実に入ろうと思えば予約をすることがおすすめです。法善寺横丁にある和乃子は平日でも満員になりやすく、おでんに加えて馬刺しや田楽、銀杏の素揚げなどの一品物も豊富に揃います。
和乃子のおでんは玉子が一番安くて100円でこんにゃく150円などになります。少し珍しいのが絹豆腐に焼豆腐が300円です。他にも焼きもち巾着350円や焼き白ネギ400円なども揃います。特に自慢は青野菜のおでんで水菜やキクナ、わけぎなども各500円で揃います。大阪おでんならではのクジラのおでん2000円やタコ800円などのネタも少し高く感じるかもしれませんが、あまりの美味しさにリピーター続出です。
大阪おでんといえばこの名店!
リーズナブルで上品な愛されおでん屋「花くじら」
大阪の食べるべきおでん屋といえば「花くじら」は欠かせません。冬は特に行列がすごいのでサッと入ろうと思えば開店の30分前には並ぶのがベストと言われます。花くじらの目玉メニューは店名通りのクジラです。クジラの酢味噌やクジラベーコンなども花くじらでは絶対に食べたいメニューです。花くじらはJRの福島駅の近所に二店舗ありますが、行列は必至です。スタンダードなメニューもクジラ出汁で花くじらの自慢です。
大根や牛すじ、ごぼてんなどが美味しいのはもちろん、ねぎ袋や春菊などの珍しいおでんも味わえます。ねぎ袋はうす揚げの中に少し辛めの味付けのネギがぱんぱんに入っている花くじらの人気メニューです。花くじらが人気な秘密はコストパフォーマンスの良さにもあります。花くじらでは様々なメニューをお腹いっぱいに食べても2000円くらいで済むことが多いので、冬になれば何度でも行きたくなる名店が花くじらです。
日本一古いおでん屋さんの鰹出汁香るおでん「たこ梅」
花くじらにも負けない人気で大阪のおでんで最も古いのが「たこ梅」です。たこ梅の本店は道頓堀にあり年末年始を除いて無休で17時から22時50分までやっています。さらに土日は11時半から14時半までランチもしていて定食などもあるのが特徴です。他にも新梅田食堂街にたこ梅北店が平日は16時から土日祝日は15時から22時50分までやっており、同じ食堂街に分店、ホワイティ梅田に東店とあり同じ営業時間でやっています。
花くじらと同じく大阪おでんの定番であるクジラのおでんが揃いクジラの舌さえずり900円に、クジラの皮コロ900円などが揃い、珍しいのがクジラのすじが400円です。他の大根やこんにゃく、玉子などは150円なのでリーズナブルな価格で鉄板の具が堪能できます。季節もののおでんとしては鰯だんご200円に子持ちイカ300円などのメニューも揃うので花くじらとはまた違った大阪おでんの醍醐味を味わえます。
美味しんぼにも出てきた「常夜灯 豊崎本家」
大阪おでんの中でもマンガ美味しんぼに取り上げられて有名になったのが「常夜灯 豊崎本家」です。中津駅の近くにあり平日の18時から21時半まで営業している老舗の名店です。花くじらにも負けない知名度で日祝日が定休日で月水金は11時半から13時半までランチの営業もしています。昼は無理ですが夜は予約も可能で、昼の予算は1000円ほどで、夜は6000円ほどで花くじらと同じく大阪おでんの名店の味が堪能できます。
常夜灯のおでんは大根や海老イモなどが300円で食べられますが、15種類ほどのおでんが楽しめるかんさい煮セットが4000円がおすすめです。季節によって旬の食材が入るので店主自慢のおでんの具を堪能できます。そして常夜灯に来たら絶対に食べたいのがおでんの出汁をかけた絶品の〆が茶飯です。茶飯を置いている店は多くありますが常夜灯の茶飯は花くじらと同じく大阪の名店といえる絶品の茶飯なのでかなりおすすめです。
これぞ大阪おでん「関東煮 きくや」
JR玉造にある大阪おでんの名店と言えば「関東煮 きくや」です。花くじらにも負けない王道の大阪おでんです。土日祝日が定休日で平日は11時半から22時までノンストップで営業しています。嬉しいのは昼も夜も2000円くらいの予算で楽しめるという事です。ちなみに関東煮きくやは花くじらとたこ梅と並んで大阪の三大おでん屋と呼ばれています。特にきくやは美味しいのはもちろん、コスパが非常に良いことで知られています。
きくやのコスパの良さは大根やちくわ、玉子などの鉄板ネタが120円と非常にリーズナブルな価格だということです。こんにゃくや厚揚げ、ロールキャベツなども揃っていてどれも120円です。大阪おでんならではのタコは400円ですが大阪のおでん屋に来たらぜひ食べてほしいおでんネタです。大阪おでんの味が染みていて美味しいのはもちろん、どのおでんの具も大きいのでたくさん食べたい人でもコスパ最高で満腹です。
紅白おでんが名物「久」
大阪のグランフロント南館にある大阪おでんの名店といえば「久」です。毎日ランチは11時~15時でディナーは17時から23時半までやっています。特徴は鰹と昆布の魚介系の出汁に油かすを投入した少し珍しい出汁です。花くじらなどの王道おでんと違って創作おでんで関西出汁の白おでんと辛味の効いた紅おでんの二種類があり紅白おでんとして有名です。花くじらのように大阪三大おでんには入りませんが有名店の一つです。
久はおでん以外にも焼きとんも人気で両方が味わえるコースが3000円からあります。他にも夏限定メニューとして12種類の具材が入った夏野菜の冷やしおでんが1450円というメニューもあります。ベーシックな白おでんは大根やこんにゃく、玉子などが190円で、紅おでんは厚揚げや餅巾着なども加わってこちらも190円とお手頃価格です。珍しいメニューでは豚タンや煮込み豚足などがありどちらも480円とお手頃価格で楽しめます。
大阪のおでんについて
関西と関東の具の違い
おでんと言えばコンビニでも売られるようになって知らない人はいない国民食の一つです。ですが、各コンビニともに関東と関西では味も具も違います。おでんの具の定番と言えば大根やこんにゃく、卵、ちくわなどですが地方ならではの具もあります。特に関西特有のおでんの具と言えばコロと呼ばれるクジラの皮やタコの足だと思います。関東の人が見たらぎょっとするかもしれませんが大阪のおでんでは定番です。
対して関東のおでん特有の具といえばちくわぶとはんぺんです。関東と関西で人気の具には大根と卵があがりますが、関東ではそれに続いてちくわぶとはんぺんが人気です。対して、関西では牛すじが鉄板です。出汁を比べてみると関東ではかつお出汁に濃口しょうゆが一般的ですが、関西では昆布だしに薄口しょうゆで味付けします。さらに全国に目を向ければ味噌を使う地域もあれば鶏出汁の地域もあり地方によって個性があります。
大阪の三大おでんと言えば「花クジラ」に「関東煮きくや」、「たこ梅」と並びますが、どこの店でも大阪おでんならではのクジラとタコは揃っています。大阪おでんのもう一つの特徴は鰹と昆布の魚介系の出汁ですが、大阪三大おでんの各店はさらに独自の出汁をとることで他の店舗との差別化を図っているのが関東のおでんとの違いです。大阪三大おでんに共通するのは深い出汁と、出汁が良くしみた具材です。
大阪名物「関東煮」とは?
関東煮とは大阪のおでんのことですが、なぜそうなったのかは諸説あります。単純に関東から伝わったという説が有力です。他にも関東大震災の際に関東の料理人が関西に逃げてきて東西の交流のすえに広まった料理だからという説です。最後は中国の広東省から伝わった煮物料理だったので広東がなまって関東になったという説です。いずれにしても関西で広まったのは屋台などで持ち運びながら作れる手軽さが決め手のようです。
関東煮の特徴は関東と名前が入っていますが関西風に味付けを変えているところです。関東のかつお出汁に濃口しょうゆだった味を昆布出汁に薄口しょうゆになっています。すき焼きと同様に関東よりも薄味で少し甘めになっているのも関東煮の特徴です。さらに関東にない特徴としてはクジラや牛すじなどの具の違いがあります。様々な具を煮込むことで一段と出汁が良く出るので関西人好みの出汁のきいた料理になったのです。
大阪おでんの出汁が美味しいのはクジラやタコのうま味がきいているからです。出汁というものは似た者同士を煮込むことでうま味の相乗効果があります。さらにうま味成分である鰹のイノシン酸と昆布のグルタミン酸が合わさることでうま味成分はさらに美味しくなります。大阪おでんの特徴は出汁にあるのも納得です。たこのおでんは固いと思うかもしれませんが、大阪おでんのたこは驚くほど柔らかくなっています。
その昔はおでんとは「田楽」のことだった
大阪のおでんは元々は関東煮と呼ばれていましたが、その由来は味噌田楽(みそでんがく)でした。味噌田楽とはこんにゃくや豆腐、ナスなどの煮込んだ具材に甘めの味噌を塗って食べていました。ちなみに田楽には焼き田楽と煮込み田楽がありましたが、煮込み田楽のほうがおでんと呼ばれるようになりました。現在のように出汁をきかせた汁で煮込んだほうがお手軽で屋台などで販売するのに適していたので今のおでんになりました。
さらに関東煮と味噌をつける田楽とを区別するためにおでんという名称が広まったようです。そもそも関西で広まっていたおでんが関東に逆輸入されて広まったという説もあります。実際に関西で最も歴史のあるおでん屋(関東煮)さんは操業が1844年の「たこ梅」です。そのため、初代のたこ梅の店主は関東から文化が入ってい来る前にすでに味噌田楽を今のおでん風に進化させていたのではないかと言われています。
たこ梅は大阪三大おでんの一つで味噌田楽のメニューも健在です。他の大阪おでんのお店でも田楽を出している店は結構あります。大阪おでんを堪能するなら味噌田楽も一緒に食べるのがおすすめです。大阪おでんの味は大阪三大おでんの店で堪能し、味噌田楽も食べて大阪おでんの歴史を思うのも情緒があっておすすめです。昔ながらの味わいが楽しめるのも大阪おでんの特徴であり醍醐味なのでぜひ食べてほしいメニューです。
大阪のお出汁が絶品のおでんを堪能しよう
大阪のおでんの進化には諸説ありますが、関東との違いは薄味に加えて出汁をきかせた味付けにあります。さらにクジラやタコなどの海産物を一緒に煮込むことでより深い出汁になっています。大阪には老舗のたこ梅をはじめとした名店が数多くありますが、最近では変わり出汁のおでんが独自の進化を遂げています。オシャレでモダンなおでんを味わいたい人も昔ながらのアットホームなおでんを楽しみたい人も満足できるのが大阪です。