フレンチのマナーとは?フランス料理のナイフ・フォークの正しい使い方

フレンチレストランというと、かしこまった席でマナーに不安を覚える人が多いのではないでしょうか?フレンチならではの、ナイフやフォークのテーブルマナーの基本だけでも、いざ持ち方や置き方を聞かれて自信をもって答えられる人は、なかなかいないことでしょう。ましてや高級ホテル内のフレンチレストランとなると、服装も何を着て行くのが正しいのか迷ってしまいます。そんなフレンチの基本的なテーブルマナーからナイフやフォークの扱いはもちろん、服装選びの基本までまとめてみました。

フレンチのマナーとは?フランス料理のナイフ・フォークの正しい使い方のイメージ

目次

  1. 1フレンチレストランに誘われたけどマナーが心配
  2. 2フレンチのマナーは入店した時から始まる
  3. 3ナプキンの使い方をマスターしよう
  4. 4フレンチのナイフとフォークの正しい使い方を解説
  5. 5フランス料理の基本的なコースの流れを知っておこう
  6. 6フレンチにおすすめの服装は?
  7. 7フレンチのマナーを身に着けてスマートに食事を楽しもう!

フレンチレストランに誘われたけどマナーが心配

デートで高級フレンチレストランに誘われて期待に胸を膨らませたものの、フレンチの基本的なテーブルマナーもどんな服装で行ったらいいかもわからない、でもマナーはもちろん、ナイフやフォークの使い方もわからないと相手に幻滅されたくない、そんなことにはなりたくないものです。接待や会食でもフレンチレストランを使う機会もあるかもしれません。そんなときに役立つ、フレンチのマナーの基本をまとめてみました。

フレンチのマナーは入店した時から始まる

フレンチレストランを利用するときには、実質入店前からすでに守るべきマナーがあることを意識していると、いきなり恥をかかずに済みます。よほどのお店でもなければ先に店頭でボーイが待っているようなことはありませんが、入店前からあなたのマナーが見られていることを意識していると間違いがないでしょう。入店前からフレンチのマナーに沿った行動をとるにはどうしたら良いか、基本を押さえていきましょう。

カップルの場合はレディーファーストが基本

カップルでフレンチレストランを利用するときは、常にレディーファーストが基本です。まずお店のドアは必ず男性が開けて、女性を先に店内に通します。店内でも女性が前を歩き、お店の人も女性を上座の席に誘導するので、女性は迷わずそのまま上座の席に座るようにしましょう。一方で男性は女性が座るまで、席に着いてはいけません。必ず女性が座った後に、左側から席に座るようにするのがフレンチのマナーになります。

フレンチで左から座るのがマナーであることには、古くからの歴史が関係しています。元々護身用に帯剣をしていたため、左側に剣を下げていたのです。その剣が席に着くときに引っかかることのないように、左から席に着くのが習慣となり、今でもマナーとして残っているのです。着席同様、席を立つときも左側から立つのがマナーなので、合わせて覚えておくようにしましょう。

コートを脱ぐタイミング

冬の寒い時期などは、男女ともに基本的な服装の上に、コートを着てお店まで行くこともあるでしょう。ではフレンチのマナーでは、コートはどのタイミングで脱ぐのが正しいのでしょうか?正解はお店に入る前に脱いで、片手にかけて入店するようにします。コートを片手にまとめて入店することにより、店内に余計な埃やごみを持ち込まない配慮として、他所の家に訪問したときや面接時などと同様の、基本的な気遣いと同じことです。

マナーとは相手への配慮を基本とします。このことはフレンチでも日本でも同じことです。コートを片手にまとめて持って入る、という何気ないことですが、利用するお店への配慮としてマナーを守るようにしましょう。持って入ったコートは、お店側で用意しているハンガーにかけるか、お店のクロークルーム(手荷物預かり所)で預かってもらうようにしましょう。席には持っていかないようにし、貴重品の管理もきちんと行いましょう。

バッグや荷物はどこに置くべき?

女性のハンドバッグのように、小さなバッグは椅子の背もたれと体の間に置くようにします。ただしバッグの底に鋲が付いているようなバッグは、椅子を傷めないためにも自分の左側の足元に置くようにします。背もたれに荷物をかけるのは、給仕の邪魔になってしまうためマナー違反になります。もちろんテーブルの上に荷物や小物を置くのもマナー違反となります。

さらに大きい荷物はコート同様に、クロークルームで預かってもらいましょう。持って入る荷物の大きさにもよりますが、大きな荷物を持ってはいるときにはまず確実に、お店側から「お荷物をお預かりいたします」と言われます。大きすぎる荷物は給仕係の店員や他のお客の迷惑にもなるので、店員から声をかけられたときには断らずに、素直にお店に荷物を預かってもらうことも大切なマナーです。

ナプキンの使い方をマスターしよう

フレンチに付き物なのがこのナプキンです。ただ折りたたまれてテーブルに添えられていることもありますが、中には花の形など工夫を凝らして折られて飾るようにして添えられていることもあります。このナプキンの扱い方にも、当然のように決められたテーブルマナーがあります。ナプキンに関連するテーブルマナーを見ていってみましょう。

ナプキンを膝に置くタイミング

ナプキンは食事中に膝の上に置くのがテーブルマナーですが、ナプキンを膝の上に広げるタイミングはいつが正しいのでしょうか?「食事に参加する全員が揃ったとき」とする場合もありますが、一般的には「オーダーが終わったとき」か「飲み物が来たとき」が一番適しているということになっています。ウエディングの披露宴のように、着席から食事に移るまでが長いときは、まずは乾杯が終わってから膝にかけるようにします。

食事中のナプキンはどう使うの?

ナプキンは2つ折にしたら、折り目の部分を手前にして膝にかけます。食事中にナプキンを使って拭くのは、口元と指先だけで他は汚さないように食べましょう。口元を拭くときもゴシゴシと拭くのではなく、とんとんと軽く叩くようにして拭くようにします。ナプキンで口元や指先を拭くときには、折りたたんだナプキンの「内側の端」を使うようにし、拭いた後は内側に折り込んで、他の人の目に触れないようにするのがマナーです。

口元の汚れをナプキンを拭くのは、テーブルマナーに反したことではありません。1人で食事をしているときには気にすることもありませんが、同伴者がいるときにはどうせなら汚れを取るためにナプキンを使ったと思われないよう、スマートに口元を綺麗にしたいものです。そんなときには口元をナプキンで拭いた直後にワインを一口含むと、ワインの味を変えないようリセットしたように相手の目に映りやすくなるのでおすすめです。

持参したティッシュなどを使うのはNG!

お店のナプキンも、ちょっとした扱い違いでテーブルマナーに反してしまいます。よくあるひとつが、お店のナプキンを使わずに、自分で持参したハンカチやティッシュなどで口元や指を拭くことです。これはお店に対して「このナプキンは汚れていて使うに値しない」という意思表示になってしまい、お店のもてなしの気持ちを否定してしまう、大きなマナー違反となってしまうので注意しましょう。

席を離れる場合のナプキンの置き場所

フレンチで途中で席を立つことを「中座」と言います。この中座の時には、ナプキンは汚れた部分を内側にたたんでから、椅子の背もたれにかけていくのがテーブルマナーになります。また中座のタイミングもとても大切です。「オーダー前」や「お料理がテーブルの上にあるとき」は、席を立つのはテーブルマナー違反となります。一番良いのはデザート前かお会計の前で、隣席の同伴者に化粧室に行くことを声掛けするようにしましょう。

なるべく食事中に中座を避けるために、出かける前に済ませられることは全て済ませておくことも大切ですが、もしどうしても中座をするときにはお料理とお料理の間に済ませるようにしましょう。またその時にナプキンを背もたれにかけずに、テーブルの上に置いていってしまうのも避けるようにします。テーブルの上にナプキンを置いていくのは、今度は同伴者へのテーブルマナー違反となってしまいますので注意しましょう。

食事が終わった後のナプキンの取り扱いにも注意

食事が終わって退席するときにも、ナプキンの置き方には大切なテーブルマナーがあります。汚れた面を内側にたたむのは大切なことですが、きちんと丁寧に折りたたんだときにはお店に対して「美味しくなかった・口に合わなかった」というサインになってしまいます。なのでわざとナプキンの角をずらすなどして、ラフなたたみ方をしてから置くのがフレンチのテーブルマナーになるのです。

フレンチのナイフとフォークの正しい使い方を解説

フォーマルなフレンチレストランでフルコースをオーダーすると、ナイフやフォーク、スプーンの他に、グラスもいくつか並べられることがあります。カジュアルなフレンチレストランの場合は「略式」となるため、提供される料理も省略されるものもあります。そのためナイフとフォークも一式で済ませることが多いためです。ここではフォーマルなフレンチのフルコースでの、ナイフとフォークのテーブルマナーを紹介します。

ナイフとフォークの使う順番を知っておこう

ナイフやフォークの食器類をまとめて、「カトラリー」ということがあります。給仕係からカトラリーという言葉で尋ねられたときに、覚えておくとスムーズに話を進めることができます。ナイフとフォークは通常外側から順番に使っていくのが、フレンチのテーブルマナーです。一番外側が前菜用のナイフとフォーク、右側のスプーンはスープ用、そして内側のナイフとフォークが、魚料理用、肉料理用の順となっています。

このほかでは、大きいほうが赤ワイン用のグラスで小さいほうが白ワイン用のグラス、中央のお皿が位置皿、左側の小さいお皿がパン皿、位置皿の上にある小さいスプーンはデザート用となります。位置皿は座る場所を示すものであると同時に、そのお店の顔とも言える一番上等なお皿でもあります。一方でそのまま下げられることがなく料理のお皿が載せられる、アンダープレートと呼ばれるお皿のときもあります。

ナイフとフォークの持ち方は大丈夫?

背筋を伸ばしていすに座り、ナイフは右手にフォークは左手に、肘をテーブルに付けないよう気を付けて、ハの字になるように持ちます。ナイフは刃先を下に向けて、平たい柄を立てるようにして持ちます。ナイフは立てた状態で持ったら、柄の付け根の背の部分に人差し指を乗せるようにして添えます。フォークは指す先端側を下にして、こちらも柄の付け根近くに人差し指を乗せるようにして添えて持ちましょう。

食事中と食べ終えた後のナイフとフォークの置き方

食事中と食事後では、ナイフとフォークの置き方を買えるのもテーブルマナーです。食事中はナイフの刃は内側に、フォークは背を上にして伏せるようにした状態で、お皿にハの字になるように置くのが基本となります。ナイフやフォークの置く位置は、ふちに置く・全体の長さの2/3が入るように置く、と言われることもありますが、お皿のサイズによってその印象も変わるため、「ハの字に置くのがマナーの基本」と覚えておきましょう。

食べ終わった後のナイフとフォークは、刃を内側に向けたナイフを右に、最初にセットしてあったフォークの刃先が上を向いていたときには同じように刃先を上に向けたフォークを左にして、お皿の右下に揃えておくようにします。フレンチの正式なマナーでは、最初のセッティングではフォークの刃先は下にしますが、お店への配慮として食べ終えたときのフォークの刃先の向きは、最初のセッティングに合わせるようにしましょう。

ナイフやフォークを落としてしまった時はどうしたらいい?

ナイフやフォーク、ナプキンもそうですが、落としてしまったときには給仕を呼んで拾ってもらうのがフレンチのマナーです。給仕を呼ぶときも手をあげて呼ぶのもテーブルマナー上問題はありませんが、給仕のほうを向いて目が合ったら軽く眉を上げて小さくうなずけば、さりげなく給仕を呼ぶことができます。アイコンタクトで給仕を呼ぶのも、テーブルマナー上級者が良く使う基本的な手法なのです。

ナイフレストがあるときのテーブルマナー

ナイフレストは日本でいうところの箸置きのようなもので、このナイフレストが用意されているときには、使用済みのナイフとフォークはこのナイフレストの上に戻すことがテーブルマナーになります。ナイフとフォークの置き方は、ナイフは刃を内側にして右側に、フォークは背を下にして左側に置きます。これで「食事が終わったのでお皿を下げてください」と合図することができます。

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フランス料理の基本的なコースの流れを知っておこう

フランス料理には本式・略式はあれど、基本的なコースの流れは一緒です。食前酒(ドリンクでも可)の後に、アミューズ(略式だと出ないこともあり)、オードブル(前菜)、スープ、魚料理、肉料理、デザートの順で提供されます。そんなフレンチのコースの基本的なテーブルマナーを、順番に紹介していきます。

ドリンクの注文方法とグラスの持ち方

フレンチレストランでは、最初に食前酒を注文するのが一般的です。ですがお酒の弱い人・飲めない人は無理にワインを頼まず、ソフトドリンクを注文して問題ありません。ワインやシャンパンの選び方もソムリエや給仕に任せず、いろいろとおすすめのワインに関して尋ねてみたり、お店によってはテイスティングをさせてもらうこともできます。ただしテイスティング料がかかったり、むやみと交換するのはマナー違反なので要注意です。

グラスの持ち方は、ワインでもシャンパンでも同じように持ちます。「ステム」と呼ばれるグラスの脚を、親指~薬指で挟んで持つようにします。人差し指と小指は添えるようにして持つと、美しく目に映ります。なるべく持つ位置は下にし、ドリンクがぬるくなるのを防ぎます。また乾杯するときはグラス同士を当てると傷めてしまいます。首あたりまで持ち上げてただ「乾杯」と言って、微笑み合いながら目を合わせるとエレガントです。

アミューズとオードブルの食べ方

アミューズは別名「小前菜」と呼ばれる、正式な前菜であるオードブルの前に出されるお店からのもてなしの一品です。一口サイズの小さい料理で、アミューズ用のカトラリーがないときには、直接手で持っていただいて大丈夫です。カトラリーを使って食べるときには、他の料理の際も同様ですが、お皿に音を立てて当てることがないように気をつけましょう。音を立てて食べるのも、結果として食器を傷めてしまうのもマナー違反です。

アミューズの後に来るのがオードブルです。魚と野菜が重ねられていたり、アミューズのように小さい料理が、複数盛り付けられている場合もあります。通常はナイフとフォークで食べますが、手でつまんで食べるものもあります。素材を重ねて作られた料理は、崩さないように食べるのが上品です。盛り合わせであれば、手前側から時計回りに食べすすめていくのが基本となります。長すぎる野菜は、ナイフで切ったり折りたたんで食べます。

スープとパンの食べ方

フレンチのテーブルマナーでは、スープは奥から手前に向かってすくう、もしくはお皿の横から中央にスプーンを入れてすくうのが正式なマナーです。手前から奥にすくうのはイギリス式になります。またスープも「食べる」と表現するように、音を立ててすするのはたとえスプーンを使っていてもマナー違反です。スープを飲むときはスプーンの先を自分に向け、スプーンの先から口の中に流し込むようにして飲みます。

日本ではフレンチレストランでもイギリス式のマナーが一般的です。そのためフレンチのテーブルマナーでは、スープはすくえなくなった時点でそこに残っていても終わりです。スプーンをお皿の上に、自分と平行にして上向きに置きます。取っ手付きのカップの場合はそのまま口に運んでも大丈夫です。飲み終わった後は、カップの向こう側に上向きにしてスプーンを置くようにしましょう。

パンは正式にはスープの後の「口のリセット用」として出されますが、最初から出されたりオードブルとセットで持ってくることもあります。パンを食べるタイミングは、基本スープの後かオードブルの後となります。ただしメインディッシュのお皿とともに下げられてしまうこと、後に出てくる料理のことも考えて、調節しながら食べるようにします。パンは一口サイズにちぎってから、バターやオリーブオイルをつけて食べます。

パンくずが出にくいように切る方法は、パンの角をパン皿につけながらちぎると、パンくずが飛び散りにくくなります。もしパンくずが飛び散ってしまったときには、「ダストパン」というデザートの前に給仕がパンくずを綺麗に掃除してくれるサービスがあります。待てないときには給仕にダストパンを頼むと良いでしょう。この他にも、パンでスープやソースをぬぐうのは嫌われるマナー違反です。絶対やらないよう注意しましょう。

魚料理や肉料理の食べ方

魚料理は身が崩れてしまわないように注意しながら、左側から魚の筋に沿って切っていくと崩れにくく綺麗に切れます。魚の上下の付け合せも、全体のバランスを見ながら一緒に食べ終わるように食べていきます。大変なのは丸ごとの魚が出たときです。魚専用のフィッシュナイフを使って、先に魚の中骨を取り出します。魚の身を尾びれのほうからナイフを入れて上半分を剥ぎ取り、中骨や背びれなどの食べない部分をお皿の端にまとめます。

可食部である先に剥がした半身は、お皿の手前側に置いておきます。中骨や背びれ、小骨などを取り除き終わったら、避けておいた半身や付け合わせが乗っていた場合にはそれらも戻し、見た目にも美しい状態に戻してから食べるようにしましょう。ナイフとフォークの中間のようなフィッシュスプーンが添えられていた場合には、ナイフ同様に右手に持って、魚の柔らかい身を切り救って簡単に食べることができます。

肉料理も左側から肉の筋に沿うようにして、一口サイズに切りながら食べます。ただし先に全部の肉を切り分けてしまうことはマナー違反になります。なぜならせっかくの料理が冷めやすくなるだけでなく、一番大切な肉汁が流れ出てしまうからです。そうなってしまってはせっかくの料理が全て台無しになってしまいます。食べる分だけを切り分けながら、付け合わせと一緒に食べきるように食べ進めるようにしましょう。

もしラム肉などの骨付き肉の料理が出たときには、左側からできるだけ骨の近くにナイフを入れて、肉を骨から切り離すようにします。どうしてもうまくできないときには、手を使って食べてもマナー違反ではありません。先の魚料理のときでも海老やカニといった甲殻類が出たときも同様です。そのような料理の時にはあらかじめ、指先をすすぐための水が入ったフィンガーボウルが用意されています。すすいだ指先はナプキンで拭きます。

肉の焼き方の注文方法

料理の注文を終えたときに、あらかじめ給仕から肉の焼き加減に付いて確認されます。焼き加減は、レア・ミディアムレア・ミディアム・ミディアムウェルダン・ウェルダンの順に火が通った状態になります。焼き加減に迷ったときには、ミディアムかミディアムレアが一番間違いが少ないといえます。

デザートの食べ方

デザートには必ず専用のカトラリーが出てきます。その中でもデザートはフォークを使って食べるのが良いとされています。もちろんアイスクリームなどはスプーンでいただきます。デザートは基本味の薄いものから食べていきます。ただし溶けやすいアイスクリームなどが出てきたときには、優先的に食べるようにしましょう。添えてあるフルーツを最後に食べるようにすると、お皿の上がいつまでも美しく見えるのでおすすめです。

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フレンチにおすすめの服装は?

せっかくのフレンチでの会食です。服装も品位を感じさせるものを選びたいものです。ですがフレンチでの会食にぴったりの服装とは、一体どんな服装なのでしょうか?男性・女性ともに、フレンチでの会食で場違いにならない服装を紹介します。

服装はお店によって変わる

まずはどのランクのフレンチレストランに行くかが大事です。高級ホテルやミシュランガイドで星を与えているような高級フレンチを食べに行くとなると、まさに正装と呼べるようなドレスコードを指定されるようなお店もあります。一方で気軽に行けるこじんまりとしたレストランの場合は、私服でもあまりにもラフすぎなければ問題ないお店もあります。とはいえ男女ともに、目的に合った間違いのない服装を見てみましょう。

男性の服装の注意点

もし一流店に行くのであれば、スーツもしくはジャケットを着用し、ポケットチーフやアスコット・タイのような襟元を飾るネクタイなどの着用を求められますが、記念日やクリスマスのようにいつもよりもちょっと格上のディナーをフレンチで、という場合には、スーツやジャケットに革靴で、という点は変わりませんが、黒を基調とした高級感溢れる服装でなければいけない、ということはありません。

季節感にあった色や素材のジャケットやコートを選んだり、靴もビジネス用の堅苦しいものよりもカジュアルな服装にも合うようなものもおすすめです。近所のレストランに行くのにがちがちの礼装、というのもある意味場違いに映るものですが、お店側は服装からお客のステータスをみているのは間違いありません。品のある服装と振る舞いを心がけることがなによりも大切です。

女性はワンピースがおすすめ

女性は膝丈のワンピースがおすすめです。その際必ずストッキングを着用しましょう。脚を含め、肩や胸元などの露出の大きい服や、体のラインがはっきりと出る服装は場違いになります。ネイビーやベージュなどの落ち着いた色のワンピースに、カーディガンやジャケットをさらっと羽織るのは失敗のない定番スタイルです。髪やアクセサリーはさりげなく、かつ食事の邪魔にならない程度にまとめたり抑えるのも大切です。
 

特に髪は食事中に触るのはマナー違反です。さらに指輪や長いネックレスは、食器に当たって音を立てたり傷を付けたりすることがあります。そして女性が気をつけたいことは香水です。強い香りは周囲の人の迷惑になるだけでなく、料理やワインの香りも邪魔をしてしまい、食事を楽しむ妨げになります。大きなバッグも避けるようにしましょう。何事もほどほどを心がけ、シンプルでありながら品の良い服装を心がけましょう。

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フレンチのマナーを身に着けてスマートに食事を楽しもう!

日本ではフレンチレストランでのマナー紹介でも紹介されているのは実はイギリス式だったり、まだまだフランス式のマナーは認知度が低いのが現実です。それだけにちゃんとしたフランス式のマナーでフレンチを楽しみたいものです。ちょっと敷居を高く感じるフランス料理も、マナーを身につければ居心地の良い空間になります。正しいマナーを身につけて、ぜひフレンチを楽しんでください!

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