砂肝の炒め物のレシピ！炒め方や炒める時間など詳しく説明！

砂肝の炒め物は好きですか？砂肝炒めは、お酒のおつまみの定番です。砂肝は居酒屋などで注文して食べるものと思われがちですが、実は下処理さえしてしまえば自宅でも簡単に食べることができます。この記事では、砂肝の炒め物について解説しています。炒め方や炒める時間、炒め物以外のレシピについてもまとめているので、砂肝のおつまみを作りたい方はぜひチェックしてみてください。

まず、砂肝炒めを美味しく作るコツを紹介します。砂肝は下処理が必要な部位なので、調理したことの無い方も少なくないと思います。砂肝の下処理のやり方から炒め方、炒める時間についても合わせて解説しているので、砂肝を初めて調理する方はぜひ参考にしてみてください。

砂肝は鶏の内臓の一つなので、当然下処理が必要になります。下処理といっても難しいものではないので、砂肝が安い時にまとめ買いして一気に下処理をして常備菜にすることもオススメです。砂肝は糖質もほとんど含まれないので、糖質制限をしている方にもオススメの食材です。

砂肝の下処理ですが、まず砂肝を半分に切りましょう。半分に切ると、白い部分が出て来ます。この白い部分を軽く指でひっかいて剥がします。ひっかくことで少しずつめくれて来るので、充分にめくれたら親指を入れてそのまま全て剥がしましょう。

もし急いでいる場合は、白く硬い部分を包丁で切り落とすやり方もあります。半分に切った砂肝の白い部分に包丁の刃を当てて一気に剥がしましょう。剥がしたあとは食べやすい大きさに切って、下処理の完了です。どうしても余分な身を切ってしまうので砂肝が少し無駄にはなりますが、指でやるより早く下処理ができます。

砂肝の炒め物にする場合は、砂肝は薄切りにしてしまいましょう。砂肝はコリコリとした食感が魅力ですが、そのまま炒めると固過ぎて食べられません。なので、薄切りにしてから料理酒をもみ込んで臭みを取ってから炒めることをオススメします。また、料理酒をもみ込んだあとでフォークでプスプスと刺すことで砂肝が柔らかくなります。

砂肝は本来、新鮮な物であれば刺身で提供することもできます。内臓と言っても筋肉の塊なので、表面に火が入っていれば食べられます。しかし、小さな子供に食べさせる場合はしっかりと加熱しましょう。砂肝を炒める時間ですが、およそ5分から7分です。もしも火が入っているかどうか心配な場合は、5分から茹でてから炒める時間を3分程度にして様子を見てみましょう。

砂肝を炒める時間の目安は5分から7分ですが、キチンと火が通ったかどうか確認しましょう。確認する方法ですが、竹串などで刺してみて白い汁が出てきたら中まで火が通っている証拠です。また、砂肝は生と加熱したものでは感触が違います。火が通った砂肝はプリプリとした感触になるので、箸でつついた感覚をよく覚えておきましょう。

また、砂肝炒めにする際は5ミリ程にスライスしてから炒めましょう。この場合の炒める時間は長くても5分ほどです。炒める時間が5分でも、フライパンや火力、炒め方によっては火が入っていないこともあるので、必ず箸でつついた感触や竹串で刺して白い汁が出るかどうか確認してみてください。

砂肝炒めを作って、炒める時間も十分に取ったけれど中身が赤くて不安だという方もいると思います。砂肝は新鮮であれば刺身でも食べられる部位なので、表面にさえ火が通っていれば中身が赤っぽくても食べることができます。とはいえ、小さな子供などではお腹を壊すこともあるので、炒める時間は十分に確保した上で必ず火が通ったかどうか確認してから食べるようにしてください。

ここで、砂肝炒めのレシピを紹介します。味付けや砂肝の切り方によって炒め方も炒める時間もレシピごとに違うので、レシピ通りの炒め方をしたからといって油断せず、必ず中まで焼けているかどうか確かめるクセをつけるようにしましょう。

タン塩はおつまみでも焼肉でも人気のメニューです。そのタン塩の味をそのまま砂肝炒めに使うことで、砂肝をシンプルに味わい深く食べることのできる一品です。砂肝を先に茹でてから炒めるレシピなので、小さな子供でも安心して食べることができます。

材料は、砂肝を1パック、みじん切りのにんにくを1かけ分、粗みじん切りにしたネギを1本分、ゴマを大匙1杯、ごま油を大匙1杯、塩と胡椒を少々、レモンを適宜です。砂肝はあらかじめ2ミリから3ミリにスライスして、茹でておきましょう。臭いが気になる場合は長ネギの青い部分とショウガを一緒に入れて茹でましょう。

作り方ですが、フライパンにごま油を敷いてニンニクを入れ、香りが出るまで炒めます。香りが出て来たら薄切りにして茹でた砂肝を入れて炒めましょう。炒める時間は砂肝の大きさによっても違うので、竹串で刺したり箸でつついて確かめましょう。調味料を入れて全体を混ぜ合わせます。砂肝に火が通ったらお皿に盛りつけて、レモンを飾り付けて完成です。

砂肝炒めは、シンプルな味付けの方がビールに合います。ニンニクを効かせることでより一層ビールのお供にピッタリな砂肝炒めにできるので、簡単な味付けと炒め方で最高のビールのお供を作ってみましょう。

材料は、砂肝を200グラム、ニンニクを3かけ、小ネギを1本、オリーブオイルを大匙3杯、酒を大匙2杯、塩コショウを適量、粗びき黒こしょうを適量です。砂肝の下処理ですが、白い部分や筋を取り除いてから3本か4本切れ込みを入れましょう。スライスにする炒め方ではないので、加熱も他のレシピよりしっかりと行いましょう。

まず、ニンニクの芯を取って4等分にします。ニンニクとオリーブオイルをフライパンに入れ、弱火で炒めます。ニンニクに焼き色がついて香りが立って来たら、ニンニクを一旦取り出しましょう。強火にして砂肝を入れて炒めます。炒め方ですが、砂肝に入れた切り込みが開いて来るのが目安です。切れ込みが開いたら強めに塩こしょうをして酒を入れます。ニンニクを戻して炒め合わせ、お皿に盛りつけて小ネギと黒こしょうをトッピングして完成です。

砂肝炒めと言うと、砂肝のみをシンプルな味付けで炒めるレシピを連想する方も多いと思います。ここでは、砂肝だけでなく、小松菜を一緒に炒めることでシャッキリとした食感をプラスしたおかずにもぴったりな砂肝炒めのレシピを紹介します。

材料は、砂肝を150グラム、小松菜を1束、ショウガ汁を少々、ニンニクを1かけ、酒を大匙1杯、砂糖を小匙1杯、醤油を小匙1杯、塩を小さじ2分の1杯、酒とサラダ油と片栗粉を適量です。酒と砂糖と醤油と塩はあらかじめ混ぜて、合わせ調味料にしておきましょう。砂肝は10分ほど水に浸けて血抜きをしておいてください。

まず、血抜きした砂肝を一口大に切ってショウガ汁と酒を振り、下味を付けます。その後、砂肝には片栗粉をまぶします。小松菜は5センチ幅に切って、ニンニクは包丁の腹で潰しましょう。フライパンに油を熱して小松菜をさっと炒め、一旦取り出します。フライパンに油を足してニンニクを弱火で炒め、香りを出します。香りが出たら強火にして砂肝を炒めましょう。3分ほど炒めたら小松菜を戻して、合わせ調味料で味付けして盛り付ければ出来上がりです。

ここで、砂肝のアレンジレシピを紹介します。砂肝は炒め物が定番ですが、炒め物以外でも美味しく食べることができます。砂肝炒めに飽きたり、新しいおつまみが欲しいと感じたらぜひ試してみてください。

砂肝は炒め方によってはなかなか火が通らず扱いづらい食材ですが、油で揚げることでその問題は解決します。衣のサクサクした食感と砂肝のコリコリした食感が面白く、お酒にもよく合うので、砂肝の唐揚げはオススメです。

材料は、砂肝を300グラム、チューブのニンニクとショウガを少々、塩コショウを少々、酒を大匙1杯、片栗粉を大匙3杯、揚げ油を適量です。砂肝に汚れがあればよく洗って落とし、キッチンペーパーで水気を拭き取りましょう。砂肝は半分に切って、2か所ほど切れ込みを入れておくと噛み切りやすくなります。

まず、下処理した砂肝に酒をまぶし臭みを取りましょう。ニンニクとショウガ、塩コショウで下味をつけて揉み込み、袋に入れて10分ほど置いておきましょう。10分経ったら片栗粉をまぶします。油を180度に熱し、衣をつけた砂肝を揚げていきましょう。きつね色になったら取り出してお皿に盛り付け、軽く塩を振って出来上がりです。

砂肝は下処理をして茹でて浸け込んでおくだけでも美味しく食べられます。お酒のおつまみにもちょっとした常備菜にもなるので、砂肝を浸け込んだものは常備しておくと便利です。

材料は、スライスした砂肝を1カップ、醤油を大匙2杯、ラー油を大匙1杯です。砂肝はあらかじめ下処理をしておきましょう。スライスして茹でるので、白い部分と筋を取り除いて食べやすくしておいてください。酒をまぶしてフォークで穴を開けておくとより美味しく出来上がります。

まず、下処理をしてスライスした砂肝をお湯で茹でます。お湯はたっぷり沸かしておきましょう。砂肝の中まで火が通るように、2分から3分茹でましょう。ザルに出してお湯を切ったら、醤油とラー油を合わせたものに浸け込みましょう。2時間以上放置して味が染み込んだら完成です。冷蔵庫で1週間ほど日持ちするので、タッパーなどの容器に入れておきましょう。

砂肝をオリーブオイルに浸して熱するアヒージョは、お酒のおつまみだけでなくバゲットなどと合わせられるオシャレな一品にもなります。砂肝のうま味が溶け出したオリーブオイルはバゲットに浸すと絶品なので、お酒の飲めない方もぜひ試してみてください。

材料は、下処理した砂肝を200グラム、みじん切りにしたニンニクを1かけ分、塩と黒こしょうを少々、ローリエを1枚、小口切りにした鷹の爪を少々、砂肝がかぶるぐらいのオリーブオイルです。砂肝は白い部分と筋を取り、スライスしておきましょう。

まず、スライスした砂肝に塩と黒こしょうを振ります。小鍋にニンニクと鷹の爪、オリーブオイルを少々入れて火にかけます。ニンニクの香りが出たらローリエと砂肝を入れて、砂肝がかぶるぐらいのオリーブオイルを入れましょう。弱火で煮込んで、砂肝の色が変わりプリッとしたら出来上がりです。余ったオイルはパスタソースに使っても美味しいので、ぜひ試してみてください。

ここで、砂肝に含まれる栄養素とその効果を紹介します。砂肝は安く手に入る上に栄養が豊富な食材です。女性にも嬉しい効果が期待できる栄養素ばかりなので、ぜひ砂肝を食べてみてください。

砂肝には牛肉と同じぐらいの鉄分が含まれています。牛肉よりも安く手に入るので、鉄分の不足が気になる方にはオススメです。鉄分は血中のヘモグロビン酸を増やす効果があります。また、鉄分が足りなくなると貧血の原因になってしまいます。

鉄分は、ビタミン12というビタミンと一緒に摂取することでその効果がより高くなります。砂肝には鉄分もビタミン12も含まれているので、鉄分の効果をより良くすることができます。ビタミン12はヘモグロビン酸の生成を助ける上に血行を良くする働きもあるので、貧血になりやすい方には強くオススメしたい食品です。

砂肝には亜鉛が含まれています。亜鉛は疲労回復や美肌効果が期待されている栄養素なので、疲れが溜まりやすいという方や肌荒れが気になる方は積極的に摂取しましょう。また、亜鉛には骨の発達を助ける作用もあるので、育ち盛りの子供にもピッタリです。新陳代謝を良くしたり細胞の再生にも大きな効果が期待されます。細胞が再生されると皮膚の炎症なども予防できるので、肌に悩みのある方にもオススメの食材です。

砂肝には、ビタミンKという栄養が含まれています。ビタミンKは鶏肉に多く含まれている栄養で、血栓や骨粗しょう症の予防が期待されています。ビタミンKは鶏肉の中でももも肉など、カロリーの多い部位に多く含まれています。砂肝はカロリーが低くてビタミンKが含まれているので、もも肉などから摂取するより太りづらくなります。

ビタミンKは「止血のビタミン」とも呼ばれています。ビタミンKが不足してしまうと、血が出た時になかなか止まらなくなってしまいます。また、骨の形成や骨密度の維持にも必要なビタミンなので、骨粗しょう症が気になる方はぜひ砂肝を食べてビタミンKを摂取しましょう。

いかがでしたか？砂肝はビールなどのお酒と相性抜群のおつまみです。下処理さえしてしまえば家庭でも簡単に砂肝炒めを作って楽しむことができるので、下処理のやり方と炒め方は覚えておくと便利です。また、砂肝は安く売られているので、食べ盛りの子供がいる家のおかずにもピッタリです。ぜひ、色々な砂肝レシピを試してみてください。