2018年09月20日公開
2024年08月05日更新
「バトンドール」大阪限定の高級ポッキーが大人気!値段や店舗は?
大阪市西淀川区に本社をおくグリコは、ポッキーやプリッツ、ビスコなどを手がける食品メーカーです。お菓子以外にも飲料やカレー、化粧品なども販売されています。そんなグリコから特別感溢れるポッキーが発売されています。その名は「バトンドール」、発売当初は大阪でしか買うことができませんでした。今回は。大阪限定の高級ポッキー、バトンドールの味や値段、販売店舗について紹介します。
目次
バトンドールは大阪限定の人気お菓子?詳しく知りたい!
小腹が空いた時や、休憩したい時などについ手を伸ばしてしまうものといえばお菓子です。お菓子といえば、子どもたちの遠足のおやつに持って行くことができるような安くて美味しいものが定番でしたが、近年は定番のお菓子を高級感溢れる上質なものにした大人版のお菓子が人気を集めています。
また高級志向のお菓子はスーパーやコンビニを飛び出し、百貨店でも販売されるようになりました。その1つが老舗お菓子メーカーであるグリコが手がけるバトンドールです。バトンドールは発売当初、値段は少し高めですが大阪限定で販売されていたため、高級感溢れるポッキーを一度食べてみたいという人々が押し寄せ、開店前から大行列ができていました。
バトンドールはひとことで言うと高級版ポッキーです。材料や製法はもちろん、パッケージなどにもこだわられています。今回は、バトンドールとはどのようなお菓子なのか、味の種類はどのくらいあるのか、販売店舗はどこなのかなどについて詳しく紹介していきます。
バトンドールはどんなお菓子?
バトンドールは大阪限定のポッキー
フランス語でバトンはスティック、ドールは黄金という意味があり、バトンドールは「黄金のスティック」という意味になります。この黄金色は、使われているバターの色です。まず生地にたっぷりのバターが練りこまれ、スティック状に成形されて焼き上げられます。焼き上げられたスティックには、澄ましバターと呼ばれるバターとシュガーが周りに万遍なくまぶされます。
澄ましバターは、フランス語でブール・クラリフィエと呼ばれる、バターの乳脂肪から乳固形分と水分を除去したものです。物質が個体から液体に変わる温度を融点と言い、融点は物質によってことなります。この性質を利用して黄金色の液状のバターを作ります。澄ましバターを使うことによって色合いや風味、コクが増します。
また澄ましバターは、通常のバターより賞味期限が長い、乳糖やカゼインを含んでいないので乳糖不耐症や牛乳アレルギーの人でも食べることができるなどの利点もあります。
バトンドールの店舗は、2012年に大阪に2店舗オープンしました。当初は大阪限定での販売ということで、観光客だけでなく、多くの人から注目を集めました。行列嫌いと言われる大阪人も並んだということで、出店当初から話題となっていました。
パッケージも特別感溢れる仕上がり
バトンドールそのものも製法にこだわった高級感溢れるものですが、パッケージも特別感溢れる仕上がりとなっています。パッケージは、ただ商品を入れるためにものではなく、商品の目には見えない魅力を引き出すツールとして非常に重要な役割を担っています。
近年、「パケ買い」という言葉がよく使われます。商品そのものではなく、パッケージのデザインに惚れて商品を購入することをさします。値段が多少高くてもパッケージは、その商品を買いたいという立派な購入動機の1つとなっています。
賞味期限が短い点に注意
商品にもよりますが、一般的に市販のお菓子の賞味期限は数ヶ月から1年と長く、そのためお菓子を小腹が空いた時や緊急時の非常食として保管している家庭も多いかもしれません。 一方、バトンドールの賞味期限は約3週間程度と短いです。お土産として誰かにプレゼントする場合は、賞味期限を確認し、賞味期限が短いことも伝えてから渡すと親切です。
また保存の際は、直射日光や高温多湿を避け涼しい場所での保存が推奨されています。せっかく購入した高級感あふれるお菓子を美味しい状態で食べられるよう、賞味期限と保存方法には注意が必要です。
バトンドールは大阪限定!買える店舗を紹介
基本は大阪にあるグリコ直営店のみで販売
全国各地に大手お菓子メーカーの直営店がオープンし、定番ブランドの高級版や限定商品などを販売しています。グリコも「ぐりこ・や」という直営店を全国に16店舗展開しており、限定商品やオリジナルグッズを販売しています。
しかし、ぐりこ・やではバトンドールは買えません。バトンドールが買えるのは基本的に大阪にあるバトンドール直営店です。また、他のグリコの商品のように通販などで買うこともできません。最近は大阪以外にも数店舗直営店ができ、買えるようになってきました。ここからは、バトンドールが買える店舗について紹介します。
阪急うめだ本店
バトンドールが買える店舗、1軒目は大阪市北区に位置する阪急うめだ本店内の地下1階にある直営店です。こちらの店舗は2012年10月にオープンしました。洋菓子コーナーのほぼ中央に店舗が構えられています。営業時間は10時から20時、金曜日と土曜日のみ21時までです。
梅田はJRならば大阪駅、地下鉄御堂筋線と阪急線、阪神線なら梅田駅、地下鉄谷町線なら東梅田駅、地下鉄四ツ橋線なら西梅田駅と名称がバラバラで、初めて訪れた人は混乱するかもしれません。
また梅田は地下街が発達しており、地上にでることなく様々なところにいけますが、梅田の地下街はダンジョンと言われるほど迷路のように複雑です。大阪観光のついでに複雑な地下街に挑戦してみるのもいいかもしれません。
高島屋大阪店
バトンドールが買える店舗、2店舗目は大阪市中央区に位置する高島屋大阪店内の地下1階、フロアのほぼ中央にある直営店です。高島屋大阪店といえば、南海電鉄な地下鉄御堂筋線に直結している老舗デパートです。営業時間は10時から20時、金曜日と土曜日のみ20時半までです。
当初、バトンドール販売店舗は阪急うめだ本店と高島屋大阪店の2店舗のみでした。その後、近畿圏内では高島屋京都店の地下1階や、大阪空港のターミナルビルの2階でも購入できるようになりました。
博多阪急店
近畿以外でバトンドールが購入できるのは、福岡市博多区に位置する博多阪急店の地下1階にある直営店のみです。博多阪急店は、博多駅の博多口にある駅ビルの中にあります。営業時間は10時から20時、金曜日と土曜日のみ21時までです。
このように、バトンドールは限られた直営店でのみ販売されていますが、期間限定で催事販売も行っています。いつ、どこで催事販売するかは、グリコの公式ホームページで告知されます。大阪まではバトンドールを買いに行けないという人はぜひチェックしてみてください。
バトンドールを大阪で買うなら何味?種類を紹介!
バトンドールには、プレッツェルタイプのものと、プレッツェルにチョコレートがコーティングされたタイプの2種類があります。ここからは、販売されているバトンドールの味について紹介していきます。
基本的に店頭には6種類の味が揃えられています。この他にも、季節毎に期間限定商品あるので、四季折々、旬の味を楽しむことができます。寒い季節が近づくと、チョコレートがコーティングされたタイプのバトンドールが主流商品として店頭に並びます。
定番はミルク味!
バトンドールの味の中で定番となっているのがミルク味です。袋を開けるとミルクチョコの甘い香りが漂ってきます。ですが、使用されているミルクチョコは控えめな甘さで、その控えめさがより高級感を漂わせます。
口に入れると味わい深い濃厚なミルクチョコがふわっと溶けていきますが、そのチョコの風味に負けないくらいプレッツェルのバターがしっかりと感じられます。濃厚なミルクチョコとバターが絶妙に調和した口コミでも評価の高い味です。
ビターチョコレートとオレンジの相性抜群のオレンジビター味
オレンジビターはほろ苦いビターチョコレートとオレンジの香りのマリアージュが特徴です。柑橘類が好きな人にとっては、オレンジの爽やかな香りがたまらない一品となっています。
ビターチョコレートを使用していますが、チョコレートが苦すぎることなく甘さ控えめの上品な味に仕上がっています。甘いものがそんなに得意ではないけれど、オレンジビターなら大丈夫という人もいるようです。コーヒーブレイクの時だけでなく、ウイスキーなどのお酒を飲む時にも向いています。
ミルク味とオレンジビター味はプレッツェルの周りにチョコがコーティングされています。チョコをコーティングした後、数日間寝かすことによってバターとチョコが絶妙に混じり合い、独特の味わいが生み出されます。購入時はチョコレートが溶けてしまわないように無料の保冷バックに入れてくれます。食べる時はしっかり冷やしてから食べるのがおすすめです。
濃厚なシュガーバター味
プレッツェルタイプの定番は、シュガーバター味です。基本の澄ましバターとシュガーだけでしか味付けされていないので、澄ましバターの美味しさが一番感じられる商品です。1本1本が太く、ザクザクした食感も高評価の理由の1つです。1年を通して販売されている人気商品です。
メープルの香りが華やかなメープルシュガー味
メープルシュガー味も人気の高いプレッツェルタイプです。袋を開けると、メープルの甘い香りが広がります。メープルの甘さとバターのコクのある味わいが絶妙にマッチしています。メープル好きにはたまらない一品です。メープルシュガーはワインとの相性も抜群です。
爽やかなレモンシュガー味
レモンシュガー味は夏期限定で販売される味です。プレッツェルにレモン味の砂糖がコーティングされています。袋を開けるとレモンの爽やかな香りが広がります。レモンの酸味がしっかりと効いており、その後からレモンの苦味や甘み、最後にバターの風味が広がります。レモンの味がしっかりしているので、大人向けの味といえます。アイスティーやアイスコーヒーとの相性が良い一品です。
ほろ苦い大人の味、抹茶シュガー味
抹茶シュガー味も大人向けの商品です。抹茶味の砂糖がふんだんにコーティングされています。口に含んだ時はまず砂糖の甘さが広がりますが、その後に抹茶独特の苦味が広がります。コーヒーや紅茶だけでなく、日本茶との相性も良い商品です。
バトンドールの値段や待ち時間を調査!
普通のポッキーよりは高めのお値段
グリコで販売しているポッキーの値段は、1袋に17本入ったものが2袋入って、税込150円ほどで、1本あたりの値段は約4円です。子どもたち遠足のおやつにも持っていけるほどの手頃な値段です。
出典: https://kaumo.jp
一方、バトンドールは普通のポッキーよりは高めの値段となっています。チョコのコーティングがされていないプレッチェルタイプのバトンドールは、1袋に6本入ったものが6袋入って、値段は税込501円です。1本あたり約14円ほどです。
一方、チョコがコーティングされたタイプのバトンドールは1袋に4本入ったものが5袋入って税込601円です。1本あたり約30円と更に高級です。大切な人への手土産としてや、おもてなし用のお菓子にも適しています。
買うために30分以上待つことも!
バトンドールは大阪をはじめとした限られた地域の直営店でしか買うことができません。電話での予約や取り置き、通販での販売も行っていないので、値段が高くてもバトンドールを購入したい人たちで行列ができることも多々あります。休日や平日でも夕方などの帰宅ラッシュ時には特に長い列ができています。30分以上並ばないといけない時もあるので、バトンドールを買う時は、時間に余裕を持って買いに行くことをおすすめします。
バトンドールは、材料や製法にこだわって作られているので、大量製造されていません。できるだけたくさんの人に購入してもらえるよう、購入制限が設けられています。バトンドールの購入制限は、1種類あたり60個です。
また、来店時に店頭商品が品切れの場合は、1ヶ月以内であれば後日配送してもらうことも可能です。配送サービスは、直接店頭に来た人のみのサービスになっていますので、必ず店舗に行かなければいけません。
バトンドールを大阪土産にしてみんなに配ろう!
いかがでしたか?大阪土産と言えば、岩おこしやチーズケーキなどのスイーツ系から、豚まんやたこ焼きなどのガッツリ系まで様々あります。様々あるお土産の中で、バトンドールは大阪ならではのお土産として人気が高まっています。今では、大阪ならではのお土産ランキング上位の常連お菓子となっています。
バトンドールは、スーパーやコンビニで販売されている通常のお菓子に比べて、材料や製法にこだわって作られています。バトンドールの直営店には、バトンドールが2、3、4、6、10個入るアソートギフトボックスも用意されているので、お土産を渡したい相手に合わせていろいろ詰め合わせてラッピングしてもらうこともできます。配送もしてくれるので、たくさん購入する場合は、利用すると便利です。
バトンドールはフランス語で黄金のスティックという意味ですが、リレー競技などで使う円柱状の道具もバトンといいます。バトンドールのバトンには、人と人とをつなぐスイーツでありたいという願いも込められているそうです。大切な人のために、大阪を訪れた際には、ぜひバトンドールの直営店で高級感溢れるバトンドールを購入し、皆に配ってください。誰からも喜ばれるお土産になるに違いありません。